896 名前:弥次郎@お外[sage] 投稿日:2025/01/02(木) 21:13:21 ID:p2570027-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp [83/97]
憂鬱SRW ファンタジールート 設定集【扶桑皇国 山西航空 艦上戦闘機 試製紫電改二乙】
試製紫電改二乙
型式番号:N1K3-A2
原型機:山西航空 艦上戦闘機 紫電改
設計:扶桑皇国 山西航空
監修:シティシス(地球連合)
運用:扶桑皇国海軍
分類:艦上戦闘機
全長等:原型機に準ずる(はず)
エンジン:二段三速過給器付きハ四三-一一型(離昇2200馬力)
補助動力:補助エーテルリアクター
装甲材:高純度ジュラルミン/エーテルエンチャント装甲
防御機関:エーテルバリア発生装置
制御機関:演算宝珠
武装:
翼部20ミリ機関砲×4
胴体部12.7ミリ機関砲(プロペラ同調型)×1
60kg爆弾×4発 または 250kg爆弾×2発 もしくは100ミリロケット弾
概要:
扶桑皇国の山西航空が開発した紫電改の艦上機バリエーションである改二(N1K3-A)を元に、シティシスの技術を導入して製造された航空機。
零戦で試験された知見などをフィードバックし、さらに日本国召喚日本で保存されていた資料を基にして生み出されている。
本格的にエーテル技術を盛り込んだ航空機の先駆けとして、各地で運用された。
前史:
シティシスがナイツ&マジック世界(以下、ナイツマ世界)で得たエーテル技術は、ストパン世界にとっても非常に有益であった。
一からの技術研究及び研鑽、さらには学習と実験の必要があったとはいえ、これまでの限界点を超えるポテンシャルを秘めていたのは事実であるからである。
とはいえ、その肝心のエーテル技術に関しては扶桑皇国に本拠を構えたシティシスを経由した、歩みがどうしても遅いものだった。
ストパン世界にナイツマ世界がこの手の技術を齎せるのが地球連合であったことに由来している。
一般民生及び軍事で使えるほかの技術が並行して輸入され、さらには日本国召喚日本からの技術輸入もあったため、リソースがかなりばらけたのである。
どれもこれもが有用で先進的で今後に必要であることはわかったのであるが、さしもの扶桑皇国にも限度というものが存在していたのである。
その技術を飲み込んで扶桑皇国を筆頭としたストパン世界各国が身に着けるにはあまりにも時間が短すぎたと言い換えてもよい。
政治的な要求も相まって、間に合った技術などを導入し、オーバーロード作戦は実行されたのであるが、その結果は惨憺たるものとなった。
これを受けて各国では既存兵科・兵力の補充と補填を行いつつ、技術の積極的な導入と実践投入による知見獲得を急ぐことになった。
数的な要素が欠落してしまったために、単位当たりの兵力の質を重視し、強化することで数的不利を補う方針を打ち出したのである。
航空機への技術導入:
ストパン世界に持ち込まれていたエーテル技術及びそこから誕生した演算宝珠技術の実践投入は、オーバーロード作戦の時点で行われていた。
ウィッチなどがいるとしても、数的にはやはり一般兵科の割合が大きいわけで、そこへのテコ入れも行われたわけである。
この時に導入されたのは扶桑皇国海軍でいえば零戦であり、制御用の演算宝珠と小型のエーテルリアクターにより、各種性能の底上げが行われていた。
しかし、導入を作戦実施に間に合わせるという都合上、その研鑽の時間は限られてしまい、性能の向上などは限度があった。
新技術といえば聞こえはよいが、現場レベルでの慣熟などが間に合うレベルでとどめるしかなかったというわけである。
897 名前:弥次郎@お外[sage] 投稿日:2025/01/02(木) 21:14:26 ID:p2570027-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp [84/97]
オーバーロード作戦後の研鑽:
オーバーロード作戦が失敗に終わったのは周知のことだが、その戦力再編と強化の中で、ようやくエーテルを用いた航空機は慣熟を迎えていた。
同時期には地球連合からの技術を輸入したビームプロペラ機の開発も進んでいたが、技術検証や戦力の多様化、配備の速さなどもあって導入が急がれた。
改良点など:
主として改良のもとになったのは、日本国召喚日本に残されていた紫電二一型の資料となる。
