200 名前:ひゅうが[age] 投稿日:2025/07/21(月) 21:30:04 ID:opt-133-123-162-250.client.pikara.ne.jp [12/44]


   国連軍/日本帝国陸軍 01式460ミリ超長距離砲(OTHカノン)


全長:45.2メートル(車体全長 砲身83.2メートル 輸送時62メートル)
全幅:22.5メートル
全高:14.2メートル(仰角0度時 最大仰角時70.2メートル)
重量:620トン(常備 砲身重量172トン)

口径:182口径
加速方式:複合液体薬室・電気熱化学・電磁加速複合方式
最大初速:毎時7800メートル/秒(最大射程時)
実用射程限界:500キロメートル程度(散布界10メートル圏内)
発射速度:毎分4発(最大時 連続最大射撃時間90分)
装填方式:角度固定型自動装填方式
乗員:5名(車長1 装填手2 運転手1 照準手兼無線手1)
機関:固体凝集核融合核熱タービン×1+非常用ガスタービン発電機1(兼用)
   補助用超電導フライホイール3基
駆動方式:10連20脚+補助超電導リニア誘導方式無限履帯×6セット
最大速度:毎時56キロ(不整地多脚走行時)
装甲:耐20ミリ機関砲程度全周(※あくまで補助的かつ弾片・耐戦車級防御能力を有するのみ)
生産数:130基(2001年12月までの実質1か月間) 520両(※いずれも地球連合対外有償軍事援助により現地国連軍ならびに一部日本帝国陸軍に供与)


【解説】――地球連合軍がマブラヴ世界(以後M世界と略記)へと大量供与した超水平線射撃を可能とする複合自走砲である
といっても本車は地球連合が保有していた野戦用移動補給車を改造し、試作で終わりそうになっていた460ミリ複合加速砲を追加したいわばゲデモノであった
というのも、地球連合成立時にはまだ全地球規模での大規模な軍団展開が不可能な地域が多々存在していたことから1個中隊規模の戦車を輸送して戦線後方に届けるいわば「陸上版の臨時の輸送船」として本車は設計されていた
大平原での運用は地面効果翼機かホバークラフトを無理やり大型化した各種車両(のちに、ビッグトレーとして結実するが当初期待されたほどには量産されなかった)に任せるものの、地球上の多くを占める山岳地帯への緊急展開はホバークラフトには不可能と思われたためである
このため地球連合軍は、当時開発中だった多脚砲台(派生技術から汎用作業重機レイバーが誕生する)と並行して同じく大型の多脚輸送車両として本車の土台となるものを開発していた
しかし、超大型航空機開発の順調な進展や宇宙艦艇を地球大気圏内でも十分に運用できるめどがたったこともあって、ムカデのように大量の脚部を有する本車は整備負荷がかかることから量産を見送られ150両あまりがチベット高原や北米ロッキー山麓における試作基地で早々に埃をかぶる羽目になっていた
これが変わったのが、M世界との接触であった
相互接触時の様々なやりとりの末に絶対的な火力の不足をみてとった地球連合は、新型車両や多脚砲台への更新が進み余剰となっていた10式主力戦車を大量供与する(現地では「01式戦車」として採用された)かたわらで本車の存在を思い出した
同時に、本車の改修プランとして細々と計画が進んでいた間接支援用曲射型自走砲化の計画をとりあげて緊急量産を実施した
M世界には多数の大和型戦艦が健在であった。このために備蓄されていた460ミリ主砲弾
の量産体制が整い、備蓄も十分に存在していた
これを調査した連合軍は強度計算の後にこれが使い物になると判断し、この砲弾の利用によって量産と補給負荷をなるべく下げたのである
敵となるBETAの巣、ハイヴ攻略作戦において必要となる間接射撃支援と対レーザー級の囮(クラスター弾化された砲弾自体は既に現地にて大量に備蓄されていた)としての役割を期待された本車は現地時間2001年12月末には130門が生産を完了し、随時ゲートを渡った
結果、現地国連軍との共同作戦となった大反攻作戦においては最終的に500門近くが日本列島をはじめユーラシア各戦線の後方に陣取り「物理的にBETAのレーザーの届かない水平線の向こうから」大量の砲撃を敢行することになる

なお、少数ではあるが現地生産された1200ミリOTHキャノンを転用した大口径間接支援砲撃型も戦線に投入され、双方ともに大きな成果を挙げている

201 名前:ひゅうが[sage] 投稿日:2025/07/21(月) 21:37:26 ID:opt-133-123-162-250.client.pikara.ne.jp [13/44]
はい。というわけでお約束のモノです
佐渡海峡の向こう側どころか越後山地の向こう側から山脈の尾根ギリギリを飛び越えた「低伸弾道」にて佐渡島ハイヴ付近へ直接砲撃支援が可能な怪物の登場です
砲弾には、簡易的な誘導装置を砲弾基部に設置することである程度の誘導弾としても運用可能

多薬室砲である初期加速部分とそれを経た電磁加速部分があるために、一度に大量の反動を受け止めねばならない通常の砲と異なり一定程度の速度で砲弾を加速し続けて、非常に低反動での運用を可能とさせていただきました
陣地変換能力はわりと限定的ですが、攻城砲や重砲兵的運用をするためのものなのと長射程で無理を押し切っています
このため実用射程は初速のわりに短めです

ご笑納いただければ幸いです
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最終更新:2025年09月14日 17:29