366:戦車の人:2024/09/12(木) 03:29:26 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
  • 大陸化日本-多機能護衛艦

1.概略

列島日本時代より海上自衛隊は、10番代護衛隊向け配備艦や掃海艇更新のため、多機能護衛艦(FFM)整備に注力していた。
もがみ型という名前で建造されたそれは、基準排水量3900トンの船体に対潜、対水上、機雷掃討任務用装備を過不足なく搭載。
対空戦闘能力こそ限定的だが、多機能レーダや多目的空中線も備え、索敵・監視能力にも優れ、居住性も良好な艦であった。

平時からグレーゾーンに用いるには最適な護衛艦であったが、ウクライナ戦争以降の周辺情勢緊張化に伴い建造方針を変更。
もがみ型の建造数を22隻から12隻に削減し、本格的な対空戦闘能力を付与した新型FFM12隻の追加建造に切り替えた。
建造ペース自体も一部同型艦の竣工が遅延するレベルで急がれ、これまでと異なる戦時量産艦としての性格も強い護衛艦である。

そして日本国が大陸化したあの時、10番代護衛隊や掃海隊群に配備されていたFFMは、まず数量が50隻近くに増えていた。
それだけではなく全艦がまだ着工したばかりのはずの、4850トン型FFM-新型多機能護衛艦相当に拡大、性能向上を果たしていた。
排水量と戦闘艤装増大に伴い定員数も100名に増大していたが、能力を考慮すれば十分以上に省力化されてもいた。


過剰であったイージス護衛艦、第三世代汎用護衛艦のかなりをモスボールし、水上艦要員の充足率改善に踏み切ったのも功を奏した。
率直に言えば4850トンに拡大されたもがみ型は、第三世代DDよりも多機能かつ高性能で、省力化により数も揃えやすい。
沿岸防備をFFMとOPV(哨戒艦)、UUVやUSVを主体とすることで捻出したリソースは、次世代DD建造と配備に余裕を与えてもいる。

海上自衛隊の部内においてはイージス・アショアと並ぶ、水上部隊運用における干天の慈雨と歓迎され、ハイペースで建造が進んでいる。
将来的には水上艦隊指揮下の沿岸防備群8個に合計80隻を配備し、実働、訓練、整備、休養のローテで常時20隻を即応状態に置く。
なお、FFMの大量竣工に伴い人員充足率維持のため、第三世代DDは完全に現役を離れ、その後の扱いがどうなるかも注目されている。

以下においては将来的に海自水上戦闘艦で最多を占め、技術世代的にも最新鋭に位置するもがみ型の要素技術に触れてゆきたい。
なお第三世代DDの台湾への供与とFFM大量建造こそ中南海、特に海軍水上艦閥の心胆を寒からしめ、ヒステリーを招いてもいる。
合衆国海軍を相手に優位に立っていたフリゲート以下の中小型水上戦闘艦が、質量ともにひっくり返され、盤面を叩き割られたのだから。

367:戦車の人:2024/09/12(木) 03:30:00 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
2.船体及び機械類

全幅17メートル、全長172メートル、基準排水量4850トンという船体サイズは第三世代DDよりも大きな堂々たる護衛艦である。
旧もがみ型で実現された艦上通路の構造物内完全配置、大幅なステルス化を継承しつつ、艦橋及びマストは大型化している。
これは排水量相応の指揮通信設備を備えると同時に、OPY-2レーダにミサイル射撃管制能力を付与したことも、影響している。

居住性についても既存艦艇では幹部、海曹、海士と階級ごとに分かれていた食堂を、科員食堂に一元化して効率化を実施。
その上で司厨設備に高性能なオール電化方式を採用し、乗員数や排水量に比して大きな冷凍庫や真水生成装置も採用。
平均的な食事提供水準を向上させることにより、全乗員が一箇所の食堂で食事を摂る心理的負担の軽減、健康促進に努めている。

乗員のクルー交代制にも対応は行っているが、水上艦隊の乗員充足率向上により、今後は素直に艦ごとローテで交代をおこなう。
また実働から外された艦の乗員を、交代で実働に入った艦に抽出して充足率を無理やり向上させる必要性も、ようやく解消された。
同時に水上艦乗員の志願率向上のため、暗号化の上で一定のインターネット利用も認め、スマートフォンクレイドルなども準備されている。


