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VP(Vêtements en Papier)
VP(Vêtements en Papier:紙の衣)とは、フランス連邦共和国(FFR)で開発された新素材である。
非常に軽量でありながら、建築物の構造材や自動車の外板などに用いられるほどの強度を持つのでこの名称が付けられた。
VPの主成分はCNF(セルロースナノファイバー)であり、これは木材などの植物から得られる繊維を、ナノメートル(10億分の1メートル)レベルまで極めて細かく砕いた、非常に小さな繊維のことである。
これの原料となる選択肢は非常に広く、木材のみならず古紙(「紙の」と名付けられた一因)や麦わら、そして雑草、果てはジュースの搾りかすや“コーヒーがら”からまで生産できてしまう。
これは「SGTD(Système de Guerre Totale Durable:永続的な総力戦体制)」の観点から非常に有用であり、FFR社会が実用化を切に願った理由である。
VPの特徴は以下の通りである。
➀軽くて強い: 鋼鉄の5倍の強度を持ちながら、重量は1/5である。
②柔軟性: プラスチックのように成形が容易で、様々な形状に加工可能である。
③透明性: 薄くすることで透明になり、光学材料としても利用できる。
④持続性: 植物由来の持続的資源であり、燃やしても二酸化炭素しか発生しないため、環境負荷が低い素材である。
⑤高機能性: 表面積が非常に大きいため、他の物質との結合力が強く、様々な機能を持たせることが可能(例:高吸水性、高抗菌性)
特に①が驚異的であり、同じ重さの板ならば鋼鉄板の25倍の強度を持つということである。
これは既に普及しているメラミン重合体の2倍以上の数値である。
それでいて人体への有害性はほとんどなく、それどころか加工食品の増粘剤として使用されることもあるほどである。
これらの優れた特性を活かす分野として、まず交通インフラが挙げられる。
自動車や航空機の構造材として軽量化・強度向上・燃費改善等に貢献しているのだ。
またプラスチックに混ぜることで、強度・耐熱性・バリア性を向上させることも可能である。
また紙に混ぜれば強度が向上するのは勿論であるが、印刷適性も向上する。
さらに塗料に混ぜれば耐候性・耐水性・防汚性が向上した夢の塗料が誕生する。
意外な所では化粧品に混ぜることで、保湿効果や紫外線遮断効果などを向上させることが可能となる。
このように正に夢のような素材であるVPであるが、欠点もあった。
生産コストが高いのである。
この点により実用化がメラミン重合体に対し大幅に遅れを取っていた。
(何せ、あちらは培養装置に原料を入れたら自発的に生成されてしまうのだから致し方無い)
そこで、最初は高コストでも需要がある軍事関連や政府施設に採用され徐々に普及させていった。
民間でいち早く活用したのは航空業界であった。航空機の軽量化は燃費に直結するため利益率が高いからである。
その次は鉄道、さらに自動車産業と裾野は広がっていった。
そして、2010年代に入るころには量産化技術も確立され、FFRのあらゆる分野で利用されることになる。
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以上です。
ウィキ掲載は自由です。
FFR新素材
シリーズでございます。
本来は別作品の一部だったのですが、今すぐ投稿できるのがこれくらいだったので急遽独立作品としました。
取り敢えず、今回はこれに免じて矛をお納めくだされ。
最終更新:2025年12月28日 22:23