637:霧の咆哮:2024/11/01(金) 22:06:50 HOST:KD106155060192.au-net.ne.jp
〇日蘭世界の艦娘(または船魂)達のやり取り、関連ネタ、エピソード集。その2
『あるさ。消火手段ならば…松島が持っている。』
「これ、当時の艦長の言葉を変更なしでそのまま使ったのよね、映画撮影時にも」
「そうなんですか?」
「(バリ、ズズ)」
ー船魂組の不思議居住空間にて、民報で流れる松島の映画をテレビで見ている記念艦化済みの松島当人。
一緒に炬燵に入って映画を見てるのは松島より先に記念艦化し、七尾に滞在している相模と加賀。
加賀は煎餅(金沢名産の百縁煎餅ごまみそ味)齧りながら緑茶啜ってるから喋らない(因みに松島はこのブランド煎餅の味では黒糖ピーナッツ味が一番好き)が、
女優としての可愛い後輩(戦艦映画としての出番は加賀らは当然松島よりずっと早い先輩故に)の初主役映画にしっかり集中していた。
というか下手したら加賀や長門みたいな完成が大正組は戦前の、まだ現役時代から白黒映画の時点でデビューしていそうか。
日本戦艦組で最初で最古の映画デビューした娘は誰になるのだろうか。
「おいね(石川弁でそうよ、そうだよね、肯定の意味)、この味、このジャンク全開ップリこそが今や遠き故郷の味よ」
ー天下のマックなハンバーガーをモグモグ食べる松島。
なお、実は史実通りならマックは戦後(1948年創業)なので、史実アイオワはともかく戦時中から鹵獲されて日本所属になった松島(アイオワ)は
アメリカ所属時にはマックは食べたことがない。
戦後日本進出してきたマックや、遠洋航行訓練で松島が加州にでも行った際にはマックを船魂パワーでの食事再現で経験は得られるだろうが。
マックの更に原型であるハンバーガー自体は19世紀後半にアメリカで生まれたので、そっちなら戦前から食べたことある筈。
638:霧の咆哮:2024/11/01(金) 22:07:20 HOST:KD106155060192.au-net.ne.jp
「それはそうと自分で作ると自然と和風アレンジになるのが、我ながら長い日本暮らしでアメリカンスピリッツが大和魂に料理からして染まった感があるのがなんとも」
ーすっかり板に付いた和服割烹着姿で手癖に任せてハンバーガー作ったらどうなるのかやってみたら、パティの下味やタレ、一緒に挟む具材に和の食材使ったアレンジバーガーに自然となった松島。
これはこれで勿論とても美味しいけど、昔の自分がハンバーガー作ったら普通にアメリカン式ジャンクバーガーになったと思うと、松島にとって今の普通が日本式だってのが実感してしまう。
戦艦基準でつい量を作ったバーガーはこの後子供ら(駆逐艦組ら)や鎮守府に残ってた組も交えて美味しく頂きました。
飯ウマ艦娘でも有名である松島の折角のバーガーを食べ損ねたのを惜しむ声も鎮守府から聞こえたという。
アメリカンスピリッツ「NTR? NTRなのー?!」
加賀「出撃中故、食べ損ねました……」
大和「お昼寝中でした……」
武蔵「こっちは非番で町に出かけてたな」
松島「暇あればいつでも作ってあげるのに」
「松島さん、こっちの草刈りやお掃除は終わったよ」
「なのです」
「ふふ、お手伝いあんやと(石川弁でありがとうの意味)ね、響ちゃん、電ちゃん。後であめまる(石川の名産お菓子で、砕いたピーナッツや大豆をじろ飴という伝統的飴で固めたお菓子)あげるから取りにおいでね」
「スパシーバ(ロシア語でありがとうの意味)」
「わーい、なのです!」
ー松島のお手伝いに励んだ響と電(暁と雷はまだいない基地想定、というか時期や規模的に艦娘の数が少なくこじんまりとした拠点でのイメージ)
褒めて褒めてとばかりに目を輝かせる二人を微笑まし気に松島は頭を撫でてやり、二人も心地良さそうに目を細める。
ご褒美のあめまるを後々皆で美味しく食べた。
このあめまるもじろあめ(水飴タイプ)ベースに松島が手作りしたものだった。
3人が醸し出すやり取りや雰囲気が田舎のお祖母ちゃんかお母さんのお手伝いする娘(孫娘)達のようであった、とは言ってはいけない。
シーンイメージ的には軽巡と駆逐艦娘10人以下の規模のところに松島が偶然建造され、戦艦ゆえの燃費の重さで温存されてて平時はここの皆のお艦してる形。
或いは初期艦がまさかの松島で提督と二人三脚で始めた基地でも有りだろう。
この基地の艦娘らに取ってはお艦と言えば鳳翔ではなく松島となる。
639:霧の咆哮:2024/11/01(金) 22:09:13 HOST:KD106155060192.au-net.ne.jp
「「(ナデナデ)」」
「「( ˘ω˘ )(スヤァ)」」
ー松島とジャンヌの二大バブ味オリジナル(松島はもう、半分以上オリジナル組と言えそう)艦娘の膝枕タイムでいつしかスヤァと眠ってしまったショタ提督と、史実には存在しないオランダロリ駆逐艦娘。
そんな二人を静かに、慈愛に満ちた表情で見下ろし頭を撫でている松島とジャンヌ。
開いてる窓からは春先の暖かな日差しと庭先のほのかな花の香りが混ざった清涼な風が入り込み、4人を優しく包む安らぎの一時が過ぎている。
途中から妖精さん達がワラワラ彼女らの肩やお腹の上に集まって、一緒にお昼寝タイムに入っても良いだろう。
以上です。
wiki転載は例の如くご自由に。
方言女子属性が以前の設定文で可能な松島を試しに石川弁女子で描写(完全再現は出来てませんが)
石川県の方言調べてると中々ユニーク、というか方言文化自体がユニーク(京都弁や関西弁女子大好きだし)
ただ、やはり単語調査の手間や使い分けとかで負担は増しますわ、個性付けとしては良いのですが。
635氏の掘り下げがあったとはいえ、我ながら石川弁割烹着和服女子のアイオワ解釈なんて前代未聞でしょうw
大規模基地で多くの艦娘に神崎提督みたいに囲まれての日々も騒がしくも楽しいでしょうけど。
限られた規模の、辺鄙な基地で少数の艦娘達とやや退屈でも比較的平穏に過ごす提督人生も良いと思います。
640:霧の咆哮:2024/11/01(金) 22:13:46 HOST:KD106155060192.au-net.ne.jp
これで自分が掲示板に復帰してからの記念すべき?30個目作品投下かつ、同じ作品ジャンルでは初?(日企連や大陸SEED支援全盛期ではやってたかも?)の10個連続投下となります
ここ10個の作品は日蘭世界の支援のみだったので
最終更新:2025年05月31日 23:19