736:ライスイン:2025/04/12(土) 22:55:53 HOST:g220-215-87-72.scn-net.ne.jp
日本による核開発宣言。この強烈な意思表明に世界は驚愕したが、米露と半島南を除いて非難の動きは起こらなかった。なにせ核関連の条約を遵守しIAEAの優等生であり唯一の被爆国である日本が無人地帯とはいえ再び核攻撃を受けたのだ。しかも安全保障条約を結んで日本を守る義務があるはずの
アメリカは自国の犠牲を恐れるあまり、安保を発動せずロシアの条件を飲んで停戦する様にF-35のキルスイッチを始めとした圧力をかける始末である。世界はアメリカが最早同盟国を守る意思はなく、覇権国足りえる資格を放棄したと判断し、徐々にアメリカ離れが加速していった。
そして日本はロシアから強奪した12発の核弾頭を搭載した対地ミサイルの戦力化を急ぎつつ、ロシアの渡洋侵攻能力及び核攻撃能力を奪うべく潜水艦や揚陸艦に狙いを定めた積極的攻撃を開始するのだった。
中華人民共和国・中南海、ここでは習近平主席以下の中国首脳部がこの度の日露の戦争及びアメリカの惨状について如何に対応すべきか会議を行っていた。
「アメリカは此処まで愚かだったのか・・・。」
習近平国家主席の言葉が現状を現していた。何しろアメリカが日本と締結している安全保障条約は“アメリカによる日本防衛義務”という側面ばかりが注目されているが、安全保障を提供する事で“日本の核兵器開発を阻止”する目的もあったからだ。
「アメリカは最早覇権国家である事を自ら辞めた様です、自国の犠牲を恐れるあまり同盟(安保)を結んだ国家を守る事を放棄したならば覇権国家の資格はないでしょう。バイデンがそれを認識しているかは分かりませんが。」
737:ライスイン:2025/04/12(土) 22:56:28 HOST:g220-215-87-72.scn-net.ne.jp
「NATOやイスラエルにも動揺が広がっています。“あの日本”ですら見捨てたアメリカが自分達を守ってくれるのかと。」
李強総理や王毅外相も続けて発言する。彼らの言葉通り、NATO諸国やイスラエルでは動揺が広がると同時に対米不信も高まりを見せていた。
更にキルスイッチの件で幾つかのF-35調達予定国が採用を取り止めたり、既存の導入国でも採用数を削減する動きが広まっていた。
「それにしても日本を覚醒させるとは・・・アメリカは余計な事を。」
習主席が苦々し気に呟く。只でさえ夢幻党政権になってから以前の自民や民主と違ってやり難くなっていた。それにロシアから核攻撃を受け、アメリカからも見捨てられ覚醒した事で、敵基地から核爆撃機を強奪したり核開発を宣言するなど“適切な武力の行使”を躊躇う事無く実行する様になった日本は彼らにとってアメリカ以上に難敵であった。
「どうされますか主席?アメリカからは日本の核開発阻止への協力、ロシアからは参戦若しくは義勇軍派遣と兵器の供与要請が来ておりますが。」
「どこまで図々しんだ奴らは・・・。アメリカには正しく安保を実行すれば良いと“助言”してやれ。ロシアには適正価格での売却なら応じると伝えろ。
それと参戦や義勇軍派遣などありえぬ。」
米露それぞれの要請に冷淡になる習主席。自分で蒔いた種の回収に必死なアメリカは兎も角、強欲なロシアの要請に応じるつもりは全くなかった。
現在のロシアは海自の積極的な潜水艦狩りによって極東配備の潜水艦の多くを撃沈され、特に目の敵にされていたボレイ級SSBN5隻は全て沈められ、核戦力に深刻なダメージを受けていた。水上艦艇も先日に行われた“第二次日本海海戦”によって太平洋艦隊旗艦の巡洋艦ヴァリャークが撃沈、空母アドミラル・クズネツォフも大破して逃げ込んだサハリン南部のコルサコフ港で座礁。トドメに揚陸艦もイワン・グレン級2隻とミストラル級1隻が沈められ、更に雷撃により舵が損傷し漂流中だったミストラル級1隻を拿捕されるなど信じがたい大敗北となり渡洋侵攻能力を完全に損失していた。
