827:戦車の人:2024/08/26(月) 19:50:16 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
大陸化日本・海上自衛隊-;水上艦隊・続き

  • 大型輸送艦6隻(マキン・アイランド参考)

 8900トン型輸送艦3隻を有していた海自揚陸艦部隊は、大陸化以降、基準排水量27000トンの全通甲板輸送艦6隻に変貌した。
 おおすみ型の原型を艦橋構造などに名残を残しつつも、サイズはワスプ級LHD後期型に近いもので、完全な航空機運用能力も有する。
 全幅42メートル以上、全長250メートル以上、25000トンを大きく超える船体を持ち、主機は電気・ガスタービン複合推進を用いる。

 船体後部にはLCACホバークラフト揚陸艇3隻を収容可能なウェルドックを持ち、嘗てよりも迅速な重装備の展開能力を有している。
 飛行甲板と格納庫は自衛隊、海上保安庁、警察、消防などが用いる全ての回転翼機に対応し、やはり兵員や物資の迅速な揚陸に貢献する。
 必要とあらばF-35B戦闘機を用いた防空任務、UCAVを用いた偵察・近接航空支援任務にも対応し、無人機管制区画をも準備されている。

 部隊輸送能力は状況に応じ変更されるが、戦車及び特科中隊を含む水陸機動戦闘団を、支援部隊を含め搭載することが可能である。
 また上陸作戦では負傷者多数が予想されること、我が国が依然災害大国であることから、十数か所の集中治療室を含む病床多数を常設。
 上陸部隊居住区を転用した場合、更に多数の病床を追加することも可能で、医療設備やスタッフも中小市立病院レベルは整っている。


 指揮通信能力もOYX-1-29を標準計算機とした分散処理システムを根幹として、航空護衛艦と同様に広大なCICとFICを常設。
 Link16/22や洋上無線ルータ、衛星通信装置などをNORA-50統合型マストに備え、JTF旗艦任務が務まるレベルで優れたものを持つ。
 災害派遣で旗艦を担うことが多いことから、警察や消防を含む被災地自治体職員、関係省庁担当者用のコンソールも備えている。

 自衛手段としてはセンサー系としてOPY-2B多機能レーダ、OPS-20C航海/対水上レーダ、NOLQ-3E電波探知妨害装置等を。
 脅威排除手段としてESSM発射装置8連装2基、Sea-RAM及び高性能20ミリ機関砲各2基、リモートウェポンシステム複数を搭載。
 対潜自衛手段として両舷固定式に自走対魚雷デコイ発射管を有し、ある程度の対空・対潜自衛能力を構築し、生残性を高めている。

 概ねに於いて過不足ない性能、高い実用性を持つ大型輸送艦だが、複数師団編成となった水陸機動部隊全てを運べるほどではない。
 故に有事には橋頭堡を確保する第一次上陸部隊に本クラスを集中し、確保された橋頭堡に政府所有船舶や陸自車両輸送船を後続。
 第二陣以降の部隊や重装備の揚陸を行うという手段を用いており、災害派遣で港湾破損が予想される状況でも近い手段を用いる。

828:戦車の人:2024/08/26(月) 19:51:14 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
  • 掃海艦艇-掃海母艦10隻・掃海艦40隻(うらが型拡大版とあわじ型)

 掃海部隊は艦艇そのもののサイズは変わらないが、相当数の掃海母艦と多数の長距離行動可能な掃海艦に拡張、再編されている。
 母艦は排水量7000トン程度となり、MCH-101掃海ヘリコプターをその気になれば複数運用可能など、航空機運用能力を拡張。
 キャプター機雷250個以上の敷設能力も有しており、FFMが機雷掃討・敷設能力を持つとは言え、本業故にその能力は高い。

 またC4Iは全艦がOYX-1-29を主体とする分散処理システムを持ち、Link16/22へ対応しFICも増設され、指揮通信能力が向上している。
 センサー系には対水上及び浅海域機雷探知用にレーザーレーダーも追加され、ある程度の対機雷探知能力も付与された。
 自衛用武装としては76ミリ速射砲およびSea-RAM各1基、リモートウェポンシステム複数を持ち、浮上機雷破壊も行う。

 主機は大陸化前と同様にオールディーゼル推進であり、巡航20ノットにて7000海里以上の航続距離と、必要充分を確保している。
 航空護衛艦や大型輸送艦程ではないが、大型ヘリコプター運用能力を持つため、災害派遣時には輸送・医療支援任務も担う。
 艦内には手術室及び病床一定数が確保され、温度湿度管理機能を持つ機雷庫を空荷として、被災者居住区にも転用できる。


 数的主力、そして高い掃海能力を持つ掃海艦は基準排水量700トンクラスで、当初よりUUVを用いた掃海作業に最適化された。
 UUVが概略を捉えた機雷情報は可変深度ソーナーにより更に測定され、その所在及び種類などを精密に特定。
 最終的には自走式機雷処分用弾薬を接近、自爆させる手段を用いることで、人的損害のリスクを大きく低減した処分方式となっている。

 音響手段以外の索敵手段としてレーザーレーダーも搭載され、浅海域に敷設された機雷捜索に、やはりかなりの能力を有する。
 なお従来の掃海艇と同様、機雷を浮上させる形の掃海具も準備され、特定脅威に従って処分手段の選択が行える。
 浮上機雷の処分はブッシュマスター30ミリ機関砲を用い、従来の20ミリガトリング砲に比べより長射程から、安全な射撃処分を行える。

 小型艦故にC4I能力は限定されるが、それでも小型商用コンピュータ複数による分散処理能力を持ち、Link16/22搭載にも対応している。
 今や機雷も高性能化の一途をたどる以上、掃海作業も共同交戦能力が要求され、より安全な機雷処分の追求が進められている。
 なおこれら掃海艦は喫水線が浅く、ある程度の自立能力を持つため、災害派遣で港湾使用不能時の上陸最適地点特定にも用いられる。

829:戦車の人:2024/08/26(月) 19:52:07 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
以上になります、wikiへの転載はご自由に…
流石掃海技術世界一なだけあって、掃海隊群は規模を増やす以外にやることがありませんでした。

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最終更新:2024年12月30日 23:47