491 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2025/05/17(土) 20:35:15 ID:softbank126075110124.bbtec.net [33/90]


憂鬱SRW アポカリプス戦後編 設定集【RHG-003 ヤークト・アーマイゼ】


ヤークト・アーマイゼ

形式番号:RHG-003
原型機:ギアーデ帝国 レギオン アーマイゼ
運用:地球連合軍
全長等:アーマイゼに準じる
動力:バッテリーパック+太陽光発電
装甲材:超硬スチール合金
防御機構:-
制御方式:AI
武装:
2連装14ミリ重機関銃×2
対人レーザーガン×2
7ミリ機関銃×2

補助兵装:
テールキャプチャーアーム
ワイヤーアンカー
多目的ランチャー


概要:
 星暦惑星の旧ギアーデ帝国で開発・運用された自律兵器「レギオン」の個体を再現・再生産したもの。
 主戦力としては最小の個体であるアーマイゼを素体としているため、市街地戦闘などに非常に適合する安価な兵器として活用された。

前史:
 アポカリプス期において接触した星暦惑星においては、旧ギアーデ帝国が自律兵器レギオンを用いた戦争を周辺国へと仕掛けた過去があった。
ここまでならばよくある話であったのだが、ギアーデ帝国はその後紆余曲折あって滅亡。
レギオンは命令を司令官などを抜きにして実行し続けるという結果が生まれてしまった。
勿論リミッターも設定はされていたのだが、あろうことか自律兵器に自己増殖機能と自己進化能力を与えていたため、それを乗り越える寸前までいっていた。

 幸いにして、星暦惑星に地球連合が到達して救援を行ったことで、どうにか最悪の事態を回避することはできた。
レギオンとの戦いを切り抜け、準備を整えた星暦惑星各国は宇宙怪獣の本格襲来を前に母星からのエクソダスに成功。
それぞれが新たな惑星への入植を行い、あるいは地球連合に参加することなどで今後の目途を立てることに成功した。


開発までの前史:
 この一連の戦い---星暦恒星戦役においては、地球連合は研究のためもあって、レギオンをかなりの数鹵獲することとなった。
これは地球連合や星暦惑星各国がレギオンの技術をリバースエンジニアリングするためでもあった、
戦争を仕掛けてきたとはいえギアーデ帝国の技術の粋を集めたレギオンは、各国からは喉から手が出る程欲しい兵器群であったのだ。
単純な戦争のツールとしてだけでなく、民生分野への応用も十分に可能と考えられており、銃後を見据えて考えていたのである。

 しかし、各国はレギオンをそのまま使うということはしなかった。
 10年近く敵対していたレギオンに対する政府や軍の悪感情は非常に高く、仮に友軍として使っても判断を誤る危険性が存在していたのである。
結果として、地球連合は星暦惑星各国から技術などの部分もある程度含め、実物などを譲渡されることとなった。

 さて、このレギオンは、戦闘能力という意味では地球連合の中では相対的に低いレベルであった。
いかに優れていようとも宇宙進出文明が作り出した、通常兵器の相手を想定した一山いくらの兵器であって、どうしても格差というのは存在したのである。
上位互換となる兵器は地球連合には山ほど存在しており、何ならば歩兵でも十分に勝ててしまえるレベル、と判断されたのである。

 しかし、アポカリプス後の情勢において、こういった安価で手ごろな兵器の需要は跳ね上がった。
多くの人々がエクソダスしてきた融合惑星や近隣恒星系の惑星などにおける治安維持活動は重要であったのである。
エクソダスによって新天地に行きついた人々が必ずしも生活し、生きていけることを歓迎するとも限らなかった。
さらに言えば、出自も経歴も違う国同士が接触してしまえるようになったため、軋轢や国境などを超えた犯罪などが多発するようになったのである。
いわば再統合と再編が同時並行で多数発生している状態であるため、トラブルなどは必然的に増加していたのである。