「軍部に聞きたい、今の日本を相手取って確実に勝てるか?」
習主席は出席している軍幹部に尋ねた。そして帰ってきた答えは予想通りであった。
738:ライスイン:2025/04/12(土) 22:56:59 HOST:g220-215-87-72.scn-net.ne.jp
「敗北主義に聞こえるかと思われますが・・・確実に勝てるとは断言する事は出来ません。数では我らが上回っておりますが、質ではいまだ日本の方が上です。それに覚醒した今の日本は核強奪など敵国本土の攻撃を躊躇わなくなりました。日本を相手取るなら最低でも10年以上をかけて力を蓄える必要があると愚考します。」
「そうか・・・ならば今は外交を重視する事にする。日本とアメリカの関係が悪化している今なら日米の関係を引き裂く事は出来るだろう。
上手く行けば味方に出来なくとも中立化くらいは行けるはずだ。その間に軍は質を高めるように努力してくれ、必要な予算は出す。」
習主席は今の状況なら日米を引き裂いて対日関係を好転出来ると判断する。
それに将来に向けて軍の質を高め、友好か対立かどちらに進んでもよい様に指示を出した。
「それと海警を尖閣諸島近海から引き上げさせろ。対日関係改善のアピールになるし、戦闘に巻き込まれるわけにはいかん。」
対日関係改善のアピールとして尖閣諸島から海警を引き上げる様に指示を出し、これで当面は大丈夫だと思った矢先に扉が激しく叩かれた。習主席が入室許可を出すと、大量に汗をかいた外務次官が入って来て
「主席閣下、緊急事態です。半島南が・・・韓国の連中がロシアに義勇軍を派遣する動きがあります。」
「アメリカは・・・韓国の手綱すら握れなくなったのか。」
その報告・・・韓国のロシア側での義勇軍派遣の動きにに習主席は心底呆れるのだった。
その頃、首相官邸では政府および夢幻党の主要人物が今後の戦略を決める為の会議を行っていた。ただ神崎総理だけはバイデン大統領との電話会談で一時席を外していたが。
「先日の海戦の勝利でロシアは大規模な陸軍部隊を送る能力を損失しました。また極東配備のSSBNの排除も終わり、現在はSSGNやSSN及びキロ級等など核搭載巡航ミサイルの発射能力を持つ潜水艦の排除を行っています。」
「国内に浸透したロシア工作員も順調に狩り出せています。しかし一部の親ロシア派(※1)に匿われている工作員も居る様なので公安と協力して慎重に捜査を行っております。」
739:ライスイン:2025/04/12(土) 22:57:32 HOST:g220-215-87-72.scn-net.ne.jp
次々と舞い込む朗報にも油断せず、彼らは次の手を真剣に模索していく。
先日の勝利、つまり第二次日本海海戦とは核搭載爆撃機の強奪や極東配備のSSBNの壊滅。そして自衛隊の島嶼防衛用高速滑空弾によるロシア本土攻撃や戦果の上がらない日本本土への攻撃及び工作に苛立ったプーチンが日本側が流した樺太及び北方領土奪還作戦の情報にブチ切れて主力艦隊を一気に投入した北海道上陸作戦を命令。留萌への上陸を目指してウラジオストックから出撃したロシア太平洋艦隊及を事前に情報を入手して待ち受けていた海自護衛隊群との大規模な海戦の事であった。投入戦力は
日本側:司令官 古賀峰一海将
第1・第2護衛隊群、第15護衛隊
DDH×2、DDG×2、DD×11、DE×2
空自:烈風C型12機、F2A/B、F-15J他
ロシア太平洋艦隊:
旗艦:スラヴァ級巡洋艦ヴァリャーク
空母:アドミラル・クズネツォフ(Su-33×15,Ka-31AEW×2、Ka-27PL/PS等)
キーロフ級原子力ミサイル巡洋艦アドミラル・ナヒーモフ
ソヴレメンヌイ級駆逐艦×2,ウダロイⅠ級×4
タランタル級ミサイルコルベット×8
揚陸艦:イワン・グレン級×2、ミストラル級×2,ロプーチャ型×3他
ロシア海軍航空隊・ロシア空軍
