343:トゥ!ヘァ!:2025/03/21(金) 17:37:33 HOST:FL1-218-227-41-247.kng.mesh.ad.jp
スパロボ×Gジェネ? 繋がった先はガンダム時空でした


時は宇宙世紀0123年。
かつては人類の半分が死ぬ戦争が起きた世界もここ十数年は目立った争いもなく平和であった。

大きな出来事と言えば10年ほど前に並行世界に繋がるゲートが開き、その先の国と国交を開いたことくらいであろう。

そんな大まかには平和だった時代に事件は起こった。

コスモバビロニアによる連邦政府への奇襲である。
同時にオールズモビルも宇宙や地上の各地で蜂起。
以後宇宙枢軸と呼ばれる陣営からの宣戦布告であった。

地球圏は数十年振りに大きな戦果に見舞われることとなる。

そんな中で連邦軍は後手に回ってしまった。もう見事なまでに後手後手である。
そりゃ数十年振りの大規模戦争なのでさもありなんといった感じに。

ここに至っては流石に不味いと交易路の保護と連邦政府からの懇願を理由にゲート先の政府である地球圏統合政府も地球連邦へ手を貸すことになった。

そうして派遣されてきた向こう側のMS隊はぱっと見では連邦政府のMSと同じ機種である。
というかまんま同じMS。ジェガンタイプの部隊であったのだ。

宇宙枢軸知ってるよ。統合政府側のMS開発はこっち(宇宙世紀)よりも遅れているって。
そうなのだ。事前情報では向こう側(統合政府)のMS開発は何と宇宙世紀側と同じ系統を辿りながら、しかしそれは数十年単位で遅れたものであったのだ。

このため派遣されてきた部隊についても連邦政府が供与、またはライセンス生産を許した機体であろうことが推測されており、宇宙枢軸はこれら統合軍からの援軍の脅威を低く見積もっていた。

しかし、しかしである。
どうやら統合軍部隊が参戦した戦場の様子が可笑しいようで?




〇フロンティアサイド(旧名サイド5)宙域 

「う、うわぁああ!!」

「ヒューズ少尉!」

「ビームシールドで防げない!? 普通のビームじゃないのか!」

「話が違う!ただのジェガンじゃねえのかよ!」

「あの図体でデナンタイプより早いのか!?」

「この小型タイプMSじゃ無理だ!」


つい先日までは宇宙枢軸側が有利であった戦場が、数では多いとは言えないはずの統合軍MS部隊が参戦した途端に逆転していた。

数でも練度でもMSの質でも勝るはずの枢軸軍側が数で劣るはずの統合軍ジェガン部隊に散々蹴散らされていたのだ。

統合軍部隊はイケイケ。枢軸軍部隊はボコボコ。現場の連邦部隊は唖然と言った光景である。


「なんだこいつら。連邦のジェガン隊を蹴散らしているから強敵だと思っていたが…」

「動きがすっとろいですね。まさかミノクラや耐G機構を搭載していないのか?」

「ビームシールド…MSの出力であれを使ってどうするんだ? 意味ないだろう」

「ビームの出力も実弾の威力も低い。連中のヘビーマシンガンなんてシールドどころか装甲で受けても何ともないぞ」

「「「こいつらまさか特機相手を想定していない性能なのか!?」」」

344:トゥ!ヘァ!:2025/03/21(金) 17:38:03 HOST:FL1-218-227-41-247.kng.mesh.ad.jp
上記の会話は統合軍側のジェガン部隊の会話である。
何か可笑しい。そう感じるのも無理はない。決定的に認識がずれているのだから。

そう。彼ら地球統合軍宇宙世紀派遣部隊のMSは全て対特機戦…詳しく言えば地下や宇宙や異世界からやってくる侵略者スーパーロボットとの戦闘を考慮して設計された統合軍初の世界統一標準量産型MSなのだ!


…ここで地球統合軍またその上役である地球圏統合政府がある世界…西暦世界の話をしよう。
かの世界で地球圏統一政権が出来たのは割と最近の出来事。
そしてここ十数年は地底人やら宇宙人やら異世界人やらとドンパチが繰り広げられているスーパーロボット大戦な世界だったのだ!!!

