484:陣龍:2024/12/13(金) 23:38:48 HOST:124-241-072-209.pool.fctv.ne.jp

【FALLOUT × 日本大陸 ~或いは人類文明圏最後の守護者~】


「……この情報は真です?」
「全ての意味で信じられない話ですが、本当です」
「最終戦争から相当経過してると言うのに、イギリス本国……それも、英王室の生き残りが、オーストラリアに漂着して保護された。
奇跡としか言いようがないです」
「それも我々の常識だととっくに放射能障害で根治不能なまでに衰弱してそうな汚染駄々洩れ原潜で、ですしね……」
「尚、そんなレベルでも真空管世界的には相当放射能対策に気を使った貴人脱出用原潜だとの事」
「やっぱこの世界狂ってるわ」


「……この件に付いては、日本は完全に外野なのでオーストラリアに委ねるより他無いですが、どうなると思いますか嶋田さん」
「少なくとも、今更例の女王陛下……もとい、臨時大統領殿の家系に婚姻で組み入れる訳が有りませんし、
一定の厚遇と保護のみ行うもそれ以外は許さず、辺りかと」
「その方が双方にとって一番穏当ですね……」


――――半ば忘れつつ有られた英本土はブリテン島より、幾年月を掛けて遥々オーストラリア近海までたどり着くも、
掃海漏れした米製機雷に蝕雷した事で豪州沿岸部に流れ着いて保護されたイギリス王室の生き残り。
そんな彼らの第一発見者は、西太平洋の愛獣兼守護者に成りつつ有ったシャチの一家だったと言う。



『 旧世界より来たりし者 ~英国王室よ、永遠に~ 』



 西太平洋地域外に派遣されてからは、真空管世界が遺物の人造兵器たちとの無制限交戦や重篤な放射能汚染による
変異生物や異常環境を前に七転八倒を続けている自動人形達や軍人達であったが、
一方で国内の民間人等は比較的平穏無事に復興作業であったり、実質一日で終結した戦時中から多少自由度が増えた日常を過ごしていた。
どんな時であろうと商機を見出す商魂逞しい人間と言う存在は居るもので、タイ王国であったり日本帝国で確認と確保され、
そのままペット化された巨大化した犬猫やタヌキの存在に着目し、新しいペット需要と言う【カネの匂い】を現金化するべく、
名目上変異生物の調査とした志願で新規に巨大化した生物を捕獲し繁殖させようと目論んだ人間も居た位に、
ある意味平和であった。

 尚、実際の変異生物調査にて発見された先の犬猫と狸の様な例は極めて特殊な例外であり、
インドシナ半島では中国本土から越境して来た少数の巨大化スズメや炎を吐くアリが発見され、
幸運にも人員被害こそ無かったものの調査部隊の車両が数台破壊されていたり、インドネシアでは成獣の虎も丸呑み出来る程に
巨大で悪食な蛇が調査部隊と交戦し駆除される等、敵地に直接乗り込んで行く軍人達に次いで危険性の高い任務にして仕事であるのだが、
それでも奇跡の一攫千金のチャンスを皮算用していたり、又は単純に新種の動植物の存在に首ったけなある種能天気な人間が時折、
調査部隊に志願して従事していたりする。とは言え部隊には必ず自動人形が多数同行して居るので、何某の問題が起きる事は余り無かったりする。

485:陣龍:2024/12/13(金) 23:40:11 HOST:124-241-072-209.pool.fctv.ne.jp

 そして軍人達と民間人がそれぞれの場所でやるべき事を果たしている中、文字通りに一番の東奔西走を強いられているのは、
日本の海上保安庁を筆頭とした各国の沿岸警備隊や海上警察、そして半官半民出資で創設された海洋調査団体のシーシェパードであった。
前者に付いては説明不要として省くが、後者の海洋調査団体であるシーシェパードの始まりは意外と古く、
日本が牽引する形で西太平洋地域を半導体経済一色に完全に染め上げ、その他の世界が真空管世界を堅持する事で
袂を完全に分ち切った西暦1990年代前後、各国それぞれが独自に組織されていた海洋調査団を、
宗主国に引き摺られる様に衰退を進んでいたカナダからオーストラリアへと『脱出移民』した家系の子孫が旗振りする形で統合された国際団体である。
その創設理由は事実上唯一無二であり、主にアメリカ船籍が意図的に海洋へ不法投棄を繰り返す環境汚染に対する対抗である。

