834:霧の咆哮:2025/01/17(金) 22:01:54 HOST:KD124209067048.au-net.ne.jp
〇憂鬱SRW世界の台詞集その2 (霧の咆哮ver)



「そういやムサシは我が子を持つ気ってあるのかい?」
「ん? いや、さらっさら無いぞ。俺は自分が一般的な父らしくないロクデナシの類と自覚しているからな。そんな親父持っても子供が不幸になるなら、最初から作らねぇよ」
「……そうかい」

自分がロクデナシと自覚してるので実子を作る気はないとキッパリ明言するムサシ。
少なくとも今の自分の心境でまともな家庭顧みれるとは思えないと、考え無しに子供作って家庭崩壊させるような奴よりはしっかり考えてたムサシ。
これは他ならぬ彼の親が家庭を顧みないタイプであり、それも元の家から躊躇なく出奔してこの業界に飛び込んできた一因か。
ただ、例え愛する家族がいたとしても自分の修羅の気質を捨てられず、ムサシは未練は少し残しながらも結局は同じ道に進んだだろう。
いくら彼が戦闘狂でも、態々実子作ったのにグレさせて、我が子と殺し合いを笑顔で行うなんて悪趣味なことまではしない。
愛人兼副官のカレリアの方はと言えば、一度は手に入れた穏やかな家庭への憧れはまだ少しある一方で、バツ1として失敗もしている自分がまた求めても……と未練と悩みはあった。


「シェリルとランカの生ライブの破壊力、やべぇわ。流石は原作もとい元の世界で銀河の歌姫(ガチ)をやっていただけある」
「わかる」
「中の人のコンサートは前世でも聞いたけど、こちらでは歌の力やカリスマとか、ライブの演出以外にも不思議なパワーを感じるよな」
「わかる」
「やばい世界に転生してしまったが、こんな体験は転生出来なかったら不可能だったから、その点は素敵だよな」
「わかる」

ー歌姫達の生ライブ堪能後のモブ転生者。相方は心満たされ過ぎてわかるとしか言えないbotと化していた。


「シェリル達の希少なライブチケットがやっと、やっと当たったんだ。生コンサートを聴くまで死ねるかぁ!」

ー推しである歌姫達を支えにアポカリプスの脅威に立ち向かっているモブ兵士。
陣営は大陸世界組かもしれないし、OG地球やマブラヴとかかもしれない。
銀河レベルの歌姫の魅力は他所の世界の住人にも浸透していった。
だが、こうした支えであの地獄のような大戦を生き延びれた者らも決して少なくないのも確か。

835:霧の咆哮:2025/01/17(金) 22:02:25 HOST:KD124209067048.au-net.ne.jp
「前世でもマクロスFは見てたしインフィニティはあの作品の曲で一番好きだったけど、いや、本当の意味での銀河の歌姫パワー、やばいわぁ」

ー人生初の歌姫達の生ライブに参加した奈々子。
高ランクNTのスピリチュアル的な面でも、彼女らから発せられる歌パワーをビンビンに感じていた。


「任務完了」

ー黒猫の名を冠したネクストの周りには世間を賑わすほどの戦火を振舞おうとする前に、黒猫の牙の餌食となった躯達が転がる。
憂鬱SRW世界では国家も崩壊しておらず、かつての世界のような堂々とした日企連と企業連の対立も出来ず、色々な世界の危機に対して内ゲバどころじゃないと企業群も歩調を合わせている。
そんな空気も読めないバカやテロ屋とかの不穏分子が、丁度ELS戦役時に策動しようとした。
そういう芽を潰すのが暗部に携わる者として、この世界においてもノーネイムの務めであった。


「(銀河の歌姫、か……)」

ーランカ達に関心を示すノーネイム。
企業(インテリオル)専属のプロの殺し屋(暗部)として、乾いた感性を持つ彼女であるが人間性が全て摩耗しているわけではない。
それならクラシックや銘酒、つまみに拘って休暇を楽しむこともないのだから。
故に普段彼女が嗜む曲のジャンルではないとはいえ、大陸側でもファンを急増させてると評判のランカ達へ全く興味を示さないわけではなかった。


「……」

ランカ達のコンサートの警備に無言で勤めるノーネイム。
周りへの警戒をしながらも通信を繋いでる、または漏れ出ている歌姫達の歌が。
またはそんな物理的遮断なんて歌パワーで突破して心に直接届かせる歌がノーネイムの元にも届く。
無意識の内に彼女の指はトントンと、歌に合わせてリズムを刻んでたことに後で気づいた。


「……悪くはない」

ードルオタのようにグッズ買い漁ったりとか染まりはしないが、今までオフ時に聞く曲がクラシックオンリーだったノーネイムの憩いタイムの中に歌姫達の曲がラインナップに混ざるように。
乾ききった名無しの黒猫の心に、歌姫の歌という潤いは確かに届いていた。因みに曲の傾向はどっちかと言えばランカ派であった。
その影響かは知らないが、仮に彼女がアポカリプスを生き抜き未来編でも延命していたら、業務は世代を継いで生まれてくる歌姫の卵達を守る警備主体になっているかもしれない。
かつての、大陸側で大きな騒動に繋がった当時の歌姫であった星野アイ暗殺時のゴタゴタも知っていた、或いはノーネイムの年齢次第で当時新人でも対処に動いてた経験的にも。
彼女らがあんな事件のように無粋な獣共の牙に未来を奪われない為にも。



以上です。
wiki転載は例の如くご自由に。
転生者が絡むともそうですが、マクロス原作の影響力的にも、生銀河の歌姫パワーは憂鬱SRW世界でも反応とか色々避けれないなって。

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最終更新:2025年03月21日 13:55