654 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2025/07/27(日) 00:33:07 ID:softbank126075110124.bbtec.net [40/46]

日本大陸×プリプリ「The Melancholic Handler」設定集【大日本帝国 帝国空軍 竜飛型陸上航空基地型航空艦】


竜飛型陸上航空基地型航空艦

全長:223.6メートル
船体幅:33.6メートル
全幅:52.8メートル(航行・浮遊補助艦連結時)
基準排水量:2万5361トン
滑走路:1本
航空機用エレベーター:3基
飛行甲板設備:ケイバーライト・トラクターフィールド発生装置
動力:航空艦艦制本部式蒸気タービン×6基
航行・浮遊用動力:航空艦艦制本部式碧気浮遊機関(ケイバーライト機関)×6基
燃料:重油
推進機関:4軸(副軸2軸)
同型艦:2隻(1番艦:竜飛 2番艦:牡鹿)

搭載艇:
25メートル級内火碧気艇×6隻
50メートル級連絡艇×2隻
100メートル級輸送艇×4隻

武装:
60ミリ空対空ロケットランチャー
40ミリ対空機関砲
25ミリ3連装対空機銃
12.7ミリ重機関銃


概要:
 大日本帝国が送り出した航空艦の一種。
 航空機を運搬・運用する能力を持った航空艦の先駆けとなった。
 空中での航空機の発着艦能力は低く、あくまでも移動可能な航空基地という面が非常に強い。


前史:
 航空艦及び航空機についての研究と研鑽が進む中にあった大日本帝国および夢幻会では、航空艦に空母の能力を持たせることを企図した。
いうまでもなく航空艦の展開力と航空機の攻撃能力を合わせたパワープロジェクション能力は高いことが推定されていた。
現段階では限定的でも、将来的な航空機の発展を考えれば、プレゼン能力は飛躍的に高まることが期待された。
今後のアルビオンとの間の力関係もしくはグレートゲームにおいて大きなアドバンテージを得られるとも。
 斯くして、夢幻会では既知の経験を生かして、空母としての能力を持つ航空艦の開発・建造に着手した。
 とはいえ、一足飛びに実現させるというのはさしもの夢幻会も不可能であった。
 海上における空母の建造と運用は成功していたが、それを空に浮かべるために必要な知見の積み重ねが必須であった。
できる限りの知見と必要なノウハウ、そして人員の育成、必要インフラの模索と構築はいくらやっておいても損はないと判断された。
今後のためを考えれば、初期投資は青天井でも足りないくらいであり、今後完成する見込みの技術を積むことも視野に入れ、時間をかけて習熟させることにしたのである。
 斯くして、ひそかに建造・就役していた海上空母からやや遅れた1820年代に入る前、処々の実験のデータをもとに計画が開始された。

設計・構造:
 設計については、空軍の航空艦艦制本部麾下の設計局が主体となり、海軍および海軍艦艇の建造を行った企業からの出向者も交えて行われた。
一先ずは空母を浮かべる、というコンセプトのため、当時既に就役していた飛龍型海上航空機母艦の設計を基礎においた。

655 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2025/07/27(日) 00:34:06 ID:softbank126075110124.bbtec.net [41/46]

 とはいえ、海上空母を流用したために、強い風や天候の荒れやすい空中での発着艦は考慮はされていない。
厳密には不可能ではないが、誘導や着艦補助を行うシステムなどがまだ未熟であり、完全に航空機パイロット側の技量ありきであった。
その為、平常時には横風や乱気流などが起こりにくく、雲なども少ない低空に降りることで難易度を下げることにしている。
 構造としては、海上空母を元にした空母機能艦と、推進・浮遊の安定性を齎すための浮遊補助艦の3胴艦の亜種として成立している。
この補助艦は脱出艇としての能力も備えており、非常時にはこれに乗って乗員が脱出することも可能。
ケイバーライト機関と付随する動力を分散していることで、ダメージコントロール能力にも優れている。
稼働に伴う熱の排出も分散して行えることから、居住性の改善に一役買っているのも特徴。


