270:霧の咆哮:2024/10/18(金) 22:12:59 HOST:KD124209067023.au-net.ne.jp
〇日蘭世界支援 大陸日本固有の蟹・鷺・海老・梟・雀
大陸日本の全国の干潟に生息している小型の蟹。
サイズ的にはシオマネキと同じ位で体色は干潟に合わせた土色。
最大の特徴は繁殖力の高さと弱いが毒を持つ所。
食べても死にはしないがお腹は壊す程度の毒を持つ為、干潟の他の生物らにあまり狙われないのだが、その毒に耐性がある一部の海鳥からしたら食い放題の獲物として狙われている。
名前の由来も大量に干潟に集まってる姿がまるで密集した足軽のようだと例えられた為。
名前が足軽だからって上位種に武士蟹や将軍蟹なんてのは存在しない……筈(自分は未設定)
繁殖力の高さと毒で種を繋ぐ特性の代償か、殻が同サイズの他の蟹より脆い。
通常、干潟の蟹はサイズ的にもうま味に乏しい。
史実でも干潟の蟹を使った郷土料理と言えば、がん漬けという殻ごと磨り潰し、塩や唐辛子などと混ぜ合わせて寝かせた塩辛位しか無い。
こちらの蟹は毒こそあるが、その毒は高温に弱く調理で十分に加熱すれば無毒化される類。
その殻の脆さからソフトシェルクラブのように殻ごと食べれるパリパリとした触感の良さから、殻がカリカリの香ばしくなるほどの焼きは勿論。
食用油が普及した時代からは一口サイズで食べれる蟹のフライやから揚げ、天ぷらとして人気。
地元の縁日では、干潟足軽蟹の揚げ物が鳥から揚げとかの屋台共々並んでいるのが風物詩。
それ以前の時代からは地元の方々からすれば取ろうと思えば大量に取れる蟹として、貴重な栄養源として日持ちするように佃煮にして食べられてきた。
ただ、佃煮にしたら折角のパリパリ触感が失われるので保存期間の長さや伝統食品としての維持・栄養面的な物を除くと、揚げ物類より人気は低い。
佃煮と同じくパリパリ触感には欠けるが、みそ汁にしても殻から良い出汁が出るので美味しい。
他の蟹汁と違ってこちらは殻を食べれるのも新鮮扱いされている。
干潟のイベントとかで自分で獲ったこの蟹を、この程度で良いかと加熱を甘くやった奴が食べてお腹を壊す事例が現代でも稀にあるのもまた風物詩?
カキの過熱が甘くてお腹壊す奴が0に出来ない様に。
271:霧の咆哮:2024/10/18(金) 22:13:36 HOST:KD124209067023.au-net.ne.jp
上記の蟹を好んで食べる鷺の仲間。
名前の由来は干潟で足軽蟹が群れを成してる時は、この鷺が良く捕食しに来てるのが目撃されたため。
名前は蟹喰鷺だが、蟹以外も小魚とかは普通に食べるけど、鳥獣動物園でこの鷺に餌の食べ比べをさせる企画で足軽蟹や他の小型の蟹。
小魚や飼育飼料を並べてみても、その動物園の全ての蟹喰鷺が例外なく足軽蟹を真っ先に食べた。
野生個体もやはりこの蟹を優先的に狙うほど大好物。
基本生態は他の鷺類と同様だが、サイズは少々小振り。体色は全体的にグレーだが、頭頂部は青空のように蒼く染まってるのが特徴的。
ジビエ的には中々美味しい。
日頃から小蟹とはいえ蟹の旨味をたっぷり味わってるせいか肉も旨味が深く、しかし泥ごと干潟蟹らを食らってるせいかやはり普通の鶏肉よりは臭みや癖がある。
主要な調理法もその臭みを何とかする前提であり、ショウガとかの薬味を混ぜたタレに漬け込んで寝かせてからの唐揚げや、香味野菜や味噌とトコトコ煮込んだ汁物辺りが多い。
シンプルな塩焼きだのは臭み的に厳しい。
昔から干潟蟹を食らって増えた蟹喰鷺をワシみたいな大型猛禽類や人間が弓や鉄砲、罠で狩り、生態系を維持してきた側面もある。
網で大量に取るでもないジビエ獲物の都合で季節を通じての安定供給は難しく、お店で味わう時も値段は普通の鳥肉よりお高めか変動制になる。
運が良ければ在庫余りで質が劣化する前の蟹喰鷺鳥肉を安く提供するサービスに間に合うお客もいるだろう。
もしくは多めに蟹喰鷺が繁殖した年なら、その間引きの為に多めに狩られてその分安くなる時もあるか。
