870:トゥ!ヘァ!:2025/06/20(金) 18:51:36 HOST:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp
スパロボネタ vs版権スパロボ 外伝 鋼鉄の巨獣
これはL5戦役で活躍したとある巨獣の話である。
時はクロスゲート戦役。新西暦(OG)世界の戦況は好転し、凡その相手をゲート周辺まで追い込むことに成功していた頃。
人類連合側はここで各地のゲートを確保し、一気に地上を安全地帯にしようと考えていた。
だがここで問題が出た。クロスゲートの位置である。
1つは大西洋海中。恐竜帝国の拠点。
もうは一つ欧州のクレタ島地下。ミケーネ帝国の拠点。
どちらも辿り着くのは至難の立地であり、大群の展開にも難があった。
流石に連邦軍やDCと言えど深海または地中奥深くで活動できる兵器は数が限られているからである。
そんな状況で名乗りを上げたのが西暦世界。我らがEDFである。
地中潜航可能な大型兵器モゲラ。陸海空大体行ける機龍二式ことメカゴジラ。
及びそれらに随伴可能なよう改造された特殊仕様バルガを用いた大部隊の投入を決定した。
これが地上の戦いにおける最後の一押し。敵対勢力をゲート周辺、またはその向こう側に押し返すためのオペレーションエイリアンアタックである。
作戦内容は単純でクレタ島にはモゲラを中心としたEDF部隊を配置。地下攻略のプロフェッショナルである。
大西洋は海中戦仕様に換装されたメカゴジラを中核とした水中戦部隊を用意。
これには連邦軍やDCも水中戦対応型ゲシュペンストやシーリオン、各種潜水艦も投入した連合部隊。
同時に
アジア方面でも異世界連合相手に連邦、DCの合同部隊が四方から攻撃を開始。
オセアニア方面でもオセアニア外洋を中心に未だ暴れるプリカーサーのカイジュウ部隊へコロニー統合軍と連邦軍の連合部隊が駄目押しの攻撃を仕掛ける予定である。
これといった凝った内容はない。
既に地上戦線は人類連合の優勢が続いており、戦力も十分整っていたからである。
作戦目的は単純。前述の通り敵をゲートまで押し込み、地上戦線を安定化させること。
そして作戦は開始された…
〇各地の戦況
「連中このクレタ島要塞に攻撃を!?」
「馬鹿な…ここは地下数百メートルまで要塞化されているはずだぞ。それがこうも簡単に」
「地底進行に迷いがない。慣れているのか?」
最後の砦に攻撃されたことに動揺するミケーネ兵たち。
自信をもって要塞化していたクレタ島であったが、地上構造部分は勿論地下構造までスムーズに侵攻されてしまい、動揺を隠せないでいた。
「なんだこのデカい奴は」
「戦闘獣になってから相手を見上げたのはこれが初めてだぜ」
モゲラと出会ったミケーネ戦闘獣部隊のセリフ。
戦闘獣が凡そ20~30mなのに対してモゲラの全長は120m。
その差は四倍前後。まさに人と巨人のサイズ感である。
871:トゥ!ヘァ!:2025/06/20(金) 18:52:23 HOST:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp
「こいつ!ドリル!ドリルを装備しているのか!」
「妖機械獣をもっと集めろ!このままでは突破される!!」
「何で人間どもが俺たちよりデカい兵器を扱っているんだよぉ!?」
特殊装備バルガ部隊と戦う戦闘獣部隊。
地下掘削用巨大ドリルを装備したバルガ相手に苦戦を強いられていた。
この時点で数的な主力は無人機である妖機械獣となっており、既に戦闘獣は少数であった。
「ただではやられん!獣魔将軍の名に懸けて巨獣も道ずれだあ!」
クレタ島要塞を預けられていた新西暦世界侵攻軍前線指揮官こと獣魔将軍の最後。
EDF部隊とグレートマジンガーに追い詰められたが、最後にわが身を犠牲にモゲラへ特攻&基地司令部を自爆。
そのままグレートごと崩壊に巻き込まれてしまったが、モゲラのドリルで事なきを得た。
しかしモゲラはグレートを庇ったこともあり半壊状態となってしまった。
戦いこそ人類連合側の勝利に終わり、ミケーネ本拠地のある世界へ繋がるクロスゲートを確保したが、前述の通りモゲラは半壊。