そんな世界の標準MSと戦わされたのだから対MS戦しか想定していない宇宙枢軸側のMSはそりゃ酷いことになっていた。

ビームサーベルで鍔迫り合いしようにも一瞬で押し込まれデナンゾンが真っ二つ。
デナンゲーはミノクラ標準搭載の統合軍ジェガン相手に速さでも小回りでも上回れあっという間に追いつかれて爆沈。
RFザクやRFゲルググのビームや実弾攻撃は鋭角的とも言えるようなちょっと物理法則どこ行ったみたいな動き(いわゆるゲッター軌道)で避けられ、運よく当たっても装甲に普通に弾かれる。

枢軸側の兵装で最も効果的なのがショットランサーによる近距離攻撃という、それいつの時代の戦法?(Vガンジャベリン並感)という有様。

むしろ怪獣的な侵略者ロボ相手にすること目的に作ったジェガン相手に一応効果のある武装が存在している時点で自慢して良いだろう。

こうしてフロンティアサイドでの戦闘は急速に終結していくこととなる。
その中では偶然ガンダムタイプに乗り込みコロニー内の戦闘で活躍していたところ、外の戦況が一瞬でひっくり返ってポカンとしている青年もいたようだが、今後彼が再び戦場に立つような状況になるかは今一微妙なところである。もちろんいい意味で。

345:トゥ!ヘァ!:2025/03/21(金) 17:38:43 HOST:FL1-218-227-41-247.kng.mesh.ad.jp
〇説明!
スパロボの世界とGジェネっぽい感じの世界が繋がってしまったぞ!
Gジェネ側が宇宙世紀でスパロボ側が西暦だ!

Gジェネ側は原作よりオールズモビルとコスモバビロニアが足並み揃えてきていて、尚且つ既に背後で木星帝国が躍動していそうだぞ!!

スパロボ側?御三家が元気に暴れ回っているし、現在進行形で宇宙や異次元からの侵略Syがやってきているぞ。
クソ忙しいぞ。だから世界的にも治安が不安定で経済下がり気味だ。
だから平和な宇宙世紀との経済連結が必要だったんですね!

オラ!平和な市場を寄こせ!嫌と言っても宇宙世紀の市場を侵食していくぞ!
癒着ばっかで生ぬるくなったアナハイムと連邦官僚は文字通り死ぬ気で鍛えぬいた技術と商品を流し込んでくる西暦側の経済攻勢に耐えられるかな?

ネタバレ:ここ10年で既に宇宙世紀経済の3割は陥落済み。



〇兵器

  • ジェガン 西暦仕様
地球統合軍正式採用主力量産MSタイプA。

OCU系列の技術が用いられた統合政府発足後初の完全新規開発MS。
侵略者が用いるスーパーロボットを想定した性能をしており、MSながらも高い戦闘性能を誇る。

小型化に成功したミノフスキークラフトを標準装備。
地上では自由に空を飛び、宇宙では高い機動性・小回りを実現。
また異星人からリクルートした重力制御装置を耐G機構として組み込んでおり、これによってかの有名なゲッター軌道と呼ばれる鋭角的な動きをパイロットの負担形容可能内で実現している。

武装はゲッタービームを模したビームライフル(出力はハイメガキャノン以上)、いざという時の近接戦時の切り札ビームサーベル(出力上げれば素で覚醒Zのクソデカサーベル並みに出来る)、牽制用のバルカン(超合金Z弾頭なので宇宙世紀側のMS相手なら軽く穴だらけにできる)、ビーム効かない相手用のマシンガンとミサイル(中身は超合金Z製&ゲッターミサイル)と標準的(スパロボ並感)なものは一通りそろっている。

装甲材はガンダリウムデルタ。ガンダリウム、超合金Z、ゲッター合金を模倣し長い研究の末に遂に完成した次世代の合金である。

超合金Z並の強度!ガンダリウム並の軽量性!ゲッター合金の特性を流用し、小規模であるが装甲復元機構を実現!
それでいて大量生産可能な生産性も備えているという夢の物質である。

またサイコフレームの技術を応用したナノレベルの電子回路を装甲、フレームに組み込んだ新しい形の多機能ナノ素材フレーム・装甲を採用(原作F91でMCA(多機能装甲)に相当する技術)
機体本体へのコンピューター機器搭載量を大きく減らし、同時に機体の各種電子・計算能力の大幅な向上を実現した。

そしてこれらすべてを支えるのがN2型核融合炉。
従来のミノ粉式にゲッター線炉心と光子力エンジンを注いだ最新モデル。
単体でZZ1.5機分の出力を誇っている、機体の心臓である。

