543 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2024/11/29(金) 02:09:26 ID:p907071-ipxg03101akita.akita.ocn.ne.jp [7/78]
憂鬱スパロボ 台詞集その132

融合惑星β世界ネタ 復興へ向けた道筋と倫理観の問題


「帳作戦の代償は、やはり大きいか…」

「政治的には止むを得なくとも、実際に犠牲の出る軍としてはどうにもならんだろうよ。」

「それに関して少し気になる情報が…」

「ほう、それは…」

連合駐留部隊内に於ける会話の一部。β世界に展開する連合としても支援先である日本帝国を始めとした
現地国家の度重なる対BETA戦に於ける人員の損失や帳作戦に於ける大幅な損失は看過できる物では無く、
支援を行う事が考えられ始めていた。しかし、無から人材が生えて来るという都合の良い子とは無く、
議論に行き詰っていた頃、現地を調査していた諜報から面白い情報が挙げられてくる。


「我々の息子や家族を奪ったアメリカ、奴らの意図を利用して何が悪い!」

「それがクローンを作った理由か?」

「その通りだ、奴らの悪事の有効利用をすれば帰ってくる。この程度安い物だ。」

「しかし、同時にコレが露見すればこうもなろうさ…」

「…」

「さて、其処で取引だが…」

違法なクローン研究に手を出した一部武家や旧家との取引の一部。G弾と惑星融合による転移者や
逆行者が発生した事実は、一部の遺族に対してとある希望を持たせた形となった。それは、元の器さえ
あれば次のG弾の爆発で死者が戻ってくるかもしれないという希望である。その為、一部の有力者達の
中にはクローン研究に取りつかれる人間も出ておりそれに一部の軍の資産などが流用された事から
捜査が行われてた。そんな中で連合では司法取引に寄ってβ世界の技術での本格的なクローン製造の
設備や体制が整えられる事になっている。


「さて、少し面倒な事になったわね…」

「何かあったの?今の所、ハイヴ攻略は大分順調だけど…」

「順調過ぎて、人間が足りないって言えばわかる?ソ連もそうだけど、奪還域に置ける兵力が足りない
事への技術的な相談が来ているの」

「あっ…今まで後退一方だったから…」

「幾ら戦術機の開発に寄与してるからって、無人機の開発なんて専門外も良い所よ…」

横浜基地内に於ける会話の一部。各国が想定する以上の速度でのハイヴの奪還と攻略は各地でハード面
での戦力不足を露呈させる形となっており、各国でも技術的な解決が急務となっていた。そうした要望は
国連としては独自に行動をとるAL4の責任者である香月博士にも寄せられており、対応に追われていた。

544 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2024/11/29(金) 02:11:18 ID:p907071-ipxg03101akita.akita.ocn.ne.jp [8/78]
「と言う訳で、孫請け見たいにして申し訳ないんだけど、何か方法はある?」

「無いわけでもないですな…西暦に準ずる技術による無人機の技術は幾つかあります。」

「それなら…」

「しかし、その殆どは障害の少ない空で動かす航空無人機を主流としたものです。」

「それじゃダメじゃないの」

「一般的にはと言う話ですね。」

「そう言うって事は何処かの軍事機密にはあるって事?」

連合の技術者と香月博士との会話の一部。AL4側でも未来の記憶を含めた技術を用いた検討をしていた
物のやはり技術的には厳しい側面があり、こうした技術的な持ち込みは連合に頼らざるを得ないという
事実があった。しかし、基礎技術の向上があるとは言え基本的には西暦の延長上の技術力であるβ世界の
技術水準に合わせた歩兵の代替となる無人機開発と言うのは流石に難しい面も存在している事から
世界の軍事機密の組み合わせを提案する。


「この確かにこのサイズなら00ユニットの頭脳を代替できるだけの演算力は有るわね…」

「幾つかの世界は特定の事象から他の世界では考えられない方向の技術を伸長させている場合があります。コレもその一つですね。」

「へぇ…参考までにこれは何に使われていたの?」

「同じ融合惑星に転移してきている地域に存在する。惑星開拓を目的とした3000年委員会と呼ばれる団体。
その思想を継承した文明保全財団が研究する、機械で肉体構成した新人類である機人。人類を3000年
先まで存続させるための技術です。」

「1000年先処か、1ケ月先が漸く見えて来た人類には過ぎた技術ね…」

「コレに寄り有機的な動きを可能とする機械パーツの技術と私の開発していた00ユニットの技術、
コレである程度は形になりそうね…」

連合技術者と香月博士との会話の一部。連合では他の世界から入手した一部の技術をAL4側へと提供
元よりあった00ユニットとして開発される予定であった躯体をベースにアストラル等の技術も投入
寄り兵士として完成した人造兵士の開発が行われる事になっている。


「…確かにこれならば減った兵の代わりに成るが…」

「コスト的には痛い物があるな…」

「しかし、補填できる兵士が出来る事は…」

「…横浜基地にこれ以上依存するのは…」

「しかし…」

日本帝国内に置ける会話の一部。兵士の代替と成り得る人造人間の開発と配備は確かに帝国としても
喉から手が出るほど欲しい技術と戦力であった。しかし、同時に倫理問題や横浜基地への技術的な依存が
問題となる面もあるだけでなく。試作当初はコスト的にも嵩んでおり、本格的な全軍配備に向けては
低コスト化と安定した量産体制の整備が必須となっている。

545 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2024/11/29(金) 02:11:59 ID:p907071-ipxg03101akita.akita.ocn.ne.jp [9/78]
以上です。WIKIへの転載は自由です。取り敢えず時系列的には
帳作戦から少しした位の話と考えて頂ければ…
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最終更新:2025年03月03日 17:39