 当然ながら、各国政府が外交ルート上の抗議だけに止めず、時と場合によっては排他的経済水域内を超えて公海に置いても、
不法投棄を繰り返すアメリカ船等へ警告や逮捕、時には武力排除すらも行ってはいたが、当のアメリカからの反応は馬耳東風、
寧ろ海洋投棄を非難する西太平洋の各国家にあざ笑うかのように『海洋投棄の何が悪いのか』等と、寧ろ脳無しな生徒を嗜めるかの如き態度で有り、
しかも海洋投棄するアメリカ船舶の排除行動に対して『一方的な不法行為は極めて遺憾』と逆非難をしてくる等、
最早交渉自体が無しの飛礫で成り立つ余地が無かった。海洋汚染による生物濃縮問題等を実例や証拠付きで提示しても、
冷戦体制に置ける実質的対立陣営相手と言う事も有ってか、頭から完全否定して無視されているアメリカ相手では、
まさか全面戦争をやらかす訳にも行かないのでフラストレーションを溜め込みながら対処療法的に追っ払い続けるより他無かった。


 そう言った経緯もあり、政府や軍だけでは力不足、と言うより領域が広大過ぎて手が回らないと言う事から、主にアメリカ、
その他日本海や東シナ海にてソ連と中国が幾らか海洋投棄を続ける事への対抗として、その被害を被った漁業関係者や海洋学者等が
中心となった海洋自警団的存在が、西太平洋地域の各所にて自然発生的に複数出現し、単純な抗議声明や通報だけに留まらず、
一部でアメリカ船舶に衝突させて力付くで追い払う事件が発生する事態も発生。アメリカとの外交問題や摩擦はこの際今更なので開き直るとしても、
法的身分が一般人でしか無い海洋自警団がアメリカ船舶と各所で【衝突】を繰り返して居たら、何時か必ずエスカレーションの末に武力紛争すら起きかねず、
そしてアメリカの言動等から見ると、下手をすれば世界最終戦争の引き金に成り得るかも知れない。しかしそもそも彼ら彼女ら海洋自警団が
出現したのはアメリカ主体の海洋汚染投棄を、政府や軍らが完全に止められないが故であり、強引に止めるのならば政府や軍への支持率に
大打撃が与えられる事間違い無し。そう言う事情もあり、ある意味進退窮まった所で、件の移民何世であるカナダ系オーストラリア人が
主張し取り纏めに動き出していた『国際的な半官半民の海洋保全調査団体』構想は、正しく文字通りに渡りに船であった。
色々と法律その他で問題になりそうだが、兎にも角にも『全ては海洋投棄を止めないアメリカが悪い』で蓋をしていた。

 結果、気付けば半世紀以上に渡って海洋調査と保全活動に邁進し、又官軍民それぞれの人材を受け入れている事から一部で
『癒着』等と言われる事等どこ吹く風と、海上の牧羊犬と自負したシェパードの旗を掲げていた彼ら彼女らは、
最終戦争中こそ出来る限り船舶の放射能汚染対策を施した上でシェルター内に避難していたが、事実上一日で戦争終結後、
流石に数ヵ月程度こそ逼迫していたが、自動人形らの除染対策が多少なりとも片付く目途が付いた頃には、
一着が相当お高い値段な最新の防護服を身に纏い、自動人形だけで運用する一部の駆逐艦と共に海洋調査を再開していた。
この調査は志願者制で最悪は死の危険が有ると明言されていたにも拘らず、必要人数を上回る志願者が出たのは、
未だに創設当初の金看板『海洋の牧羊犬』と言う信念が生き残っているが故の、モラルの高さであった。


