720:ナイ神父Mk-2:2025/01/14(火) 23:43:23 HOST:p934072-ipxg03101akita.akita.ocn.ne.jp
憂鬱スパロボ 台詞集その135

Fルートネタ 文化による爆弾、或いはオーバーテクノロジーに寄る負の側面 その4


「おい、アレ!」

「げっ、まさかアレ、戦列艦か!?」

「ミサイル!赤外線誘導で良い!」

「幾ら旧式って言っても敵は榴弾砲満載だ急げ!」

とある在特米進出地域における駐留米軍の会話の一部。特地及び第二文明圏に進出した米軍であったが
事変以降の大幅な人員撤収に対して彼方此方に駐留部隊は資源への魅力から残らざるを得ない地帯も
多数存在していた。その中には港湾や港湾都市を維持する為の部隊も含まれていたが本来の沿岸警備は
米軍ではあまり行われない分類の活動であった事や索敵装置の不足から度々、敵艦艇の港湾への侵入を
赦していた。その中には当然各地で改良が始まった戦列艦やスループの類も含まれており一部には
第一次大戦手前の榴弾砲等が搭載射程と火力が上がり始め、徐々に沿岸部の米兵を危機に陥れる
場面も出始めていた。


「なんで陸軍の俺達が海に出てるんだ?」

「仕方ないだろ、海軍が殆ど居ないんだからよ!」

「だからって…臨時で覚えさせて働けとか無茶も良い所だぞ…」

「そもそも、この進出計画自体が滅茶苦茶なんだよ…」

同米駐留部隊の会話の一部。日々深刻化する艦艇の出現に対して、米陸軍としては海軍或いは空軍へと
対処を求めていたが、実情としては本土警備を優先せざるを得ない海軍や行方不明者の捜索などに
重点を置く空軍などからは良い返事が来ることは無く、最終的には陸軍が自衛の範疇として艦艇の自力
調達に乗り出さざるを得ない状況となり、1000t以下の海防艦を建造するという非常にややこしい状況
となっている。


「なんで船舶用のガスタービンなんて急に注文が?」

「発注者は…米陸軍?」

「ワッツ?」

平成世界日本の一部造船企業に内に於ける会話の一部。米陸軍では自力での海上艦整備をせざるを得ない
状況において本土側を頼ることが出来ない関係上、日本政府仲介の元で一部の資材を日本企業から購入
それによって戦力整備を改めて考える形で行動を行っている。現状特地では殆ど動けない米国に置いては
重要な戦力調達源である関係上この購入は重要な取引となっていた。

721:ナイ神父Mk-2:2025/01/14(火) 23:44:00 HOST:p934072-ipxg03101akita.akita.ocn.ne.jp
「確認された装甲車両ですが…恐らくは我々の常識から言えば最も近いのは、旧ドイツ国防軍で使用された
ブルムベアをオープントップにした様な車輛と言うのが一番適切でしょうか?」

「ではどちらかと言えば対歩兵や施設向けの車輛か?」

「砲塔製作技術が未熟と言う可能性もありますが…」

「時代遅れ…いや、この世界に於いては場違いも良い所な兵器だが…」

「まとまった数が投入されれば如何に対戦車兵器を有しているとは言え此方に人的被害が出る可能性は
当然考えるべきでしょうな」

米陸軍内に於ける対策会議の一部。第二文明圏やそれと交流のある諸地域に置いては徐々に戦闘車両と
呼べるものの整備が始まっている地域が出現しており、その多くは大抵の場合は砲の製造技術等の未熟さ
故に無砲塔の自走砲と呼べるものが多かったがそれでも装甲戦力の出現と言う事実は米国にとっては小さな
事では無く、少数ではある物の米国が遺棄した戦車の装甲を外して無理やり設置した車輛なども出現
曲がりなりにも現代の装甲車両の其れを転用したタイプは小銃で抜く事は非常に難しく、米国としても
対策を迫られていた。


「それで…漸くコレが作れるようになったと…」

「実機と機材は有るとは言え、技術者と労働者は現地調達ですからね…苦労しました。」

「しかし、全くの現地調達よりはマシか…」

「現状のTYPE97も改造が終わり次第TYPE3仕様へと順次改装が行われる予定です。」

特地東部港湾都市に併設された軍需工場における米軍関係者の会話の一部。特地東部の米軍は戦力不足から
これ迄は現地で購入していた兵器を中心に体制を立て直す事に集中していた。それと同時に現地の技術力
向上に対して全く無抵抗で居た訳ではなく、残された資材や供給できる技術を使って旧式の軍備では
ある物の一部の再製造に成功した他、現地技術で再製造を可能にしたM4シャーマンへと増加装甲と
平成日本で技術更新に置いて製造数の減らされた105㎜ライフル砲を搭載したシャーマンジャンボを
製造して現地勢力が製造した装甲戦力に対して対抗を試みている。


「未だ歩兵単位の火力の面では大凡此方が上だが…厳しいか?」

「はい、向こうも何も考えていないという事は無いようです。昨今では失っても良い現地の人型生命体…
トロルやオークと呼称するべきでしょうか…そう言った所謂モンスターの類に前進装甲を着せて盾を
持たせて此方からの掃射に対して防御を行う様子が見られています。」

「人以上の怪力を持つ人型なら鎧を着せれば人より頑丈に…道理だが、こればかりは異世界と言う事を
思い知らされるな…」

「アンデットの類が居ないだけマシと考えるべきでしょうか…或いは隔離地域のデモン共よりは…」

「アレ等が動き出せば我々では如何にも成らんよ、最盛期の投入時でさえ抑えきれなかった戦力だ。
今の我々ではな…」

在特米軍内に於ける会話の一部。一部の工業的に遅れている地域に置いては未だに特地における帝国が
運用した様な怪異と呼ばれる特殊な生命体軍が生きた重機或いは装甲戦力として未だに現役であった。
比較的損耗を気にせず良く、更には鎧を着せれば人間以上の耐久を示すそれ等にはやはり大型の火器が
必須となり補給の不足する一部部隊では航空機用25㎜機関砲や37㎜砲を転用した火器を使用して突破を
阻止する水平射撃に寄って対処する事が求められていた。しかし、脅威はそれだけではなく、各地で
戦乱が相次ぐ状況に置いて引き寄せられる様に数年前の対ヴォルクルス戦に置いて出現した
デモンシリーズが散発的に出現制御されないままに周辺に破壊をまき散らすという状況も起こっており
現状対抗する術が殆どない米軍に置いては発掘MSやオーラバトラー同様遭遇しない様に祈るしかない存在
として恐れられている。

722:ナイ神父Mk-2:2025/01/14(火) 23:45:17 HOST:p934072-ipxg03101akita.akita.ocn.ne.jp
以上です。WIKIへの転載は自由です。
取り敢えずはネタとして特地東部関連の話をば…
+ タグ編集
  • タグ:
  • 憂鬱SRW
  • 設定
  • GATE編
  • 台詞集
最終更新:2025年03月21日 13:45