910 名前:ひゅうが[sage] 投稿日:2025/07/31(木) 11:32:36 ID:opt-133-123-172-168.client.pikara.ne.jp [11/45]
地球連合軍 第1統合任務部隊(JTF-1)所属 特殊潜水艦「轟天号」(旧大日本帝国海軍/海上自衛隊 万能潜水艦「轟天号」)
全長:152メートル
全幅:35メートル
基準排水量:1万190トン(水上)1万4710トン(水中)
主機:縮退炉1基(原子核変換動力と当初は呼称)
推進機:空気加熱型ジェット推進器4基
速力:80ノット(水上)50ノット(水中)20ノット(地中) マッハ2(空中)
武装:艦首冷線砲1門
3連装電子砲4基(前後各2基)
【概略】――T世界において旧帝国海軍の残党である轟天建武隊がニューギニア奥地にて建造した万能潜水艦
主機関には戦前に似非発明家による水ガソリン詐欺事件の際に偶然小量が合成された氷の同位体「氷Ⅱ(アイスセカンド)」を利用した質量転換機関、のちにいうところの縮退炉を搭載
有り余る高出力を利用して潜水艦であるにも関わらず空中の飛行や果ては地中掘削すらできるオーバースペックぶりを誇る
しかしその性能は氷Ⅱを触媒として用いた副反応に近い縮退炉(重力縮退を起こした物質を利用し質量のほぼ完全なエネルギーへの転換を行う)のさらに劣化版で、海中から得られた水素や重水素を用いたある種の熱核機関に依存している
このため建造時の技術においては氷Ⅱなしでの再現がほぼ不可能
しかも終戦時の混乱から再度の氷Ⅱ合成が不可能となっていた
轟天建武隊は大日本帝国再建のためにニューギニア奥地において本機関を搭載した万能艦の建造に着手
15年以上の時をかけてついに完成に至った
が、歴史は皮肉なことに、超古代文明による地上侵略に唯一対抗できる兵器として本艦を表舞台に立たせることとなった
戦役終了後は保管艦状態だったものの、T世界と地球連合の接触において氷Ⅱの正体が判明したことから一挙に陳腐化(もともと、静粛性能については海中におけるスーパーキャビデーション推進の採用という事情もあってあってなきが如きものであった)
その性質上記念艦化するべきか議論がもたれたもののM世界の発見と同時に建造者の遺言に基づき電撃的に現役復帰
ハイヴへの「地中掘削による突入部隊搬送」という大役を担い、同様の任務を帯びた国連G対策センター所属機とともにM世界へ向かうこととなる
最終更新:2025年09月14日 17:35