106:新人艦長:2025/09/20(土) 14:52:35 HOST:KD106133122115.au-net.ne.jp
アメリカ夢幻会ネタ
ノースロップB-2スピリット
ノースロップB-2スピリット
全長:21.01m
全幅:53.01m
全高:5.17m
最高速度:M1.1以上(詳細は軍事機密)
エンジン:GE F118-GE-100×4(詳細は軍事機密)
航続距離:12000キロ以上(詳細は軍事機密)
爆装:最大17トン以上(詳細は軍事機密)
乗員:2名(他にジャンプシート2席があるとされる)
生産数:160機(55号機まではスピリットオブ州名、例外としてスピリットオブキティホークとスピリットオブノースロップ(量産初号機)、スピリットオブアメリカ、スピリットオブフリーダム(試作初号機)。55号機以降は都市名、150機以降は単語名)
B-2 スピリットは米軍が運用している最新鋭の全翼戦略爆撃機である。
(魔法使いたち)
さて、飛行機というものが空を舞ってから100年以上、アメリカは世界の航空技術・産業を常にリードし続けている。
その中心となるのはNASAであるが、そのNASAの研究データを元に実際に飛行機に落とし込み、実用的な技術とする、その段階を行う、又は各メーカーで最新鋭の技術を生み出して、それを飛行機にする。
そう言った最新鋭の飛行機を開発する専門の研究機関もしくは設計部門を現在のアメリカの航空機メーカー各社は有している。
例えばロッキード・マーティン社には「スカンク・ワークス」、マクドネル・ダグラスには「ファントム・ワークス」、ボーイングには「ビッグフット・ネスト」(シアトル郊外の研究施設から滅多に出てこない技術者達を山男のビッグフットの巣だと揶揄ったのが由来)がある。
そしてノースロップ・グラマン社には創業者ジャック・ノースロップと愛弟子達が作り上げた先端航空機研究設計センター通称「ジャックズ・ウィッチズ」(ジャックの魔法使い達)がある。
これは不可能と思われた先進的な飛行機を次々と開発していく様を「ノースロップのところには魔法使い達がいる」と噂したことが由来である。
さてこの魔法使いに全翼戦略爆撃機の依頼が来たのは1965年、「全翼ステルス戦略爆撃機を作れ」という軍の依頼である。
先進戦略爆撃機という新型機開発計画は当時のソ連の防空網を突破して要地を爆撃するB-1やB-52の後継機の計画であった。
そのアプローチとしてXB-70の時点でミサイルに対してコスパや汎用性、さらには整備コストの面で不利であると判断され新しいものを模索していた。
その中で「ステルス」が持ち上がった。
ソ連のレーダー網を高速で突破するのではなくステルスで秘密裡に突破し攻撃する爆撃機。
そのような案を任せられるのは既に一度大型全翼機を作ったことのあるノースロップなのではないか、と。
しかし問題はステルス機関係の技術の蓄積が当時はまだほとんどなかった。
一応レーダー反射を低減する技術はあり、最新鋭機にはそれらも取り入れられていたがこれはあくまで反射を軽減するもので完全にレーダーから隠れるステルスではない。
そのため1966年よりステルス技術の研究が開始された。
電波吸収剤やレーダー反射の分析などがDARPAやNASAなどで研究された。
1970年にはまずそれを取り入れたステルス実用機としてF-117、さらに3年後にそれを洗練させたタシット・ブルーの研究開発が開始された。
タシット・ブルー自体はステルス技術を実用化するステルス偵察機であった。
この計画はノースロップ社の限られた上層部と魔法使い達だけが知っており、ノースロップ氏にすら秘匿された。
ただ彼の残された日記から薄々国防総省が特殊な軍用機をノースロップ社に発注して魔法使いが何かを作ってるいることは勘づいていたようである。
タシット・ブルーは1974年に秘密裏にエリア51で初飛行、この機を元に米軍はステルス機として全翼機のような扁平な機体が良いという知見を得た。
そしてそれを元にノースロップ社に秘密裏にB-2となる新型爆撃機試作を命じた。
この時表向きのカバーとしてノースロップ社には「超音速輸送機試作案」という名前がつけられていた。(これはB-2の名前を目眩しするのと同時に時代的な流行としてSSTが真面目に考えられていた時代故に良いカバーになった)
