291:弥次郎:2024/08/07(水) 22:09:39 HOST:softbank126116160198.bbtec.net
憂鬱SRW アポカリプス 星暦惑星編設定集【Mk-1S アルメ・フュリウーズS型、トラオアシュヴァーン】
Mk-1S アルメ・フュリウーズS型
設計・開発・製造:ヴァルト盟約同盟
監修:地球連合 星暦惑星各国
生産体制:量産機
運用:星暦惑星各国
運用開始:星暦星暦2147年7月
区分:自走型リニアカタパルトシステム
本体全長:28メートル
カタパルト甲板全長:47メートル
全高:7.5メートル
基本重量:350トン
動力:核融合炉(レギオンタイプ)+高性能バッテリー+太陽光発電システム
運用人員:130名
概要:
電磁射出機型レギオンを基に、ヴァルト盟約同盟において開発されたアルメ・フリュウーズの拡張タイプ。
フェルドレスの空挺投入を行うためのそれを拡張し、自走可能にし、出力も向上させることで多目的なカタパルト砲台として完成した。
前史:
レギオンは旧来から、他のレギオンを射出・投射し、通常では不可能な展開を可能とする電磁射出機型を運用していた。
レギオンに設けられているプロトコルを回避し、迅速に戦力を展開する原動力としてそれらは活用されていた。
特に地形が険しいロア=グレキア連合王国などでは度々目撃されており、その能力は着目されていた。
即ち、軽量級のフェルドレスも適切な装備を施して射出すれば、空挺投下に等しい投入が可能となるということである。
地球連合との接触および共同戦線を経て、これまでの比にならないレギオンが鹵獲され、解析に回されることになった。
これには補助の役目を担う電磁射出機型も含まれており、構造や設計などがリバースエンジニアリングされることとなった。
そうしてレギオンがやっていたような運用をできるようにしたのがMk-1アルメ・フリューズであった。
これによって磨かれた電磁加速技術は他の分野での応用を模索されることとなった。
ギアーデ連邦が主体となって開発されたトラオシュヴァーンなどが良い例であるが、レールガンは従来の火砲の限界を超えるスペックを持っていた。
同時に、火砲として運用するにあたっては大型化や複雑化の必要があり、高コスト化が著しく、運用の柔軟性に難があった。
そこで考案されたのが、よりシンプルな電磁加速カタパルトを活用した多目的射出機としての活用であった。
設計・性能:
基本的な原理に関してはMk-1アルメ・フリューズと同じである。
異なるのは、より大質量の物体を射出できるように大型化と大出力化を進め、攻撃兵器としての運用も考慮に入れている点にある。
特徴的な大型のカタパルト甲板と大出力の核融合炉により大型の物体の射出を可能としたのである。
装脚と履帯式を組み合わせることによる地形に合わせた細やかな姿勢制御と反動制御、重量への耐久性を得たことが、これを実現した。
運用:
基本的にフェルドレスの空挺投入に使われるが、それ以外にも複数の使い道がある。
まずはサプライコンテナの射出である。言うまでもなく、補給物資の枯渇は現代戦の継続を不可能とする。
これまでは随伴の補給部隊が存在していたが、備蓄を行ってもレギオンの攻撃にさらされることもあった。
それに対応すべく、柔軟に最前線に補給物資---弾薬や武装の替えなどをデリバリーする手段としてこのカタパルトが注目された。
適切に射出しパラシュートなどで降下させることで、陸路を這って届けるよりはるかに迅速に届けられるのである。
制空権を握れるとは限らない、あるいは制空権という概念が過去になっている星暦惑星の戦場においては、こういったデリバリーは革命的であった。
ついで、射出機能を利用した砲弾などの発射である。
砲弾というよりは、ミサイルや爆弾・爆雷などを詰め込んだコンテナを射出し、疑似的な空爆を行うものである。
そういった武装でなくとも、電磁加速は最悪石ころでも何でもセットして射出するだけでも十分な効果が得られるようになる。
つまり、武器の現地調達が可能となり、砲弾などの調達コストが浮くことになったのである。
