955:モントゴメリー:2024/10/06(日) 15:04:01 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
Strong Style世界——石見型標準型戦艦——

基準排水量:1万6000トン
満載排水量:2万5000トン(モジュール装甲装着時)
全長:195m
全幅:28.5m
最高速力:30ノット(公称)
機関:統合電気推進(70メガワット級発電機4基)
航続力:8000海里/20ノット
兵装:50口径35.6㎝連装磁気火薬複合加速方式両用砲 3基
   65口径12.7㎝単装磁気火薬複合加速方式両用砲 6基
   70口径57㎜単装磁気火薬複合加速方式速射砲  4基
   80口径25mm多銃身自動機銃          8基
   誘導弾垂直発射装置              96セル
   二十連装艦対空誘導弾発射機          4基
   三連装短魚雷発射管              3基
装甲:14インチ通常弾対応防御(船体全周)
   14インチ磁気火薬複合加速砲弾対応防御(モジュール式装甲装着時)
乗員:250名
同型艦:石見 壱岐 丹後 肥前 相模 周防(第一期シリーズ

1.概要
石見型標準型戦艦は、大陸連合に占領された列島日本で生まれた新生海軍で運用される戦艦である。
『標準型』という名の通り、新生海軍の基幹となることを期待された艦であり、戦艦としては珍しく量産性が重視された設計である。
コンセプトは「空母とイージス艦の役割を1隻で代替する」であり、それを実現可能な打撃力と防空能力(大陸間弾道弾対応能力も含む)を誇る。

2.計画
列島日本の再軍備計画がス開始され、旧海上自衛隊も新生海軍として再出発することとなった。
当初の計画では10万トン級大型正規空母を主軸とした戦力を整備する予定であったが、その計画は大きな障害にぶつかる事になる。

——人員不足である。

これは陸海空全ての旧自衛隊にあてはまる問題であったが、海上自衛隊ではそれが顕著であり、「もはや観艦式も開けない」と言われるほどの惨状であった。
“帰港した艦から人員を抽出し出港する艦に乗せた”という話を聞いた大陸連合の関係者は
「何で平時なのに末期戦じみた運用してるんだ?」と言葉を失ったという。
さらに言うなら、この問題は新生海軍になったとしても改善するどころか悪化することが予想された。
旧自衛隊解体時、その隊員たちは全員解雇されたことは以前述べた。
「希望者は新生国軍に優先的に入隊できる」としたが、逆に言えば希望しない者は帰って来ないのである。
故郷を襲った侵略者の手先になどなりたくない、と思う者がいるのも当然である。
また、仮に希望したとしても入隊時の思想検査で失格するものも多いと予想された。
もっと言うなら占領時の戦闘で「戦死」した隊員も無視できる数ではないのである。
大陸連合では戻って来る人員を楽観的に見積もって旧海上自衛隊の7割、最悪の場合5割を下回ると推測した。
これでは乗組員が数千人単位で必要な大型空母など運用できるはずもない。
初期段階で躓いた再軍備計画に頭を抱えた大陸連合であったが、とある世界線の出身者から対案がもたらされた。

——戦艦の建造である

空母艦載機の航続距離と同等の射程を持つ主砲を搭載した戦艦ならば、空母の代替なり得るというのである。
また、弾道弾迎撃能力を付与すれば更なる戦力の効率化も達成できると主張した。
そして提案するのみならず、彼らはその戦艦の概略図まで用意していた。
彼らの世界の新世代戦艦——敷島型という——を小型化した輸出用戦艦案——伊予型となる予定であった——をたたき台としたその設計は列島日本でも十分に建造可能であった。
彼らはこの戦艦を「量産」し、新生海軍の主力艦にすべしと主張したのである。
大陸連合としては彼らの世界では有効な策であるという“実績”と他に対案も無いという現状を鑑みてこの戦艦建造案を採択した。

956:モントゴメリー:2024/10/06(日) 15:04:37 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
3.設計
3.1.船体規模
船体規模については、全長200m以下、全幅30m以下と定められた。
これは、列島日本において『量産』できる最大限の数値であると予測されたからである。
また基準排水量もここから逆算され1万5000トン前後が適切とされた。

3.2.全般配置
艦首から順に第一主砲塔、第二主砲塔。電探檣を兼ねる第一(前部)艦橋構造物。
煙突、第二(後部)艦橋構造物、第三主砲塔、最後に航空甲板の順で配置する形となった。
主砲を除く小中口径砲の熕兵装群は、第一艦橋から第二艦橋までを取り巻くように設けられている。

