10:新人艦長:2025/09/16(火) 22:30:14 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
スレ変わったので
アメリカ夢幻会ネタを
トムラウシ型ミサイル巡洋艦
全長:275m
全幅:27.1m
喫水:10.6m
基準排水量:26800トン
速力:33ノット以上
機関:IHI LM6000ガスタービンエンジン×4基
主砲:10式20.3センチ3連装速射砲2基6門
対空砲:ゴールキーパー2基及びRAM2基
ミサイル:VLS100セル以上
魚雷発射管:68式3連装短魚雷発射管×2
C4ISTAR
イージス武器システムベースライン9T
FCS:FCS-3
レーダー
AN/SPY-6(V)5
NGSSR
ソナー
OQQ-24
OQR-4曳航式ソナー
電子戦機器:NOLQ-3D-4
対抗手段
Mk.137 6連装デコイ発射機×6
曳航具4型対魚雷デコイ×1
投射型静止式ジャマー×2
自走式デコイ×1
艦載機:SH-60×4機
同型艦:トムラウシ、羅臼、羊蹄、浅間、安達太良、御嶽、槍岳
トムラウシ型ミサイル巡洋艦は蔵王型ミサイル巡洋艦を代替する新型ミサイル巡洋艦として2025年現在も建造されているミサイル巡洋艦である。
その特徴は前級の剣型から砲火力をさらに強化して凶悪になった火力投射能力である。
(開発)
トムラウシ型の建造計画の始まりは実に1980年代にまで遡る。
1980年代日本海軍はソ連が新型原子力ミサイル巡洋艦を建造しているという情報を掴んだ。
キーロフ級である。
そしてスペック情報を総合すると当時の蔵王型・剣型では不利かギリギリ対等であり圧倒するには大和型が必要という結論に至った。
そこでこのキーロフ級を圧倒できるミサイル巡洋艦開発に踏み切った。
艦政本部は6インチクラス速射砲では火力が不足すると考えて新たに8インチクラス速射砲が必要であると判断、開発を開始した。
しかし核となる8インチ速射砲の開発は難航し、そうこうしている間にソ連が崩壊、1993年にロシアの軍事力を制限する国家共同体軍備制限条約が発効されてロシアはキーロフ級を一隻しか保有できなくなった上に建造途中のフルンゼを日本が押収し改装を施して試験艦石見として改造して使用したためこの計画は経ち消えになり、主砲になる予定の8インチ砲だけは将来の速射砲開発のためにと細々と研究が続いた。
なんとか核となる主砲が実用化できたのは実に2000年代に入ってからのこと。
2007年には1番艦の建造案が予算申請されるがここで大和型の改修と2008年に起きたユーロの経済危機を発端とする世界的な金融危機が影響して建造は後回しになり、さらに2011年の東日本大震災で釜石の軍用グレード鋼板の製造施設が被害を受けて一時的に軍用グレード鋼板の不足が発生。
これによりトムラウシ起工は2013年まで遅れた。
トムラウシは2015年に進水、2020年に就役した。
以降建造が続いているがコロナ禍などで一部の工事が遅れている。
2025年現在は4番艦浅間までが就役、安達太良と槍岳が艤装工事中である。
11:新人艦長:2025/09/16(火) 22:30:49 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
(艦形)
艦の形状は剣型とイージス艦を混ぜた長船首楼型の艦形を
艦首
VLS
主砲
アクティブフェーズドアレイレーダー装備艦橋
統合マスト
煙突
魚雷発射管
格納庫
ヘリ甲板
艦尾
という形になっている。
特徴は敢えて殆どの武装を艦首に集中していることで防御力を向上させている点である。
これはVLSを分散させることが多い最新鋭艦艇では珍しい構造だが、大和型に類似した強固な装甲を効率的に配するためにわざとこのような構造にしていると考えられている。
また時代らしく全体的にステルス性を意識した設計になっている。
揚錨装置類や係留装置、艦載艇などは全て艦内装備で穴にはハッチが取り付けられている。
水中雑音や赤外線放射などもかなり低減されていると言われている。
ある米潜水艦乗組員の証言によればリムパックに参加したトムラウシを追跡したが同サイズの他の艦艇の半分の距離で失探したという。
(武装)
最大の特徴にして火力となるのが前方にに集中配置された3連装速射砲である。
一門あたり最大20発毎分を発揮可能でこれを6門装備して最大毎分120発の砲弾の雨を降らせるという現代の巡洋艦にあるまじき火力を有している。
トムラウシ型の建造が遅れた理由がこの主砲であった。
