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では遠慮なく
五式特殊爆薬
世界で3番目に実用化された自己鍛造弾使用兵器である。
自己鍛造弾はミスナイ=シャルディン効果を利用して装甲板を貫く技術であり第二次世界大戦中はドイツとハンガリーがリードしていた技術である。
自己鍛造弾を使用した兵器はハンガリーの43.M地雷などが存在していたが、日本軍はドイツ帰りの技術者が独自に開発した。
その技術者の持ち帰った技術をベースに地雷に発展させたのが五式特殊爆薬である。
基本構造は合板製のフレームに防水用に段ボールで包まれた筒状の自己鍛造弾を生成する爆薬と信管という極めてシンプルな物である。
金属部品の使用を最小限に抑えたことで地雷探知機では発見するのが困難であった。
さらにこの地雷は電気コードを使用することで遠隔で任意のタイミングに爆破させる事も可能であり、またケーブルなどを使用して引っかかった戦車にサイドアタックをするなどといった使用法もできた。
日本初の自己鍛造弾という事もあり試験は難航、その間に多くの貴重な知見を得ることができた。
1945年に入ってやっと正式採用されると沖縄戦までに在庫の増加試作分含めた4000個が出荷され3000個が沖縄に送られたとされる。
終戦までの総生産数は約1万個程度で、その大半は本州、特に九州と関東周辺の武器庫に貯蔵されていた。
沖縄戦で実戦に供され、義号作戦では敵車両に対するトラップとして、南部では主要な道路に仕掛けて戦車を吹き飛ばし、奇襲を仕掛ける道具に使用された。
また通常の地雷としても使用された事もあった。
絶対数が少ないため戦果は不明であったが使用した兵士や第32軍の報告書では「通常の対戦車地雷と同程度の有用性」「任意のタイミングに爆破できるのが良かった」と評されている。
戦後連合軍の調査分以外は全て処分され完全な現存品は
アメリカとイギリスとロシアの博物館に展示されているもののみであるが、沖縄では不発弾として発見されたものがある。
なおこの自己鍛造弾使用対戦車地雷という物はその後も研究が続けられ、2000年代に入り小惑星探索のサンプル回収用の技術として結集している。
432:新人艦長:2025/03/08(土) 22:58:48 HOST:121-87-116-151f1.osk2.eonet.ne.jp
元ネタはハンガリーの44.M LOTAK対戦車地雷。
スペックもほぼ同じ
対戦車地雷なのに射程が100メートルぐらい、装甲貫徹力が60ミリぐらいあるなんだか様子のおかしい対戦車地雷の完成。
履帯ぶった切るだけなら過剰だけど戦車を直接破壊する地雷としてはそこそこという。
そしてこの技術の蓄積がはやぶさのサンプル回収技術へと繋がる。
これと核攻撃機と運用部隊のSS誰か転載お願いします。
最終更新:2025年06月11日 21:29