242:ホワイトベアー:2024/09/09(月) 00:18:43 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
日米枢軸ルート『敷島型強襲揚陸艦』
敷島型強襲揚陸艦
満載排水量:72,000トン
全長:298.05m
全幅:76.0 m
乗員:1060名(乗組員及び航空パイロット)
:2400名(海兵隊将兵)
機関方式:統合電気推進(IPS)方式
:GT-81ガスタービン発電機 ×2基
(発電量:60MW)
:KM850Aガスタービン発電機×4基
(35MW)
:非常用ディーゼル発電機×複数
(最大出力:25,000馬力)
推進機
:スクリュープロペラ×4軸
最大速力:25ノット(公表値)
兵装
:75口径25mm単装機関砲×4基
:20ミリ多連装機関砲×2基
:50口径12.7mm遠隔式無人機関砲銃座×10基
:単装対空高出力戦術レーザー砲×6基
:Mk.28 8連装対空ミサイル発射機×2基
:Mk.50 21連装対空ミサイル発射機×2基
搭載機:航空機運用能力を参照
レーダー
:AAMD/PAR-6
:FCS-50
:OPS-12B
:OPS-64C
電子戦対抗手段
:NOLQ-62電子戦システム
:AMD-66デコイ発射機
:27式6連装チャフ発射機
同型艦
1番艦:敷島
2番艦:下関
3番艦:チャンセラーズヴィル
4番艦:ベルリン
5番艦:アミアン
6番艦:アンティータム
7番艦:コッラ
8番艦:上関
9番艦:黒溝台
10番艦:仁川
243:ホワイトベアー:2024/09/09(月) 00:19:34 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
概要
敷島型強襲揚陸艦は日本海軍が運用している強襲揚陸艦の艦型。
先行するヨークタウン型強襲揚陸艦の最終艦「ジュノー」を原型に、より高性能な航空機や上陸用舟艇をより多く運用できるよう設計された。
その満載排水量は7万トン近く、イギリス海軍のインヴィンシブル級航空母艦や欧州連合軍のドッチェランド級航空母艦に匹敵する。
諸外国の強襲揚陸艦がおおよそ20,000トンから30,000トンクラスで、建造が予定されているヨークタウン型強襲揚陸艦の代艦も48,000トン級(満載排水量)まで抑えられたため、当面の間は日本海軍はもちろん世界の強襲揚陸艦の中でも最大の船体規模を誇ることが予想されている。
本艦は強襲揚陸艦として海軍海兵隊の陸戦遠征部隊のほぼ全兵力を輸送可能な艦艇として設計され、同部隊を敵地に展開させる手段としてヘリコプターやティルトローター機、エア・クッション型揚陸艇などが運用可能だ。
また強襲揚陸艦でありながら電磁カタパルトとアレスティング・ワイヤなどの設備も有しており、海軍仕様のF-65Cステルス戦闘機やMQF-86無人ステルス戦闘機、KQ-76無人空中給油機などの航空戦力も運用できる。
艦内後部にはウェルドックが設けられ、最大で3機のウェルドックを搭載している。
航空運用機能としては全通式の航空甲板やアングルド・デッキ、電磁カタパルト、アレスティング・ワイヤなどを装備しており、最大で46機の固定翼航空機と4機の多目的ヘリコプターを搭載した小型航空母艦としても使用可能である。
老朽化が深刻な「花瑠瑠型強襲揚陸艦」を置き換えるため、900隻艦隊計画が推し進められていた1970年代より建造が開始され、2000年代までに「敷島」「下関」「チャンセラーズヴィル」「ベルリン」「アミアン「アンティータム」「コッラ」「上関」「黒溝台」「仁川」の計10隻が建造された。
艦名は1番艦がかつての日本の雅名から、2番艦以降は日本海軍海兵隊が参加した戦いから名付けられた。
帝国海軍協会が発行している「海軍艦艇図鑑」などでは「強襲揚陸艦」として区分されている本型であるが、その巨体とカタパルトやアングルドデッキ、アレスティング・ワイヤなどを持つ高い航空機運用能力から、ジェーン海軍年鑑やアメリカ海軍協会などからは強襲揚陸艦(Amphibious assault ship,LHA)ではなく攻撃空母(Attack aircraft carrier,CVA)や軽空母(light aircraft carrier,CVL)と区分されている。
244:ホワイトベアー:2024/09/09(月) 00:20:07 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
