575:新人艦長:2025/03/21(金) 19:02:33 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
M48 パットン
全長:9.3m
全幅:3.65m
全高:3.1m
重量:48トン
武装:M68 51口径105ミリライフル砲(最大10発/分)
副武装:M73 7.62ミリ機関銃×1、M1919 7.62ミリ機関銃×1、M2 12.7ミリ機銃×1
エンジン:900馬力空冷ディーゼルエンジン×1
最高速度:48キロ
乗員:4名
追加装甲:M1爆発反応装甲、M1スラットアーマー“コープケージ”キット(搭載すると重量が1から1.5トン増加)
総生産数:約15000両

 アメリカが1950年に納入を開始した最新鋭戦車。
 史実M48A5相当で、それをさらにマガフに近づけた要目となっている。
 そしてその登場時の衝撃はまさに凄まじいもので、ソ連の戦車開発を恐慌状態に陥れた。

(武装)
 主砲はこの戦車の核となるM68 51口径105ミリライフル砲。
 高初速長射程でコンパクトで軽量と戦車砲に最適であった。
 最大射程4400メートルという長射程のこの砲を生かすために砲塔には小型ステレオ式測距儀が設置、火器管制装置類は新型ばかりで弾道計算、照準などが前任車両よりも早く正確だった。

 副武装は防楯付きM1919とM2が砲塔上の砲手ハッチと車長ハッチに設置されている。
 史実ウルダンキューポラの車長ハッチにM2が防楯付きで設置されて車長が操作。
 隣の砲手ハッチにはM1919が設置されて敵の接近を阻止した。

(防御)
 前面装甲と砲塔は亀甲型となっており、これによって全ての場所で最適な傾斜角と装甲厚を確保している。

 この戦車最大の特徴は追加装備のM1スラットアーマーとM1爆発反応装甲である。
 どちらも新開発の装甲でM48ではあくまで追加の増加装甲キット扱いであった。
 基本的にフル装備ではどちらか片方しか装備できないが、使う場所を絞ることで両方搭載可能だった。
 M1スラットアーマーはそのままスラットアーマーで、砲塔を囲うようにスラットアーマーを搭載した他、車体側面などにも追加できた。
 その見た目からコープケージ(鳥籠)とあだ名された。

 M1爆発反応装甲は史上初の爆発反応装甲である。
 史実ブレイザーERA相当の仕様で後からボルトで追加可能な仕様になっている。

 A3以降では車体底面に増加装甲を追加している。

(機動力)
 極めて高い。
 アメリカの国力の暴力である新開発900馬力空冷ディーゼルエンジンによって快適に駆動し、48キロで機動可能であった。
 そして900馬力のエンジンは速度以上にハイパワーであったため加速力、登攀能力、牽引能力が高かった。
 さらに最適な形状で設計された履帯によってあらゆる地形で地面をグリップし機動した。
 潜水能力も有して川を横断可能になっていた。
 航続距離は480キロ程度を確保していた。 

(その他)
 5両に1両の割合で砲塔には特徴的なサーチライトが搭載されていたが、暗視装置の改良によって順次撤去された。

576:新人艦長:2025/03/21(金) 19:03:04 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
(運用)
 1950年の発表と納入開始は世界の戦車開発に大きな衝撃を与えた。
 1950年当時の各国最新鋭中戦車と重戦車は以下のようであった。

中戦車
ソ連:T-44(85ミリ砲)
フランス:M4A3E8(76ミリ砲)
イギリス:センチュリオン(84ミリ砲)
日本:五式中戦車(76ミリ砲、M1 76ミリ砲を装備した史実四式中戦車)
米国:M26(90ミリ砲、ただし車体機銃の廃止と重装甲化、エンジン強化によるM47相当の機動力を確保)
チェコ・ドイツ:パンター(75ミリ砲)

重戦車
ソ連:JS-3・JS-4(122ミリ砲)
イギリス:なし
フランス:ARL-44(90ミリ砲)
日本:五式重戦車(90ミリ砲、史実五式中戦車にスーパーパーシングの米国製M15E1 70口径90ミリ砲を搭載)
米国:M26E4スーパーパーシング(90ミリ長砲身砲、M15E1 70口径90ミリ長砲身砲を装備したこの世界のM26)

 当時、90ミリのパーシングが中戦車として主力であった米軍がさらに強力なM48を繰り出してきたことは各国、特に対立するソ連にとっては恐怖そのもの。
 現在ではM103からとってM103ショックと言われるこの事件についてロシアの研究者たちはM103の登場よりもむしろ中戦車で将来的に各国に配備されるM48の方が衝撃は大きかったのではないかと言われている。
 戦歴としては1950年に納入が開始され早々にベトナムを中国が侵攻、ベトナム戦争の後半には一部車両が投入されている。
 1955年以降は各国への輸出も開始され、日本、ドイツ、西ポーランド、チェコなどは自国での生産も実施した。
 その後ビルマ戦争に使用され、中国やソ連から提供されたT-54/55、T-34を一方的に撃破した一方でIEDなどで被害が多発した。
 1960年代後半に防御力を中心とした強化が施されたA3型が開発されている。

 その他では1962年のハイチ危機、第3次中東戦争ではエジプト軍とヨルダン軍が使用。
 1970年代以降、日本などの中古品をイスラエルが購入している。
 第4次中東戦争ではイスラエル・アラブ両陣営が多数使用している。
 第5次中東戦争ではイスラエル、エジプト、サウジアラビア、イラン、トルコなどが大量に使用している。

 1959年以降、新型のM60が生産されると米軍では段階的に更新され、1975年に米軍から全車退役した。
 退役後は州兵に供与されて使用されている。
 最も有名な事件はサンディエゴで州兵のM48を盗んで暴走していた男に対してカリフォルニア州兵のM48が出動、砲撃を行い撃破した。

 1980年代半ばに州兵やその他諸国からも退役し、一部が射撃目標などに使用されている。

578:新人艦長:2025/03/21(金) 19:05:30 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
以上です
マガフにかなり近いM48です
開発中のT-54以上の性能のこれが出てきたことでソ連戦車開発は恐慌状態に陥り、5年後には各国に供与も開始したのでもう悪夢状態です。
さらにM60が出てくるのでT-64登場までソ連は戦車の質で大敗します。

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最終更新:2025年06月12日 20:54