151 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2025/08/18(月) 00:14:01 ID:softbank126063230178.bbtec.net [9/96]
憂鬱SRW アポカリプス戦後編 証言録「エクソダスのその先」
「星の海を渡り、つながりを作り、橋を架けた。
縄はよきものを引き寄せるための、人間にとっての最初の道具だった。
だが、その縄のつながりが、次なる問題を運んできてしまった。
我々は本当につながるべきであったのだろうか?」
- 地球連合 大洋連合内のソーシャルネットでの書き込みより。
「感染症や疫病、あるいは文化の差異、経済的な事情……徒につながり、解放されることが何をもたらすのか、広めてはいるんだけどなぁ」
「鎖国をしているのは国家体制の維持のためですからね。下手に外に出たら自壊する」
「命が助かり、国家が助かり、文化文明を存続できただけでも御の字。
ま、当事者からすればわからんのでしょうね。生きている幸運というのが」
「当事者からすれば、我々は悪の国家連合なのでしょうね。
被害者であるのは事実ですが、かといって被害者であることを武器にしちゃいかんというのに」
「死ねば助かるのに……」
「ノンデリロボ……!?それとも闇に降り立った天才の方……!?」
「……我々も大概傲慢ですね」
「彼らとはある意味平等ですよ、一歩先にあるかもしれない破滅に怯えて、備えているという意味で」
「然り」
- 夢幻会での忌憚のない会話。残酷で傲慢ではあるが、地球連合も避難してきた文明も同じ立ち位置にあった。
「こんな惑星に来るんじゃなかった」
- 融合惑星に避難してきたとある星系の住人の嘆き。違う環境、違う状況、違う日常への適合は余りにも難しすぎた。
「エクソダス不況の影響は未だ根深く」
- 融合惑星に避難してきたとある星系の新聞より。産業も文化も経済も、全てが根底を揺るがされた影響は大きかった。
「相変わらず……全部養殖か合成肉か」
「味は美味しいしほとんど変わらないんだけどね……風情がないっていうか、なんというか……」
「値段も高いのよねぇ、足元みられている感じがする」
「変な混ぜ物とかされていないよな?」
「言わないでよ、怖くなる……」
「海藻とかほんと品薄になっちゃったしな」
- 融合惑星の某星系に割り当てられた居住区でのネット上での会話。融合惑星に来た関係上、海産物は供給が滞らざるを得なかった。
「海は広いのに何でとっちゃダメなんだろうな?」
「さぁな。漁も釣りも全部だめだってお達しが出ているらしいけども……」
「それどころか調理して食べても駄目で、罰則規定まであるとはおかしいでしょ」
「磯釣りが楽しめないんだよね……もったいない」
「伝染病や感染症の恐れがあるっていっても、海の魚はそこまで変わらんはず……」
「べたな話だけども、こういうのが政府の陰謀か?」
「まさかなぁ……」
- 同上。あらゆる時代や惑星から物や人が持ち込まれた関係上、食品を介した病気などの可能性が高く制限が課せられ、少なからず不満を呼んでいた。
「前政権の逼塞を強いる政策は、我が国に大きな不利益をもたらした」
「我々は自らの手で荒野を開き、繁栄を勝ち取っていかなければならない」
「抑圧された不自由より、閉じ込められて腐っていくよりも、前に進むことを選ぶべきだ」
「地球連合との条約には強制力はなく、我々はそれに従う理由はない」
「見よ、未来は我らの手にある」
- 融合惑星に退避してきたとある国の政府首班の発表。この宣言通り、経済的・資源的な問題の解決のために外地への展開を進めていくこととなる。
152 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2025/08/18(月) 00:14:49 ID:softbank126063230178.bbtec.net [10/96]
以上、wiki転載はご自由に。
短めですが。
良きものを縄によって手繰り寄せ、命はつないだ。
だが、本当に我々はつながるべきだったのか?
最終更新:2025年11月15日 16:50