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333:戦車の人:2025/04/30(水) 01:19:36 HOST:110-130-205-29.rev.home.ne.jp
  • 大陸化日本 F-3E戦闘機

航空自衛隊及び海上自衛隊が導入しつつあるF-35は、間違いなく優秀な第5世代ステルス戦闘機である。
アビオニクスやエンジンを含む段階的なアップグレードに耐える、大きな発達余裕も有している。
しかしながら無視できないアキレス腱も存在していた、それはALGSと呼ばれる整備支援システムである。

簡単に言えばアメリカ政府の管理する在庫プールで、米軍及び友好国のF-35の予備部品を一元管理。
必要に応じ提供するもので、日本人からすればトヨタ自動車のカンバン方式に近いものである。
平時の整備システムとしては低コストで効率的であるが、有事のシステムとしては冗長性が懸念される。

日本のように国内に整備工場を設ける国は、ある程度緩和されるが、在庫プールが米国政府依存なのは変わらない。
つまり有事に際して必要な部品が平時とは異なり届かない。あるいは平時でも生産側の都合で左右されかねない。
輸入装備共通の短所だが、F-35はその傾向が顕著であり、米海兵隊のF-35Bがその欠点で悩まされた事例さえ存在する。


この点を受けて合衆国以外では最も多くF-35を導入している空自、海自も深刻な懸念を抱かざるを得なかった。
如何に優れたステルス戦闘機とは言え、必要な時に整備部品が届かなければ、高価精密な文鎮に過ぎない。
故に英国、イタリアと共通開発の次期戦闘機が予算追加の上で急がれると同時に、既存機体の改修も実施された。

大陸化に伴い出現し、空自と海自合計で予備を含め700機以上が就役している、F-3戦闘機の近代化である。
同戦闘機は機体、アビオニクス、エンジン全てが国産化され、合衆国の意向に左右されず近代化が行える。
また手堅い設計の第4.5世代戦闘機故に、完全なステルスである第5世代以降に比べれば、各種コストが安価であった。、

防衛省の発注を受け三菱重工業及び電機、IHI、スバル、川崎重工等が参画し、近代化計画は始動。
可能ならば次世代国産戦闘機(仮称XF-5)の量産配備に漕ぎ着ける、2040年まで有効性を保つことを目的とされた。
勿論F-35の整備性改善を合衆国と交渉、そしてF-35自体の導入も継続するが、保険は必要と誰もが認識していた。


このあたりはF-15J(MSIP)の大規模近代化が、大陸化に伴う機体増大を差し引いても、やはり遅延も影響している。
オリジナルメーカーであるボーイングの経営悪化に伴い、近代化に必要な部品が揃わず、計画自体が大きく遅延。
依然としてF-15J(MSIP)の大多数は形態二型に留まっており、要撃機としては兎も角、スタンドオフ攻撃能力に乏しい。

つまりF-35の整備、F-15J近代化の問題が解決される。あるいは次世代戦闘機就役まで、F-2とF-3が多目的戦闘機の主力となる。
この点を防衛省及び航空自衛隊、海上自衛隊はかなりシビアに受け止めており、近代化予算も2兆6000億円が投じられた。
空海合計700機で平均して単価30億円以上を近代化に投じるという、大規模プロジェクトである。

コンセプトとしては2040年まで有効な戦闘機であると同時に、空自と海自の機体仕様共通化も視野に入れられた。
アデン湾、紅海等への自衛隊派遣に伴い、空自戦闘機も艦上機同様の強度が必要であると、広く認識されたゆえである。
このあたりの柔軟な仕様変更も、殆ど全てを完全国産化した戦闘機だからこそ行える長所である。

334:戦車の人:2025/04/30(水) 01:20:38 HOST:110-130-205-29.rev.home.ne.jp
急速な近代化を果たすために機体規模はさほど変わらず、全幅12メートル、全長17.8メートル、全高4.8メートル程度に抑制。
機体自重も12トン強と元々が軽合金やカーボン複合素材を多用してるだけに、規模に比べれば軽いものである。
双発双垂直/水平尾翼、クリップドデルタ主翼を中翼配置でブレンデッドウィングボディ形式として用いるのも、変わりはない。

