64 :New ◆QTlJyklQpI:2012/04/02(月) 01:25:13
ネタSS ~BAD ENDのゲートネタ~
※これは
ひゅうが氏のBAD ENDの後でゲートが開いたらというネタです。
若返り、TS、ゲートネタが嫌いな人は見ないでください。
「マサカコンナコトニナルナンテ―」
「・・・辻、棒読みは止めろ、というか情報流してあんなに毟っとおいていうセリフか?」
「いいじゃないですか。嶋田さんこそあんなにお嫁さん2人を貶した連中を放置するんですか?」
「”親衛隊”としてはこの状況は当然と判断します」
「うちの娘(こ)の写真燃やしやがった連中です。ひまし油飲ませないだけマシと思ってください」
「・・・・・・・・」
199X年の帝都でゲートの向こう側の惨状を見つつ、ピチピチ(笑)の嶋田(肉体年齢20代)は辻に突っ込んだが
背中から黒いオーラを出しているドイツ代表兼”親衛隊”とイタリア代表兼”踏まれ隊”の2人に黙り込んでしまった。
199X年に日本海に突如出現したゲートは20XX年の史実世界と繋がっていた。
こちらの世界では
アメリカに主導されWW2では無条件降伏した日独や強大な中華人民共和国の存在に驚愕し、
史実世界ではアメリカが滅んで枢軸国家が生存した世界に驚いていたがお互いに余計な衝突や手間は避けようと
条約を結びお互いにある程度の交流を行う穏便な方向に向かっていた。
だが嶋田・ヒトラー・ムッソリーニの存在により一変する。実質的な不老不死でしかも内2人は女体化していて、しかも嶋田の嫁という状況に
「リア充、爆発しろ!!」「ぼくがかんがえたさいきょうしゅじんこうキタコレ」「嶋田死ね!氏ねじゃない、死ね!」等たくさんの声があった。
そして見事にゲート権益から除け者にされた東アジアを中心に「不老不死の独裁者らの打倒!」「あれだけの事をした連中だ。
手のひらを返して侵略してくるに違いない」等と騒ぎ始め欧州などでもきれいなヒトラーなら兎も角、史実以上のことを仕出かしているため
反ヒトラー運動が発生した。そして中韓などを中心とする艦隊がゲート付近を遊弋し始め自衛隊は議会の空回りで出動せず
ゲート越しに艦隊が睨みあう極度の緊張状態に陥った。
だがゲートからの不老不死に関する情報の”流出”によって事態は一変する。始皇帝の墓に仙丹があるという情報で向こうの世界にあるなら
こっちにだってということで中国では国家規模で墓荒らしが行われ、数々の犠牲の後、実際それらしい薬が発見された。
ゲートの向こうから「止めとけ」という言葉や宗教からの神への冒涜だという声明も無視されて各国の有力者に高い金や利権の
代わりに配布された結果、数日の内に各国の有力者、特に東アジアを中心に突然死が多発した。
経済や政治の有力者もなくなったことから政治経済共に大混乱し、特に中国などでは仙丹を巡る軍閥同士の抗争まで発生し
欧州ではこの混乱の余波を受け、予てより大西洋大津波対策費用の分担に反対していた国がユーロを離脱するなど
世界恐慌が始まろうとしていた。そんな恐慌時に旨く帝國は介入しあちこちの市場から金を毟り取っていた。
「それにこれで民生技術から一部軍事技術まで毟れます。日独伊共同で行えばかなりの富をいただくことができるでしょうね」
辻の後方にいる3国の財務官僚らの舌舐めずりしそうな様子で指示を待っていた。
(史実世界諸君、怨むならアホな事を仕出かした奴らを怨んでくれ)
内心で十字を切ると嶋田は史実世界の技術の買いたたきを許可し、3国の代表らは脱兎のごとくゲートを超えていき、
史実世界で阿鼻叫喚の悲鳴が聞こえてくるのにそんなに時間は掛からなかった。
最終更新:2012年04月08日 19:31