このためエアロゲイターとの戦いであるL5戦役に修復が間に合わなかった。
「まさか人類がこの深度まで潜れるとは…」
「関心している場合じゃない。メカザウルス部隊迎撃だ!」
「…撤退の準備も進めておこう」
大西洋海中基地に攻め込まれる恐竜帝国側での会話。
まさか深海にある基地にこの規模の戦力で攻め込まれるとは思っておらず、対応が後手に回っていた。
しかしミケーネ帝国よりも僅かに早く撤退を決定しておりその準備を進めていた。
「バルガとはいえ流石にメカザウルス相手は骨が折れるな」
「連中水中でも動き早いですしね」
「モサ型が来たぞ!陣形を組め!」
作戦に投入された深海仕様バルガ隊の会話。
性能的にはメカザウルスにも引けを取らないレベルまで改良されていたが、モサザウルス型やプレシオサウルス型と言った水中戦専用メカザウルス相手には流石に苦戦を強いらされていた。
「シーリオンやゲシュペンストでも意外とどうにかなるものだな」
「ああ。この新装備が特に強い。いけるぞ」
「特機ばかりが人類の戦力じゃないんだぜ!」
深海用装備を着込んだシーリオンとゲシュペンストパイロットの会話。
専用の耐圧処理と追加装甲を施し、深海でも使える魚雷とレールガン、爆発ダートを詰め込んだ水中戦仕様。
数的な戦力ではこれらが主力であり、機動力だけならメカザウルスに劣らないこれらは深海用バルガの護衛として恐竜帝国部隊を圧倒する原動力の一つとなった。
872:トゥ!ヘァ!:2025/06/20(金) 18:53:15 HOST:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp
「クソ…戦えるっちゃ戦えるがこのもっさり感はどうにかならなかったのかよ」
深海専用装備を着込んだブラックゲッターを操る竜馬の愚痴。
見た目はゲッターポセイドンを着込んだブラックゲッターと言った代物。
かなり最適化されており、言うほど遅い動きというわけではなかったが、水の抵抗も相まって少々愚痴が出てしまう状況であった。
しかしそんな状態でも問題なくメカザウルスを捌いている姿は流石ゲッターリーダーである。
「な、なんだこいつは!人類のメカザウルスなのか!」
「デカいぞ。俺たちの倍以上ある」
「動きも早い!気を付けろ!!」
メカゴジラと相対したメカザウルス部隊での会話。
恐竜帝国が扱うメカザウルスの全長は凡そ30~50m。対してメカゴジラは120mと大きさでは圧倒していた。
深海仕様にチューンされたメカゴジラは動きも早く、大きさに反してメカザウルスのそれと大差ないか上回ってすらいるなどEDF脅威の科学力である。
「メカザウルス軍団損耗率4割突破。恐竜サブマリンもよくやっているが…」
「やはり現行戦力では防衛しきれないか…せめて撤退のための時間を稼ぎたいところだが」
想像以上の攻勢にすり減らされる恐竜帝国側の様子。
既に戦局は敗戦濃厚状態。ゲートを通り撤退を進めている最中である。
「あいつは…見たことないメカザウルスだ。でけえ」
「この水中要塞アンモ!水中で勝とうと思うな!」
恐竜帝国の最終防衛兵器。無敵戦艦ダイと同レベルの巨大を歩行巨大なオウムガイ型メカザウルスである。
このアンモの登場により一度は人類連合を潜水艦艦隊が打撃を受けるなど押し戻されかける。
「巨大アンモナイトvsメカ怪獣…すげえ絵面だ」
「のんきなこと言ってないで援護するぞ!」
水中要塞アンモvsメカゴジラvsゲッターロボを見た一般人類兵士のセリフ。
とんでもない巨体同士の激突のせいで安易に近寄ることができないでいた。
なおそんなことお構いなしに横から攻撃を仕掛けているゲッターロボという構図。
「ふ、ふふふ…恐竜帝国に栄光あれぇええ!!」
ゲッターとメカゴジラに散々やられたアンモの最後。
メカゴジラに突撃、拘束しそのまま自らの基地に特攻して果てた。
なお自爆に巻き込まれたメカゴジラは大きな損傷はあれど健在であった。
873:トゥ!ヘァ!:2025/06/20(金) 18:53:59 HOST:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp
「敵基地の制圧を確認。ただ少なくない数が向こう側に逃走したようですね」