であり、プーチンは大型艦及び艦隊航空戦力及び地上発射の弾道/巡航ミサイルを含めれば妨害に出てくる日本艦隊を撃破して北海道上陸を果たせるだろうと確信していた。しかし結果はロシア側の大敗であった。プーチンは忘れていた様だが長年の予算不足からくる整備/訓練不足及び将兵への給与遅配欠配により練度と士気は低く兵器も万全の性能を発揮できる状態には無く、日本を標的に定めた後の1年ほどの期間では挽回出来る筈も無かった。
旗艦ヴァリャークとアドミラル・ナヒーモフは撃沈され、空母も大破して敗走中の味方から逸れて迷走した挙句にコルサコフ港に座礁。そして一番の戦果は漂流中のミストラル級1隻を海自が拿捕し大湊に曳航した事であった。結局ウラジオストックに逃げ込んで生き残ったのは大破したウダロイ級1隻とミサイルコルベット2隻という有様で、この結果を受けて夢幻党は祝杯を挙げ、ブチ切れたプーチンはウォッカを痛飲したという。
「これでロシアは我が国に上陸部隊を送る事は不可能になりました。まだ生き残った潜水艦や偽装船舶で工作員を送り込む事は予想できるので油断は出来ませんが。」
第二次日本海海戦の勝利でロシアの渡洋侵攻能力をほぼ奪う事に成功した事でとりあえずは本土の安全が確保できた。巡行/弾道ミサイルや空爆に工作員の浸透など未だ油断は出来ないが国民に安心材料を提供できた。
「これなら年内に北方領土奪還作戦も行えそうですね。」
現在政府内ではかつて日本が領有していた北方領土の奪還と、ついでに北樺太攻略の計画が策定中であった。
740:ライスイン:2025/04/12(土) 22:58:11 HOST:g220-215-87-72.scn-net.ne.jp
「・・・戻りましたよ。」
するとそこにやつれた顔の神崎総理が入室してきた。
「随分やつれていますね嶋田・・・神崎さん、その分だとバイデン大統領から色々と無茶な要求をされましたか?」
「その通りですよ。核開発を直ちに中止しろ・奪った核と爆撃機をロシアへ返還しろ・仲介するからロシアと停戦に向けた話し合いを行え・・・と。」
辻の問いに神崎総理は溜息をつきながら答える。電話会談で神崎総理はキルスイッチの解除や安保発動を要求したが、バイデン大統領は要求を無視して上記の要求を突き付けて来た。以前のロシアの要求を受け入れて停戦しろと言われなかっただけマシだと思われるが、今の犠牲を恐れて同盟国を見捨てる様な弱腰のバイデン政権の講和仲介などプーチンに舐められて更に酷い結果になるのは目に見えている。
「“安保を順守して核開発を中止しろ”と言われたのには驚きましたよ。
私が“ならばそちらこそ安保を順守して参戦してくれ”と言い返したら黙ってそのまま電話を切られましたが。」
神崎総理の説明に会議室内の全員が爆笑する。まさか安保を順守しなかったアメリカに安保を順守しろと言われるとはまさにギャグだった。
「まあ今のアメリカは余裕がありませんからね。」
感慨深そうに喋る吉田外相。その言葉の通り、今のアメリカは混乱状態で余裕が全く無かったのだ。
=ホワイトハウス 大統領執務室=
「大統領閣下、ベルギー・トルコ・ポーランド・ドイツ・スイスがF-35の採用中止を通告してきました。また現在採用検討中の国にも動揺が広がっています。」
「ロッキード・マーティン等の開発企業からキルスイッチの件で発生した損失に対する補償要求が来ています。」
「上院下院双方で大統領への非難が高まっています。一部では弾劾の動きすらも出ています。」
「イスラエルより万が一我が国を見捨てる様なら核戦力を増強して周囲のアラブ国家を纏めて吹き飛ばすと通告が。」
大統領執務室には次々と悲報が舞い込んでいた。
まず日本のF-35へのキルスイッチの件で複数の国から採用を中止する(※2)と連絡が入り、ロッキード・マーティンからも不利益への補償要求が突き付けられてきた。また日本への安保を発動しなかった事で危機感を覚えたイスラエルからは見捨てるなら周りのアラブを核で吹き飛ばすと言われ、議会の一部からは弾劾の動きまで出る始末である。
「何故だ・・・、何故こんな事に。」
バイデン大統領は気落ちし深く嘆き悲しむ。