493 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2025/05/17(土) 20:36:35 ID:softbank126075110124.bbtec.net [34/90]

 これらに対しとにかく数というものが必要だったが、同時に、投入する人の数を削減することが求められた。
 この二律背反は、さしもの地球連合も抱え込むことになった範囲があまりにも広すぎて、あるいは傘下の勢力が多かったことに由来する。
これの解決に投入されたのがAIを用いた自律兵器であり、レギオンもまた、惑星内であるならば場所をある程度選ばない能力を買われ、投入されることになった。

再戦力化:
 レギオンの再生産と改良に際しては、レギオンの強みを生かしたまま、低コストで量産できるようにという条件が課された。
相手にすることを想定しているのは歩兵レベルを基本として、良くて装甲目標や航空戦力などの低脅威にとどまったためである。
牛を殺すような過剰な戦力とする必要はなく、鶏を殺すのにちょうど良い戦力とし、安く仕上げることが命題となった。
 よって、本機はガワと構造こそレギオンのアーマイゼを踏襲しており、必要な分だけ改修をすることで安価にする工夫がみられている。
 また、ギアーデ帝国の反省点を踏まえ、自己増殖機能のカット、自己判断能力の制限とデータリンクによる監視などを実装した。

実戦投入:
 投入が開始されたのはアポカリプス期からしばらくしてから、前述したように融合惑星などでとなっている。
 とにかく数を送り出しやすい必要十分な自律兵器ということもあり、手数が必要となる地域で他のレギオン個体共々使われた。
特に最小個体ということもあり、狭い市街地などでも十分に活動可能で、必要ならば地形を軽く踏破できる能力は評価された。
 特に人が踏み込むには危険でコストのかかる事態への対処能力が評価されており、活性死者のバイオハザードの対処などで活躍した。


武装解説:
  • 2連装14ミリ重機関銃
 主兵装となる機関銃。
 レギオンで運用されていたそれを改良する形で搭載し、連装化して砲門数を増やすことで対応力を向上させた。
他にも銃身の耐久性や寿命の向上、装弾数の増加、耐環境性の改善などを行い、利便性を増している。
交換がしやすいようにとモジュールユニット化されており、必要ならば支援機による迅速な交換を実現している。

  • 対人レーザーガン
 選択して搭載される光学兵器。
 兵器に搭載される中では低出力であるとはいえ、立派に光学兵器であり、利便性などで実弾を凌ぐところがある。

  • 7ミリ機関銃
 主兵装の選択肢の一つとなる機関銃。
 敢えて小口径化を行い、また弱装弾を用いることによって威力を抑えているのが特徴。
市街地や閉鎖環境のような、14ミリでは威力が過剰となって悪影響を及ぼす可能性がある状況下において使用される。

  • テールキャプチャーアーム
 後部に新設されている作業用アーム。
 アームとは言うが、強力な人工筋繊維で構築されたワイヤーとその先端についている指のような部位で構成されている。
ひょろく見えるが重量物を軽々と持ち上げられるほか、精密な動作も可能で、人を縛り上げることも可能。
付属品のナイフやスタンバトンを持てば、それだけで十分な兵器となる。


  • ワイヤーアンカー
 主兵装と並んで搭載される機動ツール。
 跳躍能力なども十分に備えているが、これを使用することでより立体的且つ有機的に動くことが可能となる。


  • 多目的ランチャー
 オプションとなる発射装置。
 煙幕から閃光弾やフレア、あるいは信号弾といった様々な弾を打ち出すことが可能。
 適応性が向上し、利便性が高まるため、ほぼ標準化されている。

494 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2025/05/17(土) 20:37:06 ID:softbank126075110124.bbtec.net [35/90]

以上、wiki転載はご自由に。

折角なので、再利用されたレギオン君の設定を。

次は火炎放射器を搭載した戦車型とかですかねぇ…
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最終更新:2025年09月08日 21:05