銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようですその一二十


「Foo?電達たらずいぶんとまあブチ抜いたわね。」

「まあ、数万のSpacemonster共蹴散らすキックだものコレくらい訳ないわ。」

「Jarvis、それは元ネタの方よ。でも、あのMushroomならば設定しそうね。」


色々あってあの土蜘蛛も葬り去って数時間、遺体やらなんや捜索しているジェーナスとジャービスの前には直径数キロに渡る底なしの穴が開いている。
これは電とマシュが開けた穴である。
あの疑似聖櫃の厄災の巨人を打ち倒す為に合体技とでもいうべきものを放ったのである。
その名もダブルスーパーイナ『ヅ』マキック、祈りを束ね電子の歌姫と救世主たるマフディーの援護、
そして同じ姉妹艦であり円卓の騎士の二人を宿す二人の神秘の同期連携は想像だにしなかった威力を叩き出した。
神代の神鳴りにも匹敵する紫電を纏ったそのダブルスーパーイナヅマキックは次元断層すら生み出し厄災の巨人を消滅。
聖櫃の箱の中と化した厄災の穴を吹き飛ばしそのまま概念的な地中奥深くの龍脈まで到達、呪詛による汚染そのものまでも吹き飛ばした。
現在、広域霊的防御の破壊と今回の件で乱れに乱れた大龍脈を正すべくティアマトマッマが穴の中に入って作業中である。


「そういえば合流したゴースト号達は…。」

Σ[ ◎ ]}w▼)))カシャ!!  うばらー!?>怪異その1

(^―^)⊃--|====><我に断てぬ物無し、なんてね  うばらー!?>怪異その2

「…安全そうね。」


時折怪異の残滓が出没するが艦娘の敵でないばかりか比較的安全になった為に合流したカボチャゴースト号にも射影機で退治されてたりする。
主さん?あの人はまあいつも通りでカタギ無双をしている。
なお配信継続中、天使な輪っか付きで青い記録なジェーナスとフェイタルなフレームの幽霊号とドラゴンエンジン搭載な主さんでカオスな状況に感想を言い合っている。


「おーい、あったわよー。」


そんな最中、ネイチャ号が何か引き摺ってくる。
何か箱根の地下とかに磔にされてそうなのっぺりとした顔のパーツのない歪な人の上半身を蜘蛛の身体に載せたナニカ。


「電たちの攻撃でよく残ってたわね…腐っても魔人を名乗っていた…といことかしら?」

「ま、いいわ。早いとこ抜ける情報抜いときましょ。」




数十分後。




「で、脳やら魂やらから情報抜き終わって色々やって死ななくて最終的にハトさん印の聖なる手榴…ゲフンゲフン聖なる火で焼いたけど…まだ生きてるコレどうするの…?」

「擬似的な不死かしら?」

163 名前:635[sage] 投稿日:2025/04/16(水) 07:21:29 ID:27-143-183-225.rev.home.ne.jp [6/10]


ジャービスのその言葉にうーんと悩ましげな声を出す面々。
目の前にはプスプスと音を立てる酷く焦げた焼けた人型
それがかつて魔人と名乗っていた存在の成れの果てだった。
それでまあとどめを刺す必要がある訳で…。
ハトさん印の焼夷手榴弾を使ったが浄化の炎焼き尽くせぬ程の呪いの塊。
聖櫃の呪いにさらされ生きてたばかりか堕落の都市を焼いた火にも焼かれたのに死んでも死にきれてないとはどれ程の星を滅ぼしどれ程の怨嗟を溜め込んだのか。
そこへジャービスらの話を漏れ聞いた人々が集まってくる。
銃を持つ自衛官や槍や弓を持つ自警団、そして鉄パイプや角材を持つ民間人。
此度の一件で怨嗟に目を血走らせた彼ら彼女ら、生きている人間こそ恐ろしいというが怨霊の怨嗟など見慣れたジャービスらも若干引く。
だが、親を奪われた目に涙を溜めた子供までも大きなハンマーを引きずる様を見て思う、止めなければ。
そう一歩踏み出した所で、


  • ワ・<見つけました諸悪の根源!
  • ワ・<女王さまこっちに居たのです!
  • ワ・<配信者さんも来るのです!
  • ワ・<虫っぼい妖精として虫の風上にも置けないのです!
のワの<蟲キメェ!
  • ワ・<一人だけ世界観違うのです!


そこへワラワラと集まってくる神崎島に居着いた欧州土着妖精たち。


「すみませんがそれをこっちに渡して貰えないか?蟲は好かないので。」


それを率いるは有無を言わせぬ元妖精國女王と、

主さん #^―^)コ"コ"コ"コ"コ"コ"コ"コ"コ"

ゴーストカボチャ号 ;▼w▼)))<あ、主さん?
ぐだ男カボチャ ;´▼w▼`)))<ゴースト号何かやった…?
ゴーストカボチャ号 ;▼w▼)))<なんで自分やらかし前提!?
ぐだ子カボチャ ;`▼w▼´)))<普段の行い定期、でも寧ろアレが琴線に触れたのやも…

ナニカ凄まじい気迫感じさせる馬主と元競走馬らカボチャヘッド団だった。




「その結果がこれか。」

「凄まじいその一言に尽きるな。」


見た目何処ぞの白服ナチュラル(クローン)なトミーと最近は星屑な記憶の悪のジオン星人の武人(笑)テロリストと呼ばれて気落ち気味の月東大佐。
二人して電とマシュがブチ抜いた穴を覗き込む。
月東の方は何処となく現実逃避気味だ。


