61 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/05/25(日) 18:21:19 ID:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp [20/200]
スパロボネタ vs版権スパロボ 後半戦


第一次クロスゲート戦役は大体終結した。

ミケーネや恐竜帝国はクロスゲート抱えた拠点に逆凸され、更に現地の世界から戦闘風景を見つけたマジンガーZやネオゲッターチームが急行してきた結果ボコされた。

地獄大元帥はマジンガーZと一騎打ちの末に笑いながら討たれ、巨大化した帝王ゴールはネオゲッターチームが乗った真ゲッターと竜馬が乗ったブラックゲッターの連携により戦死。

最終的に指揮官を失った両帝国は再び地下に潜ることとなり地上から撤退した。


同時進行で進んでいたアルテロイドベルトのグラドス・ポセイダルのクロスゲート制圧戦も人類連合側が勝利した。

途中何故か機体ごと転移してきたフォッカー先輩や柿崎、ガルド、金竜隊長なども加えなんちゃってスカル小隊復活イベントなどがあったが、こちらも最終的にはグラドス・ポセイダル側が見切りをつけクロスゲートのあるアステロイド宙域から撤退。

グ・ポ側の宇宙にも進出し、クロスゲートの両側を確保することに成功。
アステロイドベルトゲートの戦いは地球人類連合の勝利に終わった。


アジア・オセアニア戦線では上記二つの戦いが終わった後に異世界連合vsカイジュウ軍団vs人類連合の三つ巴の争いが発生。

異世界連合側は飛龍戦艦の投入を行ったが焼け石に水。
各地の精鋭が集まった人類連合もしくはアホみたいな数の巨大カイジュウ軍団に踏み潰され、それぞれゲートの向こう側に逃げ帰る結果となった。

唯一ホウジョウ国だけが粘り強く抵抗していたが、娘による説得と仲間の敗走で陥落。
停戦を受け入れることとなった。

その後は大量のカイジュウ軍団相手にハイパー化したオウカオーが暴れ散らかし、合体カイジュウ相手を道ずれにカイジュウ軍団を巻き込みながら海中に突入しプリカーサーが用意した裂け目ごと自爆。
プリカーサー側は一時撤退を決め込みクロスゲートを放棄。オセアニア戦線も終結することとなる。


これにて四つのクロスゲート全てを確保。クロスゲート戦役は終結。

しかし安堵する暇はなかったである。戦役が終わったと思ったら今度はL5宙域にホワイトスターが襲来。
そのままエアロゲイターとのL5戦役が開幕することとなった。

62 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/05/25(日) 18:21:51 ID:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp [21/200]
L5戦役。クロスゲート戦役と地続きで起こったこの戦いはエアロゲイター側の宣戦布告及び準備時間の宣言から始まった。

これにより散発的な襲撃以外では準備期間を手に入れた人類連合は「やろぅ。舐めやがって。人類の恐ろしさを味合わせてやる」と言わんばかりに準備に邁進。

途中でイングラム少佐が裏切ったり、クスハやエクセレンが攫われて洗脳されたりなどのイベントもあったが最終決戦までには大体解決した。


そして来る最終決戦。オペレーションSRW発令。
エアロゲイター側はドンとこい地球人!といった状況であったが、作戦当日に突如L5宙域に姿を現した物に驚愕することとなる。

ゲートの向こう側。西暦世界のEDFが修復し投入したプライマーマザーシップ4隻及び巨竜戦艦が突如前線に転移してきたのである。
マザーシップ艦隊は転移成功と同時にテレポーションタワーを展開。そしてクロスゲート周辺に展開していた多数のEDF艦隊をL5宙域に転移させ始めた。
これらの出現と同時に先に展開していた地球連邦、DC艦隊も突撃を敢行。

流石のエアロゲイター側もこれは予想していなかったのか若干動きが鈍く、そこを突かれ当初の想定より早く戦場は乱戦状態へ突入した。

しかしそこは流石に上位文明の兵器群というべきか。
原作より乱れがちな迎撃だけで人類艦隊の3割を撃破、マザーシップも集中攻撃の末に3隻が失われるなど大きな損害を与えている。