来歴
20世紀初頭、日本海軍では旧式化を迎えていた鳳祥型軽空母「瑞祥」をヘリ空母として改装し、各種試験やノウハウの獲得が行われるなど、ヘリコプターの発展を受けヘリボーンという新たな戦術を水陸両用作戦で活用するための研究を積極的に進めていた。
その成果もあって世界大戦が勃発した1914年には本格的な強襲揚陸艦の整備が開始され、全通式の飛行甲板と上陸用舟艇のためのウェルドックを有する世界初の強襲揚陸艦である「富士型強襲揚陸艦」8隻の建造が行われた。
同時に「富士型」を補完する艦艇としてヘリコプター運用能力を妥協し、上陸用舟艇の運用能力と積載能力を向上させた「大隅型ドック型揚陸艦」16隻、「大隅型ドック型揚陸艦」を元に輸送能力と航空運用能力を強化した「三浦型ドック型輸送揚陸艦」16隻の整備も行われ、「富士型強襲揚陸艦」1隻、「大隅型ドック型揚陸艦」2隻、「三浦型ドック型輸送揚陸艦」2隻からなる両用即応群が8個編成された。
これらの両用即応群は、世界大戦末期に行われた「レコンキスタ作戦」に投入され、ベルギー解放作戦での上陸作戦で大きな成果を出し、日本海軍の非転生者にもにその真価を理解させた。
戦間期と呼ばれる1918年代から1930年代にかけては、世界大戦での戦訓と頻発する非対称戦への対応として国外への迅速な地上部隊展開能力を求められたことから、1919年より「富士型」を発展させた「基隆型強襲揚陸艦」6隻が、1934年度よりエアクッション型揚陸艇を運用できる「花瑠瑠型強襲揚陸艦」8隻が付随するドック型揚陸艦・ドック型輸送揚陸艦とともに整備され、以後日本海軍揚陸部隊の基本編成となる両用即応群22個体制を構築するなど、中南米や大陸で激化する非対称戦に対応するため揚陸戦力の拡大が行われた。
冷戦が激化していた1970年代の日本海軍は、揚陸戦力の中核として「花瑠瑠型強襲揚陸艦」後期建造型10隻、「花瑠瑠型強襲揚陸艦」の拡大強化型である排水量45,700トン級の「ヨークタウン型強襲揚陸艦」12隻を運用していた。
両型ともに有事の際にはSTOVL機を搭載するすることで軽空母としても運用可能とし、単艦で地上部隊の展開から航空支援の提供までこなせる「自己完結型揚陸艦」としての完成形と言えた。
しかし、いくら完成度が高く随時戦訓を反映させた改良が加えられているといっても、原型である、「花瑠瑠型強襲揚陸艦」は40年も前に設計が行われた旧式艦である。
一方で最新鋭機である垂直離着陸型ステルス戦闘攻撃機であるF-69やティルトローター機であるMV-57やEV-57、EAV-57など艦載機は大型化の一途を辿り、さらに無人給油機であるいくら航空機の運用が主でないとはいえ従来の強襲揚陸艦では航空機運用スペースが手狭になってきていた。
また、未だに運用が続く「花瑠瑠型強襲揚陸艦」後期建造型もすでに老朽化が著しく、代艦の整備時期も近づいていた。
こうした状況を受けが日本海軍軍令部は、1871年に海軍戦略研究所(通称S.N.R.I)に対して上陸能力を向上させつつ航空機運用能力も向上させた大型強襲揚陸の検討を依頼、1972年までに「ヨークタウン」型のコンセプトをより発展させたものとして、満載排水量64,000トンと中型空母並みの大型艦艇案が報告された。
SNRIの提案は海軍の要望を大まかには満たしていたが、地上部隊を上陸させるための舟艇の運用能力の低さが問題視され、艦政本部がSNRIのプランを原型にエア・クッション型揚陸艇運用のための後部ウェルドックを付与する形で再設計が行われ、1973年より建造されたのが本型である。
245:ホワイトベアー:2024/09/09(月) 00:21:29 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
設計
敷島型は「ヨークタウン型」の最終艦である「ジュノー」を原型としているが、同時に日本海軍初のスーパーキャリアーである「瑞鶴型航空母艦」や初めて電磁式カタパルトを搭載した「飛龍型航空母艦」の流れも汲んでいる。
その船体規模は298mと前型である「ヨークタウン級」よりも30mほど延長された。
船体水線幅も39mと一回りほど延長されており、さらに11度の角度を持つアングルド・デッキを有し全幅は76.0mで、ドイツ帝国海軍の中型空母である「ドッチェランド級航空母艦」と比べても全長で25mほど、排水量では2万6000トンほど上回っている。
