317 名前:635[sage] 投稿日:2024/12/28(土) 17:53:17 ID:119-171-248-67.rev.home.ne.jp [12/36]

憂鬱SRW支援 ネタ 名もなき彼ら彼女らは絶望に抗い評決の日の歌を歌い続けたようです



侵略者と戦いつつ数多の星に数多の国々を支援する連合は各種情報収集も行っている。
そんな情報を記録する部署の職員で元レイヴン(ゲーム的な意味で)転生者の一人はある記録を見つけた。


「なあコレ見てくれ。」

「あん?なんだ?」


その記録を同僚の同じく元レイヴン(傭兵とゲーム的な意味で)の男に話し掛ける。


「俺等の元世界の歌って色んなとこで歌われてるじゃないか?」

「ああ…その作品世界の歌手やらアイドルが地球温暖歌歌ったり、その原作にも出たアイドルが歌ってたりするな…。」

「どうもThinkerなんかも歌われてる様なんだ。」

「マジか…言っちゃ悪いがAC系列の歌は余り鼓舞とかそっち向きじゃないぞ。」

「それでも歌う人間はいるみたいなんだ。」


同僚の男はマジかあという顔をする。
同僚の男にすれば意外であると同時に嬉しくもあった歌とすれば日陰者もいいところ、
物悲しくも何処か心に染みる歌を歌い、歌い継ぐ人々が存在するということは。


「それで?」

「うん…Day After Dayも歌われいる様なのだけど扶桑の様な日系の国を渡り歩き訳された歌詞を収集、記録した転生者がいるみたいなんだ。」

「ほう…そんな奇特なことするやつが存在するとはな。」

「その人物…元レイヴンだった様なのだけどその後の行方は分からないけどどうもそれらの国が生きた証として残したかったみたいなんだ。」

「なるほど…。」


同僚の男は職員の言葉に頷く。
昨今、繁栄を極めた国家が宇宙怪獣やら侵略者やらその他諸々に滅ぼされる事例は珍しくない。
彼らの生きた証を残したいと行動起こす人物がいても可笑しくないだろう。


「じゃあ見てみるか…そいつの残した生きた証ってやつを。」




「最初のは扶桑のウィッチだね。」

「もっさんとかか?」

「いや写真はあるけど名前は残っていない。どうも欧州に派遣され散った扶桑のウィッチの一人らしい。
歌が上手な儚げな少女だったとは記録されてるけど…。」

「外見から調べられたら歌詞を遺族に送ってやれ…多分遺作になるだろうからな…。」


砕けた壁の隙間を忘れないで
黒い空に渦巻く闇、その中を舞う影
日々、魔法の輝きで絶望を切り裂きながら
けれど、力はすり減り、仲間の声は遠のいていく
それでも私は立ち上がる
この滅びの大地で

そういえば、瓦礫の中に咲く白い花を見つけた
ああ、この世界にもまだ微かな希望があるのか
魂は彷徨い使命と恐怖に縛られながら
それでも守りたいものを胸に抱いて
この終わりなき戦いに意味を探している
私たちの世界はもうどれだけ侵されてしまったのだろう?

壁の隙間を忘れないで
異形の咆哮が響く中
私たちはただ、銃弾を放つ
魔法の箒を駆り、消耗した体で立ち向かう
私たちの力の源は、犠牲となった前の世代
それでも、私はまた立ち上がる

そういえば瓦礫の中に咲く白い花を見つけた
日々、戦いは続いていく
日々、戦いは続いていく

318 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2024/12/28(土) 17:53:43 ID:opt-133-123-174-231.client.pikara.ne.jp [4/38]
313
Zプラスがそれでは?

319 名前:635[sage] 投稿日:2024/12/28(土) 17:53:53 ID:119-171-248-67.rev.home.ne.jp [13/36]



「末期戦だな…。」「末期戦だね…。」


二人は溜息を吐き、現実に一人の少女が散ったという事実に暗い顔をする。


「彼女は戦う理由を見つけられたのかな…?」

「見つけられたんだろうよ。そうじゃなきゃこんな歌を歌わないだろうよ。」

「満足に逝けたのかな?」

「そら当人しか分からないだろうよ。」






「次は同じくどこぞの地球の自衛官だね☆」

「何処でDay After Day知った?というかどうやって収集した?」

「それを聞くのは野暮というものだよ。やっぱり鬼籍に入ってるし。」

「色んな意味で大丈夫か…?」


崩れた壁の隙間を忘れるな
焼け焦げた空の下、影のように漂う
日々、生き残るために戦い続ける
廃墟と化したこの地で終わりなき戦火を潜り抜け
ただ手にするのはわずかな報酬と次の命令

そういえば、瓦礫の間に咲く小さな花を見つけた
ああ、この荒廃の果てにもまだ命がある
魂は彷徨い、未来を失いながらも
絶望の中で帰るべき場所を探している
だが、この戦いに終わりはあるのか?
この星はもうどれだけ汚されたのだろうか?

壁の隙間を忘れるな
異星の機械が迫りくる中
俺たちはただ最後の砦を守り続ける
日々を飲み込む暗闇の中で
手にした武器は友軍の残骸
だが、それでも俺たちは立ち上がる

そういえば瓦礫の間に咲く小さな花を見つけた
日々、戦いは続いていく
日々、戦いは続いていく



「絶望的だな…。」「絶望的だね、EDFすら想起されるよ。」

「ちなみにコレ、手書きの歌詞で破壊された軍事施設から見つかったよ。」

「これも遺族に送ってやれ…。」

「いるかな?生きていればいいけど…。」

320 名前:635[sage] 投稿日:2024/12/28(土) 17:59:13 ID:119-171-248-67.rev.home.ne.jp [14/36]
以上になります。転載はご自由にどうぞ。

そもそもは他世界に合わせDay After Dayの歌詞の訳変えたらどうなるのかとの試行錯誤の一環のネタでした(ネタスレネタ原型)

スパロボαシリーズで地球温暖歌が歌われたので同様に他の地球温暖歌も歌われているだろうことは明白。
クロスオーバーな憂鬱SRWならばACシリーズの歌も歌われているのだはと思った次第。
元レイヴンなどが歌うのを見てゲン担ぎで歌い出したのが広く人間讃歌として伝わったのと妄想しておりまする。
人間讃歌を聞いた主任とか心の底から大きな笑い声上げてそうですが。

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最終更新:2025年03月16日 21:50