ホワイトスター近郊まで接近した人類艦隊は残存するマザーシップ、巨竜戦艦を戦闘に突撃。
巨竜戦艦がその質量を武器にバリアを破壊、そのままジェノサイド砲をゼロ距離斉射しホワイトスター外壁を破壊に成功。
内部へと多数の自軍部隊を突入。この突入時の戦闘でも多くの部隊が撃破されたが、しかしそれでも人類はホワイトスターの中へ突撃を行い続けた。
何よりもこの突入した部隊の中にはハガネ、ヒリュウ、そしてクロスゲートで繋がった先から援軍にやってきた精鋭たちが存在しており、他部隊を囮とし当初の目論見通り最精鋭部隊を送り込むことに成功したのである。

こうして人類連合側の作戦は半ば順調に進歩していた。
その中には夢幻会が主導し、転生者を複数送り込んで進行中の作戦もあった。

名付けて「イングラム少佐奪還作戦」とそのまんまな作戦である。

63 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/05/25(日) 18:22:23 ID:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp [22/200]
〇ホワイトスター戦

「戦いは他者とするものではなく、自分と…自分自身の心とするものなのだ!」

「俺たちの真の敵は自分自身の中に潜んでいるのだ!」

「忘れるな!俺の名前はイングラム・プリスケンだ!」

「「「俺たちの行動は無意味ではない!それぞれの世界に必ず何らかの結果を生み出しているはずだ!」」」

「ううう…そのセリフは…なんだ…この感情は!」


「多分それ半分くらいは羞恥心…」

「でも割と効いてますねこれ」

「さあ!SRXチームの諸君!君たちも少佐の説得に加わり畳みかけるのだ!!」

「な、何だかわからねえがとにかくやるか!」


イングラムの過去を知る転生者EDF隊員たちによる説得風景。
この場にはマジンガー、ゲッター、バルキリーなどα時代に関わった面子も揃えることで前世の記憶を刺激することに成功した。

なおいきなりイングラムが悶え始めて、その後私は正気に戻った!した後にイングラム少佐は「割と恥ずかしかった」と答えたそうな。







「うぉおお!唸れヴァルシオン!」

「叫べヴァルシオン!」

「「今必殺の!ダブル!クロス!スマッシャー!!」」


ホワイトスター外縁部で残存部隊と共に脱出経路の確保兼宙域保持を行っているビアン&マイヤーのダブルヴァルシオン。
必殺技撃ちながら合体技まで披露している。このおっさんたちノリノリである。

ビアン&マイヤーのヴァルシオンコンビを筆頭に量産されたヴァルシオン改、グラビリオン、コスモバルガと言った多数の特機及び残った二隻のEDFマザーシップ、ヒリュウ、シロガネが奮戦。

エアロゲイターの指揮官が挙ってホワイトスター内部に戻ったことも相まって戦局は人類側が善戦する形で進んでいた。

64 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/05/25(日) 18:22:58 ID:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp [23/200]
「ああ。あいつの本当の名はマイ・コバヤシ。アヤの妹だ」

「違う!私の名はレビ・トゥーラー!」

「エアロゲイターにとらわれて洗脳されたのがこの姿だ」

「何をたわごとを!」

「ジュデッカ自体が一種の洗脳装置にもなっている。こいつを破壊し、コックピットから引きずり出すぞ!」

「イングラム!この裏切り者がぁ!」


ホワイトスター内部から出張ってきたジュデッカ戦へ突入。
イングラムとレビは合っているようで合ってない会話を繰り広げ、そのまま決戦となった。



「ジュデッカの破壊とマイの救助には成功したが…まさかメテオ3が最終解決装置だったとは」

「このことはイングラム教官も知らなかったのか?」

「初耳だ…くそ。ユーゼス!」

「諸君。安心してくれ。こんなこともあろうかと地上にはあいつがいる!」

「あいつ?誰だ?」

「俺たちEDFの…いや西暦人類の切り札さ」


ジュデッカを撃破。そのままコックピットから引きずり出しマイも救助を完了した後にメテオ3ことセプタギンが起動。
エアロゲイター改めバルマーの脅威と認定された地球人類抹殺を目的に動き始めた…