487:陣龍:2024/12/13(金) 23:43:22 HOST:124-241-072-209.pool.fctv.ne.jp


 そんな中で、件の『黄土色の巨人』ことスーパーミュータント等が出現や一部漂着し、FEVと重篤な放射能汚染、
海洋汚染から陸海空全ての野生生物に巨大化や狂暴化等の異変が発生していても、彼ら彼女らの行動は特に変わらなかった。
【護身用】として特例で装備した船体に小口径主砲一門、機関砲複数の『海洋調査船』で外洋に乗り出し、
様々な海洋生物の採取と調査、そして危害行動をする海洋生物をその武装で討伐し、
時折漂流している旧敵国の艦艇を発見時には関係近隣国へ通信報告する。危険な海洋生物の討伐をしている間に、
何時の間にか必死の除染作業の結果ある程度マトモな状況になった西太平洋海域にシャチだのアザラシだのイルカだのが多数逃げ込んで来たり、
どう言う訳か一部のシャチやイルカ等は、人語を一定度理解・認識して共に危害行動を繰り返す海洋変異生物討伐での、
目標への誘導や誘因、更に体当たり等でのサポートもされると言う状況に、正当な海洋生物学者が常時頭を抱えて居たり、
荒くれ者の代名詞的に血の気の多い漁師が自身の新しい孫扱いで可愛がる等の微笑ましい光景が何時もの事に成りつつある中、
一つの事件が起きる。


 米本土から無限に機雷放流されていると言う衝撃的ニュースが西太平洋地域各国に激震を走らせ、
余波で株価が飛んでも無い乱高下すると言う事態が発生している中で、日本帝国の海上保安庁所属の巡視船やシーシェパードの調査船、
オーストラリア海軍の駆逐艦がオーストラリア南方の海洋の調査を行っている最中、最終戦争後には今の今まで一度たりとも
受信する事の無かったSOS信号を繰り返し探知する。当然近隣の友軍艦艇が発信した形跡はなく、
そもそも西太平洋条約機構にて採用されている規格とは全く違う信号であった。その為、最終戦争から十何年も経過してから
今更救難信号を出してくる米ソ艦艇でも居るのかと思われた矢先に、額に付いた傷がローマ字の『L』に見える事からロレッタと愛称が名付けられている、
最近危険な海洋生物の駆除の手伝いや誘導をしてくれているシャチの一家が訪れ、小船団を呼んで誘導する動きを見せた事で、
何事か発生したかと追走して行った所、SOS信号の反応が強く成り続けた末に、オーストラリア本土の僻地な砂浜に上陸、
と言うより漂着した英国海軍の原子力潜水艦を発見。完全に想定外の事態に、乗員や艦長らすらも大口を開けて唖然としている中で、
人間で言えば胸を張ったドヤ顔でもして居そうな雰囲気で潮吹きしているシャチの映像は、後世にて情報公開にて公表された後、
衝撃記録映像等と称して放映されたと言う。


 第一発見者たちの衝撃は兎も角、緊急で発信された英国原潜漂着の一報は特にオーストラリアに巨大な衝撃を齎した。
しかしその衝撃の意味は、最終戦争後に修繕が後回しにしていたとは言え、対潜哨戒網に引っかかる事無く原子力潜水艦が
漂着した事への危機感であり、決して【旧宗主国】に対する憐憫等では無かったのだが、続報で『英国原潜乗組員の中に英国王室の王族有り』との報告には、
流石に引っ繰り返る勢いだったと言う。最終的に、『御褒美』の培養肉でも色が付いた方であるお高い方の培養肉が先のシャチの『ロレッタ』一家にヘリ輸送で送られた後、
その輸送ヘリに同行したドクターヘリにて、最終戦争時に設営されそのまま解体されずに残されていた事を勿怪の幸いとして、
設備の整っている郊外の野戦病院へ搬送された『英国王室の王族』とその他乗組員たちは、最悪変異してベヒモスかスーパーミュータント等に
変異した場合区画ごと吹き飛ばす準備も行われつつの治療は順調に進み、謎だらけな真空管世界に置ける異常な放射能耐性等の知見も
得られつつの聞き取り調査が行われたが、その内容は凡そ予想通りであった。

