650:ひゅうが:2025/02/28(金) 07:28:31 HOST:FL1-27-127-13-252.okn.mesh.ad.jp
――第3新アビドス建設連絡事務所(兼ヤシマ派遣学園領事館)
キヴォトスにおけるアビドス自治区とゲヘナ学園の境界付近に位置する小規模な事務所
かつて自治区のセイント・ネフティスグループにより建設が予定されていた砂漠横断鉄道の始発駅兼、何度目かのアビドス自治区の都市再開発計画により建設が予定されていた自治区中枢部の予定地に存在している
…が、砂漠横断鉄道の建設が頓挫したことと、同時に都市再開発計画も無期限延期となったことから塩漬け資産となっていたところをその一角をヤシマ派遣学園が購入
あわせて、対カイザー・コーポレーション経済戦争の勝利によって再開発予定地域が丸ごと覇道財閥の所有に帰することとなった
見た目上は、衰退著しいアビドス自治区において辛うじて住人のまとまった居住がある地区であることから資産価値は高く査定されているものの、隣接するゲヘナ学園のそれ(ゲヘナらしく騒乱は日常茶飯事である)よりも著しく低い
数十キロ彼方に位置するアビドス高等学校周辺まで砂に埋もれた廃墟が点在しているが、ここだけは数十軒程度の家屋が集中しており、いくらかの商業活動も行われている
こうしてみると限界集落のようにも見えるが、ハイランダー鉄道学園およびヤシマ派遣学園の鉄道事業での提携に伴ってにわかに脚光を浴びている
自治区外に移転したセイント・ネフティスグループは大資本を引き込んで、アビドス自治区の復興を試みる砂漠横断鉄道の建設再開を水面下で検討しており、これとあわせて覇道財閥による都市再開発について打診が来ているのである
そこでヤシマ派遣学園は、かつての工事事務所を再稼働させて2年ほど前から連絡員を常駐させることとした――というのは表向きの説明
実のところは、対カイザー・コーポレーション経済戦争の結果、グループ崩壊後も3つに分裂し残っているカイザー残党が頑なにアビドス自治区だけは手放そうとしないことに対して警戒を兼ねて即時展開可能な人員を置いていることになる
常駐人員は5名ほどであるが、うち3名はいわゆる「派遣の事務」で、まとまった人員を置いているところがこの事務所しかないことからアビドス自治区の観光案内が業務の一部となってしまっている
時折交代要員が来ているが、いずれも事務姿であることから気に留める人間は非常に少ない
残る2名ほどはヤシマ派遣学園制服を着用している本校からの派遣人員であるといわれるが、現地感情に配慮してか、事務姿であることは変わらないという
なお、本事務所がこんな場所にあるのは、平屋である事務所の隣にある自治区ほぼ唯一のラーメン店「柴関ラーメン」の存在によるところが大きい
651:ひゅうが:2025/02/28(金) 07:31:37 HOST:FL1-27-127-13-252.okn.mesh.ad.jp
はい。というわけで、ネタを書いてみました
ゲヘナ勢にとってはもううちの領土に近いという認識かつ、ヤシマがここを正式にとるとゲヘナへの攻撃拠点になりかねないと警戒している地域になりますね
ついでにいうと、柴大将のおうちのお隣さんです
もうお分かりですねw
最終更新:2025年05月18日 16:07