扶桑皇国でも相応に研究が進められていたのだが、方向性を定めるという意味において、これらは非常に参考になったのである。
そのため、エンジンの種類、造形、設計思想面などでは史実において研究されていたものと類似点が多くみられる。
合わせる形で地球連合から得られた精錬技術でより最適化された高純度ジュラルミンの採用とエーテルエンチャントなどが盛り込まれた。
演算宝珠の導入と補助エーテルリアクターの採用による、エーテルバリアの実現や慣性制御及び空力制御の実現は、予想以上の性能向上に寄与した。
勿論、その分だけ整備性などに問題を抱えることにはなったのであるが、それに見合う価値はあると判断された。
防御及び脱出機能:
補助エーテルリアクターにより供給されるエーテルにより稼働する演算宝珠は機体を保護するエーテルバリアの展開に使われた。
それ以外にも、機体が尋常ではないダメージを受けて破損した際には、残存のエーテルをパイロットスーツに供給、緊急用バリアを展開する能力があった。
パイロットスーツが高い耐久性を発揮するため、航空機や機器の破損や炎上による損傷を抑え、落下しても重大な怪我を回避できるようになった。
殊更にオーバーロード作戦で人員損耗が激しかった直後であるため、パイロットの安全な回収につながる機能はありがたかったのである。
そのため、後の航空機にも機構を盛り込んだパイロットスーツともども採用された。
武装:
武装では扶桑皇国で採用されていた20ミリ機関砲が主兵装として採用されている。
弾丸そのものの形状や材質の変更、エーテルエンチャントによるネウロイに対しての威力向上など、各種技術の導入がなされた。
また、ネウロイに対する手数を増強するため、5インチ FFARを元とした100ミリロケット弾が新規設計・導入されている。
運用:
紫電改二乙は改二の時点でそうであったように、空母艦載機としての運用されている。
同時期に配備が始まった陸上機タイプともパーツの互換性があることも相まって、ネウロイとの最前線に投入される傾向にあった。
前述したような脱出補助機能などがあったことで、損耗こそすれどもパイロットの生還率が優位に上昇したため、重宝されることとなった。
武装解説:
翼部に内蔵されている主兵装。
工業精度及び品質チェック体制の改善、材質の変更、エーテルエンチャントによる耐久性や耐環境性の向上など、多岐にわたる改良がされている。
とはいえ、日々進化しているネウロイに対しては威力が追い付かないことも多く、狙う相手を選ぶ必要があることも。
胴体部に内蔵された12.7ミリ機関砲。
威力は20ミリ機関砲よりも低いため、牽制射撃や見越し射撃の物差し代わりに使われる。
日本国召喚日本に入れ知恵もあり、リベリオンで開発された空対地ロケット弾である5インチ FFARを元に開発された武装。
機関砲よりも弾数こそ少ないものの、オリジナルより向上したスペック及び威力によってネウロイに対して有効になりやすい。
これには扶桑皇国にもたらされた各種技術や空力特性などを考慮した造形をとったこともかかわっているだろう。
ただし、無誘導兵器なことに変わりはないため、数をそろえて撃ちまくるか、それなりに接近しなくては当てにくい欠点は残っていた。
扶桑皇国海軍において普及しているいわゆる航空服を改良したもの。従来の機能に加え、エーテルバッテリーを内蔵しているのが特徴。
航空機が飛行不可能なほどの被弾をしたと判断されたとき、及び脱出時には演算宝珠からの術式指令により、パイロットを保護するバリアを展開する。
服そのものの耐久性や着用者への保護機能も働くため、前述したように生還率を高めている。
898 名前:弥次郎@お外[sage] 投稿日:2025/01/02(木) 21:15:32 ID:p2570027-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp [85/97]
以上、ウィキ転載はご自由に。
誰得だって話ですねぇ。
Wikipediaとにらめっこして、史実ではあった改装・改良及びエンジンなどをぶち込みました。
なお、ひかりと孝美が欧州に向かう際に乗っていた瑞鶴(翔鶴)にはこやつが配備されており奮戦しましたが…
パイロットは生き残れましたが、奮戦むなしく撃墜されることに。相手が殺意ありすぎぃ!
最終更新:2025年03月16日 22:07