488:陣龍:2024/12/13(金) 23:45:29 HOST:124-241-072-209.pool.fctv.ne.jp

 最終戦争が開幕直後、英国本土は欧州と同じく殆どマトモな迎撃も出来ずに、多数の核ミサイルを被弾して壊滅した。経済や工業、
技術力の衰退も有り、アメリカ程に大規模で完成度の高いシェルターを多数建設する事等夢物語であり、日本勢力圏が実現した極めて濃密で
隙の無い迎撃網等は更に夢物語を通り越した異世界の話に等しい有様でも有る悲惨さであった。当然その状況は英国政府等の一部上層部も認識していたが、
だからと言って何らかのアクションを起こすだけの国力等、アメリカにあらゆるモノを吸い取られ続けてとっくに擦り切れ切っており、出来る事は何も無かった。
その為、爪に火を点す様に建造した僅かばかりの原子力潜水艦の更に数隻を、本土脱出用の貴人向け潜水艦として秘密裏に改装。
国民も為政者の責任も見捨てて逃げるも同然な、事実上の背信行為に等しいのだが、現実的に考えて『何も』守る能力も無い以上、
少人数だけでも脱出させると言うのは『非常な選択』としては未だ現実的と言える事では有った。そうなるまで半ば無為無策に近い有様で右往左往していたと言うのは、
過去の栄光を歴史書等から知る人間に取っては何とも物悲しい結末であったが。

 その後、予想されていた通りに世界最終戦争が勃発し、同じく予想されていた通りに迎撃も退避も能力不十分にて多数がブリテン島の全土に突き刺さり、
核の炎で焼き払われる中で、栄光あるロイヤルネイビーの残滓と言う事も憚れる、原子力潜水艦少数の英本土脱出艦隊が緊急出航。
生存確率を少しでも上げるべく、一生の別れを覚悟した英国王室の一族がそれぞれに分乗して脱出し、
各艦はそれぞれ分派し生存して居る確率が高い遠隔地の英連邦構成国……より正確に言えば、オーストラリアかニュージーランドらの下へ
逃げ込もうとしていたのだった。本来は一言断りの一報程度は入れるのが常識なのだが、散々日本等に【コケ】にされ続けて
一部パラノイア的性質を見せつつ有ったアメリカの存在を考えると、最悪傍受される危険性も考えて発信する事は叶わなかったし、
最終戦争中は余りにも世界各地で核兵器が炸裂して通信状況が最悪も最悪であり、西太平洋条約機構も全面核戦争で全く余裕が無かった事からも、
英国脱出艦隊の通信は一切届く事は無かった。それ以前に、脱出した英国原潜も大西洋へ進出していたソ連原潜艦隊と不時遭遇戦となり、
何とかソ連原潜を全艦撃沈するも脱出艦隊の数隻が重篤な損害か撃沈される被害を被る等、出航して間もないのに早くも貴重な原潜ばかりか、
英国王族も数名行方不明者リスト入りと言う最悪の出撃となる羽目に陥っていた。


