570:新人艦長:2025/09/04(木) 19:24:47 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
アメリカ夢幻会世界の日本の貴族院制度
貴族院
貴族院とは日本の国会の議院の一つである。
戦前の貴族院から継続している議会である。
(主な仕事)
貴族院の主な仕事は衆参両院で採決された貴族院での採決を必要とする議案の採決などである。
採決を必要とする法律は現状、衆参両院で採決を必要とするという条件が付与されて採決された法案、華族・皇族・貴族院に関する法律、外国との条約、憲法改正案である。
これら全てが貴族院での採決を行うが、基本的に否決しても衆参両院に戻されて再度採決を行い衆院もしくは衆参両院で可決された場合はそれを覆すことができない。
それ以外として貴族院は華族制度及び華族の権限に関する事由に関して無制限に質疑を行うことが可能である。
この無制限は24時間365日いついかなる時でも時間無制限で実行可能という意味も含まれている。
貴族院特権の一つは議会答弁における拒否権が初めから存在しておらず、貴族院における答弁を拒否する事が不可能で、当人もしくは代理人、回答書の提出が求められる。
回答拒否は刑事罰の対象である。
貴族院は全ての人間の召喚を行う権限が存在し、犯罪者であっても貴族院での答弁が求められると召喚される。
さらに召喚するために必要な手続きが貴族院議員最低3名の申し入れだけという軽さも特徴である。
そのため汚職事件に対する議会の追及の中心が貴族院になる場合がある。
その他には貴族院は内閣及び衆参両院へ要望書、勧告書の採決を行う権限がある。
これら文章には公文書としての価値はあるが法的拘束力がない。
そのため両院や内閣は無視することが可能だが、慣例として貴族院勧告及び要望は尊重することになっている。
571:新人艦長:2025/09/04(木) 19:25:29 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
議会としての機能は以上だが貴族院の特徴は華族を管轄する省庁としての外郭団体の管理がある。
貴族院の外郭団体として
- 医療法人貴華会
- 学校法人学習院
- 霞会館
- 財団法人貴華財団
- 貴華信用金庫
- 貴華保険組合
などが存在している。
特に貴華財団は華族の所有している多くの文化財の実際の管理研究、文化学術芸術関係を行う財団で、その傘下にある貴華文化研究所は日本の古文書研究における最大の研究機関として著名である。
冷泉家や近衛家などが所有している大量の古文書の管理研究もこの財団が実施している。
貴華信用金庫は華族向けの金融機関で貸付、共済、保険、投資信託、年金などを取り扱っている華族の金庫番である。
ただ下手な貸付を行うと面子を重視する華族家に恥をかかせてしまうという関係からその審査や経営は非常に厳格で放漫経営とは全く無縁である。
貴族院は基本的に華族の意思決定機関だが、それを優越するものとして華族総会が存在する。
これは日本の全華族家当主を集めた総会で、華族の最高意思決定機関でもある。
ただ開催機会は年に一度、最も多かった2014年でも年4回と非常に少ない。
法的には年に一度の開催が義務ではあるが、現状出席率も芳しくないため有名無実状態が実のところである。
(華族)
2025年現在日本には華族とされる家は計2037家(一代華族を除く)存在している。
華族は概ね江戸時代以前の日本の貴族・武家の他に、功労者、経済的成功者などがいるがその他に1950年代に定義が拡大した朝鮮貴族、台湾原住部族の長、南洋庁の各部族の王家、福建の功労者、外地各地の宗教指導者が新たに加えられている。
さらに功労者への一代華族家も現時点で約150家存在している。
華族は上記の貴族院外郭団体の優先利用が可能な他、貴族院議員への選挙権被選挙権がある。
また華族の互助組合による互助なども存在している。
華族の最大のメリットは華族であるというのが社会的な信用と国際的な地位を得られるという点である。
華族はそれだけで信用や社会的なものがプラスされる。
(貴族院議員)
貴族院議員は満18歳以上の華族家に属する全ての男女が立候補することが可能である。
定数は現在では151であるが、死亡や立候補者不足などから現状では概ね140前後で推移している。
貴族院議員は全ての華族から選挙で選ばれ、華族の爵位を理由に定数は決まっていない。
しかし概ね侯爵以上の華族家の当主は必ず議員を経験するのが不文律になっている。
貴族院議員の待遇は概ね衆議院議員に準じている。
異なる点は議員個人及びその政治団体への直接寄付が禁止であるという点である。
貴族院議員への献金、寄付は全面禁止で基本的に全ての寄付は貴族院自体への寄付として扱われる。
基本は貴族院への寄付献金として扱われ、それらは基本的に25.5%が貴族院の運営に、50%が年度末に全貴族院議員に均等に分配され、残りが外郭団体の運営資金として使用される。
貴族院議員の任期は4年で、4年に一回全貴族院議員の選挙が華族総会で実施される。
4年に一回の貴族院選出華族総会は別名大総会とも言われる。
ただし以下の華族家構成者は貴族院選挙への選挙権被選挙権を失う
- 外国籍者
- 刑事罰を受けた者、受けている者
- 公民権停止中の者
- 貴族院で懲罰を課された者
以下の場合、貴族院被選挙権を失う
- 現職の衆参どちらかの議員
- 地方自治体の議員及び長
- 総督府議会議員及び長
- 80歳以上の者
572:新人艦長:2025/09/04(木) 19:28:01 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
とりあえずしっかり肉付けしてみた。
まあ、これいるかどうかでいえば実はそんなにいらない組織なんだけど戦前の痕跡器官のように残ってる。
最終更新:2025年09月15日 21:41