「大統領閣下、最早我が国が信用を取り戻すには即座に安保を発動した上で日本に謝罪し相応の補償をするしかありません。恐らく他の国々は“犠牲を恐れて同盟国を守らない様な国に大国・・・安保理常任理事国の資格はない“と判断しているでしょう。これ以上傷口を広げない為にも行動で誠意を示すしかありません。」
国防長官は現状で最もマシな手段として、安保の発動と日本への謝罪と補償を行う様に進言する。しかし
「それは駄目だ、日本を付け上がらせる事になる。」
「ですが先に安保を発動しなかったのは我が国です。核開発を始めたからといって安保違反で日本を責める事は出来ません。」
もはや意地になって日本を助ける事を拒否するバイデン大統領。国防長官は在日米軍からの突き上げ(※3)もあり、何とか安保を発動する様に説得しようとする。
741:ライスイン:2025/04/12(土) 22:58:44 HOST:g220-215-87-72.scn-net.ne.jp
「そうだっ!!このままなら敵国条項を発動すると脅しつけよう。これなら流石に日本も我が国の要求を受け入れるだろう。」
名案だとばかりに敵国条項を持ち出すバイデン大統領。
「「「「「大統領閣下っ!!!」」」」」
流石にこれには執務室内の全員が今日が驚愕した。何せ義務のある安保を発動せず関係改善の為の譲歩の進言を拒否したばかりか敵国条項を持ち出して日本を脅そうとする。明らかに第二次大戦後に構築してきたアメリカの外交を全て否定するような言葉であり、実際に発表されたら他の同盟国もアメリカを見限ってしまう。
「それは駄目です大統領閣下。本来の閣下の方針は我が国に犠牲を出さずに日露を調停して停戦させる事であり、ロシアの要求を受け入れろ的な発言もあくまで案の一つであった筈です。敵国条項を脅しに使えば日本は完全に反米に染まりロシアには舐められ他の同盟国からは信頼を失います。
外交だけでなく防衛や貿易においても我が国は孤立してしまいます。」
「さらに中国が対日関係改善に動いている様です。現在のままですと最悪日本が中国側に付きかねません。」
「閣下は同盟国を見捨てた挙句に敵国に舐められ対外関係を破綻に追いやった大統領として歴史に名を残すおつもりですか。」
今まで迎合してきた側近たちも流石に不味いと判断して敵国条項を持ち出すのを止めるようにバイデン大統領に迫った。
「うっ・・・流石に不味いか。では・・・どうすれば?」
勢いに飲まれた事と迎合してきた側近たちの必死な様子にバイデン大統領は敵国条項を脅しに使うのは不味いと思った。しかし他に妙案が思い付かない。
「国務長官か国防長官に大統領特使として訪日してもらい今回の件を含めて謝罪。そしてF-35に関してはパートナーレベルをイギリスと同じレベル1に
引き上げた上で最重要機密部品を除いて名古屋の三菱工場での生産を許可。日本の核開発を阻止する為には核シェアリングを締結して有事の際は我が国の許可を得た上で日本が核を使用できるように措置を取った上で日本側に提示して交渉するしかありません。」
補佐官の意見に執務室は沈黙する。この場にいる全員が最低これくらいしなければ日本は納得しないだろうと思いつつ、同時に日本に譲歩して弱みを見せたくないという感情も抱いているのだ。
「同時にロシアを大人しくさせる為に太平洋大西洋両側のロシア領海ぎりぎりで航行の自由作戦を行いつつNATOと共同で軍事演習も計画しましょう。」
別の補佐官もロシアを大人しくさせる為の行動案を進言する。
しかし意固地になったバイデン大統領は敵国条項を脅しに使う事はやめたがこのまま日本を助ける事には難色を示す。自国の犠牲を恐れて安保を発動しなかった結果がそれ以上の犠牲を自国に齎したのだから正に皮肉だった。
そんな時、執務室の扉が乱暴に開かれ、国務次官補が息を切らせながら駆け込んできた。
「だ・・・・大統領閣下、韓国が・・韓国がやらかしました。」
と真っ青な顔で報告する。その内容を聞いたバイデン大統領は
「なんだとっ!!軍は監視していた筈じゃなかったのか!!!」
と絶叫するのであった。
