287 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2024/10/29(火) 19:20:05 ID:p371236-ipbf407imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [16/72]
【ネタ】OGクロス会話集10 【融合惑星篇・時系列無視】
「うわぁ、そこに攻撃を集中するのか……」
「こう、キュっとなるな。何がとは言わんが」
「あのねぇ、驚異的な再生能力とか、もっと見るべきものがあんでしょうが!」
連合から貰った映像で脚を吹き飛ばされて転倒しているコスモノーツの股間に、アシッドガンや火炎放射器で執拗な攻撃を加える地球連合の兵士たちを見て震え上がるミスリル男性陣。
メリッサ・マオはそんな彼らにツッコミを入れた。
「これに参加した時は楽しかったなぁ」
「ここまでやってもいいんだ……」
「うはぁっ!! 盛り上がってきたあああ!!」
自身も開発を支援したノイエ・ジールと他国が開発したGP-03デンドロビウムの模擬戦の映像を、次世代戦術機開発のために集まったβ世界の日本帝国の技術者達に見せる松平臨時大佐。
その後に脳を焼かれた技術者たちが提出した案に、帝国軍や近衛軍の上層部は頭を抱えた。
「ここ数日、段間少佐と本田大尉の様子が変なんですが何かあったんですか?」
「ああ、もうすぐ俺たちにちょっと長めの休暇が与えられるだろ?
その間にふたりの親が一旦こっちの地球に戻して、それぞれの婚約者と早く結婚させちまおうと動いていてな。逃げられないと絶望してるのさ。
ついでに言うと段間家と本田家の結婚式は、俺の嫁さんの実家の神社でやるのが習わしだ」
「へえ、そうなんですか」
「お前の場合、他人事じゃねえだろうが……」
「うぐっ!」
東方志朗との雑談中に、普段と違う様子の段間獏と本田菊を見て何があったのかと問う白銀武。
完全にヤブヘビであった。
「結婚したんですね段間少佐と本田大尉」
「地元にある伊邪那岐神社系列の神社で式を挙げたそうだ」
「確か神様に扮して新郎新婦が柱を回るんでしたっけ?」
「いいなぁ……」
段間獏と本田菊の結婚報告の手紙が、交流のあるアルトたちの所に届く。
同封された写真に写る白無垢姿のネロに憧れの眼差しを向けるクラン・クランから、ミハエル・ブランは目をそらした。
288 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2024/10/29(火) 19:20:50 ID:p371236-ipbf407imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [17/72]
「これがその機体ですか?」
「そう、これが君のモビルファイターだ。
これと一緒に君には融合惑星に向かってもらう」
「分かりしました」
夢幻会所属の将官がモビルファイターの前で、忍び装束の男に融合惑星に向かうように命じる。
「コウも融合惑星に行くんだな。理由は?」
「人手不足だって。慰問コンサートする場所が増えてるから。
兄さんは?」
「人手不足だとさ。新人の教育が大変だとよ。ところで隣の奴は?」
「初めまして。作詞作曲で近衛昴さんにお世話になっている渋沢晴斗です」
「アイドルか。よろしくな」
融合惑星へ向かう船の中での地球連合が送った追加人員たちの会話。
「あの子たちもついてきたのか」
「上が決めた」
「ふーん……へぇ……ほお……」
「お前なぁ……」
融合惑星へ向かう船の中でプルシリーズの最終世代の少女たちと、β世界のソ連が作った人造ESP能力者たちにぴったり張り付かれている村雨研究所所属ニュータイプの宮本直明をおちょくるハイブリッド・イノベイター近衛巧実。
「教官助手として着任した本多ネロ中尉だ。よろしく」
「よろしくお願いします」
「新婚早々大変ですねぇ」
「そうでもない。キクと一緒だからな」
A-01部隊教導の補佐として、マイクロン化したメルトランディのネロが現れる。
新婚ネタで盛り上がる女性陣の会話に恥ずかしさで溶けそうになっている本田菊の隣で、自身の結婚の話題に触れられず心の中でガッツポーズする段間獏。
「まあ……」
「素敵……」
「な、なんで僕とネロの映像が座学に使われているんです!?」
「地球連合とメルトランディの初接触の記録だぞ?
