290:冷石:2024/04/29(月) 03:11:56 HOST:M014011193161.v4.enabler.ne.jp
  超短編ネタSS

「くそ、なんで俺がこんな目に」

種割れした時のようなハイライトの消えた目で外見50歳くらいになった嶋田さんはぼやいた

「報告は以上です総裁代理」

憎たらしいほどきれいな敬礼で報告を済ませるコノエ艦長にハイライトの消えた目のまま目を向け
嶋田は答える

「ああ、ご苦労だった。ところで」

「なんでしょう」

「なんで、『新参の』『一班事務員』として採用された私が総裁代理なんて要職についているんだ!」

「それは適性があるからですね」

「デステニープランを否定している組織じゃなかったかね、ここは」

「志望してきて採用された時点でDPでなくなってます。諦めてください」

「私だってこんなことになるなら。志望しなかった!
というか就職したくなかった。だがな、しかたないだろうここしか採用してくれなかったんだから」

「しかし謎ですね、総裁代理ほど有能なら引く手あまたでしょうに」

「・・・世の中、学歴職歴なしの50がらみの男の就職活動は厳しいんだ
正規雇用してくれるところをと職種から何から一切無視して受けたのにここしか採用してくれなかった」

「まあうちは人種、ナチュラル、コーディネイターの全てに対して差別意識がない人間という時点でどうしても
志望者が少ないですからね。しかも一般的なブラック企業がホワイト企業に見えるくらい激務ですので人の入れ替わりが激しいですからね」

「ところでコノエ艦長、総裁とヤマト准将は?」

「いつも通りです」

「な、殴りたい」

「思うのは結構ですが実行に移さないでくださいね、では失礼します」

そういいコノエは退室していった。残された嶋田さんはこの世界に来てからの事を思い出す
ある日気づいたら嶋田さんはこの世界にいた、鏡を見る限り年齢は50歳くらい、なぜか用意されていた戸籍だと52歳とあった
そう、嶋田さんは今回は転生でなく異世界転移していたのだ、このことに気付いた嶋田さんは叫んだ

「ちくしょー、頼むから死なせて(楽にして)くれー!」


あとがき
とりあえず妄想神が降りてきたので書きました。種死劇場版は未視聴なのでいろいろ間違ってます
続きは考えてません、謝罪はしますが賠償はry
冷石でした

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最終更新:2025年01月19日 19:01