521 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2024/11/28(木) 21:24:42 ID:softbank126116160198.bbtec.net [49/127]

憂鬱SRW ファンタジールート 証言録「1943年、502JFW点描」3



「第101独立機甲機動小隊「マーコール」、小隊長のジナイーダ・ノヴィコワ・ペガノヴァ大尉です。
 502JFW付き陸戦部隊として本日付けで着任となります」
「副隊長のリカルダ・フォン・ヴィトゲンシュタイン中尉です。
 かの有名な航空ウィッチと共に戦えること、誇りに思います」
「歓迎しよう、ペガノヴァ大尉、ヴィトゲンシュタイン中尉。
 知っての通り、まだペテルブルク周辺の防衛体制及び防空体制などは未完成なところがある。
 君たちに頼るところが多いというわけだ」
「承知しております。幸い、ベテランも多く派遣されてきましたので、そこはお任せください」
「頼りにさせてもらおうか」

  • 502JFWに着任した際のラルと「マーコール」の面々の挨拶。




「さて、まずは処々の書類ですね。
 小隊長、早速取り掛かりましょう。時間は有限です」
「あー……助けて―……拉致されるぅ」
「いってらっしゃーい、じゃあ、行きましょうユーカちゃん」
「はい、ソルさん」

  • 着任直後の様々な手続きのため副長のリカルダに拉致されるジナイーダ、そして彼女らを見送るカルメン・ソルと七五三木ゆかり。それぞれが仕事を開始。




「基盤インフラと最低限の設備などはあっても、防衛網や警戒網などは隙間だらけ……臨機応変な対応が必要なわけですね」
「戦線の押し返しと失地奪還に合わせて拡張するという都合上、仕方ないわねー。
 502とオーカ・ニエーバに主戦場は任せつつ、私たちは地盤固めを進めましょう」

  • カルメン・ソルと七五三木ゆかりの会話。マーコールの任務にはそういった設備の敷設や維持管理の補助も含まれていた。




「まずはレーダーと……監視シェルターでしょうかね?」
「既存の監視所の改造もやらなきゃならないわね。
 こういう時には3Dプリンター建造装置とか非常に役立つのよねぇ」
「地球連合の技術恐るべし、ですね」

  • 同上。ペテルブルクとその周辺の防衛体制の迅速な構築には地球連合からの技術や物品の提供が大きく絡んでいた。




「兵站線の管理に物資の備蓄状況、こちらが周辺基地からの要望と巡回や監視エリアの希望……なんとまあ、便利使いしてくれますね。
 仮にも精鋭戦力、雑事で消耗させる愚を犯すのは望ましいことではないのですが……」

  • 早速仕事がなだれ込み、対応に追われるリカルダ。状況は理解はしていたが、502JFWの火消し部隊でもある「マーコール」への早速の依存は忌避すべきと判断していた。

522 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2024/11/28(木) 21:25:31 ID:softbank126116160198.bbtec.net [50/127]

「しちごさん…?」
「あはは、しめぎって読むんですよ」
「読めるかよ、こんな漢字!?」
「まあ、勉強になったと思ってください」

  • 難読漢字の苗字を持つ七五三木と管野の初見の挨拶にて。さしもの管野も一発では読めなかった。




「航空戦戦闘団に陸戦戦力なんてねぇ……」
「馬鹿にしたものではありませんよ、ネウロイは必ずしも空を飛ぶとも限りません。
 ブリタニアを拠点とする501でも活躍したのですから、広大な土地のオラーシャで活躍しないわけがありませんから」
「でも、航空戦力の方が手っ取り早いでしょ?」
「航空ウィッチやウォーザードの支援任務も務めることになっているんです。
 いらないのでしたら、墜落してもクルピンスキー中尉は探しに行かなくてもよさそうですね。部隊員にも伝えてきます」
「待って、待って!冗談だから!あ、ほら、一緒にもっと話そうよ!」

  • 着任早々に同郷のマクダレーナ・アイゼンシュタット軍曹を口説いていたクルピンスキー、藪をつついて蛇を出してしまう。




「というか、良くこんなにベテランを集められましたね?」
「ヴェルクマイスター大佐の後押しあってのことだ。
 オラーシャ方面からたたき出されてはたまらないと、優秀なウォーザードを多く配置してくれた。
 しかもウィッチ上がりも多いからな、ネウロイの相手をする経験値も十分という破格の待遇だ」
「それだけここが激戦地になるということでしょうか?」
「そうだな。だが、激戦地でない場所などどこにもない。
 陸戦戦力は数と質で戦線を支える戦力だから、こちらにここまで回してくれるとは思わなかった」

  • 「マーコール」人員のプロフィールなどを確認し、サーシャとラルの会話。オーカ・ニエーバに劣らぬ精鋭戦力がかき集められていた。





「オレの撃墜だろ!」
「いやいや、僕だって」
「アタシだよ!」
「……ウィッチの回収に来たら、この始末?退屈しなさそうねぇ」

  • 着任翌日に早速ウィッチの回収業務に赴いたカルメン、墜落しても元気に言い争う3人のウィッチに逆に感心してしまった。





「よー、ニパ」
「アウロラねーちゃん!?」
「引き抜かれて502の麾下部隊に配属されたんだ、よろしく」
「うそでしょー!?やったぁー!」

  • ニパとアウロラ、旧知の仲がペテルブルクにて思わぬ再会を果たした。




「早速ついていないが出たのか」
「いや、その、なんというか……」
「まあ、ミスはあることさ。
 でも、あまり私たちのお世話にならないように注意しろよ」

  • 同上。着任翌日に墜落した話を肴にして、アウロラは早速酒瓶を空けた。

523 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/11/28(木) 21:26:38 ID:softbank126116160198.bbtec.net [51/127]
以上、wiki転載はご自由に。

短いですが、設定上は存在している第101独立機甲機動小隊「マーコール」がらみで。

設定もオイオイネー。
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最終更新:2025年03月03日 17:37