飛行甲板:
 飛行甲板---正確に言えば滑走路---の艤装は概ね海上空母の物を踏襲しつつ、広いスペースを生かした誘導灯や標識などを多く配置しているのが特徴。
海上空母とことなり、発着艦の失敗が航空機とパイロットにとって致命傷となりうるため、原始的ではあるがワイヤーによる緊急制動装置を各所に配置している。
後に、ケイバーライト・トラクターフィールド(日本名称「碧気式慣性制御力場展開型航空機制止機構」)の実装により、確実性は向上した。
 その他の部分もまだ黎明期を抜けたばかりであるため、荒削りの部分も大きかったのだが、後に得られたデータなどを元に改善された。


推進・浮遊機関:
 採用されたのは、建造当時航空艦に搭載されるモデルとして一般的だった航空艦艦制本部式碧気浮遊機関である。
航空機の搭載や重量が大きく変化しうるため、余剰を大きくとったスケールの機関が搭載された。
前述のように技術発展や今後の改装を見越したものであり、実際、後発の技術や設備を取り込む余剰を生むことになった。


武装:
 武装類は海上空母に倣い、近・中距離での艦対空射撃兵装を中心としている。
個別艦防御としては最低限であり、接近する航空機や航空艦は僚艦に任せるという方針が窺える。


ケイバーライト・トラクターフィールド発生装置(碧気式慣性制御力場展開型航空機収容機構):

 飛行甲板の先端付近および後尾、側面の一部に内蔵された機構。
専用のケイバーライト機関より出力される力場により、艦載機の慣性を任意に制御し、発着艦を容易にする。
特に着艦時においては適切な速度にまで自動で合わせることができ、さらには加速を抑える力場で甲板からの墜落を抑止する。
理論的には本来想定されていない大型の航空機でも発着艦を可能とする能力も備えている。
 実装されたのは2番艦である「牡鹿」からで、この艤装に関しては高い機密指定がされていた。
 元ネタとなるのはお馴染みトラクタービーム。実現できて運用できる性能に合わせた結果、完全な慣性制御には至っていない。
それでも事故率を大きく下げることに成功しており、物理的な制動装置と合わせて、貴重な人員の保護に役立てられている。


発展運用:
 竜飛型で得られたデータを元とした空中空母が実装され、需要はなくなったかに思われたが、航空基地型航空艦は現役を続行した。
主としてアルビオンとの陸の国境である北米やインド方面に、発展・拡張型が配置されて国防を担うこととなったのである。
大型の陸上機の運用も可能となるような大型の滑走路を備えた艦艇が何隻も就役し、

 これは、特に北米では、航空基地を設置したとしても係争地域ではおちおち地上基地を設置できないことに由来する。
航空艦の撃沈も可能な航空機の配備を行ったとしても、航空艦の浸透とその砲撃を完全に防ぐことは極めて難しいのである。
高硬度に陣取る航空艦に対して有効な対空兵器が表向きには存在していないことも相まって、ミシシッピ川を境界とするラインでは非常に有用だった。
航空基地というよりは陸軍基地も兼ねている状態であったが、その展開力の高さと投入できる戦力の多さは評価された。

 特に実際に戦端が開かれた北米東西戦争においては、アルビオン側の航空艦の浸透による被害を低減させることに成功している。
日本側は基地の数を絞っており、擬装基地や航空艦型のデコイを敷設してアルビオン側の消耗を誘ったのも、戦争の帰結に関与した。

656 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2025/07/27(日) 00:35:46 ID:softbank126075110124.bbtec.net [42/46]

以上、wiki転載はご自由に。

大体北米東西戦争の10年位前には運用体制が確立。
北米東西戦争時には満を持して航空機を運用する航空艦が実戦投入され、アルビオン航空艦隊を削り続けます。
何しろアルビオン側、航空基地から届く範囲しか航空機の援護を受けられませんからね。

因みに海上空母の方は1800年には研究がひそかに開始されています。
これをアルビオンが知るのはクリミア戦争後のことですねぇ。
そのころには結構な数の空母が就役しております。

はい、アルビオン君アイディアロールどうぞ。
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最終更新:2025年09月14日 17:31