3.3.上部構造物
艦上構造物、また砲熕兵装群はいずれも可能な限り電探反射断面積の低減を図る設計が成されている。
これによる副次効果として、視覚的な印象も重厚さを備えつつもすっきりとしたものになった。

3.4.装甲
戦艦を戦艦たらしめる最も重要な要素は「防御力」である。
自らの剣に耐えられる甲冑を纏って、初めてその艨艟は『戦艦』を名乗れるのである。
よって石見型でも装甲関連は特に力が入れられている。

3.3.1船体装甲
船体装甲は複合装甲となっており、その主構造材はメラニンを主成分とした重合体(ポリマー)である。
これは従来の鎖状に形成される重合体とは異なり、これまで作ることが不可能だとされてきたシート状に広がりをもって自己形成していく重合体である。
最適な条件下では、これは平面的に大きくなり円盤状となる。これらは互いに重なりあい、各層は水素結合で結合する。
この構造は非常に安定しており強力である。
具体的な数値を挙げると、変形のしにくさを示す弾性率は一般的な防弾ガラスの4倍から6倍である。
また密度は鋼の約1/6しかないが、降服強さは鋼の2倍を超える。
即ち、装甲板として使用すれば鋼と比較して半分の厚さで同じ強度を持ち、同じ厚さならば重量を1/6まで軽減できる。
(耐久力あたりの重量は1/12となる)
さらに、この素材は溶液中で自己形成するので原料を培養装置に加えるだけで安価にかつ大量に生産できる。
また、気体や液体をほぼ完璧に遮蔽するという特性も持っているため、自動車の部品や携帯電話など向けの軽量で耐久性のあるコーティングや、橋やその他の構造物の建材などの使用に適しているが、装甲としても有用である。
石見型はこの重合体と発泡金属を組み合わせた複合装甲を採用しており、舷側には一律に厚さ170㎜(重合体150㎜+発泡金属20㎜)の装甲帯が配置されている。
これは従来装甲の340㎜に匹敵し、約500m/sで突入してくる自艦の主砲弾に耐えられる強度を有する。
また、米国のハープーンやフランスのエグゾゼなどの亜音速対艦ミサイルはもちろん、中国やロシアの超音速ミサイルの直撃にも対応できる。
(ただし、超音速ミサイルは弾頭が榴弾の場合を想定している)
これほどの厚さがあっても、重量は従来装甲の45㎜分しかないため船体全周を覆うことも可能となった。
当然、甲板装甲も同じ構成でありこちらは厚さ125㎜(重合体105㎜+発泡金属20mm)である。
設計の担当者は

「エラン・ヴィタールにできることはなぁ…大和魂にだって出来るんだよぉ!!!!」

と意味不明な叫びを発し周囲を困惑させたという。
(その後とある同僚から「これ飲んで寝ろ」とウォッカを渡されたという)

ただしこの装甲材にも欠点がある。
これは重合体全てに言える欠点であるが「熱に弱い」のである。
今回使用する素材に関して言えば、500℃前後で急速に劣化すると試算されている。
つまり、一撃を食らえばその部分の装甲は機能を停止してしまう。
これへの対策として、装甲材をブロック状に分割し「スターライト樹脂」で被覆している。
この措置により劣化は被弾したブロックのみで収まり周囲のブロックには影響を及ぼさない。
そして被弾した区画は帰港後ブロックごと交換することにより、修復に必要な時間を軽減する効果もある。

3.3.2.追加装甲
船体装甲の項目で「自らの砲弾に耐えられる」と述べたが、それはあくまで純火薬式発砲の場合である。
磁気火薬併用発砲の場合は障子紙のように貫かれるであろう。
それでは『戦艦』の名折れであるため、磁気火薬併用発砲時の砲弾にも耐えられるように追加装甲も設計された。
これは船体装甲と同じ構成であるが、厚さは1500㎜となっている。
もはや冗談のような厚さであるが、重量は従来装甲換算で250㎜分となるので対応可能である。
この追加装甲のみで約3000m/sで着弾する自艦の徹甲弾に抗堪できる。
この追加装甲は流石に全周に配置するのは困難であるため、重要防御区画にのみ集中配置される。