742:ライスイン:2025/04/12(土) 22:59:42 HOST:g220-215-87-72.scn-net.ne.jp
=ウラジオストック=
この日、ウラジオストック軍港には太極旗を掲げた大艦隊が誇らしげに入港していた。彼らは韓国派遣した“大韓光復義勇軍”の海上部隊であり、旗艦である世宗大王を始め本来は北朝鮮に備えている筈の艦まで投入されていた。他にも有力な陸上・航空部隊も派遣されている。
「我が大韓民国は日帝の侵略に晒されているロシアを助ける為に義勇軍である大韓光復義勇軍を派遣いたしました。」
ロシア首相と共に招待された各国マスコミの前で誇らしげに語る韓国首相。
韓国は日本への反感と増強された武力が自国に向けられるかもしれないという危機感(被害妄想)を憶えていた。そこにロシアから各種資源の安価での提供や北海道獲得後の韓国企業進出の際の優遇措置など魅力的な提案を受けた。
それを文在寅が義勇軍という形でアメリカに相談せずに派遣したのだった。
その時、甲高いジェット機のエンジン音が響いてきた。マスコミはロシア空軍の展示飛行だと思っていたが、近づいてきた機影を見て腰を抜かした。それは・・・何とF-35であった。
※1:ロシアに篭絡された既存政党の議員/元議員やロシアから資金提供をうけて活動しているNGOなど。
※2:FACOが設置され採用機数も多く技術力も高い上に安保を締結している同盟国日本ですら現職大統領の気分一つでキルスイッチを起動されて使えなくさせられるのだから自分達は・・・とこの事態を深刻に受け止めてF-35の採用を中止または採用数を減らす決断をする国が出てきていた。
※3:在日米軍からは安保の発動と対露武力行使、それが出来ないならウラジオストック沖での軍事演習や保有装備の日本への提供を等の要望が大量に舞い込んできた。なお在日米軍では密かにパトリオットやイージス艦搭載のSM-3を万が一ロシアが日本本土へミサイル攻撃を行った場合、米軍基地への被害を避けるための予防措置として迎撃する事が内部で決められ、密かに日本政府にも伝えられていた。
〇F-35の調達中止を決定した国々の次期戦闘機採用予想
ベルギー:グリペンE/F
ロシアの対地に侵攻でスウェーデン政府が外交方針を転換した為。
トルコ:ラファール
国産戦闘機開発までの限定採用。
ポーランド:グリペンE/F
ドイツ:タイフーンのトランシェ4を追加生産。
スイス:グリペンE
〇大韓光復義勇軍編成
陸上:1個機甲旅団+防空部隊
海上:イージス艦「世宗大王」・李舜臣級駆逐艦×3・大邱級フリゲート×4
揚陸艦「独島」・補給艦×1
孫元一級潜水艦「安重根」「尹奉吉」「金佐鎮」
航空:F-35×6、F-15K×12、他
〇各国の外交状況
日本:
1:極東ロシアのSSBN戦力の一掃、揚陸戦力の壊滅による本土安全確保。
2:北方領土奪還計画の策定開始。
中国:米露の狂い具合に正気に返り現実を直視、対日関係改善に方針転換。
アメリカ:
1:F-35採用中止及び削減国家続出。
3:キルスイッチの件を含め株価急落による損失を抱えたロッキードから損害賠償請求。
4:イスラエルから自分達を見捨てたら、周りのアラブを核で吹っ飛ばすと警告が届く。
5:大統領発狂、敵国条項を持ち出そうとするも辛うじて阻止される。
6:属国への統制力及び情報収集能力が著しく低下。
7:在日米軍は権限の範囲内で日本に協力する事を密かに決定。
韓国:ロシアへイージス艦やF-35を含む義勇軍を派遣。
=あとがき=
3話目が完成しました。
主に政治面での動きが中心で戦闘描写は軽めです。またアメリカに関しては日本と戦わせるつもりは無いのでこのままグダグダになってもらいます。
在日米軍は一応真面ですが、政府の命令が無いので本格行動に移れません。韓国は平常運転中。
あと描写はありませんが蝦夷自治共和国臨時政府はコルサコフ(大泊)で政府及び軍組織を編成中です。
掲載お願いします。
最終更新:2025年06月14日 21:55