399 :New ◆QTlJyklQpI:2012/03/23(金) 16:46:33
次元大戦ネタSS ~最終戦争~
1962年、キューバの共産化とソ連の核ミサイルのキューバへの設置にアメリカ合衆国は反発。
アメリカのキューバ空爆から始まった戦闘はキューバを焦土に変えたが代償にソ連が核ミサイルを発射、
アメリカも応戦して核ミサイルを発射したがその直後にはアメリカで多数のキノコ雲が立ち上りつつあった。
「ワシントンDCにもミサイル接近、数およそ10!」
「迎撃用の核ミサイルは?」
「先ほどの迎撃で打ち止めです大統領」
「そうか・・・」
アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディは自分が合衆国最後の大統領になるのを自覚しつつ数分後に水爆により蒸発した。
その後も両国からは指揮系統が消滅しながらも核ミサイル基地や原子力潜水艦からミサイルが飛んでいき、それぞれの国に
新たなキノコ雲を生産しつつあった。第三次世界大戦は数日で幕を下ろした。
一方その頃ゲートの向こうでは
夢幻会メンバーが報告を聞いていた。
「バルト海ゲートから潜入しようとしていたソ連の潜水艦はすべて撃沈。フロリダは向こうの核攻撃の影響か若干放射線が
漏れてきております」
「向こうの日本と英国は?」
「ミサイル迎撃はほぼ成功、ソ連潜水艦も撃沈しましたが英国は大陸からの放射性物質を警戒して王室を先にこちらの英国に避難させています。
日本はまだ放射能汚染の兆候は見当たりませんが同じく皇室の避難を打診して来ております」
「遥●なる星を地で行くことになるとはな・・・・・」
「しかも、史実よりも強力なソ連と戦った分どちらも国家崩壊は免れないでしょう。中国も朝鮮にもたっぷりと核が降り注いだようですし」
「そして中東でもイスラエルとアラブが核で相撃ちしてる。戦後は核の冬かな?」
メンバーはこれからの向こうの世界のことを考えつつ、その原因を考えると自業自得だとも思った。
1947年から始まった並行世界同士の戦いにより向こうの世界では共産主義陣営が拡大しユーラシアのほとんどを
赤に染めた。アメリカ合衆国は戦力の不足により講和し日本国と英国の防衛を向こうの日英枢軸の同盟軍に依頼した。
同盟としては「アホか。さっさと賠償金払え」なのだがバルト海ゲートの事もあり共産主義陣営との次元大戦は勘弁してほしく、
結局日本国には大日本帝國軍を英国には英と枢軸の連合軍が駐留することになった。
共産主義陣営は「米帝が苦し紛れにファシストと手を結んだ」として海を挟んで小競り合いが多発したが大陸国家故の海上戦闘の不慣れと
急速に拡大した勢力圏に戦力を取られたため本格的な戦闘にはならなかった。
一方のアメリカでは一応の戦力再編が成ったものの今度は同盟軍との関係がギクシャクし始めていた。
赤化した欧州から亡命してくる富裕層は「共産主義よりファシストのほうがマシだ」とゲートを潜って向こうの欧州に行ったため
資本がアメリカに入って来ず、同様に技術者も向こうの世界に手を出して赤化の原因を作ったアメリカを好まずに皆ゲートを潜っていった。
その資本家や技術者らに加えて同盟各国間の次元大戦後の連携によって飛躍的に国力と軍事力を高める光景は
アメリカ風邪対策と既存の軍備再編に時間とリソースを浪費したアメリカの恐怖心を煽っていた。
そして日本帝國が仲介して軟着陸させようとしていたベトナム戦争に介入し始めたことで対立は決定的になった。
史実と違い早期からナパームや枯葉剤など手段を選ばない戦闘に向こうのベトナム国民が激怒し北ベトナムの支援を決定。
華南兵との戦いで鍛えられ、日本製装備で身を固めたベトナム兵の投入で完全な泥沼に陥った。
更に日英も再編した戦力をベトナムに向けた米国を非難し同盟との連携をより強めることになった。
そんな中で起きたキューバ危機にこれ以上の威信低下を防ぎたいアメリカは空爆という強硬手段に打って出る。
しかし、史実よりも核戦力を増強していた(史実ではソ連300発、アメリカ5000発 この世界ではソ連2000発、アメリカ4000発)
ソ連は核攻撃に打って出て、結果として両陣営の各国に核の雨が降り注いだ。
同盟が駐留する日英には新開発されたミサイル迎撃システムで何とか直撃は免れたが放射線は如何ともしがたく一部では
ゲート先への避難計画まで上がっている。そして夢幻会メンバーはある計画の実行を検討していた。
「北米や欧州諸国に軍を派遣して技術と資源の収奪か・・・・2匹目のドジョウを狙うか」
「向こうの合衆国の資源と技術は是非欲しい。それにその資源と技術で合衆国国民を保護すると言えば下手に怨みも
買わないだろう」
かくして、夢幻会メンバーは向こうの世界の北米派遣を同盟各国に打診することになった。
最終更新:2025年03月15日 14:33