779:新人艦長:2025/09/11(木) 20:12:56 HOST:KD106146078111.au-net.ne.jp
日本人のメンテナンス要員だった人の日記

1日目、深夜に研究所のスタッフが来て叩き起こされるとそのままアパートの玄関に停まっていたタクシーに放り込まれた。
なんでもアメリカの宇宙船で事故がありそれの救助に使う宇宙船の計算でスパコンをフル稼働させるからその間お守りをしてくれという話だ。何日かかるのか?と聞いたら「当分」としか言わず、なんだか大変なことになりそうだ。

2日目、早速計算が始まったが一瞬でも止められないので皆必死だ。研究所のスタッフどころか普段見ない研究者までやってきて総動員らしい。
飯すら外で食べられず手空きのスタッフが作った紅茶とサンドイッチで誤魔化す。
俺たちはまだ寝る時間があるみたいだがスタッフはほぼ徹夜らしい。
まあ我々もベッドがなく廊下に毛布を被って寝るだけだが。

3日目、皆疲れ始めて口数が減り始めた。心なしかタバコの数も増えてる。

4日目、ほとんど誰も喋らなくなった。今日1番若い奴が倒れて医務室に放り込まれたが気付けにウォッカを飲まされて返された。

5日目、3人倒れた。2人は叫びながら盆踊りを始めたので部長が殴って止めた。

6日目、部長が遂に意味わからないことを叫びながら全裸になり始めた。
すぐに医務室の医者が鎮静剤を打って帰っていった。
医務室は似たようなのでいっぱいらしい。

7日目、昨日まであったコンビーフを挟んだマズイサンドイッチすらなくなり今日の飯はライ麦パンとラードだ。
スタッフのいる場所は殺気立っていて近づきたくない。
昼過ぎに紅茶を飲んだあたりから夕食まで記憶が飛んでいる。

8日目、毛布なしで廊下で3時間寝れた。

9日目、疲れて記憶がない。

10日目、気がついたら廊下で寝ていた。同僚曰く突然歌い始めたので医者に鎮静剤を打たれたらしい。

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最終更新:2025年09月15日 21:51