捕食生物による食物連鎖の毒の濃縮化問題だが、蟹喰鷺はどういうわけか体内で消化した時点で足軽蟹の毒も完全に浄化しており、故に人間や猛禽類がこの鷺を食らっても毒の影響は一切受けない。
恐らく足軽蟹の毒を取り込んだ時点で内蔵機能が無毒化仕切って、毒の濃縮化を防いでると思われており、この機能を医療とかに応用が出来ないか生態研究は続けられている。
秋田県の田沢湖にのみ現状生息が確認されている全長3センチ(触角は除く)ほどの小さな海老。
確認された生息深度は400m以下と、現状で確認されてる世界最深の淡水海老(多分)。
外観は透き通るような蒼いボディと、光刺さない深度故に目はほぼ退化しており、自身の体長より長い複数の触覚で辺りを把握してると思われる。
また、深度的に天敵のいない生態を長く続けてきた為か鋏もまともにナニカを強く挟める構造にはなっておらず、代わりに無数の繊毛が生えている。
繊毛は全身に生えているので、外見的にはけむくじゃらの海老にも見える。
その繊毛が生えた腕で全身擦りながら、時折口元に添えてる姿が確認されてるので、身体や腕に生えた無数の繊毛で水中の微生物を掬い取るなりして栄養補給をしてると思われる。
一応味もチェックされたが、毒こそ無いけどサイズも小さくうま味や触感の良さも今一で食用には向かない。
史実では田沢湖は1940年の玉川悪水での水質汚染でウグイ、アメマス、ギギ以外のまともな動態水生生物(微生物とかは除く)は絶滅。
日蘭日本でも同様の汚染は起こされたのか、
夢幻会が止めたのかはわからないが。
止めた場合はこの世界の田沢湖は戦前の史実同様クニマス、ヒメマス、ウグイ、アメマス、ギギ、イワナ、コイ、ナマズ、ウナギが獲れる上に、大陸化で広くなった湖だけその分漁獲量も増えてるし。
そこに田沢海老という固有種も加わることになる。
水質汚染が起きてた場合は、田沢海老のいる深度にまでは汚染は届かなかったか、この海老も酸性化に強かったとなる。
ただ、世界最深の湖であるバイカル湖でバイカルアザラシの主食になっているヨコエビの一種のMacrohectopus branickii(日本語ウィキ無し)の生息水深情報が調べても不明であり。
この海老の生息深度次第では、世界最深の淡水海老の称号はこちらになるかもしれない。
アザラシの仲間は最深で2100メートルまで潜れており、バイカルアザラシやMacrohectopus branickiiも深度400メートル以下まで生息出来ててもおかしくないので。
272:霧の咆哮:2024/10/18(金) 22:14:18 HOST:KD124209067023.au-net.ne.jp
大陸日本の九州全体に生息しているフクロウで、九州以外には確認されていない。
外見はシロフクロウと良く似たシルエットだが、体色は逆にカラスのように真っ黒。
それ故にその名前がシンプルに名付けられた。
体長に関しては大人でも40~50センチほどとシロフクロウより小柄。
雄雌も同じような体色なので、シロフクロウより雄雌の区別が付かない。
食性は既存梟と同じくネズミや魚や虫等。
ペットとしての飼育もメンフクロウ並の難易度で可能だが、犬猫よりも人へのなつき易さや飼育難易度その物の敷居はどうしても高い。
原因は不明だが雌のクロフクロウの方が統計データの比較的に雄よりも人になつき易く人気も高いので、ペットショップでも値段に差がある。
蟹喰鷺と異なり基本的にジビエでも食べないが、それでも鳥肉ではあるのだし、いざとなれば食えはする。美味しいかどうかはともかく。
沖縄を除く大陸日本全土に生息するスズメの仲間で、サイズ的には一般的なスズメと同じ位。
体色は全体的に白と灰色系。
小型の虫や木の実も食べるが、目立った食べ物は大型動物のノミとかの寄生虫や皮膚の老廃物等。
古来から野生の剣牙虎や陸大亀、蝦夷象等の寄生虫とかを食べ、綺麗にしてあげる代わりに天敵である猛禽類やオコジョや蛇等の小中サイズの肉食動物から守ってもらう共生関係を築いてきた。
上記のクロフクロウも天敵の一種。
