620 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2025/05/18(日) 22:20:17 ID:softbank126075110124.bbtec.net [50/90]


憂鬱SRW アポカリプス戦後編 設定集【RHG-405 ヒッツェ・レーヴェ】


焼却戦車型(ヒッツェ・レーヴェ)

形式番号:RHG-405
原型機:ギアーデ帝国 レギオン 戦車型(レーヴェ)
運用:地球連合軍
全長等:戦車型に準じる
動力:MT用プラズマリアクター+太陽光発電
装甲材:超硬スチール合金+ナノマシンスキン
防御機構:指向性Eフィールド発生装置
制御方式:AI
武装:
滅却用火炎放射器
30ミリ機関砲
多目的グレネードランチャー
7ミリ重機関銃×2

補助兵装:
ドーザーブレード
マルチセンサーユニット
キャプチャーアーム
薬剤散布装置
薬剤散布ドローン

概要:
 自律兵器「レギオン」の戦車型(レーヴェ)を元に開発された、バイオハザードへの対処能力に特化したモデル。
最適化された武装により、原因となる要素を焼き尽くし、影響を断つことを主眼としている。

前史:
 自律兵器「レギオン」の戦車型(レーヴェ)は、戦車の名の通り、レギオンの通常の編成においては中核を担う戦力であった。
数としては斥候型や近接狩猟型に劣り、火力では長長距離砲兵型に負け、純粋戦闘力としては重戦車型に譲っているが、バランスの良さでは最上位といえた。
実際、星暦恒星戦役においてはレギオンも改良の上で次々と送り出してきたことから、非常に重宝されていたと言える。

 そんな戦車型も、他のレギオン個体同様に地球連合によって再利用されるに至った。
現代のMBTを優位を以て撃破できるようにという設計はやや過剰な節もあったのだが、それはそれ。
エクソダスしてきた勢力によっては独自の兵器などを有していることが多かったのである。
よって持て余されるということはなく、戦車型は実戦へと投入されるに至った。

改修までの経緯:
 この再利用計画の中にあって、需要として生じたのが、各勢力が抱える伝染病や感染症などの蔓延への対処能力であった。
ホモサピエンスとして同じであったとしても、時代や住んでいた環境が違えば、それぞれが抱える病気は時として違う勢力にはないモノである可能性がある。
それがもしも抗体などのない病気であった場合、パンデミックなどは避けえないと考えられていた。
これは動植物や細菌でも同じであり、各勢力を人工島などに入植させて半ば隔離したのも、その危険性に備えての判断と裁量であった。
 同時に、これらの病気などをBC兵器として用いることも警戒しなくてはならず、万が一には滅菌を徹底する必要があった。
その為に戦車型をベースに開発されたのが本機となる。

改修点:
 主として変更されたのはやはり武装にある。
 最も単純な滅菌法---即ちプラズマ化した火炎放射器により焼き尽くすという手段が採用された。
人が携行できるサイズを超えたそれは長時間の運用にも耐え、尚且つ確実な効果が見込まれていた。
実際、伝染病などを残さず滅却するにはこの手の暴力が必須であった。
 他にも、自衛用の火器を複数搭載している。
これは、過激な妨害活動が起こりうるということから考えた地球連動の判断によるものである。
間斥候型なとと行動を共にするとはいえ、万が一は十分に考えられ、その妨害も生身とは限らないのである。
また、火炎放射器であぶられるよりも、銃弾の方がよほど助かる可能性があるという人道的な観点からの採用であった。

621 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2025/05/18(日) 22:20:59 ID:softbank126075110124.bbtec.net [51/90]

ナノマシンスキン:
 特徴として機体表面に施されているナノマシンスキンシステムがあげられる。
 これは表層に施したナノマシンによるコーティングで、病原菌やそれを含む媒体を防ぎ、作業後にまとめて排出するという防疫機構である。
人間でいうならば防護服に該当するこれが存在することで、この機体がキャリアーとなってしまうのを避けている。
これは同時に高熱などに対する保護機能も兼ね備えており、自らの放つ火炎の熱に容易く耐えられるようになっている。

武装解説:
  • 滅却用火炎放射器
 戦車砲に代わって砲塔部に搭載された火炎放射器。
出力は高く、プラズマ化した火炎を任意の範囲に放射する。
徹底した焼却による滅菌は、コラテラルダメージこそあるものの、極めて信頼のおける方法である。

  • 30ミリ機関砲
 主砲と並行して搭載されている機関砲。
 自衛用の火器であると同時に、何らかのB.O.W.との戦闘に備えて装備されている。
実際、融合惑星でのバイオハザードでは活性死者が出現し、これの迎撃に使われることになった。

  • 多目的グレネードランチャー
 多様な擲弾を放つランチャー。
 通常タイプの他に、滅菌用のナパームもしくは冷凍弾、薬剤散布タイプなど、各種を取り揃えている。

  • 7ミリ重機関銃
 自衛用火器の一つ。
 妨害者への対処のために搭載されており、威力は抑えめにして、うっかり殺さないようにしているのが特徴。
 まあ、よほどのことがなければ妨害者は他の個体によって阻止されるため、これは万が一という面が大きい。

  • ドーザーブレード
 オプションとして装着される作業用のブレード。
 土や動植物などに病原菌が付着していることも多いために、それらを片付けるために用いられている。
集めたものはナノマシンスキンにより梱包することで安全に隔離することができる。

  • マルチセンサーユニット
 対人・対物の他、目に見えない病原菌などを探知してその散布状況を割り出す複合センサー。
 元々の戦車型はセンサーが弱いという弱点があったが、それを補う形で装着されている。

  • キャプチャーアーム
 改良された斥候型でも採用された人工筋繊維によるワイヤーのようなアーム。
 この手の細かい作業を行えるツールはレギオン系列において広く普及することとなった。

  • 薬剤散布装置
  • 薬剤散布ドローン
 砲塔部および本体の後部に搭載されている薬剤散布のための機材。
火炎放射器で諸共滅却するだけでなく、穏便に薬剤などを撒くことによる消毒もまた必要な手法であった。

622 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2025/05/18(日) 22:21:32 ID:softbank126075110124.bbtec.net [52/90]

以上、wiki転載はご自由に。

興が乗りましたので、続きを書いてみました。
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最終更新:2025年09月08日 21:06