107:新人艦長:2025/09/20(土) 14:53:06 HOST:KD106133122115.au-net.ne.jp
(設計・試作・製造・運用)
史実B-2、以上。
ただし史実よりは整備コストの低減が志向されている。(それでも史実から8%程度削減された程度)
試作初号機は1979年に秘密裏にロールアウト。
この機体はスピリットオブアメリカと名付けられた。
翌80年中に残りの試作2機、スピリットオブライトブラザーズとスピリットオブパスファインダーが完成して主にエリア51でテストされた。
秘密裏にテストされる試作機の姿は夜な夜な目撃されたようでこの頃からエリア51周辺では三角形のUFOの情報が急増している。
エリア51では飛行性能の他に各種レーダーやセンサーからのステルス技術を調査された。
1981年に量産開始が命じられ1982年に量産初号機がロールアウトした。
この機体にはノースロップ氏の航空技術や産業への貢献を顕彰するためスピリットオブノースロップと命名された。
この機を皮切りに1996年の生産中止までの約14年で160機が製造された。
ただこの機は当初200機の導入が計画されていたので40機が計画で終わった。
この機は冷戦中は最高機密で存在が公表されたのは1981年末に非公式に某米軍士官があるタブロイド紙記者に短いコメントをして存在を示唆したのが最初である。
正式な公表となると1982年の初号機ロールアウトから3ヶ月後に一枚だけ公表された写真と簡単なイラストだけである。
その後もほとんど情報は出ず、せいぜいが予算編成時に出る「今年は何機以上作る」という数字だけであった。
本格的な情報が出たのは実は1992年にゴビ砂漠戦争で秘密裏に参加していたことが公表された時である。
なお2025年現在では後継のB-21レイダーの生産も進んだことでB-2の情報は多い。(ただし正式な要目はほとんどが今でも機密)
現在までの実戦経験は主にゴビ砂漠戦争、コソボ紛争、ロシア内戦などである。
ゴビ砂漠戦争では米本土から出撃、秘密裏に中国のレーダー網や軍事基地を多数破壊したらしい、さらには首都北京や重慶など当時の中国の主要都市を爆撃している。
特に秘密裏に政府庁舎を破壊している。
コソボ紛争でもベオグラード爆撃などを実施している。
ロシア内戦ではロシアの核管理施設の先制破壊を実施、その後も継続的に反乱軍を空爆している。
特に著名な戦果は新型対艦爆弾クイックシンクを使用して反乱を起こしたロシア黒海艦隊を無力化したノヴォロシスク・トゥアプセ爆撃である。
108:新人艦長:2025/09/20(土) 14:53:38 HOST:KD106133122115.au-net.ne.jp
(機体名)
製造された160機(プラス試作3機)には全機に名前が付けられている。
試作3機
スピリットオブアメリカ
スピリットオブライトブラザーズ
スピリットオブパスファインダー
量産初号機から56号機まで
州名と海外領土。
ただし1号機には航空産業の発展への顕彰としてスピリットオブノースロップが、19号機にはキティホークが付けられている。
53号機がスピリットオブグアム、54号機がスピリットオブプエルトリコ、55号機がスピリットオブヴァージンアイランド、56号機がスピリットオブアメリカンサモア。
57号機から150機まで
都市名
100号機にはワシントンD.C.が、150号機にはニューアーク(ノースロップ氏の生地)が命名。
150機以降の名前
スピリットオブコンステレーション
スピリットオブスターアンドスパングル
スピリットオブコンスティチューション
スピリットオブエンタープライズ
スピリットオブコロンビア
スピリットオブユナイテッドステーツ
スピリットオブインディペンデンス
スピリットオブリバティ
スピリットオブチャレンジャー
スピリットオブルーズベルト
109:新人艦長:2025/09/20(土) 14:54:53 HOST:KD106133122115.au-net.ne.jp
以上です。
アメリカ夢幻会世界のB-2。
これまた「元が良すぎて大して弄る必要がない」ネタ。
まあこれ130機作る米帝の国力の暴力。
最終更新:2025年10月27日 16:13