957:モントゴメリー:2024/10/06(日) 15:05:13 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
4.兵装
4.1.1.主砲
主砲として、50口径35.6㎝連装磁気火薬複合加速方式両用砲を採用している。
これも伊予型戦艦用に設計されたものを流用している。
されど設計段階では30.5cm3連装砲の方がよいのではないか?という意見もあり“大艦巨砲性の違い”により検討会議において幾度も親“撲”会が開かれた。
最終的には、列島世界でも1万トン級の大型艦が今後主力となることが予想される事から、そのクラスの艦を一撃で撃破するにはやはり35.6㎝砲が的確だと判定された。
この砲は名前が示す通り、従来の装薬による一次加速を用いた発砲に加えて、電磁気による二次加速を併用することで、従来艦砲を遥かに上回る高初速を得る方式である。
装薬にはヘキサニトロヘキサアザイソウルチタン(英:HNIW)を採用している。
これはTNTの2倍以上の威力を持つ爆薬であるが、大陸連合からすれば「枯れた技術」であり、列島世界でも既に実用化されていたものであるので採用に対する障害は無かった。
これを用いた純火薬発砲のみでも砲口初速約1,000m/sという大口径砲としては高い初速を発揮し、射程は60㎞を越える。
そして磁気火薬併用発砲の際の初速は標準電圧時で4000m/sに達する。
これは「想定砲戦距離800km」を達成するために求められた数値である。
この数値の根拠は、「空母との戦闘でアウトレンジ攻撃を仕掛け得る能力」である。
列島世界の空母艦載機の戦闘行動半径は500㎞と推測され、そこから発射される空対艦兵装の射程が150㎞前後と予測されるため、射程800㎞を達成できれば敵空母を一方的に打撃できるという訳である。
「空母の役割を肩代わりする」というのが石見型の設計思想であるため、空母と同等以上の戦術能力は必須なのである。
なお射程800㎞は「標準状態」の数値であるため、過負荷状態での射程はこれを越えるのであるが、具体的な数値は機密となっている。
この他の構造的な特徴も伊予型——その源流をたどれば敷島型——を踏襲している。
整備性向上を目的として砲身は内外筒の二重構造が採用され、砲身内部は施条が廃止され滑腔砲形式なった。
しかし、伊予型から進歩した面も存在する。それは反動軽減措置である。
これは石見型の排水量が少なすぎるため、船体だけで主砲の反動を吸収するのは困難であるからである。
砲口には砲口制退器(英:Compensator)と電狐による砲身の摩耗腐食を低減させる砲口電狐防止器を兼用する多機能砲口制御器を有しているのは変化ない。
それに加えて砲尾の駐退機構が強化されており、この機構のみで反動の60%を吸収できる。
また、磁気火薬併用発砲の際は電流を一律に流すのではなくパルス状に流し反動そのものも低減させている。
これらの措置により、主砲全基6門を斉射した場合でも安定性を損なわずに済むようになった。
その他の外見的特徴としては、砲身は電探反射断面積の低減を目的とした菱形の覆いに包まれている。
 砲弾についても既存品の設計を流用しており目新しい点は無い。
主な砲弾は被帽付徹甲弾、同榴弾、対空用の曳火霰弾、対地用の地中貫通砲弾などである。
いずれも誘導機構と展開式前部安定翼が備わった仮帽が取り付けられており、砲弾後部に設けられた展開式後部操舵翼と合わせて、滑腔砲化に伴う飛翔中の安定性を保つようになっている。
徹甲弾に関して言えば、敷島型の大質量徹甲弾から通常弾(重量約675㎏)に変更されておりむしろ退化している。
これに関しては、大質量弾頭が必要な目標が列島世界には存在していないので、扱いやすさを重視したからである。
これらの砲弾の炸薬にも上記のHNIWが採用されている。
なお、これら以外にも特殊な砲弾を装備しているとの説はある(例:核砲弾)が、大陸連合は沈黙したままである。

958:モントゴメリー:2024/10/06(日) 15:05:45 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
4.1.2.主砲塔
砲塔は連装形式を採用し、3基が搭載されている。
設計時には3連装砲塔を採用して更なる重量軽減を目指すべき、という意見ももちろん上がっていた。
しかし、3連装は構造が複雑化して扱う難易度も比例して高くなる。
大陸連合自身が運用するならば無視できるハードルであるが、大型砲戦艦艇の運用ノウハウを喪失している列島日本にとってそれは高すぎた。
また、3連装2基では同時に2目標しか狙えないが連装3基ならば3目標まで射撃できる。
“分火”は本来艦砲射撃では避けるべき運用であるが、対地砲撃などで多用すると予測されたため今回はこちらが採用された。
構造については自動化が推進され、またこちらでも新素材の採用が進められたため大幅な軽量化が達成された。
具体的に言えば1基あたり約300トンと、WW2時代の半分以下にまで低減されている。
無論弊害もあり、砲塔内部は完全に無人化され中央指揮所からの遠隔操作のみで操作される。
これは継戦能力の点から言えば不安要素でしかなく、大陸連合内部からも異論が噴出した。
しかし、元々『人員不足を補う』ために設計されたのが石見型であるので、削れるところは徹底的に削らなければならなかったのである。
装填速度は完全自動化の恩恵もあり、最大で10発/分となっている。

