【作品名】ラヴクラフト全集<ランドルフ・カーター連作>
【ジャンル】怪奇小説
【名前】這い寄る混沌ナイアルラトホテップ
【属性】外宇宙の実体。魂魄にして使者。力強き使者。偉大なる使者。百万の愛されたる旧支配者たちの父。
    気の狂ったのっぺらぼうの神。千なる異形を持つ者。魔女信仰における<暗黒の男>。
【大きさ】不明。作中では長身痩躯の男の姿で現れた。
【攻撃力】不明。
【防御力】<門>つまりヨグ=ソトース[全能の<実体>]の外にいる実体であり、ヨグ=ソトースが意識の角度を変えただけで現実に変化と呼ぶ現象が起きるのも外宇宙の実体にとっても同様に幻にすぎない。
【素早さ】ナイアルラトホテップにとって時間は不動であり、始まりも終わりもなく、過去、現在、未来というものは存在しない。そもそも時間そのものが幻である。
     人間が変化と呼ぶもの、いわゆる『時間』は幻にすぎず、かつてあり、いまあり、将来あると人間が考えているものはすべて、同時に存在する。
【特殊能力】低次元の領域に住むものたちが変化と呼ぶのは、外世界をさまざまな宇宙的角度から見る、彼らの意識の働きに過ぎない。円錐を切断して生じる<形>が、切断する角度によって
      さまざまに異なって見えるように、つまり錐自体には何の変化もないまま、切断する角度に応じて円、楕円、放物線、双曲線がしょうじるように、不変かつ無限である現実の局面は、それを見る
      宇宙的角度によって、変化するように見える。この様々な意識の角度に対して、内世界の劣弱な呪辱は、ごくまれな例外を除いて、意識を支配する方法を学べないゆえに隷属している。
      禁断のものを学び取ったごくわずかな者だけが、これを支配する方法を漠然と知り、時間と変化を征服しているのである。しかし<門>の外にいる実態は、すべての角度を支配し、自らの意思するまま
      断片的な変化をふくむ展望や、展望を超越した変化のない全体性によって、宇宙の無数の部分を眺める。
      まとめると、ナイアルラトホテップは<門>つまりヨグ=ソトースの外側にいる実体であり、すべての宇宙の変化『宇宙的角度』を自由に支配する存在である。
      低次元の領域に住む者たちが変化と呼ぶ現象に隷属しておらず、そもそも、変化というものは外世界をさまざまな宇宙角度から見る彼らの意識の働きにすぎない。    
【長所】これだけの規模でありながらも、最後にやってたことはカーターを騙してアザトホースに突っ込ませるだけというお茶目っぷり。
    その策略もカーターの知恵で失敗に終わり、ついでにノーデンスにも勝利宣言されて、地球の神々に八つ当たりとしか見れない罵りをぶちまけるなどオチまでつけてくれている。
    話の流れ的に、ナイアルラトホテップが地球の神々に八つ当たり出来ている時点で、なんでもできるって証明ではあるんだが。
【短所】ラヴクラフト自体が這い寄るって言葉が好きなのか、他の未知の生物や人間もけっこう這い寄ってる。カーターも這いまわってる。
【備考】主人公であるカーターがカダスへ向かう際の障害とされ、ランドルフ・カーターを嘲笑うためだけに、アザトホースに突っ込ませようとした。
【戦法】常時全能超え、またルールにより0秒行動可能

参考

【名前】ヨグ=ソトース
【属性】〈一にして全、全にして一〉〈彼方なるもの〉全ての物の原型 門であり門の鍵であり門の守護者
【大きさ】不明(三次元で表す事が不可能)
【攻撃力】不明
【防御力】ヨグ=ソトースにとって「現実」や「変化」という事は幻にすぎない。
【素早さ】過去・現在・未来ということも同様に幻、時間という概念の外にいる存在である。
【特殊能力】
全ての宇宙的角度を支配する。これによりヨグ=ソトースは全能であり、(作中でちゃんと全能と言われている)
低次元の存在達が変化と呼ぶのはヨグ=ソトースの意識の働きにすぎない。(説明参照)
【長所】一つの次元に無数の宇宙がある世界観で無限次元以上の世界で全能
【短所】戦闘してない
【備考】敵が地球を旧支配者の支配する世界に変えるために呼び出そうとした存在
【説明】
ヨグ=ソトースは、人間であり非人間であり、脊椎動物であり無脊椎動物であり、植物であり動物であり
この宇宙にもいるし、別の宇宙にもいる。宇宙から宇宙へ漂う存在でもある。
また意識を持つとも持たないと言える。まさしく〈一にして全、全にして一〉である。
四角が立方体の断面であるように、あらゆる形態は四次元の類似する形態の断面である。
また、四次元の形態も、五次元の類似する形態の断面であり、また五次元の形態も~とこれを
無限回繰り返して到達不可能な高みの次元、存在の全的な無限の領域、数学も空想も凌駕する最果ての
絶対領域それそのものが、あらゆる世界と宇宙と物質を超越した至高存在たるヨグ=ソトースの本質である。
人間の世界(最初の世界)は四次元世界の無数の局面の一つに過ぎず、四次元も五次元世界の無数の…を繰り返す。
ヨグ=ソトースからみて、時間を含め全てのものに変化などなく、全てが同一のものであり、外宇宙的な見方の
角度が違うだけである。よってヨグ=ソトースが見方の角度を変えただけで
低次元の存在が変化と呼ぶ現象が起きる。
ようするに物をまったく別の物にする。当然だがヨグ=ソトースは無数の宇宙の角度を同時に見ている。

441 自分:格無しさん[sage] 投稿日:2013/01/05(土) 15:03:36.38 ID:+WHl1KFL [3/3]
自己考察

作中的に

アザトホース>ナイアルトホテップ>ヨグ=ソトース

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最終更新:2022年10月07日 21:26