613 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2024/11/30(土) 08:06:30 ID:p371236-ipbf407imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [40/67]
【ネタ】OGクロス会話集11 【融合惑星篇・時系列無視】(改訂版)

「ありゃあなんなんだあああ!?」
「知らん! とにかく逃げるぞ!」

 アームストロング上院議員に対してアームスレイブを用いたテロを仕掛けたことで、死にそうになりながら逃げ回るはめになったゲイツとクラマ。
 テロに用いられたアームスレイブの中にラムダ・ドライバ搭載機は無かったため、全てアームストロング上院議員が叩き潰していた。


「しかし奥さん若いよねぇ……何歳なの?」
「市役所に婚姻届け出した日が……結婚できるようになった日です」(消え入りそうな声)
「ふーん……へぇ……ほおぉ……」
「合法です! 合法です! 合法です!
 というか年齢ならオリガが第三世代の最後発でタチアナもプルたちとひとつ違いでしょう!?」
「俺のことは関係ねえだろ!!」

 近衛巧実と宮本直明と本田菊の馬鹿馬鹿しいやり取り。


「質問があります」
「なんだ、鎧衣?」
「段間少佐や本田大尉は金メダリストで東方臨時大尉と全力で格闘訓練ができるのに、なんでモビルファイターに乗らないんですか?」
「理由はふたつある。
 ひとつ目は先にモビルスーツのパイロットに選ばれたから。ふたつめが打撃が苦手だからだ。
 俺は高校の時につきあいでボクシングジムに行ってた時期もあったし、菊がやってる柔道はもともと柔術で試合では使えないが型の中に当身技はあるが本職には劣る。地面が無い宇宙空間だと、レスリングや柔道のような技術体系は不利だ。
 だからといって地上戦だけのためにモビルファイターを用意するのも非効率だからモビルスーツを使っているわけだ」

 A-01部隊とその候補生たちと地球連合派遣組との休憩中の雑談。

「海外へ?」
「そうだ。いくつもの世界の地球が融合ことで、交流が無い国が増えたのは知っているな?
 そのため我が国は連合と共に使節団を送ることになった。
 その使節団に武官として同行することとなったのだ。恥ずかしい姿は見せるなよ!」
「「「「了解!」」」」

 A-01に下った命令を伝える伊隅みちる。


「この度の派遣団への同行、負担をかけるが……頼んだぞ」
「「「「了解しました」」」」

 時限融合で新たに表れた国々に対する派遣団の連合人員の中に大洋日本の皇族もいたため、案内役を紅蓮大将から命じられる月読摩耶ほか元第19独立警備小隊の面々。
 クーデターの際に大洋日本の皇族に対して襲撃した件もあって皆顔がこわばっていた。

614 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2024/11/30(土) 08:07:27 ID:p371236-ipbf407imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [41/67]
「この機体の色だと、ここではトラブルになりそうですね」
「流石にそのような――」
「うわぁ、月読中尉たち緊張してる」
「また大洋日本の皇族が来て、その案内役をすることになればこうなるよなぁ」
「それだけじゃないわ。護衛として向こうの近衛師団から送られてきたのも平将門を討った藤原秀郷の子孫や頼光四天王の坂田金時の子孫、執権北条氏の末裔や島津氏の分家よ?」
「全員が爵位を与えられた家の出身。月読中尉達――いや、上層部も胃が痛いだろう」

 自身の『紫電』の異名と同じく紫をメインに塗装されたガンダムエクシアの前で月読中尉達と会話する暁仁皇子。
 新しくやってきた連合の人員を案内する元警備小隊に武たちは同情のこもった視線を向けた。


「しっかしおとなしいね、ここの武家の連中は……ひと暴れする必要があると思っていたんだが」
「トラブルを期待しないでくださいよ坂田中尉」

 物騒なことを言う大洋日本近衛部隊の坂田武時中尉と、そんな上官に困った顔を向ける北条時理少尉。


「お、お見合い?」
「そう、大洋日本の人とお見合い。
 先日あんなことがあって、いくつかの家が潰れたじゃない?
 なんとか関係を強化したい上に勧められてね。二人目の男子が生まれたら山城の家を再興させてもよいと……」
「そう……」

 国の都合で結婚させられる山城上総の様子を見て同情する戦友たち。
 そんな彼女たちも後に連合が篁唯依を通して送ってきた釣書が『坂田金時の子孫の坂田子爵家の嫡男』と『島津公爵家の分家である島津男爵家当主』と知ると、半ば本気で「嫌なら代わろうか?」と言い出し始める。