4.2.両用砲
船体規模の観点より『副砲』となる中口径砲の搭載は見送られた。
それを補うため、両用砲として65口径12.7㎝磁気火薬複合加速方式両用砲を単装砲形式で6基6門搭載している。
磁気火薬複合式になった点では伊予型はもちろん、敷島型をも凌駕している。
これは主に弾道弾迎撃を想定した装備である。
そのため最大仰角は85度とほぼ垂直であり、最大初速は8000m/sと第一宇宙速度を超えている。
発射速度は最大45発/分であるが、最大電圧で射撃する場合は3発/分まで低下する。
また通常戦闘においても威力を発揮し、純火薬発砲でも対水上及び対地砲戦時40km、対空砲戦時18kmの射程を誇る。
砲塔も電探反射断面積の低減を図った多面構造形状である。

4.3.機関砲及び機関銃
接近する敵小型艦艇及び魚雷の迎撃を企図し70口径57㎜磁気火薬複合加速方式速射砲を単装4基4門搭載している。
こちらも敷島型に搭載されていたものを磁気火薬複合式に更新したものである。
発射速度は300発/分と据置きであるが、最大初速は3500m/sまで向上している。
弾頭は通常弾の他に水雷阻止射撃用の超貫通体弾も備えている。
対空近接防護用として80口径25mm多銃身自動機銃を8基搭載している。
給弾系統は単一で装弾筒付焼夷徹甲榴弾を用いており、有効射程は約3500mである。
そして固有の捜索追尾電探と予備蓄電器を持つことから抗堪性に優れ、最大5,000発/分という圧倒的な発射速度により高度な迎撃能力を有している。
(尚、両者共に対空・対水上目標への射撃も可能である)

4.4.誘導弾発射機
誘導弾垂直発射装置を第一主砲塔の前方に8×4配列型を1基、第二艦橋と第三主砲塔の間、その両舷にも8×4配列型を1基ずつ艦全体で合わせて96セルを搭載している。
垂直発射装置には艦対空、艦対艦、艦対潜、艦対地等の各種誘導弾を選択して装填可能であるが、平時は主に艦対空、艦対潜誘導弾が装填されている。
これは艦対艦、艦対地攻撃は主砲を用いれば良いという判断である。
(若干数の超長距離巡航誘導弾は搭載してある)
また、防護力を確保するためにこれら垂直発射装置群は側面防護装甲、底面防護装甲で逆台形状に装甲化された上、破裂板を兼ねる天蓋弾片防護装甲で覆われ、万一誘爆が生じても爆圧を上方に逃がして艦体への損害を抑える試みが取られている。
これも敷島型から採用され続けている構造であり、新世代の『戦艦』の標準構造である。
これ以外にも、対空近接防護を目的に二十連装艦対空誘導弾発射機を艦の四方に合計4基備えている。
同誘導弾は高い機動性と撃ち放し能力を持ち、有効射程は20km、飛翔速度はマッハ7に達する。

4.5.光学兵装
対空近接防護用として、戦術収束光線(レーザー)照射装置を各部に合わせて6基搭載する。
これも敷島型に搭載されていたものの改良版であり、威力をそのままに高効率化されている。
基準となる出力は大きく分けて2つ。
対艦誘導弾迎撃用の200kW級照射と、弾道弾迎撃用の1MW級照射である。
なお有効射程は6kmとされているが、他の兵器同様に公称値であり実態は判然としない。

4.6.水雷兵装
三連装短魚雷発射管を片舷に1基ずつ、さらに艦後尾に1基の合わせて3基搭載している。
この短魚雷発射管は対潜用であるが、水雷迎撃用途にも用いられ、複数の超貫通体子弾が充填された水中炸裂弾頭を持つ噴進短魚雷も用意されている。