更に不発弾の可能性が0となり、戦闘後の処理が不要になるという面でもコストを浮かせる原動力となったのである。
このように、スペックは限界こそあるが、安く大量に配備しやすい便利なツールとして、星暦惑星だけでなく、星外派遣でも活躍することとなった。
292:弥次郎:2024/08/07(水) 22:10:23 HOST:softbank126116160198.bbtec.net
トラオアシュヴァーン
設計・開発・製造:ギアーデ連邦 先進技術研究局
監修:地球連合 星暦惑星各国
生産体制:量産機
運用:星暦惑星各国
運用開始:星暦星暦2147年6月
区分:装脚・履帯複合式自走砲
全長:45メートル
全高:12.5メートル
基本重量:1500t
動力:核融合炉(レギオンタイプ)+高性能バッテリー+太陽光発電システム
装甲材:超硬スチール合金+ナノマシン
運用人員:およそ200名
武装:
300ミリレールキャノン
概要:
ギアーデ連邦先進技術研究局が、鹵獲されたレギオンの電磁加速砲型をベースにして開発した自走砲。
地球連合の技術に依存しすぎることなく、星暦惑星の技術によって開発された大型兵器といえる。
前史:
星暦2147年4月に実施された「オペレーション・スカイフォール」は、各国を狙っていた電磁加速砲型の鹵獲および戦線の押上げを目的に実施された。
直前になりレギオンの思わぬ行動が起こり、さらにはイミテーションまでも出現するというトラブルが起こったが、作戦は完遂された。
鹵獲された電磁加速砲型などは星暦惑星各国にも提供され、研究やリバースエンジニアリングの対象となった。
各国は今後電磁加速砲型が量産されて投入されることを警戒し、共同でこれに対抗するための兵器の開発を行うこととなった。
これに応じたのがギアーデ連邦で、同国の先進技術研究局で研究されていた帝国時代の技術も開示し、共同開発に積極的に乗り出した。
開発・設計:
基礎的な技術に関しては鹵獲した電磁加速砲型やその他のレギオンに立脚し、またギアーデ帝国の技術も取り込むことで固められている。
レールの素材・構成・構造、さらに冷却システムや給弾機構、砲身および姿勢制御機構など多くがリバースエンジニアリングされている。
基礎的なシステムもそうであるが、動力源もまたレギオンの中でも核融合炉発電と太陽光発電を行う発電プラント型に立脚している。
これについては地球連合からの供与技術で賄うことも可能であったが、自前の技術研鑽の意味もあって固辞されることとなった。
その為、やや不安定且つ制御に手間取ることはあるものの、自力での修繕や調整などが容易い形で完成を見ている。
制御系に関してはレギオンのシステムを素体に、地球連合の監修設けたうえで独自にFCSなどがくみ上げられている。
それでも万全な運用---移動・観測・射撃・整備を行うにあたっては、200名という人員を要する兵器となっている。
これに補給や大規模な整備などを含めれば、必要な人員は1000名を軽く超える形となり、兵站への負担も大きくなっている。
性能・運用:
原作と比較し、完成度の高さが顕著に表れている。
地球連合の監修もあったが、レギオンの技術を取り込み、各国の頭脳が結集したことで綱渡りのような運用と性能は回避された。
とはいえ、弾着観測および周囲のクリアリング、カウンタースナイプの警戒など、十全な戦闘にはより大きな枠組みでの準備が必要となる。
その為、投入可能な作戦および作戦領域などは意外と制約が大きく、かかっているコストも馬鹿にならない。
それでも、前述のように地球連合に依存しない技術であることに変わりはなく、コスパやキルレートは従来の兵器の何倍もマシとなっている。
星暦惑星における対レギオン戦において活躍したのち、星外派遣でもその火力を十全に発揮することとなる。
その際には改良型や普及型も生産されて配備が進んでおり、強力な戦略級ユニットとして本砲共々活躍している。
293:弥次郎:2024/08/07(水) 22:10:53 HOST:softbank126116160198.bbtec.net
以上、wiki転載はご自由に。
そういえば原作で出ていたあれこれをと。
最終更新:2024年10月12日 13:11