十分後。セプタギン沈黙。コアが破壊され自壊開始。

戦場となったアイドネウス島にはただ一人のみ佇んでいた。その名はストーム1。
EDF及び西暦世界人類の代表者である。


ジュデッカ及びセプタギンの撃破をもってL5戦役は終結。
地球人類連合の勝利である。

65 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/05/25(日) 18:23:41 ID:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp [24/200]
〇戦後

L5戦役後。
改めて地球連邦とDCは正式に講和、和解した。
ブライアン大統領率いる新政府はDCとの交渉の末、彼らを改めて連邦内に迎え入れることを決定。

DC側もビアン総帥、マイヤー司令がこれを承諾しており、DC軍、コロニー統合軍は連邦軍として復帰、再配属することとなる。

この中でDCの名は独立監査組織として残ることとなり、その傘下の実行部隊としてクロガネを始めとする元DC、コロニー軍の精鋭が集うこととなる。

無論この決定に納得しない面々もいた。
そういった人々は連邦を、DCを離れ独自に地下に潜り暗躍することとなる。
これらが後の戦乱の火種となるのだが、それはまだ幾分先のことであった。


ホワイトスターはOG連邦、西暦EDFの共同調査対象となった。
両軍が駐留しながら少しずつ調査、解析が進められている。


各地に存在する大小クロスゲートに関しては、これらを通してその先の世界と公式に国交を得ることに成功した。
新西暦の世界に偶発的にやってきてしまった人々もゲートを通して元の世界へ戻っていき、本来の日常へと帰っていった。

最もマジンガーやゲッターがいる世界などは未だ戦乱が続いており、国交を結んだ地球連邦やEDFは彼らの世界の要請を受け、度々援軍を派遣したりしている。

マクロス組やキリコ、赤いキャスバルさんと言った故郷へ繋がるクロスゲートが現状存在していない、または帰郷を望まない面々はOG世界に残留となった。
その多くは独立機関であるDCへ身を置くこととなり、新西暦世界の闇へ立ち向かうこととなる。


ラ・ギアスは大変なことになっていた。
マサキたちが地上で戦っているうちに多数のファンタジー系世界とガッチャンコする摩訶不思議な災害に会い、ニューワールドと化していた。

このことを聞いたマサキたち魔装機神組は速攻で帰還。
またどうやら同じ世界になってしまったリーンの翼、ナイツ&マジック組も共に帰還し、世界中に広がる混乱を修めるという志を持った人々と手を取り合いアンティラス隊を結成。

今は新しく誕生した世界。通称ニューワールドのあちこちを飛び回っている。


イングラム少佐は流石に裏切った事実は消えないため、名前を変えて新生DC預かりとなった。
ガイア・ツルギの名で活動している彼は以前よりもどこか熱い男になったかのように思える。


最後の西暦世界。EDFのある世界は今回の戦いで虎の子である再生マザーシップ艦隊を全て失った。
最後に残っていた二隻もジュデッカ戦で大破したためである。

このため現在は改めてEDF製マザーシップを作れないから試行錯誤を繰り返している。

OG世界にはホワイトスター駐留部隊以外にも多くの部隊を派遣している。
アステロイドベルトゲート向こう…いわゆるボトムズやレイズナーの世界を調査するための遠征部隊や監査機関となった新生DCへの派遣など。

また諜報員の類は相変わらずOG世界の各地に派遣しては情報を収集している。
夢幻会などこれから先のOGで何が起こるか知っている面々からすれば、まだまだ気が抜けない情勢であるから。

最後に単独でセプタギンを屠ったストーム1は現在昭和世界ことゲッターやマジンガーがいる世界に単独派遣されている。

機体に乗る前のパイロットたちを狙った襲撃も多いため、ゲッターチームやマジンガーチームと共に襲い来る爬虫人類やサイボーグ、宇宙人をちぎっては投げ、ちぎっては投げEDF無双しているそうな。

66 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/05/25(日) 18:24:12 ID:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp [25/200]

現状新西暦世界は晴天慣れど波高しといった具合。
表向きは平和になったが、異世界、異星人の存在が知られた今となっては激動の時代である。

しかし我々には彼らがいる。ハガネとヒリュウの英雄たち。異世界の戦友たち。そしてEDF。
恐るべき敵も多いが、頼りになる味方も多くいるのだ。

そして遠からず…具体的には数か月後くらいにはマシンセルにより蘇ったメカアードラーがノイエDCを率いて再び戦乱をもたらし、インスペクターを名乗る異星人が攻め寄せてくる…