貴重な資料だからこういう時は使用されるし、地球連合が存在する限り残るだろう」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
「本田子爵家の公子が甲子園のサイレンみたいな声出すなよ……」
A-01部隊の候補生への座学の際、異種族との接触の例として本田菊とネロの映像が用いられる。
この映像は日本帝国軍と近衛軍の座学でも用いられた模様。
289 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2024/10/29(火) 19:21:32 ID:p371236-ipbf407imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [18/72]
「おお、慎二に春が」(小声)
「随分とかわいい子を捕まえたじゃない」(小声)
「のぞきなんかしちゃ駄目だよぉ」(小声)
平慎二と眼鏡をかけた衛生兵と思われる女性が仲良く話しているのを、こっそり物陰から覗く鳴海孝之、早瀬水、月、涼宮遥。
「特機と聞いていたけど、結局モビルファイターのバーニングガンダムになったか。」
まあモビルスーツといっしょに扱うなら同じサイズの方が色々楽なんだろうが」
「青に金の色のライン――試合で履くトランクスと同じ色なのな」
「そういうお前の機体は前と同じでウルトラマンカラーか。パーソナルマークもGUTS」
「好きなんだよ。悪いか?」
(……僕がパーソナルマークにしている家紋はロトの紋章で、段間先輩のパーソナルマークの家紋は鳥人戦隊ジェットマンのエンブレムなんですよね。どちらも表向き金鵄紋とはなっていますが)
搬入された新しい機体の前の東方士朗と近衛巧実のやり取りを聞きながら、パーソナルマークにしている家紋を定めた転生者と思われる初代に思いをはせる本田菊。
「ドウモ、ハジメマシテ。
地 球 連 合 軍 デ ス 」
「ぴゃっ!?」
「何ッ!? 霧の私たちが接近に気づかなかっただとっ!?」
PROT日本で調査を続けていたアシガラとハグロ、そろそろ帰還しようと考えていたところで背後からいきなりボイスチェンジャーを通した声で挨拶してきた忍び装束の男に驚く。
戦闘となるが「目的は情報収集、派手な真似はするな」と上から命じられていたこともあり、艦体の火力を使えないアシガラたちは謎の忍者にボコボコにされ泣きながら艦拠点である逃げ帰った。
「おーい、渋沢く――って、何? その痣どうしたの?」
「すみません。迷っていたら派手に転びました」
「……そうか。まあ大したケガじゃなくて良かったよ」
融合惑星に派遣されたミュージシャンの近衛昴、居なくなったアイドルの渋沢晴斗を探し出す。
見つけた際に何かがあったと察するが問い詰めなかった。
290 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2024/10/29(火) 19:22:02 ID:p371236-ipbf407imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [19/72]
キャラクター設定
風間 達維
秀吉の北条討伐後に現在の東京都奥多摩町に移り住んだ忍者の一族の次期当主。
現在は高校生。昔は忍の技と家の資産を受け継ぐだけの人生になるのかと嘆いていた。
しかし中学に上がったころ、転生者の父親に夢幻会の下部組織として裏社会で仕事をしていると知らされ立ち直る。
その後は表向きは父親が社長を務める芸能事務所のアイドル・渋沢晴斗として活動しつつ、夢幻会の指示で様々な仕事を続けてきた。
そんな中で甘粕正彦と接触した時に、戦いに喜びを見出していることを指摘されている。
現在は融合惑星で表向きはアイドルとして慰問活動をしつつ、命じられた裏仕事をこなしている。
近衛 拓実
夢幻会所属の転生者。夢幻会幹部の近衛公爵のOGクロス世界での孫。同じく転生者の父は近衛公爵家の公子である。
身長170cmで亜麻色の髪の持ち主。十代の美少女と間違われる容姿であるが実際は二十代中盤。
前世では病弱でまともに学校に通えず、そんな中で遊んだコンパチヒーローシリーズからガンダムシリーズや特撮にはまる。21世紀を迎える前に10代で死去。
