543 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/10/21(月) 21:31:04 ID:softbank126116160198.bbtec.net [47/89]
憂鬱SRW アポカリプス 設定集【MS-07C-3 グフ重装型改】
グフ重装型改
形式番号:MS-07C-3
原型機:大洋連合 MS-07 グフ
再設計・改修:大洋連合
運用:大洋連合
分類:機動兵器
区分:MS
全高:19.9m
本体重量:36.3t
動力:プラズマリアクター
装甲:プラズマジェネレーター
防御機構:Eフィールド発生装置
特殊機関:テスラ・ドライブ
操縦方式:連合規格コクピット
固定武装:
胸部30ミリ機関砲
腕部3連装75ミリバルカン砲×2
口部レーザートーチ
Sマイン射出装置
肩部複合型スキャナーユニット
腰部サブアームユニット
ワイヤードビームクナイ×2
武装:
90ミリマシンガン
背部8連装垂直発射型マイクロミサイルランチャー×2
ビームガン
シールド
ヒートソード
概要:
大洋連合がMS黎明期に開発したグフ重装型の再生産・改良モデル。
MS以下のスケールの機動兵器を仮想敵として、その迅速な駆逐および掃討、歩兵および装甲戦力の直掩としての役割を与えられた。
類似したMSは地球連合各国でも開発されており、駆逐型MSというカテゴリーにまで発展することとなった。
544 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/10/21(月) 21:31:58 ID:softbank126116160198.bbtec.net [48/89]
グフ重装型の誕生と凋落:
原型機となったのは大洋連合が開発したMS「グフ」の派生機であるグフ重装型である。
これはまだ機動兵器黎明期の頃の設計・開発であったことで、通常兵科や機甲戦力との連携・共同を念頭に置いていた。
打たれ強い装甲と地形に阻まれにくい踏破能力を持つMSが援護を行うことで、それ以外の兵科の損耗などを抑え、円滑な作戦行動をサポートする役割である。
この頃はMTなどもまだ発達しきっているとはいいがたく、MS万能論が流行っていたこともあって、こうしたMSは各国で多く送り出されていたのである。
しかし、こうした通常兵科との連携を重点に置いたMSは時代の仇花となってしまった。
機動兵器の恐竜的あるいはカンブリア爆発的な進化と発展は、機動兵器とそれ以外の性能差を隔絶させ、連携が取れないほどになってしまったのである。
加えて、歩兵の直掩や援護および運搬といった役割が発展をしたMTへと装甲戦力からバトンタッチされたことで、高価なMSが出張る必要性も消えてしまった。
更にここには歩兵戦力の装甲化や高火力化及び機動性向上なども追い打ちをかけることとなったのである。
設計思想の再評価と再生産:
斯くして、黎明期の仇花として終わるかに思われたグフ重装型をはじめとした、所謂格下殺しのMSは、アポカリプス期において再評価がされることになった。
機動兵器というカテゴリーが発展し、VACやMT、Type-2000シリーズ、あるいは融合惑星で確認された各種機動兵器への対抗という需要が生まれたのである。
MTなども発展していたため、それらへの対処は十分可能であったが、MSが持つのは抵抗を許さないままの駆逐や殲滅能力であった。
つまり、一々数を揃えて送り出すよりもMSを送り出した方が結果的に安上がり且つ時間短縮につながったのである。
情勢としても、アポカリプス期は極めて広い範囲に展開したことがこれを後押しした。
というのも、機動兵器を有した勢力が外宇宙へと逃亡あるいは領土を求めて展開し、敵対的な行動をとることが確認されたのである。
地球連合ではアポカリプスに際して、技術水準の低い文明でも扱える機動兵器をばらまいたのであるが、それが仇となったと言える。
その為、各地では確認された戦力に対して教義通りに対応することもそうだが、現場にある戦力で対処する必要性も生まれた。
こうした中で、格下殺しという設計コンセプト及び設計は再評価を受けることとなった。
連合理事国および連合加盟国ではスマート且つ安価に敵性勢力を排除するために、黎明期のMSのリファインおよび再生産を開始したのである。
545 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/10/21(月) 21:33:06 ID:softbank126116160198.bbtec.net [49/89]
設計及びシステム面:
原型機がグフ重装型であり、格下の機動兵器の駆逐を主眼としていることは前述した。
そのための設計やスペックについては、進化を遂げた技術の投入により底上げをなされることとなった。
まず、防御面の設計の見直しが行われた。
