386:冷石:2024/04/30(火) 07:04:41 HOST:M014011193161.v4.enabler.ne.jp
シン・アスカと嶋田繁太郎の憂鬱
「隊長、俺、プラントの議長に推薦されてしまったんですよ」
ある日シン・アスカは自分の上司であるキラ・ヤマトに相談をかけた
「唐突だね、でもなんでそんなことになったんだい?」
「エザリア議員が言うには、英雄的な活躍をしたアスカ大尉を戦死させるわけにはいかないという政治的判断だそうです
ついでに言うと議会になりたがる人がいないことも原因みたいです」
「あー、あれだけクーデターが起こればね」
「はい、それで軍部のご機嫌を取るために選んだという面もあるそうです」
「うーん、それだと別にシンが選ばれる必要はないんじゃない?」
「俺って今プラントで冷や飯食わされてるデュランダル議長派って思われてるんですよね。
コンパスに派遣が許されたのもそのへんがあるそうです」
「確かに最高の勲章であるネビュラ勲章を二度も受けた君を派遣してくれたのはありがたいけど疑問に思ってたんだよね
そんな理由があったんだ」
「まあそれでプラントの一致団結を図るためにデュランダル派で政治色がない俺が選ばれたってことなんです
それでなんですけど、俺政治の事なんてわからないですからどうすればいいかと思ってそのことについて相談したいんですよ」
「それだと僕だと力になれないな。その辺はあまり得意じゃないからね」
「そうですか・・・」
「あ、どうだろう。嶋田総裁補佐官に相談するのはどうだろう。ラクスが言うにはいろんな国との折衝が上手くて
カガリに言わせるとオーブに引き抜きたいくらいだって言ってたからね」
「そうか・・・
そうだ、俺と一緒にプラントに来てくれるように頼んでみよう。隊長、ありがとうございます!」
「え、それは困るよ!シン、シン―!」
キラの呼び止める声は。名案が浮かんだとルンルンなシンには届かなかったのであった
あとがき
それでは皆さん失礼します
ずらかる荷物を鞄に詰めつつ
最終更新:2025年01月19日 19:03