駆動系は川崎重工業がライセンス生産をおこなうMT30ガスタービン1基、やはり同社が生産をおこなうMAN社製ディーゼル2基を搭載。
当初はCODOG方式が検討されたが、最終的にはガスタービン及びディーゼル変速機を国産化する形でCODAG方式を採用している。
巡航域においてディーゼルエンジンを用い、高速域においてガスタービンを追加加速用に用いる、あぶくま型と同様の形式である。

最大出力はガスタービン・ディーゼル合計で7万4000馬力と、もがみ型と大差ないものであるが、30ノットの最大速度は十分発揮できる。
どちらかといえば巡航用ディーゼル機械の効率向上に重きが置かれ、FFMが長期における沿岸警備任務を主眼としていることが伺える。
推定ではあるが巡航18-20ノットで最低で6000海里以上の航続距離を持つものとされ、恐らく20ノットで7000海里程度とも見られている。

艦内艤装に電力供給をおこな兎発電機はダイハツ製の国産機械で、3基合計7000キロワット以上の供給出力を持つとされている。
またもがみ型FFMに至り機械操縦室がついに廃止され、艦橋及びCICからの完全な遠隔操作。エムゼロ運転を採用している。
これもデジタル制御技術の恩恵に大いに預かっており、国産COTS計算機を艦内ネットワークに接続させ、分散処理化も図られている。

368:戦車の人:2024/09/12(木) 03:30:38 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
3.C4ISR

根幹となる情報処理システムは、富士通製OYX-1-29複数からなる分散処理を採用したOYX-1Bであり、現行最新のものである。
OYX-1-29自体はあきづき、あさひ型汎用護衛艦。あるいは航空護衛艦や大型輸送艦の自衛用システムにも採用されている。
日本版のUYQ-70と称して差し支えのないシステムで、センサー類は全てホットスワップで接続され、コンソールも完全に規格化されている。

統合型空中線、通称ユニコーンマストを介してLink16及びFCネットワーク。洋上無線ルータや衛星通信システムが通信系として接続。
合衆国海軍の共同交戦システムに匹敵するそれを構築し、対空、対戦、対水上戦闘などにおいて、効率的な情報共有と処理をおこなう。
上に述べた機械類制御もやはり本システムに接続されており、規格化コンソールを用いることで低コスト化と冗長性確保を両立させた。

センサー系としてはOPY-1のイルミネータを対空レーダへ転用、OPS-48潜望鏡探知レーダ及び国産ミサイル誘導装置と統合したOPY-2を搭載。
対空レーダ、対水上レーダ自体も新型素材を用い探知能力を拡大し、これにより旧もがみ型で限定的だった対空能力も必要充分となった。
レーダ系以外の対水上センサとしてはOAX-3光学センサが採用され、六面固定式カメラと旋回式カメラを併用し、全天候でパッシブ観測が可能である。


対空、対水上以外のセンサーシステムとしては新開発の統合型ソーナーが、旧もがみ型の可変型ソーナーの代替として搭載されている。
艦首部に低周波大出力ソーナーを、艦尾に可変深度ソーナーを対潜・対機雷用を兼ねて搭載し、双方でより高い能力を獲得している。
なお統合型ソーナーなどが獲得した情報は、洋上無線ルータを介して僚艦や哨戒機に共用され、マルチバイスタティックオペレーションにも対応している。

もう一つ、センサーシステムとして欠かせないものが電子戦装置であり、旧もがみ型においてはNOLQ-3の電波探知(ESM)のみ搭載していた。
しかし4850トンに拡大された新もがみ型においては、OPY-2と統合化された空中線に電波探知妨害(EA)アンテナも追加。
COTSベースの完全なデジタル化とEAアンテナのAESA化により、汎用護衛艦やイージス艦に劣らぬ多種多様な脅威へのEA攻撃を可能としている。

そしてこれら演算システム、センサーシステムは全て360度にビデオウォールを持つ、先進型戦闘指揮所において一元管理が可能である。
極論すればCICさえ機能していれば機械運転、航海計画策定、指揮通信、情報共有のすべてが可能なレベルに効率化が進んでいる。
情報表示の一部には拡張現実機能さえ適用されており、もがみ型FFMのC4Iは今後の国産艦の標準・基本形となるとも言われている。

