921:霧の咆哮:2024/10/04(金) 22:17:16 HOST:KD106154131037.au-net.ne.jp
〇提督たちの憂鬱系統知らない方が、日蘭世界に転生したらこんな感じになるのかなって反応集その7
「こっちでは牛ユッケ安く食えるのはありがたい」
ー前世では禁止されてから死ぬまで結局食べれなかった、久方ぶりの牛ユッケを味わう彼。
前世思い出す前に食べてたらそっちの記憶的には、今の実感程の久方でもないが。
牛ユッケに薬味と生卵、タレを混ぜて熱々の白米に乗せてかっ食らう、これが旨いのだ。
正確に言えば史実日本では販売が禁止されてる生レバー(馬肉は除く)は大陸日本でも未来文明な大陸SEEDや大陸スパロボならともかく、日蘭日本でも恐らく禁止だが。
牛ユッケに関しては史実でも禁止はされてないが、厳しくなった法律基準では提供コストが高くなるので一部の個人店や高級店でしかほぼ出せないのが正しい。
一方日蘭日本では史実より発展した技術の恩恵で、史実よりコスト安くチェーン店とかでも提供出来るようになってる為、彼も安くユッケが食べれる。
現行技術では生レバーは本当の意味で安全に提供できる目途が立っていない(少なくとも日本の衛生基準では。そこら辺が日本より緩い韓国やタイだのでは勿論リスクはあるが生レバーは食べれる)
のに対し、牛ユッケに関しては提供へのローコスト化の目途は生レバーよりはまだ立ってるそうなので、日蘭日本ではイケると判断した。
彼は前世では敷居が高くなってしまった牛ユッケを提供してる店も近くになく、いったとしてもこの値段出してまでは、うーん……と悩んでる内に結局食べ損ねた。
「体質の変化か、今世の俺は前世より嫌いな物なくて良いわぁ。今世の飯が旨ぇ」
ー彼の場合は体質による味覚の変化が良い意味で作用したパターンだが、逆に転生者次第では前世の好物が今世では美味しく感じなかったり、アレルギーで食べれなくなって凹む事例もあり得そうである。
922:霧の咆哮:2024/10/04(金) 22:18:03 HOST:KD106154131037.au-net.ne.jp
「この世界の総人口、50億もいくかどうかなんだ」
ー史実において人口爆発の地域となっているアフリカやインド、東南アジア他だが。
日蘭世界においてはアフリカも東南アジアもオランダやフランスやイギリスといった先進国の領域として組みこまれ。
中華も結構な領域がセクトの縄張りとして史実のような発展も出来ずに封じ込められているので、人口増加がかなり抑止されている。
先進国になると社会制度的に自然と少子高齢化が進んでいくので、過去に出たうろ覚え情報では
日本:4、5億、オランダ:6億ほど?、FFR:6億ほど?、BC:インドが5億位でそれ以外含めたら8、9億ほど?
(人口的にはBCがFFRより勝るが、その分内部軋轢や統制力に難あるとかで国力では結局同格)
後はCISやOCU参加諸国や中立国他で現代では40~50億ほどで安定してるとか。
つまり、史実と比べて30~40億分の資源や食料やらに余剰や余裕があり、その分を各国の社会の発展や技術開発、社会安定リソースに使える為、史実世界より発展出来ている。
単純に史実と比べるとそれだけの食い扶持も減ってリソースの取り合いも起きてないから、その分各国の物価も抑えられ、それで国民の幸福度も上がる正のループにもなっている。
単純と言えばマンパワーの差も数十億分有るとも言えるが、史実側はその纏まりの無さから国力に直結しないどころか内ゲバでデバフになってるとも言える。
「……にゃんにゃん」
「ニャァ」
「……」
「……」
庭にいた野良猫としゃがみ込んで見つめ合う鈴音。
「……」
ーこのまま一人と一匹は10分ほどじっと見つめ合い続けてると、夕立がゴロゴロ鳴って来たので鈴音は洗濯物を取り込みに向かい。
猫は軒下に避難していく。彼女のありふれた夏の一時。
「――――ピッ!?」
ーナチュラルに通い妻みたいに彼の家を掃除してる最中、視界にナニカが移った瞬間。
獣耳や尻尾生やしてれば毛をぶわッと膨らませてビビーンと大きく伸ばしてる姿を幻視し、喉の奥から引き攣ったような奇声が鈴音の口から零れた。
一般的な乙女で好きな物は極少数か存在するかも怪しい、皆の嫌われ者、Gの姿を認識してしまったのだ。
この後滅茶苦茶彼に泣きついた。
923:霧の咆哮:2024/10/04(金) 22:18:52 HOST:KD106154131037.au-net.ne.jp
「うん、そりゃ女の子はアレは嫌いだよね普通」
ー名前も言いたくないGが排除された後、意地で掃除は終わらしてから引っ付いてくる鈴音を慰めてる彼。
彼とてGは嫌いだが、殺せも出来ずに逃げるだけってほどでもなく、彼女に代わって処理した。
鈴音も大人になれば自力で処理出来るだろう、多分。
「……世のアレがモルガやモスラみたいな可愛げのある虫だったら良かったのに」
「小さいモルガやモスラがG並に世の中にいる社会ってのも凄い絵面になるなぁ」
ー涙目の鈴音に苦笑いしながら答える彼。
鈴音の推し怪獣はモスラらしい。因みに彼はビオランテ派である。ビオランテとゴジラの共闘映画も見たかったなぁと。
映画業界の規模も拡大している日蘭世界なら、ワンチャンそんな映画も有るかもしれない。
人類と共生する無数のモスラ、親玉は原作サイズのあれらと共の地球って、他の怪獣生えてこない限りモスラ文明とすら記述出来そうになるがな。
以上です。
wiki転載は例の如くご自由に。
牛ユッケは子供の頃食べたのが本当に美味しかったけど、手頃に食えなくなったのが悲しかったです。
日蘭世界は宇宙開発も史実より盛んな筈だけど、どこら辺まで進んでましたっけ過去の議論では。
最終更新:2025年03月30日 23:43