「クロスゲートの確保と封鎖を急がせるか…しかし巨大メカザウルスの自爆に巻き込まれメカゴジラが大破したのは痛い損害だな」
戦闘後の人類連合司令部での話。
敵基地の破壊、クロスゲートの確保など作戦目標は達成したが、少なくない数の敵に逃げられてしまい、水中要塞アンモによって潜水艦艦隊は大打撃を受け、更にメカゴジラも自爆に巻き込まれた大破するなど無視できない被害を被った。
今回の損傷が原因でモゲラ同様メカゴジラもL5戦役の決戦に間に合わない羽目となった。
しかし勝ちは勝ちであったため、この後改めてゲートの向こう側を調査することになる。
〇その後
恐竜帝国、ミケーネ帝国の前線基地の破壊または制圧と同時にアジア方面では異世界連合の決戦も行われ勝利。
この戦いではジャロウデクが飛龍戦艦の艦隊を繰り出してきたり、シュテドニアスが自前の超魔装機の試作機を繰り出してきたりなどしたがハガネ、ヒリュウと現地協力者たちにより散々蹴散らされるオチとなった。
その後異世界連合とは正式に停戦。アジア戦線が片付き、おっとり刀気味であるがオセアニアのゲート及びブリーチ(海底亀裂)を制圧&破壊。
カイジュウを操るプリカーサーとの戦いもひと段落することになる。
またこれらの後の作戦と同時並行または少し遅れる段階で恐竜帝国、ミケーネ帝国のゲートの先の拠点への逆侵攻作戦を開始。
この動きに際しては向こう側でのマジンガーZや残存ゲッターチームの協力もありミケーネ本国の打倒、恐竜帝国の残存拠点の破壊に成功することとなった。
そしてこれら逆侵攻作戦の成功によりクロスゲート戦役は幕を閉じるはずだったのだが…
その直後エアロゲイターがホワイトスターと共に現れたことによって新たにL5戦役の幕が上がるのである。
874:トゥ!ヘァ!:2025/06/20(金) 18:54:37 HOST:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp
〇設定
EDF製の対怪獣決戦用超兵器の一つ。
陸海空・宇宙・地中も行動可能な万能兵器。
EDFが保有する兵器の中でも指折りの戦闘力を持っている。
モデルは平成モゲラ。EDFの世界では対怪獣目的で建造されていたがプライマーが放った侵略生物や怪生物相手にも活躍した。
DC戦争中では新西暦世界で運用するための各種整備拠点、インフラを建造中であったため投入されなかったが、続くクロスゲート戦役では終盤に投入。
戦闘獣やメカザウルス相手に猛威を振るった。
最終的にはクレタ島にあるミケーネ地下要塞攻略時に敵司令部の自爆に巻き込まれ、その際グレートマジンガーを庇ったことも相まって半壊。
修理のためにEDFの西暦世界へと送られL5戦役には参加できずに終わった。
EDF製の対怪獣決戦用超兵器の一つ。
陸海空・宇宙で運用可能な万能兵器。流石にモゲラのように地中まではいけない。
こちらもEDF保有兵器の中でも指折りの戦闘力を持つ。
モデルは平成メカゴジラ。Gフォースが運用していた方。
正式名称は二式機龍。
モゲラとの相違点は追加のドッキングメカの存在。
これにより様々な作戦に対応させることができる。
今回の大西洋深海での戦いも深海戦闘仕様の追加兵装を携え参加した。
その巨体、パワーからメカザウルス相手でも圧倒していたが、最後は同等の大きさを持つ水中要塞アンモの特攻を受け、大破。
幸いパイロットは無事だったが、海中から引き揚げられた後に西暦世界へ運ばれモゲラ同様L5戦役には参加できずに終わった。
同型機に零式機龍、一式機龍があり、後継機として三式機龍が建造中。
竜馬の乗るブラックゲッターが深海用の追加兵装を着込んだ姿。
その姿はどことなくゲッターポセイドンに似ている。
背部の大型ハイドロジェットと脚部・腰部の小型ハイドロジェットにより水中を高速で動き回ることが可能。
武装はゲッターダートマシンガン、ゲッター魚雷ランチャー、専用の大型トマホークなど。
大西洋海中の恐竜帝国前線基地攻略戦で活躍。
恐竜帝国の兵士たちを恐怖のどん底に陥れた。