369:戦車の人:2024/09/12(木) 03:31:28 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
4.武器システム

旧もがみ型はどちらかといえば、既存の護衛艦のそれに従った武器システムであったが、4850トンに拡大された新もがみ型は相当な変化を遂げた。
5インチ砲、Sea-RAM、短魚雷発射管、国産RWSなどは原型から踏襲され、上述のC4Iに統合化され、現状でも有力な装備として機能している。
なおRWSは日本製鋼所開発であることに変わりはないが、規模がやや拡大され、ブッシュマスター30ミリ機関砲の搭載が標準化されている。

誘導武器はMk41垂直発射装置が16セルから32セルに拡大され、旧もがみ型の07式VLAに加え23式A-SAMや発達型シースパローにも対応。
標準的な誘導武器搭載数はA-SAM16発、ESSM32発、07式VLA8発とされ、FFMの名前に恥じず対空戦闘能力も大幅に向上。
有効射程100キロを大きく超えるA-SAMを、同時に複数誘導可能な能力を獲得することにより、広域防空護衛艦としても機能しうる。

それ以外の誘導武器としては艦対艦ミサイルが、既存護衛艦の17式から、開発段階では12式対艦誘導弾性能向上型と呼ばれた25式を搭載。
本誘導弾はステルス化とECCM能力、誘導性能を向上させつつ、推進系をターボジェットからターボファンに変更し、大幅に有効射程拡大。
各種索敵手段により目標を特定可能ならば、有効射程は1000キロを超え、大多数の敵艦をアウトレンジ可能なSSMを4連装2基で搭載する。


まMk41VLSは用途に応じて多種多様な誘導武器に対応可能で、艦載型の島嶼防衛用高速滑空弾の発射管制も行える。
こちらは現在配備の進んでいる初期型の段階で、射程1500キロ以上とマッハ10近い飛翔速度を持つ、一種の高速弾道ミサイルである。
我が国土への着上陸をおこなう敵軍へ運動エネルギーと高性能爆薬による面制圧、あるいは敵大型艦の瞬時無力化にも用いられる。

対潜攻撃手段は超音速で飛翔する07式垂直発射対潜ロケット、そして両舷のステルス化構造物に収納された短魚雷発射管である。
前者は音速を超え中間指令誘導などを介して30キロ以上先の、敵潜水艦伏在水域に対潜魚雷を精密投射可能である。
用いられるのは12式魚雷改善型であり、サイドスキャンソナー及び磁気探知機さえ備え、その情報を画像化しより確実な攻撃を行える。

そして攻撃手段以外の、対水雷防御武器システムとしてはあきづき型で最初に実用化された、定置及び自走対魚雷デコイ投射機を搭載する。
主に敵潜水艦から発射された長魚雷に対し、艦と同様の推進音を発し誘引、自爆させるデコイ装置で、能動的な対魚雷防御を可能としている。
これら多種多彩な武器システムを既に開発、配備されたシステム。あるいは商用技術で低コストに実用化した点に、FFMの長所が伺える。

370:戦車の人:2024/09/12(木) 03:32:06 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
5.無人機運用システム

旧もがみ型の段階からFFMは主に機雷掃討のため、OZZ-5という掃海艇と共用化された機雷捜索無人機(UUV)。
そして護衛艦とUUVの捉えた情報に従い、機雷破壊用の爆雷を投下する無人機雷排除システム(USV)の完全な運用能力を備えていた。
機雷掃討用無人機は艦尾の小型ウェルドックより進出、掃海用ヘリコプター等と連携し、機雷伏在水域の安全な掃海を可能とする。

これらシステムは統合型ソーナー及び戦術情報処理システム、そしてFCネットワークやLink16の情報共有のもとに運用が可能である。
そして大陸化に伴いUUV及びUSV双方は、開発段階にあったものを階段一つ飛ばして実用化し、FFMに実用化していた。
USVは大型化の上で商用対水上・水中データ・リンク装置を搭載したUUVとの連携機能、電子光学センサ等による対水上索敵機能を獲得。

