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憂鬱SRW ハーフアニバーサリーストーリー ブルーアーカイブネタ

『こん棒狂想曲』


「そこのお前!その差してるこん棒をよこしやがれ!」

「は…?」


所用でミレニアムに来た巴ナギ、
ぶかぶかのヘルメットを装備したプラズマで形成されたこん棒のようなものをもったミレニアム生徒に襲われる。
自分の腰に差している日本刀をこん棒だと言い張られ困惑することとなる。


「うう…強い…」

「いや、弱…一体何がしたかったのですか?貴女達は?」

「これ、ゲーム部が出してるこん棒のマサムネじゃないの!こんなレア物持ってるなんて…!どこで手に入れたの!」

「??????」

数分後素手で一瞬で制圧されたミレニアム生徒

体力がなさそうな素人の動きで銃も使わず襲いかかるミレニアム生徒を制圧することはナギにとって容易であった。
しかし自分の持っている刀を誤認しこん棒と言い張る彼女達に怒りよりも困惑が先に来てしまう。



「申し訳ありませんウチの生徒が…」

「いえ、流石にあんな素人の遅い動きで襲いかかられたのに過剰に攻撃してしまいました、此方こそ謝罪を」

「しかし…こん棒が流行っているとは一体?」

「実は最近ミレニアム生徒内でこん棒の制作が流行っていまして…それをあのゲーム部が流行を加速させてしまったのです」

ミレニアム・サイエンススクール セミナー部室 ナギとユウカの会話

謝罪に来たユウカはナギにミレニアムでこん棒の制作と持ち歩くことがミレニアムで大流行であることを説明する。
更にゲーム部がその流行を加速させていると言ってタブレット端末から動画を見せる。

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『こん棒を~!ぶんぶーん!こん棒アーティストのアリスでーす!』

『今日はアリスが優勝したスポーツこん棒大会の様子をダイジェストしちゃいます!』

「これは新手の蛮族のお祭りですか?」

「いえ、ゲーム部がやりだしたエクストリームスポーツです…相手をこん棒で気絶させた方が勝ちという…」

「ウチのエクストリーム蹴鞠のようなことを…」

「ですがこんなに大量にグッズを売り出して武器を武器と思っていないのが問題ですね…」

「少しゲーム開発部を借りますよろしいですか?」


ユウカに見せられた動画…それはゲーム開発部がこん棒のアピール動画を制作し、
更に相手をこん棒で気絶させ制圧したほうが勝ちというだけの殴り合いのエクストリームスポーツの動画であった

血の気が多いキヴォトス人がやりだした相手を気絶させるまで蹴り込むエクストリーム蹴鞠の事を思い出し頭を抱えるナギ。
しかし問題は彼女達がこん棒を射幸心を煽るような売り方をしていることが問題であった。


「うわーん!横暴だあああああああ!商売の妨害だよ!」

「うう…一瞬でこん棒が切り裂かれた…」

「アリスのこん棒が…」

10分後 ゲーム開発部 部室 

ナギに部室を急襲されたゲーム開発部は奇襲とこん棒で戦おうとした結果一瞬で制圧されてしまった
在庫としてミレニアムの倉庫に置かれていたこん棒も彼女によって破壊され全員強化ワイヤーで簀巻きにされてしまっていた


「ここまでスポーツこん棒が流行っていたらすぐに止めるのは不可能です」

「ただ、違法な犯罪行為を助長させるような行為はやめるべきです、いくらカジュアルにしてもこん棒も立派な武器なのです」

「今ミレニアムは武器が目的となってそれで暴走しているようなものです」

「アリス、貴女は勇者になりたいのですね?なら武器を人々に渡してそれで盗みや強盗を誘発させるのは勇者と言えますでしょうか?」

「…ごめんなさい」

「それにユズ、モモイ、ミドリ、このブームは一過性のものです。こんな降って湧いた泡銭は身を滅ぼしますよ」

「ユウカに話は通しました、こん棒スポーツとグッズ販売などはセミナーが団体を作り管理します」

「「「」」」

制圧したゲーム開発部員達に説教をするナギ
彼女にとってはこん棒とはいえ、武器は武器、それで混乱を助長するような行為は認められるはずはなかった。

アリスには優しくもしっかりと言い聞かせ、ユズ、モモイとミドリ達に対してはこん棒で手に入れた利益は殆ど取り上げ、運営もセミナーに移管するようにした。


「ごめんなさい、部外者の貴女に嫌な仕事をさせてしまいました…」

「いえ、私も差し出がましいことを、ただこん棒は武器です、それを軽率に扱う行為は容認できなかったのです」

「この加熱したブームは情報を途切れさせればすぐに収まるでしょう、後はしっかりとした運営が管理すれば制御できるはずです」

「それと、違法製造されたこん棒は回収が必要ですね…最悪は廃刀令…いえこの場合は廃棒令ですか」

「セミナーの許可をいただければ剣術部で回収致します、近接戦闘に慣れてないミレニアム生徒相手とはいえ、我々剣術部の実地練習に丁度いいので」

ゲーム開発部への説教の後 ナギとユウカの会話

この後セミナーというよりユウカがルールを作ることとなりスポーツこん棒はセミナー直轄の運営団体に移管されることとなる
また、違法に製造された闇こん棒に関してはC&C及びヤシマの剣術部の実地試験名目で所持者の制圧と回収が行われることとなった。

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ゲーム開発部漫画のネタから一つ
この後最初の宣伝に先生もネルも協力してしまったのでこの後二人もナギに怒られています
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最終更新:2025年08月23日 14:21