393 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/08/17(土) 22:56:39 ID:softbank126116160198.bbtec.net [57/163]
三菱 AAP-64(64式航空火力投射プラットフォーム)「高千穂」/米国呼称「ロッシュ」
諸元
全長:71メートル
全幅:106メートル
全高:19メートル
エンジン:
F15「栄」高バイパス比ターボファンエンジン×8発
速力:
巡航速度:マッハ0.8
最高速度:マッハ1.2(アフターバーナー使用時)
武装:
VLS×150セル×4(合計600セル)
多目的ミサイルランチャー
- AAM-6B長距離空対空ミサイル
- AAM-7C中距離空対空ミサイル
- AAM-8短距離空対空ミサイル
- AAM-010中距離空対空飽和迎撃ミサイル
30ミリ迎撃用機関砲×多数
76ミリ対空速射砲×多数
120kW迎撃用レーザーシステム×多数
乗員:60名(アンドロイド40名)
概要:
三菱の開発した防空を主体とする航空プラットフォーム。
Air Arsenal Plane(もしくはAir Arsenal Platform)というカテゴリーに分類される。
核兵器を搭載したICBMや巡航ミサイルなどを高高度で迎撃することを想定。
核兵器の飽和攻撃に対する盾として開発された、空を飛ぶ弾薬庫となる航空機である。
急速な国際情勢の悪化が見られた2050年代に開発が開始、2064年から制式採用および配備が始まり、
西太平洋条約機構の防空能力を担う戦力として多数が運用された。
所謂最終戦争およびその1年後に始まった「置き土産」の処理において実践投入がされ、高い防空能力を発揮して西太平洋条約機構領を守り抜いた。
開発コンセプト及び開発経緯:
Q.大量のICBMおよび航空機からの巡航ミサイルの飽和攻撃が想定されるが、安全に迎撃するにはどうしたらいい?
A.迎撃のための弾薬庫を飛ばすんだよ、おう。
開発が計画・開始された2050年代は国際情勢が急速に悪化し、国家間紛争や戦争、ひいては古典的に想定された「最終戦争」の空気が漂っていた頃であった。
これまた古典的に核兵器の大量配備が進んでいた
アメリカなどとの戦端が開かれた場合、
西太平洋条約機構及び大日本帝国との間の国家事情や国民感情、あるいは直近の世論を鑑みて、
地域紛争や限定戦争にとどまらずほぼ確実にエスカレーションが全面戦争や絶滅戦争に至ると考えられていた。
これは経済的・政治的なものも含まれていたし、未だに潤沢な資源と市場を持ち合わせる西太平洋条約機構へのルサンチマン的態度も原因と言えた。
「手に入らないならばいっそ壊してしまえ」と言わんばかりのある種やけっぱちな行動原理、
あるいは自国を全ての頂点に置いたピラミッドのような支配構造を妄想しているのかと思われる態度から、それは補強されていた。
然るに、西太平洋条約機構および大日本帝国が想定すべきは「核兵器による全面戦争」および「絶滅戦争」であり、
「戦後を考慮しない殲滅・絶滅を前提とした戦争」---「互いの存亡をかけた生存戦争」と定義した。
さしもの
夢幻会も「時代錯誤過ぎる」「冷戦期ではあるまいに」と考えたものの、状況証拠などが積み重なっており、
熱狂的とも呼べる核兵器の配備やその当社の結果起こる事態を考えて、本土防空能力の強化が図られた。
主として大陸間弾道弾や巡航ミサイルの迎撃システムは、地対空および艦対空ミサイルなどで構成されていた。
しかし、それらは防空範囲に限度があり、移動させるのにも時間や地形的な限度が存在していた。
そこで考案されたのが、飛行プラットフォームに防空ミサイルを搭載し、これを配置転換容易な防空陣地として運用することであった。
構造:
基本構造としては宇宙進出に向けた衛星軌道プラットフォームおよびそれに準ずる大型航空機に立脚している。
軌道エレベーターの中継地点、あるいは地球と宇宙の往還における中継基地としての運用が検討されていたものであった。
速力はある程度確保され、それでいて高いペイロードと高度を選ばない飛行能力が評価されて採用されている。
機体形状として最大の特徴なのは所謂リフティングボディを意識した全翼機であるということであろう。