やはりある程度の大型化を果たしたUUVは、巡航12ノット程度でかなりの長距離行動能力を持ち、その上で多機能ソーナーを搭載。
ソーナー情報をチームを組むUUVにレーザーないし音波情報として伝達し、対潜・対機雷戦闘双方で、有効な索敵手段として機能する。
両者ともにAIに最適化されたCOTS計算機に管制されており、言うなれば自走できる対潜・対機雷可変深度ソナーとして活用できる。


それがどれほど大きな意義を持つかは対潜、対機雷掃討について、一般公開情報を齧った人間であれば十分理解できるほど大きい。
大雑把に表現するのであれば、もがみ型FFMは自前で自己完結性の高い哨戒艇をもう一つ展開し、潜水艦と機雷に対応できるのである。
更には昨今知能化が珍しくない機雷、あるいは高性能化を進む潜水艦を相手として、人員喪失のリスクを大幅に低減できるのである。

海上自衛隊、そして水上艦隊が掃海艇以下の機雷掃討艦の代替として、十分機能することを確信するだけの性能ではあったのだ。
勿論、実際の掃海作業においては航空護衛艦や航空集団の支援を仰ぐことになるが、その気になれば単独でも機雷処理を行える。
あるいは対潜戦闘で自前のセンサーシステムを複数分離させ、敵潜水艦の更なる確実な無力化を行うことが可能となったのである。

また近年では潜水行動も可能な戦闘支援用USVの開発と実用化も進んでおり、近い将来においてはこちらの運用対応も行われる。
半潜水式かつステルス化を果たした無人戦闘艇で、各種ミサイル発射可能なVLSを備えるという、一種の無人護衛艦である。
当然相応の処理能力とネットワークシステムを必要とするが、OYX-1-29を主体とするC4Iは概ね無理なく、機材変更で対応可能とされている。

371:戦車の人:2024/09/12(木) 03:33:10 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
6.航空機運用能力

対潜・掃海双方で無人機材を併用するFFMであるが、同時に人の手によらねば手に負えない状況も想定し、哨戒ヘリ運用能力も備えている。
汎用護衛艦と異なり複数機体運用は割り切られているが、格納庫及び飛行甲板はSH-60K/L哨戒ヘリ1機の運用に完全に対応。
デジタルヘリデータリンクシステムを介して、常時情報共有が可能であり、母艦や無人機の索敵の補完、あるいは拡張に対応している。

無論無人航空機の離着艦にも対応しているが、基本的には各種訓練を受けた人間が操る哨戒ヘリの運用が一般化されている。
SH-60系列ヘリコプターのC4Iが近代化され、更には広大な行動半径を持ち、何より訓練された人員という最良の判断能力を有する。
この利点は自動化と省力化を一義としたFFMにおいても無視できず、常に最低でもSH-60系列のヘリコプターが1機搭載されている。

なお現行主力のSH-60KないしSH-60Lは、ネットワークシステム及びセンサー、武器管制システム刷新に加え、防熱処理も改善されている。
これはアデン湾部隊派遣などにおいて、高温多湿環境下における運用において、稼働率低下及び整備ローテ増大が生じた教訓に基づく。
我が国が大陸化した影響。つまりより南の領土領海を守るにあたり、高温多湿環境における高い稼働率獲得は不可欠であった。


このようにもがみ型FFMの搭載機はSH-60系列が主力であるが、小型の低速長時間滞空をおこなう無人機の運用にも対応している。
海上自衛隊は列島日本時代から、アデン湾等への海賊対処行動にも従事しており、無人機による索敵が可能なら越したことはない。
有人哨戒ヘリコプターを不審船、海賊船捕捉水域に派遣する前に、少なくとも人命を失わない無人機の価値は非常に大きい。

近年では複数メーカーの国産無人艦載機の開発も進んでおり、もがみ型FFM以外のイージス艦、汎用護衛艦でも普及しつつある。
昨今の不審船や海賊が重武装かつ知能化が進む状況において、第一陣に無人機、第二陣に哨戒ヘリと護衛艦を進発させる。
そのような安全確保手段が海上自衛隊においても一般化されつつあり、何よりも教育と経験を積んだ隊員の命を重んじている。