既存の15.5センチ速射砲を拡大させる形で開発予定であったが技術的に難航し、基礎設計が固まったのは1995年。そこから生産技術の確立や量産、あるいは最新技術に合わせた改良がさらに15年かかり2010年にやっと正式採用された労作であった。
最大射程は20キロ以上(詳細は国家機密)、レーダーと連動して精密な射撃が可能など極めて高性能である。
そしてVLSは砲塔の前方に150セル以上を集中して配備している。
これは剣型でVLSを前後に分散して配置した結果、VPが長くなり防御面の弱点となったことに対する対応である。
VLSは西側共通VLSのMk.41を使用しトマホーク、スタンダード、シースパロー、ESSM、7式垂直発射魚雷投射ロケットに対応している。
これら火器を指揮するのがイージスシステムをより砲撃戦向けのチューンした新型イージスシステムである。
これにより極めて高精度な砲撃を実現している。
近接防空システムではRAMの他に日本艦艇として初めてゴールキーパーを搭載している。
その他の装備に対潜用に魚雷発射管を装備して一定の対潜能力を有している。
12:新人艦長:2025/09/16(火) 22:31:29 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
(機関)
機関にはIHIがGEからライセンス生産しているLM6000ガスタービンエンジンを採用。
このエンジンは大和型と同じもので、この頃以降の日本艦艇の多くに搭載されている。
極めてハイパワーのエンジンを使用しているためかなりの高速を出せるなど機動力が高いことが予想されるが殆どの情報が国家機密のため詳細は不明である。
しかし推定では33ノット以上は優に出せるというのが一般的である。
(電子機器)
電子機器はすべて最新の物に対応している。
特にイージスシステム搭載によって主力艦でありながら一定の艦隊防空も提供可能になっていた。
その中でもレーダーに使用しているSPY-6はトムラウシ型が米国以外での初採用という文字通り最新型のレーダーであった。
半導体素子に従来のヒ化ガリウムから窒化ガリウムに変更するなど大幅な改良が施されたことで最大探知距離1000キロ前後(詳細は国家機密)、送信出力は前タイプの40倍以上、電子攻撃能力もあるなど大幅に性能が向上している。
SPY-6を積んだ青葉型後期
シリーズが登場するまで打撃艦でありながら防空能力では日本海軍最強で現在でも計画艦のNGAC以外では最高峰の防空能力を持っている。
C4ISTARではCICではなく当時米海軍の実験艦であるズムウォルト級以外では採用されていなかったシップズミッションセンター(SMC)が採用されている。
これは従来のCICの機能の他に主機操縦室や群司令部指揮所の機能も統合した2階建ての作戦室である。
さらに艦内システムは全システムを艦内ネットワークで連携した全く新しいシステムが導入されている。
対戦能力の肝になるソナー類では艦首に国産のOQQ-24、艦尾には曳航式ソナーを装備している。
(その他)
航空艤装ではSH-60を4機の他に、MQ-8ファイアスカウト無人偵察機を3機搭載可能などかなり大きめに取られている。
変わった面では医療設備として最新鋭のX線撮影装置などが搭載されている。
(運用)
1番艦トムラウシは2020年に就役。
2年後、ロシア内戦が勃発した際にはウラジオストクに向けて出撃して艦砲射撃を実施。
さらに間宮海峡に進出して北樺太を牽制してロシア反乱軍の樺太侵攻を阻止。
特に間宮海峡砲撃戦と後に言われることになる艦砲射撃で8インチ砲弾300発を砲撃して北樺太の反乱ロシア軍に大打撃を与えている。
沿海州の反乱がひと段落して以降は主に日本海を中心にロシア沿岸部を巡回している。
2024年に起きた能登半島地震では訓練中だった3番艦羊蹄がたまたま富山湾にいたことからその日のうちに能登へと出港して災害支援に当たっている。
また変わった事件では2025年に起きたカムチャツカ半島地震で哨戒中だった羅臼が津波の影響で幌延島で座礁している。
13:新人艦長:2025/09/16(火) 22:33:57 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
以上です。
この21世紀に爆誕した「8インチ砲で敵艦を殴り倒し、敵機はイージスシステムでICBMでも迎撃する」超絶脳筋艦。
ズムウォルト級がイマイチパッとしない船から最新鋭テクノロジーを実験する大型実験艦になってしかも大体当初案の技術がどうにかなってるのでそれら技術が大幅に導入されてます。
最終更新:2025年10月27日 15:53