578 :じんつう:2012/03/25(日) 22:06:05
さあて.....やっっってまいりましたルーーーピーーーのターーーンwww
――――――美少女元帥の憂鬱~第5話~――――――
――中南海――
「ほう、別の世界につながるゲートか。」
「はい。日本の総理は真っ先にその情報を送ってくれました。」
「日本の総理はわれらの忠実な犬となってくれているようだね。。」
「はい。我が国のためにじつによく貢献してくれています。」
「彼にはこれからもせいぜい売国に励んでもらおうか。」
――青瓦台――
「日帝の首相近辺の人物から、日本のEEZ内に異世界へつながるゲートが出現したとの報せです!!」
「ゲート?何を馬鹿なことを.....そいつはついに気でも狂ったのか?」
「まだ真偽はさだかではありませんが、そのゲートから”大日本帝国”と名乗る軍艦がいるとのことです!!」
「何!?日帝だとっっ!? すぐに調査を開始しろっっっ!!。日本の軍国主義の復活を全力で阻止するのだ――――!!!」
――日本国首相官邸――
「首相、海上警備行動の発令を!」
防衛大臣がもはや懇願にも近いかたちで首相に海上警備行動の発令を求める。
だが総理はどんどん焦点が合わなくなっていってる両目を防衛大臣に向けて言い放った
「え~、だめです。」
「何故です!?」
「言ったでしょう、まだ攻撃は受けていないのでしょう?自衛権の発動できる状況ではありません。ですから発令はできません。」
( (#^ω^)ピキピキ つまり海保には生贄になれというのですか。)
「門の周辺では海保が巡視船で軍艦と睨み合わなければならないんですよ!
もし門の向こうの連中がこちら側に巡視船しかいないのを見て武力侵攻に走ったらどうするのですか!!」
「話し合えばいいじゃないですか。」
(はあ.....駄目だ)
彼は心の中で、ルーピーが首相に就任してから通算何回目になるかわからない溜息をはいた。
(今のところ、門の向こうの連中に動きはないが.....あの海域からいきなり艦隊なんかが出現したら各自衛隊が
臨戦態勢にない以上、先制攻撃をゆるすことになる.....。)
「あの門は我が国のEEZ内にあります。それなら、門の向こうの海も日本のEEZと強引に解釈することもできます。」
「そんな強引な解釈では国際社会は納得しないですよ。」
( (#^ω^)ピキピキピキ 納得しないのは中国と韓国と北朝鮮だけだよ.....!! あんたの言う”国際社会”は東アジアだけなのか!?)
「それにあの門の位置は日中中間線に近いです。中国を刺激するわけにはいけません。」
「近いからといっても、あそこは日本のEEZです。何故中国に遠慮する必要があるのですか!?」
「現在の日中中間線の境界線に中国は納得していません。」
( (#^ω^)ピキピキピキピキ あんたは一体どこの人間だっっ!? あ、いや、真っ赤に染まりきった宇宙人だったな.....。)
579 :じんつう:2012/03/25(日) 22:09:38
「....わかりました。でしたら早急にかの国と接触を「その国家は”大日本帝国”と名乗っているのでしょう? 彼らがまともな頭を持っているかは疑問ですね」.....。」
(だ、だめだ.....日本語が通じない。だ、誰か宇宙語の言語学者を呼んでくれ....。しかも偏見だけで大日本帝国をみてるぞ.....)
「総理、たしかにかの国は”大日本帝国”と名乗っていますがそれが戦前の大日本帝国と同じとは限らないでしょう。」
「”帝国”などと名乗っている時点で同じです。」
( (#^ω^)どういう意味だ....?)
「それにただでさえ支持率が落ち込んでいるんです。この状況で海上警備行動を発令してさらに支持率を下げるわけにはいきません。」
(支持率がダダ下がりなのはあなたの脱税が発覚したのが原因だということ、わかってないのですか?
それに海上警備行動を発令して支持率が下がると思っていr.....そうか、それはあなたの支持団体の話ですか...。)
「とにかく我が国がかつての大日本帝国と同じに見られることは避けなければなりません。
そのためにも、自衛隊の動員は許可できません。」
(ああ、もう無理だ.....。)
ルーピーが翻意する非常に微妙な奇跡に賭けて説得を試みていた防衛大臣は説得を断念した。というより最初から無理。
(これについてはなぜか翻意しないんですよね.....基地移転問題では米大統領を怒らせるくらい翻意しまくったというのに。)
沖縄の基地移転問題において、基地の移転場所について頻繁に意見を変え、米大統領に”トラスト ミー”と言った挙句
やっぱり意見を翻していた。
ちなみにその件で米大統領はひっっじょ~~~にご立腹らしい....。
「わかりました.....では失礼します。」
防衛大臣はめまいを感じながら首相執務室を退室した。
「はあ....」←本日初の超盛大な溜息
(あのルーピーに根付いた空想的平和主義に、その後ろにいる売国奴共はどうやったら排除できるのだろうか....まあ、無理だろうな。)
この国に深く根付いた空想的平和主義とそれを利用する売国奴を排除するには穏便な(血の流れない)手段では絶対に不可能だ。
(民主主義の利点は改革に伴う犠牲がそれ以外に比べて遥かに少ないことのはずなのに.....これじゃほかの体制と大して変わらない。)
(正直、生易しい武力でも根絶は不可能だろう。だが徹底的に武力を行使したら、場合によっては民主主義の維持は困難となるだろうな。)
防衛大臣はだまって懐から、就任してから愛用するはめになった胃薬を取り出した。
宇宙人が総理を務める日本国防衛大臣の憂鬱は絶えない.....。
最終更新:2012年03月28日 21:33