907:トゥ!ヘァ!:2025/03/02(日) 16:51:05 HOST:FL1-49-129-132-132.kng.mesh.ad.jp
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〇世界観
かつて異星存在との全面戦争を契機に地球が荒廃してしまった世界。
現在では人類は太陽系やその外に活動域を移し、複数の勢力が鎬を削っている。
全体的に末法的な雰囲気が漂うが、キヴォトスを始め神秘を用いた惑星復興が進められている世界。
そんなところにかつて傭兵業をしていた一人の男が赴いたのが物語の始まり。
〇キヴォトス
古くには北米と呼ばれていた土地。
異星との戦争においては激戦地の一つであり、酷い後輩具合であった。
現在では大陸全域に神秘が張られ、現在の学園物としての姿となっている。
表向きは神秘技術を用いたテラフォーミング(環境再生)試験場であるが、その真実はかつて地球を支配していた古き者たちを封じ込めるための封印でもある。
ここはかつての古き獣、古い神々が微睡む青き土地。
現代の神々が人の子の姿を模し、その封の役割をしている。
“少々”治安が悪いのは元となった各神話テクスチャの時代相応の価値観の影響が残ったせい(蛮族蛮族シテイタ時代の名残)
しかし現代で最も神秘の濃いこの神々の園はそれ故に神秘の技術、封じられたオーパーツなどを求めた勢力に狙われており、内外から様々な干渉が日夜行われている。
またその非常に色濃い神秘のため一部の例外的な人間以外では活動が難しく、キヴォトスの中に入るには神秘技術による獣の姿や異形への変異という名の適応が、機械の体に意識を移すなどの処置が必要である。
なお古き獣、神々と現代の人類が語り継ぐ神々は別物。
この封印を作るにあたって、既にこの世を去った神々の再現しようとする試行錯誤の数々や数少ない現存する神の力を借りるなどをして初期の封印を成立させた。
以降は定期的にテクスチャという名の封印を張り替え続けているが、現在のキヴォトスのテクスチャはいささかイレギュラー染みたものであったが、歴代のテクスチャより非常に良く機能している。
神々の特徴を持った少女たちはその現身であったり、再現であったり、もしくは本人自身が転生した姿であったりと様々。
〇神秘
かつてこの星を覆っていた概念。
幾つもの時代のテクスチャが折り重なって現在を形造っており、新しい時代の層になればなるほど、それは薄まっていく。
かつての異星との大戦の前では世界の裏側で存在するのみで、一般的には空想、おとぎ話の類とされていた力。
獣の時代、神々の時代、灰の時代、星の時代、狭間の時代と言った5つの時代を通し、現在の人の時代のテクスチャが最新となっている。
異星との戦争。宇宙戦争とそのまま呼ばれた大戦において、古き時代のテクスチャを折りたたむ封の役割を果たしていたアビスの大穴が破損。
その際に古き時代の情報、存在が溢れだし、異星人との戦争でなくなった。
その後は人類vs異星人vs古き神秘の三つ巴の末に、異星の神を打ち倒し、古き神秘を新大陸へ押し込めた人類が勝利した。
異星人との戦いは宇宙戦争と呼ばれ、神秘との戦いは神秘大戦と呼ばれている。
現在北米にて展開されているキヴォトスとは、これら古き神秘を封じる結界の一種であり、学園物な情勢は最新の封印テクスチャである。
なお地球以外の星々にも神秘は存在しており、その星によって別の形の神秘がある。
色彩や黄昏と言った存在は他星の神秘のこと。
908:トゥ!ヘァ!:2025/03/02(日) 16:51:45 HOST:FL1-49-129-132-132.kng.mesh.ad.jp
〇人の世の神々
人の時代になり発生した神々。または神となった者たちの総称。
その多くは時代の流れと共に姿を消し、世界の裏側から人類を見守っていたが宇宙戦争の勃発と神秘大戦の幕開けにより表に姿を出さざるを得なくなった。
幾つかの神々はこれらの争いで戦死、または姿を散らす羽目となり今も現存し続ける神の数は少ない。
キヴォトスに訪れた先生を出迎えた白い犬もそんな現代に残る一柱である。
因みに名札にはアマ公と書いてある。
かつて短い期間だがキヴォトスで働いていたウォルターの友人なのだ。
獣、神、灰、星、狭間の時代に存在していた神々、妖魔、超常存在のこと。
獣を討伐した神々が、次は自分たち同士で争い灰の時代を迎え、その後は星の海から来た上位者に蹴散らされ、最後に狭間の勇者たちがそれらを討ち取り、今の人の時代を迎えている。
現在の人類が語り継いでいる神々、妖魔とは別物であり、凡そ現在神話の存在より強大、強固な存在が多い。
