405:新人艦長:2025/08/26(火) 22:13:34 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
アメリカ夢幻会ネタ
アメリカ夢幻会世界のスーパーホーネット
ノースロップ F/A-18 スーパーホーネット
乗員:1名(A/C型)/2名(B/D型)
全長:20.2m
全幅:14.3m
全高:4.9m
翼面積:48.2平方メートル
最高速度:M2.3(A/B型)
航続距離:3500キロ
固定武装:M61A1 20ミリ六連装バルカン砲
搭載武装
サイドワインダーなどのミサイル
Mk80
シリーズなどの航空爆弾
アビオニクス
レーダー:AN/APG-75
レーダー探知機:AN/ALR-50
チャフ・フレアディスペンサー:AN/ALE-40
ジャミング装置:AN/ALQ-126Bなど
データリンク:リンク16対応
エンジン: P&W F-100-PW-100 最大推力108kN×2
初飛行:1978年
ノースロップ社が開発した艦上戦闘機にして数多の名機を生み出したジャック・ノースロップ氏の引退作である。
406:新人艦長:2025/08/26(火) 22:14:02 HOST:KD106146075105.au-net.ne.jp
(開発)
この機体の前身はF-17 ホーネット、この機体はF-5の発展形開発の中で生まれた技術を元にノースロップ氏が一から作り上げた名艦上戦闘機である。
初飛行は1965年で、1968年に正式採用されたが決して米海軍は満足していなかった。
F-17は名機であり、F-4ファントムを置き換えて数的主力の艦上戦闘機になっていた。
しかし、この機体最大の問題は対地攻撃能力の不足と電子機器の能力不足、そしてF-14の悪評であった。
元々が小型のF-5、F-5自体はマルチロール性能はあったがそれはあくまでもおまけ。
発展途上国で使う分にはいい機体だったが、天下の米海軍では不十分。
そしてF-17はその性格を受け継いでしまっていた。
次にF-17の問題は単座だったためレーダー迎撃士官(RIO)が乗っていなかった。
自前のレーダーがあるにはあるが、同世代のF-14と比べれば圧倒的に性能は低かった。
その為米海軍では近距離の交戦はF-17、遠距離はF-14に分けて運用した。
最後にF-14の悪評。
F-14もこれまた優秀な戦闘機である。
しかし可変翼にフェニックスミサイル運用システムなどなどを盛り込んだ結果、F-17と比べて大柄で鈍重で複雑で扱い難い機体になってしまった。
空母の上では大きいので取り回しが悪い、整備になれば可変翼の複雑な構造が災いして整備が難しい、パイロットにとっては操作が複雑で大変、さらに史実よりもハイパワーとはいえ重いので結局F-17と比べたら鈍重、エンジン間隔の欠陥も変わってないのでフラットスピンの悪癖も変わらないという状態だった。
何せF-17はパイロット達にとっては素直な操縦性、俊敏な機動性、シンプルなシステム、整備士にとっては扱いやすく、シンプルで整備しやすい、空母乗組員にとっては折り畳めるので空母でも取り回しが良いと大好評。
そこで海軍はこのF-17をベースにより良い艦載マルチロール機の開発を構想した。
F-17の拡大改良型のマルチロール機の開発、1970年にノースロップ社に出されたオーダーにジャック・ノースロップは応えた。
当時病気を患い車椅子生活になっていた彼だが、自ら弟子たちを率いて開発。
1977年に初飛行、3年のテストの末1979年に正式採用され初号機が納入された。
407:新人艦長:2025/08/26(火) 22:14:24 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
(設計)
この機体はポジションとしては史実スーパーホーネットにかなり近いが全く違う機体になった。
まず機体を全面的に改設計するにあたってエンジンをより強力なP&W F-100-PW-100エンジンに換装してしまっている。
というよりこのエンジンを搭載することを前提に機体全体を改設計している。
エアインテークの構造も可変式に変更されて常に最適な空気量が入りさらにステルス性も重視している。
機体構造では複合素材の割合を増やして軽量化している。
脚格納庫の扉などを楔形に変更することである程度のステルス対策としている。
機動性向上のためLERXを新たに可動式にしたLEVCONを採用して、さらにクルーガーフラップがつけられて低速操作性や離着陸性能が向上している。
最大の見た目の変化は垂直尾翼をオードソックスな単垂直尾翼にしている。
これに伴いエアブレーキが廃止されて水平尾翼を全遊動式にして代用する。
胴体全体のデザインとしては新たに全体にブレンデッドウィングボディを採用して滑らかなボディに変更されている。
水平尾翼のデザインも変更されてストレーキが追加されている。
これでF-17の欠点であった加速力や速度性能が向上している。
このため名前こそスーパーホーネットだが全く違う機体になった。
そしてこの機体の本質は史実よりも強化されたアビオニクス類である。
レドームが史実よりも延長されその分電子機器類搭載スペースに余裕を持たせている。
レーダーには新開発のAN/APG-75レーダーが搭載されている。