一方でIHIの提供するF8ターボファンエンジンは、次世代戦闘機開発で獲得されつつある新技術を、コア部分などを含め適用。
重量1100キロとやや大型化したが、定格最大推力で9トン、アフターバーナーで13.5トン以上に高効率化。
機体機動力やペイロードだけではなく、アビオニクスに分岐させる電力も相当増大させ、より高い汎用性を追求している。

操縦系統も多重デジタルフライ・バイ・ワイヤ方式を継承しつつ、操縦応答性や電磁パルス耐久性をより改善している。
一時はフライ・バイ・ライト方式導入も検討されたが、完全な新規システム故に導入コストが高騰すること。
枯れたシステム故に比較的低コストで性能向上が見込める、デジタルフライ・バイ・ワイヤ方式の改善が導入された。


コクピットはマルチタッチパネルを導入した新世代のグラスコクピット方式となり、島津製HMDも当然併用されている。
無論、損傷によるディスプレイ破損に備え、機械式キーボードやスイッチも残され、冗長性でも過不足はない。
また日本の民間電子産業はタッチパネル操作でも、他国の技術さえ導入し、高い応答性を達成している。

アビオニクスは三菱電機、日本電気、富士通などが主体であり、富士通製の多重並列処理システムを商用ベースで更新。
自衛隊デジタル通信システム改善型やTACANは日本電気が担い、Link16と互換性を維持しつつ、より高い性能を達成。
三菱電機はJ/APG-3多機能レーダやIRST性能改善を実施。特に妨害排除能力や整備性向上を追求している。

搭載誘導武器も従来のAAM-4/5系列空対空誘導弾、ASM-2/3空対空誘導弾、JDAMの改良型への対応を継続。
その上で地対艦誘導弾性能向上方を原型とした、射程1000キロ以上の巡航ミサイル4発以上の搭載と運用最適化。
更には原段階では開発試験途上のX-AAM-6空対空誘導弾への対応も、ソフトウェア更新で対応可能な能力を持つ。


それ以外に特筆するべき点としては、F-3Eは艦上戦闘機型を基本とし、塩害及び高温多湿対策を全般で実施。
機体主脚もカタパルト発進に備えたより頑丈なものとなっており、自重12トンオーバーを敢えて看過している。
昨今では航空自衛隊のF-2やF-3も、紅海近隣フーシ派攻撃に派遣を余儀なくされ、堅牢性の向上は急務であった。

かような性能及び実用性向上を果たしたF-3E戦闘機は2023年に試作機が、翌年に初期量産型がロールアウトしている。
試験結果は手堅い技術を極力持ちいただけに、概ね実用性や安全性を含めて良好なものであった。
近代化は既存機への改修という形で行われ、予備機を実戦部隊へ補充として配備しつつ、メーカーで急速改修が施されている。

F-35の整備システムやF-15J近代化遅延もあって、早急に必要十分な予算を適用しただけに、近代化ペースはかなり早い。
年平均で概ね80機前後が空自、海自所属を問わずF-3Eに近代化され、実用機改修後は予備機も全て改修予定である。
空自、海自は本土の支援を受けやすい環境ではF-35を。外地派遣ではF-3Eを投入する使い分け、棲み分けは進みつつある。

335:戦車の人:2025/04/30(水) 01:24:18 HOST:110-130-205-29.rev.home.ne.jp
以上となります。wikiへの転載はご自由に願います。
大雑把に言えば日本製アドバンスドホーネット。大陸化日本の技術と工業力でより洗練、最適化したものです。

F-35の整備システムがJITなのは効率的ではあるんですが、平時に海兵隊のF-35Bが緊急着陸をしても、
三週間以上予備部品がやってこない有り様を見ていると、国産戦闘機を何とかするしかないよなあ…と。
在庫プールを一元管理は一見理想的ですが、今のアメリカ政府にそれを行う力があるのか。

いっそローソンやファミマのサプライシステムを学び、真似できるようになってから言ってどうぞ、とも思いました。
ウォルマート?ハハッゲイリー!

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最終更新:2025年12月22日 23:50