881:霧の咆哮:2025/07/18(金) 22:16:28 HOST:KD059132255190.au-net.ne.jp
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戦後夢幻会世界の艦娘(または船魂)達のやり取り、関連ネタ、エピソード集。
「フザケンナ! 名誉ノ殿堂入リナ破壊神様ノ投入ハ無法ダロウ!」
「敵にそんなこと言われましても……それに、信濃が核兵器投射するよりは人道的では?」
「ソレヲ言ワレタラ、マァ、ウン……」
ーギャグ寄りのネタ世界線にて。
タ級からの抗議にちょっと困ったような表情を浮かべながら、我が妹ながらもっと酷い戦力投入よりはマシと返す大和。
深海勢すら思わず納得してしまうが、信濃だけでなく、大和姉妹の従姉妹なモンタナ姉妹も核砲弾使うと思えば多分使えることを知らない。
「結局私の正式な引退の日取りとかはどうなってるんだか」
ー阪神大震災での救援任務以降も政治的ゴタゴタとかのせいで最低限の維持以外は放置され続け、思わず愚痴の一つも出てくる長門の船魂。
こんなグダグダできるほど今の日本は平和になったと、ポジティブに考えなければやってられなかった。
結果論だがこの放置期間による延命のせい(お陰?)で長門が極東危機で世界を救うチャンスを得られ、沖縄での約束と後悔を今回である意味張らせたのだから、塞翁が馬であった。
「かつてより規模は大きく下がったのは認めよう。だが、連合艦隊を、この長門はまだ健在だ。舐めて貰っては困る……!」
ー第二次日本海海戦にて。
現在は海上警備隊所属故、着てる衣装も海保だか警察っぽくなってる長門の船魂が、ソ連艦隊と砲火を交わす艦上で気勢を挙げていた。
882:霧の咆哮:2025/07/18(金) 22:17:22 HOST:KD059132255190.au-net.ne.jp
「フッ、長門型の装甲は伊達ではないよ」
ー同海戦にて。
ノヴォロシースクからの命中弾を平然と耐え、反撃を放つ長門の姿。
「本当ニ厄介ネアイツラハ……!」
ー自軍の損害に頭抱える姫級の誰かの呟き。
所謂野良ドロップ艦娘は友軍に拾われて合流できるまでも危険であり、運悪く深海勢と遭遇したら数の差で押し切られ、そのまま沈められることも珍しくなかったのだ(そういう世界線の話)
だが、天下の大和型姉妹はその常識をぶち壊し、遭遇した部隊を返り討ちは朝飯前。
沈められたとしても割に合わな過ぎる損害を深海勢に与えるのが常だった。
だが、深海側としては野良ドロップした大和型姉妹が人類側に合流し、鎮守府の支援や仲間側との連携でこちらに襲い掛かって来たら更に損害が嵩むのも確かなので、
見かけ次第ドロップ艦娘を潰す方針は止められなかった。
「わ゛だ゛し゛の゛や゛り゛が゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」
ー戦後世界での〇士茄 鷹氏の作品にて。
あのこのすばギャグ顔アルトリアと中の人繫がりでか、シュペーのランスがへし折れてひらがな濁点で泣き喚く姿がTL住人の草を大草原にした。
因みに作者である自分のイメージでは、シュペーはランスが折れたなら盾で、盾がダメなら素手や艤装で折れ曲がった主砲を捥いで鈍器にしてでも戦い続ける性格と思ってるけど。
そこは二次での好きな解釈でってことで。
「ッ! 白羽取りだと?!」
「こちらもギリギリだったが、やれるものだな、咄嗟の思い付きでも」
ーシュペーと長門の模擬戦にて。
シュペーのランスによる渾身の一突きを躱しきれないと見るや、長門が選んだ対処は真剣白羽取りで受け止めることだった。
思わず息を飲んで硬直してしまったシュペーに長門の反撃が突き刺さり、模擬戦の勝者が決まった。
883:霧の咆哮:2025/07/18(金) 22:19:23 HOST:KD059132255190.au-net.ne.jp
「――――誓いはここに。改めて、我が盾、我が槍を貴君に捧げます、Mein Admiral(ドイツ語で私の提督) 例え地獄の底であろうとも共に参りましょう」
ー艦娘アルペジオ式世界線にて。
民間人上がりの若き提督が初期艦にして艦隊旗艦、座上艦でもあるシュペーの艦橋にて、民間人らの避難時間を稼ぐ為に決死の覚悟を示したのに合わせ、
王へ忠誠を捧げる騎士のように跪いて誓いの言葉を述べるシュペー(中の人繫がりの声的にも滅茶苦茶さまになっていた)
『死ぬのは怖いよ、震えそうなほど怖い。援軍が間に合うかもわからないから、司令部から現場の自由裁量という名で最悪見捨てても構わない命令も来ている。
でも、ここで見捨てたら自分の仲間の艦娘、特にシュペーは自分を嫌うだろう?
家の艦娘に嫌われることだけはしたくない、なんて言ってしまう自分はあさましいと君は言うかな?』 的な心底の本音を提督は明かすが。
シュペーに取ってはどんだけ言い繕っても本来未熟な若人が、守るべき民達の為に敵艦隊に立ち塞がろうなんて勇を示してる時点で、自身の心底からの忠誠を捧げることに何の抵抗感も無いし、
嘘偽りなく弱音も本音も曝け出す誠意を示してくれたのも、初期艦である自分への特権みたいな優越感も込みで嬉しかった。
この提督と共なら死んでも本望とシュペーは思った。
特に民達の為に自身らが盾となるこの戦況、まさに生前のケーニヒスベルク沖海戦の再現のようで(仲間達はオイゲンらとも限らないが)シュペーは魂の奥も奥から力が漲って来るのを実感していた。
その後、士気も実力も限界を超えた提督の艦隊はボロボロになりながらも誰も欠けず、援軍が来るまで時間を稼ぎ切り、避難民を守り抜いた。
以上です。
wiki転載は例の如くご自由に。
ネタが思いついたのでこちらでも台詞集作ってみました。
今まで戦後世界艦娘の台詞集は書こうと思っても書けて無かったのに、急に作れるようになって我ながら不思議です。
最終更新:2025年09月15日 21:22