現在ではキヴォトスにて封印されており、青い青春の物語を夢見心地の気分で楽しんでいる。
偶に意識の一部が漏れて現地に姿を現す存在もおり、それらが度々キヴォトスで暴れている預言者と呼ばれるヘイローを持った機械群の正体。
無意識化での干渉の結果誕生した存在のため当の預言者たちは自分たちが元々古い時代の存在という意識を持たない。
また中には一部の生徒なども彼らの影響を受けている場合がある。
由来不明の能力、強さなどを持つ生徒はその可能性が高い。
反面人の時代の神々とは違い、封印されている存在のため、転生体や現身と言った直接的な干渉は出来ない。
あくまで夢を見るような気分で彼らは封じされているのだ。
〇先生
キヴォトスにやってきた若い先生。何でも古い知り合いの勧めで先生として着任した。
実は数年より前の記憶がないのだが、それを感じさせないほどのほほんとしている。
生身ではひ弱であるが、高い状況把握能力、的確な指示、そして無類の強さの操縦技術を持つ謎の人物。
生徒達には慕われており、そして生徒のために身を挺して働く姿は善人そのものと言えよう。
…記憶を忘れた彼には無論過去がある。
621と呼ばれ傭兵として働いていた過去が。
ルビコンの戦いの後に今まで貯めた資金とウォルターが残した遺産により真っ当な身体を取り戻した彼は、しかし辛すぎる現実を前に己の記憶を消すことを選んだ。
古い知り合いの勧めでキヴォトスに着任したと言うのは嘘。
かつてウォルターが教えてくれた少しの間だが教鞭を取っていた地へ半ば無意識的に赴いたに過ぎない。
しかし記憶を亡くし赴いた土地で彼は新たな人生を得た。
例え記憶を消そうと胸の内に残り続ける主の姿は朧気ながら、しかし確実に彼の胸に生きている。
かつて己を導いてくれた大事な人と同じように今度は彼が先生として若者たちを導くのだ。
なお彼が人の姿のままキヴォトスで活動を可能とする点は謎であるが、かつて大量のコーラルを浴びたことと何かしら関係性があるのではないかと言われている。
909:トゥ!ヘァ!:2025/03/02(日) 16:52:21 HOST:FL1-49-129-132-132.kng.mesh.ad.jp
〇色彩
極彩色の色を纏う謎の存在。
ゲマトリアの一人に導かれキヴォトスを見つけ出し、そこへ突然介入した存在。
キヴォトスの神秘防御すら貫き、世界を塗り替えるその強さは正に侵略者と言えた。
しかしこの世界の色彩は原作とはいささか趣が違う。
かの者は己の色を失いし者。かつて何色を放っていたかも忘れ宇宙を放浪する存在。
だがキヴォトスに降臨した際に見せた色こそがかの者の本当の色彩である。
その色は赤。かつて惑星ルビコンにおいてコーラルと呼ばれていたエネルギーの末路である。
そもそも何故キヴォトスを見つけた色彩がわざわざそこへ介入したのか。
それだけの力を持ちながらも何故一息に全てを染め上げてしまわなかったのか。
何故一度撃退された後は度々姿を見せることはあれど、積極的な侵略をしないのか。
“彼女”はただキヴォトスにかつての友人を見つけたために訪れただけなのかもしれない。
多くの同胞の亡骸と混ざり合い既に己の名も色も意識も失いながらも、ずっと探していたのかもしれない。
そんな求めた友人の平穏な姿を確認したからこそ…素直に退治され、以降は求める声に答えるだけの楽園を見守る神秘となったのかもしれない。
〇学院
かつてアビスの大穴を打破し、その神秘の管理を行っていた太平洋を跨る大帝国の末裔。
キヴォトスに介入する外部勢力の一つであり、現在でも外の世界では強い影響力を誇る勢力の一端。
正式名称は神秘追及学術院。かつては白笛と呼ばれた探検家たちの末裔によって運営されている学術組織のこと。
神話保全財団(通称財団)、逸脱者監視機関(通称機関)と並ぶ“ニホン”の神秘対策機関なのである。
キヴォトスでは学院と呼ばれる出張所(現地では普通に学校運営をしている)を用いて、キヴォトス内における神秘の研究及び対策を行っている。
現地では教師(きょうし。先生にあらず)と呼ばれる幹部格が(現地での教師業の傍ら)が現地の監視及び神秘期の研究を行う研究、現地生徒の教育を行う組織であるが、同時に神秘の封印の異常や外部勢力からの干渉が認められた場合はこれらへの対応を行う治安維持組織の側面を持つ。
教師陣は白笛と呼ばれ個々人が非常に強力な戦闘力とそれに伍する知性を併せ持った文武両道の人材である。
有名どころは“千年を乗り越えし者”倫理教師ボンドルドなど。
〇ゲマトリア
原作でも暗躍している謎の集団。