狐や狸も天敵だが、ニホンオオカミは群れ単位で計算すると喰い出が無いのでスルーするので、スズメも寄り添って寄生虫類食べている。
熊や凶暴な日本鰐もこのスズメは食べない。
アフリカでイノシシとかの寄生虫を食べるアカハシウシツツキと同じような食性だが、あちらは寄り添う動物が怪我して弱っていたりするとその怪我を抉って血を啜ることもあるそうだが。
このスズメはそういう行動は確認されていない優しい生態をしている。
名前の由来は古来から剣牙虎の元でその身体をつついて虫類とか食べていたのを目撃された為。
大陸日本では海外から本来の猫が伝来する前から剣牙虎と共生してきた為、猫と言えば剣牙虎を指してきた文献もあるので、その由来繫がりも。
名前からすると通常の猫に集るスズメなの?と子供は間違いそうなスズメである。
273:霧の咆哮:2024/10/18(金) 22:14:54 HOST:KD124209067023.au-net.ne.jp
ネコツツキスズメは成体になっても基本3~5匹位で1グループ作って助け合って暮らしており、野鳥撮影家にその愛らしい姿を映されたり専門書籍も出版されている。
寝床も剣牙虎とかの傍でスズメ同士団子みたいに引っ付いて眠るので、その姿がまた可愛らしくて人気。
動物園でも寝床姿の様子やカメラ画像がユーチューブとかに上げられると再生数結構稼がれる。
生態的に剣牙虎達と一緒の方がスズメ達も落ち着くので、他のスズメと異なりこちらに関しては鳥獣専門の動物園より剣牙虎とか他の動物がいる通常の動物園で生育されている。
味的には普通のスズメと同じくジビエ系として美味しくはあるが、当然無許可での狩猟は禁止。
この可愛らしい生物を食用として割り切らないといけない業者さんの苦労が伺える。命を頂くってそういうことだが、他の家畜とかも含めて。
雀団子と聞いて、食べる方の肉団子か可愛い方の団子かで受ける人の普段の食生活や出身地の違いがわかる。
特に伝統料理チタタプ的にも、北海道・アイヌの系譜は肉団子の方が浮かび易いか。
古来から剣牙虎達と微笑ましく寄り添う姿から童話のモデルにもなっており、『5人組の灰雀』他いくつかの絵本の元ネタにもなってる影響で知名度は中々高い。
舌切り雀の童話英雄とも言える紅閻魔ちゃんの例的に、同じ童話雀繫がりでネコツツキスズメの英雄が日蘭日本のFGOへの実装もワンチャンあり得る。
その場合クラス分け的に何となくこっちはアーチャーやランサー辺りになりそうな気がする。セイバーな紅閻魔との対比的に。
宝具は仲間や分身召喚での連携攻撃とかで。獣形態への変身も可能で、でかいふわふわ雀形態で男女立香を包み込んで癒せるかも。
おいでやおいで雀団子に。一緒にお昼寝しようよと。
以上です。
wiki転載は例の如くご自由に。
今回も日蘭世界分類ながら、大陸日本共通の固有種イメージとして制作しました。
イメージ元はクリスマス島の赤蟹大量発生の記事で、一口サイズで食える蟹が
日本大陸にもいたら良いなって発想から干潟蟹を制作。
大陸化して広くなった干潟ならこんな蟹も生育出来そうなので。
蟹喰鷺はこの蟹が繁殖し過ぎないような自然界のバランサー役で登場。
海老はテレビか何かでバイカル湖特集見かけたので、日本に水深深い湖は無いのかな→田沢湖が深海並の深度持ちで存在するのか。
大陸化でこの湖も広くなったなら、固有生物生やしてもイケそう、と思ったので。
クロフクロウは真っ白なシロフクロウは日本国内には生育してるが、真っ黒なフクロウはいないよね。
北海道限定生息梟は複数いるけど、じゃあ逆に九州限定の梟は……リュウキュウコノハズクがいるけど、そっちは沖縄や奄美大島以南?だから九州本土限定の梟を生やそうと思ったから。
ただ、クロフクロウは特徴面の掘り下げや個性の伸びしろが思ってたより頭に浮かびませんでした。
スズメも日本には大型動物が史実より増えたけど、アフリカみたいなそんな動物に寄り添う鳥はいなかったなぁ→じゃあ作ろうという発想から。
以前書いた分で大陸日本野生生物ネタはネタ切れと思ったら、意外といけました。
最終更新:2025年04月20日 23:47