これらをもって正に量産型マジンガーZであり、量産型ゲッターロボであり、量産型ガンダムであると言える性能を実現したのだ。

最もこれらの性能をもってしてしても現代は未だ力不足というのが現実であるが…


開発に際しては疑似GNドライヴ搭載のジンクスと競合したが、疑似GNドライヴの生産ラインが整っていなかったため、先にジェガンが採用された。
その後疑似GNドライヴの生産体制が整うとともにジンクスⅢが正式採用され、ハイのジンクス、ローのジェガンとしてハイ・ロー運用体制となる。

またジンクスⅢが出る時期には後継機であるグスタフカールの採用も決定。
こちらはブラッシュアップしたN2核融合炉に疑似GNドライヴを合わせ、更に機動性、運動性、防御力を向上させたハイブリッドモデルとなった。

346:トゥ!ヘァ!:2025/03/21(金) 17:39:21 HOST:FL1-218-227-41-247.kng.mesh.ad.jp
〇西暦
西暦側の世界。現在は地球圏統合政府が統一政府として存在している。
地球圏が統一されたのはここ十数年ほどのことであり、元々は幾つかの大勢力とそれらの代理とされる中小国家が乱立していた。

ユニオン、AEU、人革連、OCUの四大陣営時代では人類同士の衝突が相次いでいたが、恐竜帝国の出現を皮切りにドクターヘル、邪魔大王国、妖魔帝国、ミケーネ帝国、百鬼帝国と言った地下勢力の蜂起。
キャンベル星人、ボアザン星人、バーム星人、ザール星間帝国、ベガ星連合、ELSと言った宇宙人の襲来といった侵略者が立て続けに侵攻。

地球圏はあっという間に混迷に陥り、それらをどうにか一つずつ片付けていき現代の統一国家統合政府が誕生した。

西暦の地球上では未だ世界各地で各勢力の残党が蠢いており、治安や経済が中々安定せず苦しんでいる。
そんな中で突如宇宙に現れたゲート。そしてそこを通して繋がった平和な宇宙世紀世界は西暦側からすれば願ってもみない安定した市場なのである。

現在上記のように各地で侵略者の残党との戦いが続いている最中であるが、新型機械獣の出現、メカザウルスの活動活発化が見られておりドクターヘル系組織の暗躍や姿を隠していた恐竜帝国の再度侵攻が近いのではないかと警戒を行っている。


加盟国で有名なのは旧四大陣営ことユニオン、AEU、人革連、OCUと西暦初のコロニー国家であるムンゾ共和国など。




〇OCU
和名は大洋連合。
日本大陸を盟主とし、オセアニア、東南アジア、東アジアの一部、極東ロシア、アラスカ、太平洋の西半分を領土とする旧四大陣営の一角。

国内に多数の特機開発研究所を抱え、MSを含む兵器、技術開発では世界トップを走り続ける技術大国である。

かつては無線送電と水素エンジンなどが主流であったMSに関して初めて核融合炉を搭載した国家でもある。
地下勢力との争乱であった地底戦争時代では初の核融合炉搭載MSジムをロールアウト。
機械獣やメカザウルス相手にある程度対抗できるMSを生み出したことが有名。
特にジムの試作モデルながらも地底勢相手に伝説的な戦果を挙げたガンダムタイプなどは半ば神話扱いされている。
以降西暦世界では核融合炉搭載MSが主流となり、各国で様々なMS、MAが登場し、侵略者と鎬を削るようになっていく。


ご存じ大陸化した日本。その国家運命も何時もの夢幻会の面子が行っている。
夢の三種合体合金と言えるガンダリウムデルタやちょっとヤバそうな感じの頭文字の付いたN2核融合炉などの開発も夢幻会が主導して行った。
そうか合金とは…核融合とは…比率とは…そういうことだったのか!と目をぐるぐるにしながらも実用化にこぎつけた。

最近はマジンガーインフィニティやネオゲッターロボかゲッターロボ號のシナリオが始まるんじゃないかと戦々恐々している。
なお宇宙からはビクトリーファイブのシナリオが迫ってきており、おまけにゴッドバードシナリオも水面下では着々と進行中であった。

347:トゥ!ヘァ!:2025/03/21(金) 17:41:29 HOST:FL1-218-227-41-247.kng.mesh.ad.jp
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一発ネタです。
久々にスパロボネタ作りたかったので。

統合政府「逃がさん…お前(連邦の市場)だけは!」
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最終更新:2025年08月23日 14:37