875:トゥ!ヘァ!:2025/06/20(金) 18:55:28 HOST:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp
両腕を大型ドリルに換装した地底掘削バルガことドリルバルガ。
海中で行動するために背中と両手足腰にウォータージェットを装備したアクアバルガなど。
新西暦(OG)の戦いでも対ミケーネ戦や対恐竜帝国戦で活躍。
リアル系ロボットばかりのこの時期の地球連邦やDCを各地で手助けした。
原作ではドクターヘルに提供されていたミケーネ製機械獣の総称。
この世界では無人化した戦闘獣と言った代物で暗黒大将軍と七大将軍が全滅している現在のミケーネにおける主力兵器。
生き残りの戦闘獣たちは専らこれらの指揮官をしている。
動かすために搭載されている専用自律回路もドクターヘルこと地獄大元帥の手によりアップデートされており、より生物に近い柔軟で猛々しい動きを再現している。
性能は戦闘獣そのものなので結構強く、マジンガーやグレートのいない新西暦世界では割と暴れまくっていたが、EDFのバルガがプロテウスの参戦、DCのグラヴィリオンの量産、連邦軍の廉価版ジガンスクードの投入などにより徐々に劣勢となっていった。
恐竜帝国の水中用兵器。小型の潜水艦のような見た目で水中では割と軽快に動く水中戦闘機と言った代物。
実際恐竜ジェット機の設計を流用しており、高い性能と生産性を引き継いでいる。
ゲッターとの戦いで消耗した恐竜帝国が新たに開発した廉価な兵器であり、専ら恐竜の脳パターンを元に開発したダイノAIで運用される無人機である。
この他恐竜ジェット機も同様の無人化がされ、更に陸戦用に設計されたダイノタンクなども開発され恐竜帝国の戦力不足を補っていた。
ジャロウデクがアジアの決戦の際に投入した代物。
飛龍戦艦の半分ほどのサイズで性能は1/3ほど。コストは4割減。
竜血炉は搭載されておらず、7機の通常魔力転換炉で動力を補っている。
戦況の悪化を受けジャロウデクで試作されていた6隻が全て投入。
しかし当の飛龍戦艦ですら太刀打ちできなかったハガネ・ヒリュウ・ロボk…もとい銀凰騎士団や魔装機神組に性能が落ちた量産型では数合わせ程度にしかならず、あえなく全て撃沈された。
なお開発に際してオラシオ・コジャーソ工房長が反対しており、原作より一足早くジャロウデクを出奔している。
原作では三國戦争時代に投入されたトゥルーク…の試作モデル。
この世界ではただの高級魔装機ではなく、超魔装機へと分類されている。
試作故か機体が原作のトゥルークより更に大型化しており、機体サイズがLからLLへアップしている。
このためちょっとした小型艦艇級の大きさとなっている。
腕は六本、顔というか首が三つとトゥルークよりも色々増えている。
その巨体に違わず高い火力と耐久力を誇っており、シュテドニアス連合の切り札として申し分ない性能を持っている。
実はジャロウデクより提供された魔力転換炉、ホウジョウ国と取引して手に入れたオーラコンバータを搭載しており、設計当初よりも高い機体出力を誇っている。
このため原作のトゥルークにも搭載していた高い再生力(HP回復大)を試作機の段階で再現している。
また各種火力も高く、六本の腕と三つの首はそれぞれ高火力な武装が内臓されており、その高い再生力と合わせて火力のごり押しが可能。
アジアでの決戦では量産型の飛龍戦艦と共に投入され、ハガネやヒリュウを苦戦させたが、最後はサイバスターのアカシックバスターを食らい粉々になった。
EDF謹製メカゴジラシリーズのこと。
今回投入された平成メカゴジラこと二式機龍。現在開発中の三式機龍。
少々旧式になっているが本拠地防衛のために西暦世界に留守番中の一式機龍。
元々メカゴジラフレームの実証実験のために建造された試験機零式機龍の四機が存在している。
なお現在零式はストーム1専用超兵器として独自の近代化改修が施され運用されている。
876:トゥ!ヘァ!:2025/06/20(金) 18:56:00 HOST:FL1-49-129-218-238.kng.mesh.ad.jp
投下終了
そういやモゲラとメカゴジラの活躍書いてなかったと思いだしたので(汗
最終更新:2025年09月13日 13:07