本型は上部が空母形式で、後半部に格納庫とウェルドックを設けるという強襲揚陸艦としては基本的な設計を採用している。
そのため主な区画配置としては艦尾の喫水線直上に長さ98.1mのウェルドックを配し、その前方に車両甲板、その上に搭載機格納庫が設けられた。そして最上層に航空機用の全通式飛行甲板と艦橋構造物が設けられた。
戦闘指揮所(CIC)などの指揮・統制区画は抗堪性の観点からギャラリーデッキに配置された。
陸戦部隊に属する将兵用の兵員室は、彼らが飛行甲板を用いることもあればウェルドックを用いることもあるため、航空機用格納庫及び車両甲板の前方及び周辺に配置されている。
本型は日本海軍の強襲揚陸艦としては初めて統合全電気推進(IFEP)方式を採用している。
これはフェーズドアレイレーダー、光学戦術兵器、後述する航空用艤装として電磁カタパルトなど莫大な電力を使用する機器に適切に電力を供給するため採用された。
メイン発電機としては、艦載航空機やエアクッション艇の燃料でもあるJP-5燃料を使用し、最大出力60メガワットのIZUMO製GT-81ガスタービン発電機が2基と、補助用に最大出力35メガワットの川崎製KM850Aガスタービン発電機4基、サブ発電機として三菱製のディーゼル機関を4基搭載している。
最高速度は公証では25ノットとされているが、試験運用時では32ノットまで問題なく発揮することができた。
能力
航空運用機能
全通飛行甲板は長さ298.5メートル×最大幅76.0 mとなっており、艦首側に電磁式カタパルトであるCM-65を2基装備した。
カタパルトエリアにはブラスト・デフレクターも装備され、垂直離着陸機のみならず通常の艦上航空機の運用も可能とした。
着艦帯には11度の角度が付され、アレスティング・ギアとしてはウォーター・タービンの抵抗による減速とモーターを用いた制動を組み合わせる方式を採用した4索型の先進着艦制動装置を装備している。
これらにより本型は正規空母に匹敵する航空機離着陸能力を有する他、蒸気式カタパルト搭載空母では運用が難しかった小型軽量な無人航空機群をより安全かつ容易に運用可能な艦艇として完成した。
格納庫の床面積は長さ165.6メートル×幅30.8メートルで高さは7.4メートルとされている。
格納庫から飛行甲板に航空機を輸送する航空機用のエレベーターは2基装備しており、両基ともに舷側装備となった。
また、これとは別に航空機に搭載する弾薬を輸送するためとして、計8基の弾薬輸送用エレベーターが装備されている。
これだけ広い格納庫と航空甲板を有しているため、揚陸艦として運用される場合でも標準的に12機の戦闘攻撃機と無人機6機、兵員輸送用のティルトローター機18機、これらを支援する各種ヘリコプター14機の計50機を搭載できる。
軽空母として運用される場合になると戦闘攻撃機36機、早期警戒機としてのティルトローター機4機、空中給油機4機、哨戒ヘリコプター4機の48機を搭載可能だ。
この場合は上陸部隊用の資機材スペースに弾薬が、必要になる車両や航空機の予備部品は車両甲板に搭載されることになり、ソーティ数としては、24時間にのべ110機、5日間にのべ420機まで引き上げられると欧州連合海軍は予想している。
主な艦載戦闘機は第5世代ジェット戦闘機である三菱F-65C 震電、もしくは第6世代ジェット戦闘機である倉崎F-85C 秋雷で、F-65BやF-85Bなど他の強襲揚陸艦が運用している垂直離着陸機ではなく空母での運用を前提にした固定翼機を搭載している。
246:ホワイトベアー:2024/09/09(月) 00:22:06 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
輸送揚陸機能
本型は、1個海兵陸戦連隊を中核とする海兵陸戦遠征部隊の主力を収容できるように設計され、車両甲板には最大で戦車18両、兵員輸送用装車45両、自走榴弾砲12門、80台のトラック等輸送車両、最大20台のその他支援車両を搭可能としている。
これら陸戦部隊を陸上に展開させるためのウェルドックは長さ98.1m×幅23.4mとなっている。
搭載艇としてはエアクッション艇なら3隻を収容できる他、汎用揚陸艇であれば6隻、機動揚陸艇なら26隻を、65式水陸両用戦闘車の場合は45両を搭載可能とする。
個艦防衛機能
「敷島」型はレーダーとして捜索も担う多機能型のAAMD/PAR-6を搭載しており、4面のアクティブ・フェイズドアレイ (AESA) 方式の固定式アンテナをアイランドに固定装備した。