959:モントゴメリー:2024/10/06(日) 15:06:17 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
5.航空艤装
本型は艦尾付近に航空甲板と電磁式射出機2基が設けられ、その下部に艦内格納庫が設けられている。
艦載機として哨戒旋翼機"撫子"1機と無人戦域観測機"紫雲"3機が常備されている。
(いずれも敷島型から引き継いでいるため、詳細はそちらに譲る)
艦載機は第一期シリーズ就役艦では暫定的に大陸連合からの購入で賄ったが、第二期以降は列島日本でライセンス生産する予定である。

6.機関
機関にはガスタービンを用いた統合電気推進が採用されている。
この部門で特記すべき事項はMHD発電機の採用である。
液体金属を用いたクローズドサイクル方式と新開発の「超電導コイル」を組み合わせたその発電効率は理論上70%を超える。
一つの発電ユニットが発揮する発電量は約70メガワット。これは米海軍のズムウォルト級1隻の総発電量に匹敵し、本型はこのユニットを4基搭載している。
これらによって生み出された電力は推進力に使われるのみならず、蓄電池に備蓄され戦闘時に使用される。
また、それでも不足する場合に備え、小型発電機が船内各所に配置されている。

7.航行性能
航続距離は20ノットで8000海里を確保している。
新生海軍の主任務は列島の防衛、大陸連合的には『ゲート』の守備であるためこの程度で十分とされた。
なお、これは戦闘時に消費する電力を確保した前提の数字なので、平時にはより延伸される。
最高速力は30ノットとされているが、詳細は機密事項となっている。

8.電子装備
電探などの電子装備に関しては、「列島日本でも扱える範囲でも最高峰」が選択された。
具体的には『まや型』イージス艦に準じた性能を確保している。


9.居住性
船体規模に比して乗員数が少なくなっているため、1名当たりの部屋面積は海上自衛隊時代のどの艦艇と比べても勝っている。
また、豊富な電力を利用した造水施設や冷蔵庫を活用し、食事や入浴と言った面でもより快適となっている。

10.運用
本型は既にあった設計を流用した恩恵により早期に設計が完了し、建造が開始された。
まず第一期シリーズとして6隻が大陸連合主導により完成し、順次艦隊に配属された。
運用として2隻で1個戦隊を編成し、3個戦隊で現場・整備・休息及び訓練のローテーションを取る。
しかし「標準型」と名付けられたように、大陸連合としては6隻で済ますつもりは毛頭なかった。
第一期が就役してすぐに第二期シリーズ6隻の建造が開始されたのがその証左である。
(尚、第二期からは列島日本側が独力での建造を求められている)
大陸連合としては第三期も6隻を建造し総勢18隻、それが困難ならば最低でも16隻体制を構築したいと考えている。
余談であるが、第一期シリーズの6隻に付けられた艦名は、日露戦争時に鹵獲されたロシア帝国戦艦に付けられた名前を踏襲している。
これはロシアへの直接的なメッセージであり、“北方領土を返還しないならば、どうなるかわかっているな?”という圧力である。

960:モントゴメリー:2024/10/06(日) 15:06:57 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
お待たせいたしました、ストロングスタイル世界での「主力艦」、石見型戦艦でございます。

コンセプトは——

マリー様(友情出演)「空母を運用できる人的資源が無いなら、戦艦に空母とイージス艦の役目も兼任させればいいじゃない」

ですね。

問1, 戦艦は現代では戦略兵器としての価値はすでになく、戦術兵器としてもコストが高いくせに使い勝手が死ぬほど悪い兵器ではないか?

解答1.空母艦載機と同等の攻撃範囲を確保し、戦略兵器としての価値と戦術兵器としての使い勝手の良さを改善しました

問2. 『敵の射程圏内での殴り合い』が前提という戦艦の特性は、戦術兵器としての使い勝手を悪くしている。
高価で数が揃えづらいのに、よほどのワンハンドゲームでもなければ一度の海戦に投入後、一度後方に下げて多額のコストと時間をかけて整備しなきゃならないのは用兵側としては辛いぞ

解答2.まず量産できるまで小型したことと、量産効果により戦艦そのものの価格を低減しました。
また、「修理にコストと手間がかかる」という問題も、装甲をモジュール式にしたことにより損傷した区画を素早く交換可能としたことにより改善を目指しました。
また、多大なコストがかかる装甲板も重合体(ポリマー)を主成分とすることにより大幅なコストダウンを成し遂げております。

…戦艦は滅びぬ、何度でもよみがえるさ!!大艦巨砲こそ人類の夢だからだ!?

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最終更新:2025年03月30日 23:47