 そして、世界最終戦争後。世界で核ミサイルが飛び交う事態が収まったからと言って、英国原潜艦隊の苦難は全く終わらない以前に、
これから始まっていた。ソ連原潜との突発的な戦闘により全艦が大なり小なり損傷を起こしていた上に、太平洋側でも発生して居た海洋生物の巨大化や狂暴化が、
大西洋側では更に規模と危険性を拡大させて多発。漂流している大型客船が、巨大なタコらしき生物によって転覆させられ、中の生き残っていたらしい人間が食べられた、
等と言う証言の様に、最早生物学的常識が何も通用しない悪夢の死地から必死に脱出を図った英国原潜艦隊は、一隻また一隻と落伍や行方不明、
座礁等で王族諸共原子力潜水艦が失われて行き、尚且つ道中で食料等の補給や修理の為に上陸や停泊を余儀なくされ、
そしてレイダーと化した現地住民と交戦する等の様々な苦難を重ね続けた結果、最終的にオーストラリア近海迄辿り着けたのが唯一この一隻のみだった上に、
アメリカ製機雷に蝕雷して航行不能と化して漂流、僻地の浜辺に打ち上げられる形で上陸したものの、それまでで限界一杯だった緊張の糸が切れ、
直接乗り込み調査した人員が引っ張り出すまで原潜の中で気絶していた、と言う事だった。

489:陣龍:2024/12/13(金) 23:46:27 HOST:124-241-072-209.pool.fctv.ne.jp


「……それで、暫定的とは言え決定した事は、旧イギリス本土王家は特例の保護待遇で受け入れる。原潜に搭載していた王家由来の諸々はオーストラリア政府に譲渡。
原潜は調査後に解体処分。臨時大統領との婚姻等は決して認めない。こんな所だそうで」
「順当……って、所かしらね?下手に本土王家と臨時大統領の家系が結婚とかして合流とか言い出されたら内乱起きかねないから」
「ですねぇ……。長期の断絶も有って、イギリスとオーストラリア間の心身の距離感は相当ですから」
「そう言えば王位継承の為の財宝も奇跡的にこっちに辿り着いた事ですから、改めて王位継承式典とかやるんでしょうかね?」
「どうかなぁ……今の【臨時大統領】の立場に当人らも満足しているし、今更王家を復活させるのもどうかと言う考えも分かるが」
「とは言え、あの【臨時大統領】の始まりからして、本来の王位継承権を無視した政治的云々かんぬんの結果でもあるから、
数十年ぶりに有るべき場所に戻るべき、と言う考えもある筈」
「こればっかりは、オーストリア人の選択に任せるべきでしょう。国論真っ二つにも程が有る位に大激論が起きそうですけど」


「……命懸けで脱出した王族が生き残りましてハッピーエンドでした、で終わったら楽だったんですよねぇ」
「政治と言うのはそう言うモノですからね。物語の終わった後も、現実は終わる事は有りません」
「ですね……物語と言えば、例の南雲さんが今回の英国原潜の第一発見者だそうで」
「……この世界では、色んな意味で出ずっぱりですね。南雲さん」



 発見者である事以外は、今回は基本的に外野に居る日本は夢幻会。その為怒涛の如く雪崩れ込んで来る真空管世界の諸々の悪報続きの中での
今回のある種の吉報は精神面で一息吐かせる物であったが、嶋田さんは色々と美味しい立場なのか何なのか分からない領域に居る例の南雲さんに、
帰って来たら何か良い茶菓子と玉露でも渡そうかとでも考えていた。

490:陣龍:2024/12/13(金) 23:51:28 HOST:124-241-072-209.pool.fctv.ne.jp
|д゚) 以上、英国原潜登場のイギリス王族に付いてでした。転載等は御髄に

|д゚) 実際の所、政治的影響力等は何も無しな、実質一般人相当で警護(監視)付のままで
    一生を終えるルートに入る気がしますが、その方が諸々で良かったのでしょうね。メシも美味いし
+ タグ編集
  • タグ:
  • 日本大陸×版権
  • 日本大陸×FALLOUT
  • FALLOUT
最終更新:2025年03月15日 16:02