元々は古代文明の技術を解析、運用する技術者、研究者の集団を祖としており、宇宙戦争や神秘大戦でも活躍した。
超古代文明の技術を用いた高い技術力を持つが神秘解析においては専門家であるニホンに劣っており、その情報を得るために度々キヴォトスに介入している。
現在は南極同盟を軸に発足されたポールスター連邦となっている。
ゲマトリアは同連邦に属する研究組織であったが、かつてのキヴォトスでの違法研究がばれ解散に追い込まれた。
現在キヴォトスで活動しているゲマトリアはそんな解散させられた組織の名前を拝借しているだけで、かつての同名組織とは別物なのだがポールスター連邦と関りを持ち続けている点では同じと言えよう。
現ゲマトリアのメンバーは神秘の濃いキヴォトス内で活動するために環境に適応した異形の姿に自らを変えている。
910:トゥ!ヘァ!:2025/03/02(日) 16:52:55 HOST:FL1-49-129-132-132.kng.mesh.ad.jp
〇ニホン
技術者の起こした勢力であるポールスター連邦、多数の企業による連合勢力である企業連と伍する巨大勢力。
前者二つと違い、旧時代の国家の文化、体制を色濃く受け継ぐ勢力。
その名の通り極東の雄であった大日本帝国を祖としてもち、太平洋をまたいでは神秘の封であったアビスの管理をしていた国家でもある。
このため古くから神秘の研究が進んでおり、現在では神秘系技術が非常に優れている。
旧来の国家の文化を色濃く継いでいるため、土地への執着が強く、科学・神秘両方問わずテラフォーミング技術、環境再生技術が特に優れている。
彼らの作る宇宙コロニー、環境コロニーなども非常に住み心地が良く、現在の彼らの首都となっているコロニーはまんま
日本大陸の姿を模している巨大なもの(モデルとなった故郷より巨大で木星の衛星群に伍する巨大さの人工の大地)
キヴォトスに関しては封印接地当初から関わり続けており、現在のテクスチャを更新したのも、このニホンが中心となって行われたこと。
反面神秘技術を欲するポーラスターや経済的なライバルである企業連との仲が中々に悪く、度々キヴォトスの内外で衝突を繰り返している。
キヴォトス関連では内部の学院以外に神秘の調査・保全、復旧を仕事とする神話保全財団と危険人物、物質、存在を監視、介入する逸脱者監視機関などを用いて日夜その内外で活動を行っている。
ただし基本的にはキヴォトス内の出来事に関しては学院以外はノータッチを貫いている。
これは現在のキヴォトスのテクスチャが非常に安定しているため、それらをいたずらに乱したくないというのが大きい。
またいざという時のために太平洋上には移動海洋都市竜宮を始めとする巨大移動都市群が回遊しており、キヴォトスへの過度な干渉の処置や封印が破れた際の対処を担当している。
なおこの竜宮艦隊と呼ばれる巨大移動都市群は元々外宇宙移民用の超巨大宇宙移民船であったものを流用したものである。
宇宙戦争、神秘大戦の後に疲弊または滅亡状態であったユーラシアの国々を廃して誕生した独立企業連合。
独立当初から国家体制を維持し続けていた日本とは度々軍事衝突しており、人類が星々の海に進出したこの時代でも衝突は相次いでいる。
企業連の名の通り複数の企業による連合帯。
このため決してまとまった勢力とは言えず、内部争いも激しい。
近年では惑星ルビコンに進出したアーキバス、ベイラムの抗争が有名である。
キヴォトスにはカイザーグループという専用企業を立ち上げ介入している。
こいつらのいやらしい点は神秘対応のための機械の体へ意識を転写するのみならず、他勢力監視の下での一部記憶処理を含む各種法的手続きを行ったうえで合法的に進出しているという部分。
つまりキヴォトス内でのカイザーグループの暴虐が一応法的にはグレーくらいの範囲で形容されているというものなのだ。
無論他の勢力もそんなことを黙ってみているわけではなく、ニホンは学院を通して生徒の課外授業名目で度々カイザーを襲っており、またそんな生徒の保護名目でこれまた白笛教師も度々介入するなど各地で武力衝突が起こっている。
しかし外部こと企業連からの資本注入もあり、中々カイザーグループはしぶとく、ここ数年は千日手の様子が見られる。
911:トゥ!ヘァ!:2025/03/02(日) 16:53:27 HOST:FL1-49-129-132-132.kng.mesh.ad.jp
投下終了
取りあえず昨日、今日思いついて書き連ねていた設定です。
流石にアーマードコアすぎると言うことで今のところは別のネタに流用する予定。
最終更新:2025年05月18日 16:11