AAMD/PAR-6は送受信モジュールの集合体であるRMAを組み合わせてアレイを構成する設計で、RMAを増減することでミサイル巡洋艦やミサイル駆逐艦、フリゲート、航空母艦、強襲揚陸艦など多種多様なプラットフォームに搭載である。
本型のAAMD/PAR-6は9個のRMAによって1面が構成され、アイランド前部に2基、アイランド後部に2基の計4基を設置している。
この他に対水上用レーダーとして回転式のOPS-12Bを2基、航海用レーダーとしてOPS-64を1基装備する。
兵装としては、Mk.28 8連装対空ミサイル発射機、20ミリ多連装機関砲、Mk.50 21連装対空ミサイル発射機をそれぞれ2基ずつ装備する。
また、1970年代より欧州でも普及が進む超音速対艦ミサイルに備え、単装対空高出力戦術レーザー砲を6基搭載するなど、日本海軍強襲揚陸艦の伝統に倣い個艦防空を重視した構成を維持した。
また、小型艇対策として近距離の75口径25mm単装機関砲や12.7mm単装機銃も多数搭載している。
電子戦装置としてはNOLQ-32の後継機であるNOLQ-62電子戦システムを搭載する。
これは日本海軍の第4世代電波探知妨害装置で、電子戦支援と電子攻撃の機能を兼ね備えている。
また、デコイ発射機である27式6連装チャフ発射機を4基とAMD-66対ミサイル用デコイを搭載している。
艦歴
「花瑠瑠型強襲揚陸艦」後期建造型を代替するため10隻の建造が行われた。
本型の建造は神奈川県のIZUMO横浜造船所と長崎の三菱重工業長崎造船所の二箇所で建造が行われた。
「敷島」型はその巨体と優れた海兵隊展開能力から、日本海軍海兵隊陸戦遠征部隊の母艦としての役割を担い、「常神型ドック型揚陸艦」2隻、「武蔵野型ドック型輸送揚陸艦」2隻、護衛のミサイル巡洋艦1隻、ミサイル駆逐艦2隻、汎用駆逐艦1隻と共に両用即応群を構成して世界中に派遣・展開された。
1978年に勃発したイラン革命時には就役して間もない1番艦「敷島」、2番艦「下関」の2隻を中核とした2個即応打撃群が、ヨークタ型強襲揚陸艦「ヨークタウン」「ジュノー」「筑波」を中核とした3個即応打撃群と共にペルシャ湾に緊急展開し、乗艦していた海兵隊陸戦遠征群をイランに上陸させたことで日本国内では一躍有名になった。
その後の1986年に挙式されたヴィルヘルム4世戴冠記念観艦式には4番艦「ベルリン」が日本海軍代表として派遣され、欧州連合軍ドイツ系若手士官や強硬派の血圧をバク上げさせたことで欧州連合でも有名になった。
この「ベルリン」、リュトウィッツ=カップ一揆鎮圧をヴィルヘルム3世から依頼された日本海軍海兵隊(及びアメリカ軍、満州連邦軍)とドイツ義勇軍(フライコール)の間でおきた「ベルリンの戦い」に因んで命名された艦ではあったが、端的に言って自国の首都の名前を名付けられた仮想敵国の艦艇が、自国皇帝の戴冠記念観艦式に送り込まれることを挑発以外の何物でもないと彼らは受け取った。
(なお、日本海軍の担当者は「悪の権化たるドイツ軍国主義者から自由と平和を取り戻すため、ドイツ人民と自分たちが手を取り合い勝利した記念すべき戦いの名前を冠したこの艦を送れば、ドイツの人々もきっと喜んでくれるだろう」と本気で考えていた。
そして、これまで長く日本と関わってきていた外務関係者や中高年の軍関係者は「どうせそんな事を考えて送り込んできたんだろうなぁ」と考え、怒りを爆発させる若手を宥めて回った)
本艦はその優れた部隊収容能力と航空機運用能力、そして冷戦終了による軍事予算削減から21世紀に入っても運用が続けられている。
しかし、初期建造艦はすでに就役から20年以上か経過しており、1998年から順次大規模近代化改修と寿命延長改装が行われている。
247:ホワイトベアー:2024/09/09(月) 00:24:50 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
以上になります。wikiへの転載はOKです。
コンセプトは『アメリカ級強襲揚陸艦フライト1』と『076型強襲揚陸艦』を発展させた、冷戦時にしか建造にGOサインの出ない「ぼくのかんがえたさいきょうのきょうしゅうようりくかん」ですw
編集者注記:75口径25”cm”単装機関砲を75口径25”mm”単装機関砲に修正しました。
最終更新:2025年02月24日 17:39