多数の敵機から、それも下方から攻撃を受けることを前提として、下半身を中心とした装甲および内部構造の強化が行われている。
これは仮想敵がMSよりも小型が多いことを加味しての設計の見直しで、機動兵器の有する火力にも耐久し、支障なく活動できることを目指した。
ついで、敵性ユニットの発見およびトラップや伏兵の発見行うための装備が実装された。
肩部の複合スキャナーユニットを追加したほか、本体の索敵システムおよび探知システムなどをバージョンアップ。
市街地や密林などといった、MSを相手取る際に小型の機動兵器などが利用しやすいテリトリーにおいても問題なく発見と対処をできるようになった。
ジャミングやECM、物理的な妨害なども考慮に入れて複合センサーが各所に配置されていることもあって、これから逃れるのは至難の業と言えた。
そして、これらの情報を統合制御し、操縦系へと反映させるシステム面などもアップデートがなされた。
通常のMSよりも少しばかり仕様が変更され、脅威度査定能力や情報収集能力の向上によって膨れ上がる情報処理に適した形へとシフトされた。
武装面:
武装面においては、基本的には同じMSを相手取るにはややスケールなどが足りていない装備が目に付く。
とはいえ、最先端技術の投入により、最初に設計された時よりもはるかに性能が向上していることもあり、むしろコンパクト且つ対物量に対して適合した。
威力の面においても、MS相手には不足があっても、それ以下の兵器であるならば十分に死神の鎌となりうるレベルまで上昇。
機体各所に固定武装などの形で装備されることで、多数の標的に対して速やかに、尚且つ必要十分な火力投射で排除が可能となった。
一応、対MS兵装も装備してはいるが、どちらかといえば厄介な相手を処理するためのカードという面が強い。
極まったレベルの敵ユニットが出てきた場合には、本機は出番を本命のMSに譲る形であるため、これで十分と判断されたのである。
運用:
前述のような想定をされた本機は、類似したMS共々各地の戦線に投入された。
駆逐型というカテゴリーに相応しく、数でごり押す戦力などを一掃し、本命のMSやACなどが戦う部隊を整える役割を担った。
また、MSとしても高い耐久性や索敵能力を生かし、戦場跡地の片づけや不発弾処理といった後始末にも活躍。
作業用MSに半ば足を突っ込む形であったが、そちらでもいかんなく能力を発揮することになった。
546 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/10/21(月) 21:33:56 ID:softbank126116160198.bbtec.net [50/89]
武装解説:
再生産されたザクでも採用された対人・対兵器・対小型兵器用の機関砲。
口径こそ小さく見えるが、MSレベルの技術が投入されており、MS以下の兵器にとってはまさに死神たり得る。
腕部にかぶせるように装着されたバルカン砲。
自由に指向できるということもあって、主兵装的な役割を担う。
人で言うところの口に内蔵された光学兵器。
収束されたレーザーの照射でピンポイントで焼き払うことが可能。
黎明期から採用されている対人・対兵器装備の一つ。
射出された地点から一定高度以下の広範囲を薙ぎ払う。
肩部に内蔵されているスキャナーユニット
頭部とは別個に稼働し、複数点からの測距及び観測で敵機を炙り出す。
主として作業用あるいはサブウェポンを運用する副腕。
強度としてはさほど強くないが、MS以下であるならば十分に脅威となる。
ヒートロッドの部分に内蔵されている射出型ビーム兵装。
点での破壊力に優れており、生半可な兵器であるならば一撃で致命傷に至らしめる。
一応本機の持つ対MS兵装。
グレネードランチャーも装備されており、一応対応することはできる。
垂直発射型のミサイル。弾頭のサイズを小さくしつつも、誘導性や速度などを優先した。
動き回る機動兵器でも狙い撃ちにして簡単に致命傷を与えることができる。
大多数を相手取ることを考慮しており、予備の弾薬もたっぷり備えてある。
小型且つ取り回しに優れたビーム兵器。
サブアームで運用されることが多い。
取り回しに優れた小型のシールド。
元々の時点で装甲が頑丈であるため、おまけ程度に装備されている。
90ミリマシンガン同様に対MS戦もこなせる兵装。
MSで運用されるレベルの兵装であるため、まさに死神の鎌である。
547 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/10/21(月) 21:34:29 ID:softbank126116160198.bbtec.net [51/89]
以上、wiki転載はご自由に。
ガンダムUCで登場したグフ重装型、実は結構数奇な旅をしていたようです。
伊達に迷子になったわけじゃなかった模様。
最終更新:2024年12月15日 17:12