「み、見合い!? おいたちがここに居るのは暁仁殿下の――」
「これはお前の父である島津公爵も同意している話だぞ」
「■■■■■■■■!!」(聞き取れないほどの早口の薩摩弁)

 大洋日本近衛部隊の島津将久少尉、A-01部隊との顔合わせで隊長の藤原少佐に見合いの件を初めて知らされパニックになる。


「あれが大洋日本使節団の人員ですか」
「貴族院議員の段間勇実伯爵と本田正樹子爵――段間少佐と本田大尉の御父上でしたか?」
「並々ならぬ方たちですなぁ」

 連合からきた段間伯爵と本田子爵の感想を語る日本帝国側の人員。


「お、田中じゃないか。お前も外遊に?」
「ああ、段間伯爵と本田子爵と一緒に」
「そっかぁ」

 高校時代のクラスメイトだった外交官(ウィルス適合者・タイラントタイプ)と談笑する近衛巧実と宮本直明。
 日本帝国側の人員は距離を取っていた。

615 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2024/11/30(土) 08:08:13 ID:p371236-ipbf407imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [42/67]
キャラクター設定

藤原 千轟

 夢幻会所属の転生者。藤原伯爵家の嫡男。
 平将門を討ち取った藤原秀郷の子に転生してから、同じ家に何度か転生している。
 戦国時代での転生では神威流を東方志朗の先祖に学び、神威無限流を名乗ることを許され御留流儀とした。
 転生するたびにオカルト系のトラブルに見舞われている。
 巨人症でもウィルス適合者でもないが、身長252cmという規格外の身長でたくましい体を持つ。これは何度転生しても受け継がれている身体的特徴である。
 現在は悪魔召喚士や異能者を集めた近衛師団旗下の対オカルト部隊、特務警備群で独立小隊を率いている。階級は少佐。
 加藤少将と顔を合わせる事もあるが、血筋が血筋だけに苦手としている。
 婚約者がいる。


坂田 武時

 夢幻会所属の転生者。
 坂田金時の子孫で、坂田子爵家の嫡男。
 前世は自衛官で伊丹耀司に近いレベルのオタクだった。モエより燃え好き。
 2010年代に退官し、地元で実家の農家を継いだ直後に被災して転生した。
 北方の血が強く出ているため金髪碧眼で、身長190cmのたくましい体つきの持ち主。
 生まれつき気功をコントロールする器官が解放されているため超怪力。しかし魔術関係は一通り習ったが下手である。
 現在は中尉で藤原千轟の部下として独立小隊に所属している。階級は中尉。


島津 将久

 夢幻会所属の非転生者。転生者である島津公爵の次男。
 転生者の島津公爵と同じく転生者の兄との関係は良好。
 その優秀さを惜しんだ父と兄の働きで分家の男爵となる。
 能力の高さと褐色の美男子という容姿により、『島津の貴公子』と周囲に呼ばれている。
 頭に血がのぼると薩摩弁になり、さらに興奮すると早口になって何を言っているかわからなくなってしまう。
 現在は藤原千轟の部下として独立小隊に所属している。階級は少尉。


北条 時理

 夢幻会所属の非転生者。北条時宗の史実には居ない次男の子孫で、北条伯爵家当主。
 さっさと隠居して爵位と夢幻会のメンバーの地位を押し付けてきた転生者の父親を少し恨んでいる。
 中世的な美男子で周囲から『北条の貴公子』と呼ばれる。
 生まれつき強い魔力の持ち主で、子供のころからオカルト事件に巻き込まれることが度々あった。
 それを自力で解決してきたため、近衛部隊入隊のレールが敷かれてしまった。
 現在は藤原千轟の部下として融合惑星に派遣されている。階級は少尉。
 婚約者あり。


段間 勇実

 夢幻会所属の転生者で段間獏の父。
 段間伯爵家の当主で、オリンピックでレスリング・グレコローマンスタイル130kg級の金メダリスト。
 身長2mを超えるたくましい体つきので、立花道雪の肖像画に髪の毛を加えたような顔立ちをしている。
 現在は貴族院議員をしており、いささか強引なところもあるが政治的手腕も確か。
 貴族院の暴れん坊として有名。アームストロング上院議員との乱闘で引き分けたこともある。

616 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2024/11/30(土) 08:08:46 ID:p371236-ipbf407imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [43/67]
以上です。
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最終更新:2025年03月03日 17:41