これは史実ではAN/APG-73をアクティブフェーズドアレイレーダー化したAN/APG-79とは異なり完全新設計のアクティブフェーズドアレイレーダーである。
史実よりも電子技術が優れていた点を利用し最初からアクティブフェーズドアレイレーダーに最適化された設計がなされている。
半導体素子が約1500個以上あり周波数拡散技術が戦中には受け入れられて約20年研究されていたことからこの時点でレーダーに部分的な周波数拡散技術が導入されて特定周波数(範囲は狭い)での出力を抑えて低探知レーダーとなっている。
このためレーダー性能は史実スーパーホーネット以上ラプター未満程度の能力を確保している。
さらに機体コントロール面ではフルスペックのフライバイワイヤがさらに改良されてより扱いやすくなっているほか操作性も向上している。
センサー類では新開発のセンサーが機体中あちこちに設置されて、パイロットはそれらを操作して状況を把握する。
これらセンサー類の一部は機首主脚格納庫前の部分にあるふくらみに収納されている。
このセンサーは電子・光学式の照準装置でもあり赤外線とレーザーを使用して目標を捕捉したりできる。
これら情報は新たに設置されたディスプレイ画面を通して各センサー類の情報を収集できるようにしている。
データリンクではリンク16に対応している。
コンピュータの性能も向上し、より素早い判断と空中戦の支援をできるようにしている。
これにより対応したデータリンクシステムを搭載しているならば遠く離れた味方艦や早期警戒機やレーダーの情報を素早く入手して敵に対して先手を打って有利な位置を占めて攻撃をすることが可能になっている。
高度な連携を可能にしたことでスーパーホーネットは今までの戦闘機とは異なる戦闘機となった。
武装面では新たにステルスウェポンポッドが搭載されている。
408:新人艦長:2025/08/26(火) 22:14:54 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
(運用)
このように名前こそスーパーホーネットであるが全く違う機体になったF/A-18は1979年から配備が開始されレーガン政権の軍備拡張政策と共に大量生産、大量配備が実施された。
F-17と殆ど違ったが良い点は似ていたことからパイロットからの評判もよく、演習ではF-14をカモにできたほどだった。
コロンビアの麻薬紛争を初陣として各地の麻薬畑を焼き、その後のグレナダ侵攻やパナマ侵攻にも活躍。
冷戦終結後もゴビ砂漠戦争で進出した機体が活躍、ユーゴ内戦ではユーゴスラビア空軍機をカモにして各地で活躍。
21世紀に入るとF-35の開発が進み2005年に納入が開始されると段階的に機種変が実施され2018年に米海軍実戦部隊から退役。
海兵隊では2021年に全機がF-35に交代した。
輸出国ではイギリス、日本、オーストラリア、カナダなどで運用されている。
イギリスでは初期導入機がフォークランド紛争に投入されてスーパーホーネットの初陣となった。
この戦争で英海軍機は27機のアルゼンチン軍機に被害を与え、約8万トンの爆弾を投下したが荒天などで17機(内5機は嵐による飛行甲板からの落下)を喪失している。
日本ではゴビ砂漠戦争時に海軍航空隊機が満州に進出して戦争に参加している。さらに2022年のロシア内戦時にはウラジオストクを巡る戦いで反乱ロシア軍を空爆している。
日英など各国軍でも改修を何度か繰り返して現在も現役だが殆どの国で後継機に段階的に更新が進んでいる。
最後に、1979年の量産初号機納入式典のスピーチを最後にジャック・ノースロップ氏は自ら起こした全米最高の航空機メーカーノースロップを去り、引退。
2年後、死去。
その死に四軍と全世界の航空関係者は哀悼の意を示した。
死後、NASAの先端航空機研究教育センターはジャック・ノースロップ先端航空機研究教育センターに改名され彼の航空技術への貢献を後世に伝えている。
ちなみに当時B-2は試験を終えたばかりであったが、ノースロップ氏はその存在を終生知ることはなかったとされている。
なぜならもしB-2の存在を教えてしまうときっと彼は引退を撤回して会社に戻って設計台の上で死んでしまうと皆が言っていたからである。
ちなみに死後、彼の遺品の中から大量の飛行機のスケッチや設計図が発見された。
その多くはかつての彼の設計した飛行機の試作案ばかりであったが、なぜか存在が最重要機密のB-2や彼の死から15年以上後に初飛行したF-35、あるいは鉄のカーテンの向こう側のフランカーなどそっくりの機体の詳細なスケッチが存在したとも言われているが詳細は不明であり、この噂にノースロップもペンタゴンも「ノースロップ氏は人間であって予言者じゃない」と笑って否定している。
なお彼の設計図の大半は貴重な資料として彼が残した日記などと共に現在はスタンフォード大学の図書館に保管され、必要に応じて見学することが可能である。
409:新人艦長:2025/08/26(火) 22:16:34 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
以上です。
スーパーホーネットの欠点潰して性能アップも盛り込んだらこれ共通点名前だけじゃんという機体に。
F-35が2000年代には実用量産しているので2025年現在では徐々に退役が進んでいる機体でもある。
最終更新:2025年09月15日 21:33