762:霧の咆哮:2024/09/27(金) 22:22:42 HOST:KD106154130144.au-net.ne.jp
〇提督たちの憂鬱系統知らない方が、日蘭世界に転生したらこんな感じになるのかなって反応集その6


「ミニマリストはこちらじゃマイナーもマイナーなのか」

ー日蘭日本は史実よりも災害への備えとかの意識が根本的に高い国民性ってのは以前述べた通り。
それ故に物を持たない、つまり非常用の物資すら全然持たない(ミニマリストの最適解は仕事道具含めて家の全ての荷物含めて旅行鞄一つに収める程度とまで言われる。
それで3日分や一週間分の非常物資とか買い溜めするわけがない)ミニマリストの理念とはいっそ致命的なまでに相性が悪かった。
人の思想の多様性も合って日蘭日本にも存在こそしているが、史実より世間の受けは悪く話題性もない。
無駄な物は減らそうという考えは理解できるのだけどね。


「因みに鈴音って、好きな銃ジャンルを選ぶなら何?」
「……種別問わないならガトリングガン。一応一般的な銃分野ならメイン・サブ問わないマシンガン」

ー彼はスナイパーライフルやバズーカの類を好む。
鈴音の嗜好は所謂弾幕女子だった模様。
彼も弾幕系は好きだが、どっちかと言えば一撃の威力がでかい一撃必殺系を好む。
ACで例えるなら彼の愛機はスナイパーライフルやグレネード、ハイレーザーメイン。
鈴音はガトリングやチェインガン、ミサイルメインとなる。
ガンダムで例えたら彼の好みはウイングガンダムゼロカスタムやガンダムダブルエックス、ガンダムダブルオーライザー。
鈴音の好みはガンダムヘビーアームズやガンダムレオパルド、ガンダムサバーニャ辺りとなるのでゲームでもそこらを積極的に使っている。
銃の好みはゾイドにも反映されていたが(彼が好むが大砲屋の類だったし、鈴音の好みも武装が豊富な機体で)
或いは来世で日企連世界や大陸SEED世界に二人がもし転生したら、そんなアセンブルの機体に乗るかもしれないし、市井の民のままかもしれない。

763:霧の咆哮:2024/09/27(金) 22:24:38 HOST:KD106154130144.au-net.ne.jp
「近接武器もロマンよな」
「(グッ)」

ー無表情無言のサムズアップで同意する鈴音。
ビームサーベルでの閃光迸る斬り合いも、質量武器での重厚などつきあいも、全てを貫くドリルやパイルバンカーにもそれぞれ良さがある。
漢の浪漫に多大な理解がある女子である。そうでないとゾイダーにもなってないか。


「(メカ少女系鈴音、大いに有りだな」
「(メカ少女ならぬメカ息子な彼、有りだし、TSメカ少女百合もそれはそれで……)」

ーガトリングミサイラーメカ少女鈴音とか脳内で浮かべる彼に対し、同じようなこと浮かべてる鈴音。
内心では口調と異なりワンテンポ遅れない鈴音だが、TSもさせてるだけ彼女の方が業が深いかもしれない。


「琵琶湖蟹(゚д゚)ウマー、出雲海老(゚д゚)ウマー」

ー前世に存在しない美食、蟹海老グルメの美味さに顔芸コメ表現になる彼。
特に蟹の卵は前世ではぶっちゃけ嫌いだったんだが、琵琶湖蟹の卵の癖の無さと今世の彼の味覚の違いが琵琶湖蟹に適応させる。
彼も鈴音も琵琶湖蟹と出雲海老と食べ比べしたら琵琶湖蟹の方が好む。
琵琶湖蟹の味噌汁とか絶対旨い(確信)
前世も今世も甲殻類アレルギーな転生者がいたりしたら、前世に存在しない甲殻類グルメ増えてるのに結局食えないことにド凹みするだろう。
甲殻類アレルギーは食品アレルギーの中でも症状重いんだっけか。


「あーん」
「(ニコニコ)」

甲斐甲斐しく彼の分の蟹の身を積極的に解す鈴音に対し、解ぐしてばっかで食べてないやんとあーんと食べさせる彼。
それをニッコニコで雛鳥みたいに食べる鈴音。
あらあらうふふといちゃつく二人を見守る彼ら彼女らの母達。
父ら、特に鈴音パパは最早見慣れた光景でも、10年後位の娘の嫁入り光景をリアルに想像出来てしまってビール片手に寂しそう。
彼パパや鈴音ママが裏で鈴音パパを慰めるのもいつものことである。

764:霧の咆哮:2024/09/27(金) 22:25:22 HOST:KD106154130144.au-net.ne.jp
「鈴音、学生結婚は辞めてくれよな。本当にな。フリじゃないからな」
「……(ニコッ)」

ー思わず心配になって娘に懇願の色を滲ませて問うパパさん。
なお、娘は意味深に微笑むだけである。
大丈夫、学生結婚『は』鈴音もする気はないから。今のところは。


「今日も寒いけど、寒いからこそこうした熱々うまうまの物が身に染みるんだよなぁ」
「(モグモグ、コクン)」

ー学校帰りに地元で評判の総菜屋で出来立て熱々で大きめのすき焼き風コロッケをぱくつく彼と鈴音。
彼の呟きに隣でハフハフコロッケ食べながら無言で同意するように頷く。
前世ではこういう、安く評判の良い総菜屋や飲食街が並ぶような商店街が家の周りに無く、憧れみたいなのもあったのだが今世ではそれが叶ってホクホクしている彼。
この美味さ、大きさで一個90円は有り難い。素のコロッケは更に安くなるのだから。
経済好調な日蘭日本には消費税も存在しない、存在しないのだ。

前世と異なる今世の自分の贅沢をコロッケ喰いながら噛み締めてるが、鈴音が隣にいるという贅沢も大きな比重を占めてるのは言うまでもない。
今は子供だから二人の買い食い光景も微笑ましく周りに見られていそうだが。
高校生や大学生の頃にも並んでると漫画のギャグ的なシーンに例えたら、デート中かあいつら、リア充もげろ的な目を向けられるかもしれない。
明らかに鈴音からの距離も近いので。


以上です。
wiki転載は例の如くご自由に。
最近このシリーズの筆がメッチャ進んでます。

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最終更新:2025年03月30日 23:33