「まあ、いい加減、真実を認め給え。どう見ても蛮族だとな。」


ちらりと視線を向けると何やら大きな円筒形の物体に十字に磔にされたなんか箱根辺りに居そうな下半身クモの人型中心に銀河連合日本に帰化した欧州土着妖精達が松明を掲げフェアリーサークル作りながらカボチャヘッドでヒャッハーと反省を促し踊り狂い、
それを囲む様に円を作るゲート日本人やイゼイラ人らが一様にカボチャを被り拍手喝采に反省を促している。
マッポーめいたアトモスフィアすら感じる盆ダンス。
傍から見ても蛮族の儀式でしかない。
それを後頭部に汗かきながら見ている艦娘とおウマさん。
このゲート世界のネットで生配信である。

164 名前:635[sage] 投稿日:2025/04/16(水) 07:22:11 ID:27-143-183-225.rev.home.ne.jp [7/10]

:ヒャッハー!!断罪の時だあああ!
:ヒャッハー!!浄化の時だあああ!
:ここを発射基地とする!!
:慈悲はない
:ハイクを詠め。カイシャクしてやる
:あの状態で俳句読めんの?(汗)

ネットもリアルも鎌倉めいたアトモスフィアを醸し出している。


「知りたくなかった…!我が心の故郷が蛮族の国であったとは…ッ!!」

「まあ、平和な平成の時代と人間讃歌の現在の我らが故郷だけしか知らねばそうだろうな。
だがこの国なぞ文明開化、民主化と言ってもたかだか二百年未満、所詮は知恵を持った蛮族なのだよ。
転生者の長年の教育という努力による文化の完全な変容、そしてスール化により物理的制約から解き放たれた我らの方が日本人、否人間として異質。
英雄たちの競う銀河も宇宙と名付けられた世紀も人間は今のままならば千年経っても変わりはしない。
元馬と元軍艦の方が余程理性的なのだよ。」


その中心の磔になった異形の傍らには最近こっちに来たいつもと変わらぬ笑みを浮かべる馬主&妖精國の女王と共に立っている。
ついでにカボチャが三名汗かいて立ってる。


「主さん、モルガン陛下!怪異とはいえ焼けた人の形してるのミサイルに括り付けて発射て絵面がネチケットとかコンプラ的にマズいですよ!!
ほぼ人として死んでるけど生きてますし!」

「あら、ゴースト号。
死なないのだから呪塗れの発生源を早々に穢ごと流して消さなきゃきゃならいのだからここ海なし県だと川に流せば下流が大惨事。
ならば空の川…天の川に流すしかないとティアマト様もそうおっしゃてたじゃない?
祓戸大神の瀬織津姫様もいらっしゃることだし。」

「だからってゴースト号の主さんが発射スイッチおんて…。」

「息子(ぐだ男)よ、羽虫は根こそぎ根絶するに限ります。
そして日本人が押すことに意味があるのです。」

「モルガン陛下!?ゴースト号の主さんの背中押さないで!?」

「ぐだ子ちゃん、其の上で向こう側の方に裁可をしていただくしかないでしょう?
こっちの司法なんて当てにならないのだし…。」


そんな会話をしている。
そんな話を聞きながら富永と月東は話を続ける。

<イヤアルジサンチョウタイリクセカイウマレッスヨ!?
<ゴーストゴウキニシチャダメヨ
<ソレニコノクニノシホウアテニナリマセンシ
<ヘイカイッテイイコトトワルイコトアルヨ…
<マア、シホウヨリイザナミサマノサバキガシンヨウハデキルノヨネ…

「敵に対する公開処刑で団結することは昔から存在するが…。
仮にも法治国家、司法の手を経ずに良いのか…?」

「アレは魔人を騙る存在(モノ)。それ以上でもそれ以下もない。
それよりこの国には人以外も存在するというのに未だ人間限定の法律しかない。
それに彼の神のウマ娘(ゴースト号)の主はこの日ノ本ではあの戦いを見た者から龍のようだとか呼ばれてる様子。」

「人中之龍…文字通り龍が如く…か?」

「それほどの人物が鉄槌下すのであれば多少の溜飲は下がるだろうよ。」

165 名前:635[sage] 投稿日:2025/04/16(水) 07:22:58 ID:27-143-183-225.rev.home.ne.jp [8/10]


その言葉、違う意味に聞こえるんだが…と思うしれっと耳を傾けてたテイオー号とマックイーン号のおウマさん2名。
あれである、絶対あの人一人だけドラゴンエンジンが搭載されてるだろうと。
二人は知りもしないが暇を持て余した職人の手で龍が如く主さん鋭意制作中である。
ことが終われば幽霊2名のも世に放たれるだろうことは想像に難くない。
月東は話題を変える。


「そういえば富永は何時動くと思う?」

「大陸の愚者共のことか?
現在招集されている国連安保理において発表、恐らく一日程度期限を設けれど自分らが設けたそれを無視し元旦の払暁と共に奇襲…というところだろう。」

「難癖つけこの国を世界の敵とし旧敵国条項理由に喧嘩売ると『という訳で発射!』『主さああああん!?』【ゴオオオオオオオオン!!】…。」


鳴り響く轟音。
月東が振り返れば炎の尾を引き飛び立つ円筒形の物体、もといロケット。
それを取り囲み反省を促し踊り狂う幻想の妖精たちと日本人という儀式めいた狂気めいて平安めいた光景。
怪異を貼り付けたロケットが上昇していく。
そしてロケットは雲の向こうに消え空の彼方に消え、怪異と成り果てた魔人を名乗った存在は概念的な星の海に流された。


なお、この光景見てたこの国の総理。


「    」

「そ、総理…?」 パタリ>

「え、衛生兵は何処だああああああ!?」



国民がBANZOKUなのに耐えられなかったようだ…。

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最終更新:2025年04月16日 13:57