転生後は小学校に上がってから学び始めた合気道の道場からの帰りに、弟と階段から落ちたショックで共に記憶を取り戻す。
大学卒業後、どうしてもガンダムのパイロットになりたいと祖父や父に相談。その結果、太陽炉を搭載したガンダムの開発にテストパイロットとして参加することとなる。
その後、テスト中に戦闘に巻き込まれたのを皮切りに様々な戦いを潜り抜ける。
鋼龍艦隊結成時に、頼み込んでコンパチブルカイザーの操縦席に座らせてもらったときは少し泣いた。
対ELS戦では旗艦をかばって両手両脚がELSと融合、ハイブリッド・イノベイターとなった。
近衛 昴
夢幻会所属の転生者。巧実の弟として転生。髪は兄と同じ色で身長が10cmほど高い。
前世では友人たちと同人活動で、オリジナル曲やゲームなどの音楽をアレンジして発表していた。
転生後は300年以上前の転生者が残した音楽が、現在も伝わっていることに感動して同じように後世に伝わる曲を作ることを志す。
そして同じような志をもつ転生者の友人たちと、音楽ユニット『GAKU』を結成して有名になった。
昴とユニットを組んだ友人たちは皆、歌エネルギーを発することが可能。
アニメやゲーム、特撮の主題歌作成から、戦場で歌うアイドルに交じって歌ったり演奏したりするなど仕事を選ばない。このためファンから「お前らは仕事を選べ」と言われることもある。
少々ズレているところがありクサイ台詞を大真面目に言ってあきれられたり、女性にモテていることに気づかず『良い出会いがあれば』と言って周りにあきれられたりしている。
291 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2024/10/29(火) 19:22:32 ID:p371236-ipbf407imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [20/72]
宮本 直明
夢幻会所属の転生者。
多重債務者の両親に虐待されて育った。そして小学校のころに違法ポルノ業者に売られそうになった所を、学校を休んだ直明にプリントを届けに来た近衛兄弟とその警備の人員に助けられる。
その際に前世の記憶を取り戻す。さんざんな生い立ちだが前世よりマシと本人は断言している。
その後は夢幻会のネットワークで遠縁の親戚に引き取られ、高校までは近衛兄弟たちと同じ学校に通うこととなった。
大学在学中にニュータイプの素養を見出され、卒業と同時に村雨研究所の所属。軍人になったわけではなく、士官待遇の一般人協力者でありL5戦役前は小説家として活動していた。
カミーユやキラといった気難しいパイロットたちを、食事に誘ったり持ち込んだプロジェクターでの映画鑑賞に誘ったりしてメンタルケアしているので正規の軍人たちからはありがたがられている。
入出力機器のヘッドギアとニット帽がトレードマーク。
パオラ・プル
カチュア・プル
エスト・プル
村雨研究所所属のプルシリーズ。
パオラはしっかり者で、カチュアは少々内気、エストは明るい性格をしている。
なぜか宮本直明に好意を抱いており、3人とも大きくなったら彼のお嫁さんになると公言している。
そのせい宮本直明は村雨研究所の女性陣の半分くらいから路上に吐き捨てられたガムを見るような目を向けられていた。
オリガ・ビャーチェノワ
タチアナ・シェスチナ
村雨研究所に引き取られた人造ESP能力者。
オリガが第5世代でタチアナが社霞とおなじ第6世代。
オリガの体は地球連合の技術により特殊なたんぱく質を接種しなくても生存可能になった。
なぜか宮本直明に好意を抱いている。3人とも大きくなったらお嫁さんになると公言している。
そのせい宮本直明に向けられる村雨研究所所属の女性の半分くらいの視線は、路上にぶちまけられた泥酔者の吐しゃ物レベルまで低下した。
292 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2024/10/29(火) 19:23:43 ID:p371236-ipbf407imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [21/72]
以上です。
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忍者はいない。いいね?
最終更新:2025年01月04日 16:33