だけではなくソーディアンと言われる超巨大物体が地球近郊にワープしてきて、そこから修羅を名乗るモヒカン集団が襲撃を開始。
ダークブレインとかいう怪人が部下たちを引き連れて暗躍を開始。
そしてそれに従う三体のデュミナスのうち一体が反逆。三人のホムンクルスを連れて新生DCに亡命。
そんな最中で新たに異世界からの来訪者…ベムラー名乗る異星人。ホンゴウを名乗る旅人、アムロを名乗るメカニック。
そしてそんな三人とそれにびっくりするギリアム、テンション上がるイングラム、見知った相手を見て顔をそむける赤い人。

等々そんなの展開知らないよぉ!と夢幻会の面々が嘆くさまがありありと見えるのだが…それはまた別のお話である。










〇兵器

  • 再生マザーシップ
EDFが用意していた切り札。
11隻のプライマー母艦のうち比較的状態が良かった4隻を他マザーシップの残骸及び自前の部品を使って修復した物。

性能はオリジナルより落ちているが、単独転移機能及びテレポーション輸送機能は再現できており、これを用いてL5戦役で再生艦隊がホワイトスター近郊に転移、そのまま転送機能で味方を輸送というコンボをかました。

最終的には四隻のうち二隻が轟沈、二隻大破となり、戦後は余ったパーツと残骸を用いて大破した片方を修復するのみに留まった。



  • 再生巨竜戦艦
地球防衛軍6のラスボスだったやつ。
サイボーグであった頭の部分だけ欠落しており、そこを独自のパーツで補って修復した。

L5戦役ではホワイトスターのバリアを破るために突貫。バリアを質量で貫き、ホワイトスター外殻直近でジェノサイド砲もどきを撃ち込んで同白星に風穴を開けた。
この際の衝突、直近射撃により大破しており、以降はホワイトスターに突っ込んだ形で固定化されている。

L5戦役後もその巨体故に引きはがし作業が余り進んでおらず、ホワイトスターに突き刺さった奇妙なオブジェとなっている。

67 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/05/25(日) 18:24:54 ID:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp [26/200]
  • ヴァーベナ級宇宙巡洋艦
EDFが運用している宇宙艦艇。元ネタはEDFアイアンレインの旗艦ヴァーベナ。
プライマーの技術を解析して開発したEDF初の宇宙艦艇であり、EDF宇宙軍の主力モデル。

初の宇宙艦艇のためか性能は平凡。エイリアンテクノロジー込みだが、OG連邦軍のペレグリン級と左程性能差はない。

特徴としては大気圏内、宇宙の両方で運用可能な汎用性と艦首にHQキャノンと呼ばれる大出力エネルギー砲が標準搭載されており、単艦ごとの殲滅力は高い。
廉価版ヒリュウみたいな感じである。

クロスゲート戦役、L5戦役では地上、宇宙問わず活躍しておりEDF部隊の善き友として働いた。

宇宙、地上問わず運用できるその汎用性を見たOG連邦、DCからも魅力的に映ったのかクロスゲート戦役中から発注依頼が出ており、同戦役及びL5戦役では予備役になっていた初期生産型が多数連邦、DCに輸出されている。

連邦のシロガネが連邦軍仕様ヴァーベナ数隻と艦隊を組んで駆けずり回っていたことは有名。



  • アールナガン
イングラム少佐が性能を解かれた際にR-GUNリヴァーレが変化した姿。
黒色のR-GUNと言った風貌の機体で、所々にアストラナガンやリヴァーレの面影が残る。

変形機構がなくなり、武装にガンスレイヴとアキシオンバスターが追加されている。

元ネタはスーパーヒーロー作戦時代のアールガン。


L5戦役後はイングラム少佐の身元を隠すために新生DCの隠し倉庫で眠らされている。

68 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/05/25(日) 18:25:50 ID:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp [27/200]
投下終了

スーパー見切り発車でしたがどうにか一応完結。

最近忙しく時間が取れなかったせいで遅くなってしまいました(汗
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最終更新:2025年09月08日 21:21