これは本機が大型の陸上機であるということを考慮し、STOL(短距離離着陸)性能を追求したこと。
さらに、VLSや迎撃用の対空砲などを十分な数配置するために、飛行能力と搭載量の両立を目指したことによるものである。
また、大きさと重量がこれまでの航空機を超えていることから、大出力エンジンだけでなく、浮力を機体形状からも得ることを企図している。
394 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/08/17(土) 22:57:23 ID:softbank126116160198.bbtec.net [58/163]
エンジン:
エンジンとしては三菱のF15「栄」高バイパス比ターボファンエンジンを吊り下げ式で採用している。
直系5m、ドライ推力130トンという空前絶後の巨大エンジンであり、その大きさおよび出力は他の追随を許さない。
元々はF12(誉)をベースとして研究されていたが、途中で出力とエンジンの耐久性の面から問題が発生。
その為、新たにF15系列を立ち上げ、他の用途で研究されていた大型エンジンのスケールアップという形で対応を企図した。
後知恵的にみると、史実におけるロールス・ロイス トレントやMAKSとしても使われたAN225のD-18Tなどがモデルとなっており、
重量物を抱えて飛行するという点において非常に優れていることが窺える。
武装:
このように確保された構造及びペイロードを活かし、本機には合計600のVLSセルおよび迎撃用の空対空ミサイル発射装置などが実装された。
また、自衛用火器としては30ミリ機関砲および76ミリ対空速射砲、迎撃用レーザーなどが採用されている。
後述する僚機として随伴する電子戦機や地上・衛星からのデータリンクに多くを任せることにより、
本体の電子兵装をある程度で妥協して、弾薬庫としての面を強くした結果と言える。
電子兵装:
前述のように、アーセナルシップならぬアーセナルプレーンとしての面が強いために、自前での索敵能力などはある程度で妥協されている。
あくまで防空用に大量のミサイルなどを抱えて展開し、飽和攻撃に対処することが仕事であって、それ以外は僚機などに依存しても良いという判断からである。
また、後述の電子戦機型の存在もあって、比較的高価なそれを指揮及び管制機としたグループを運用するという体制で補っている。
給油体制:
これほどの大型機を飛ばす都合上、消費される燃料も膨大なものとなってしまったのも無理はない。
そのため、大型の空中給油機からプローブアンドドローグ方式で行うのが一般的である。
また、バリエーションの項目でも記述するが、同型機をベースにした給油専門機が用意されており、こちらも活用されている。
バリエーション:
その圧倒的と言えるペイロードを利用した輸送機タイプ。
通常の物資輸送のほかにも空中給油に適した内装へ改造したものが存在する。
特に空中給油においては同型を潤滑に運用する上において必須ともいえる重要度を持つ。
空対空兵装で満たされているところを、対地兵装へと交換した爆装タイプ。
対地誘導ミサイルやスタンドオフディスペンサー、無誘導爆弾などを搭載する。
航続距離と速力の関係から長時間戦闘領域上空に居座ることが可能で、高い近接航空支援能力を有する。
運用コストの関係上、数としては多くはない。
セットで運用されることが多いタイプ。
いくらか武装を削減した代わりに、地上レーダー設備や偵察衛星などとのデータリンク、
及び自前のレーダーや無人偵察機による索敵や標的のデータ観測などを担う、いわば弾薬庫直結の「目」である。
395 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/08/17(土) 22:58:23 ID:softbank126116160198.bbtec.net [59/163]
以上、wiki転載はご自由に。
ひゅうが氏にご協力いただきましたので、こんな感じで……
なんちゃってなところがありますがご容赦を。
書き忘れていましたが、「AAM-010中距離空対空飽和迎撃ミサイル」ってのは、
平たく言えばエスコンのニンバスみたいな炸裂巡航ミサイルですね
これで纏めて吹っ飛ばすって感じです
最終更新:2024年10月14日 11:44