また無人航空機とSH-60系列は、SH-60が洋上無線ルータやLink16の中継地点となることで、より遠方に無人航空機を投入。
人員喪失の危険を冒さず平時からグレーゾーン、あるいは有事における索敵拡張手段としても活用可能である、
本クラスが実用化した各種無人機運用ノウハウと機材は、逐次イージス艦や汎用護衛艦、掃海艦等にもフィードバックされつつある。

372:戦車の人:2024/09/12(木) 03:34:15 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
7.総評

嘗てのたかなみ型に匹敵する排水量と規模に達しつつも、無人機運用を含めより汎用性を高め、省力化と戦闘能力を向上。
同時に10隻単位の多数建造のスケールメリットを用い、調達単価700億円まで低コスト化を果たしたもがみ型は、大いに歓迎された。
第三世代DDよりも高度なC4I及び無人機運用能力を獲得しつつ、乗員100名で運用できるFFMとはそれほど大きな意義を有した。

BMD能力こそ有さないとは言え、広域防空能力を持つ省力化護衛艦多数の建造は、艦隊と国土双方の防空にも意義は大きい。
航空自衛隊のJADGEシステムとリンクすることで、我が国土へ飛来する超音速大量破壊兵器を、低コストな護衛艦が阻止できる。
この利点は航空自衛隊、そして陸上自衛隊高射特科群にも大きな理解を獲得し、本土防空における共同交戦能力をより高めている。

各種無人機を併用した掃海能力は、今なお相当数が存在する、太平洋戦争や朝鮮戦争当時の機雷の安全な処分に活躍している。
近い将来、ウクライナでの戦争が何らかの形で終結した場合は、黒海における機雷除去作業に従事する可能性も高いと噂されている。
無論、これはその段階において国際連合が機能を失わず、戦争当事国や欧米諸国は常識と正気を維持している限りにおいて、であるが。


対空、対水上、対潜、対機雷戦の何れにおいても、無人機を併用し安全化の上で対応可能な本クラスは、文字通り海自の主力となった。
建造単価700億円程度でこれほど多彩な状況に対応可能な護衛艦を建造できるというのは、それだけで安全保障に繋がる。
事実、東南アジア諸国やオーストラリア、台湾などから輸入打診が相次ぎ、防衛省や内閣官房の共同協議事案にまで発展している。

最終的には80隻の調達が予定されており三菱重工業、三井造船、ジャパンマリンユナイテッド等の複数造船企業で建造が進んでいる。
昨今の水上戦闘艦としては異例の。それこそアーレイ・バーク級に匹敵する建造数で、COTSリフレッシュによる長期運用も視野に入っている。
俗に言うミッションモジュール方式ではなく、当初より必要充分な装備をホットスワップ方式で搭載するからこそ、発達余裕も大きな物となった。

恐らく向こう40年前後はC4Iや戦闘艤装の近代化を重ねつつ、沿岸警備や国外への護衛艦派遣任務などで活躍し続けるであろう。
あるいは大型航空護衛艦や空母型揚陸艦よりも、このような汎用艦を80隻も揃えてくることこそ、外洋海軍となった海自の象徴かもしれない。
現在既に40隻近くが竣工。対露・対中最前線の水上艦部隊などに配備され、近海警備や機雷捜索、時には海難救助等に活躍している。

373:戦車の人:2024/09/12(木) 03:41:11 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
以上となります、wikiへの転載はご自由に。
はい。来年度より建造の始まる新型FFM80隻からなる、空母機動部隊とは異なるもう一つの主力艦隊です。
原型からそれほど変わっていません、変える必要がないほど完成度が高いFFMだからです。

故にもがみ型を当初より新型FFMとして建造したことにして、配備数を24隻から80隻に増やしてみました。
数量5倍の通例に従えば120隻ですし、それくらいの建造も不可能ではないでしょうが、
余りに同型艦が多すぎると次世代の更新で難儀し、何より省力化で上昇した人員充足率が台無しになってしまいます。

まあ80隻でも大概なのですが、アメちゃんがどうなるか分からないご時世ですので、
中国海軍のフリゲート以下の中型・小型戦闘艦の大艦隊に対抗、優越出来る数量として80隻に決めました。
なお建造数が建造数なので三井造船にも、警備艦建造事業に復帰してもらいました。

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最終更新:2025年03月07日 23:57